野比 のび太

出典:ドラえもん
登場作品:本家のび太のBIOHAZARD他多数

  • 原作ドラえもん
『ドラえもん』の副主人公。東京都練馬区在住の小学4年生。アニメでは小学5年生だが、放送初期は小学4年生だった。
時間経過による成長は基本的にない。原作で唯一、全話登場している。

勉強は駄目、スポーツも駄目、何をやらせても冴えない少年。
物語は彼の不幸な将来を変えるために、未来の子孫であるセワシから、主人公であるドラえもんが送られたことから始まる。
以降、困りごとがあったり、トラブルに巻き込まれるとドラえもんに泣きつき、ひみつ道具に頼ろうとする。
それに応じて出したひみつ道具を応用することに関しては、時折天才的なひらめきを見せるが、結果的に失敗することの方が多い。

大長編シリーズおよび映画シリーズでは上に述べた欠点もあるにはあるが、これをカバーして余りある勇敢な少年として描かれる傾向がある。
このことは作品内でもスネ夫に、のび太は大長編だとかっこよくなるという旨のセリフを言わせている。
(この傾向はのび太に限らずジャイアン等にも見られ、俗に「映画版補正」などと呼ばれることがある。)

テーマソングとして「のんきなのび太くん」(作詞:ばばすすむ、作曲・編曲:菊池俊輔、歌:小原乃梨子)と「のび太くん0点」(作詞:マイクスギヤマ、作曲・編曲:沢田完、歌:大原めぐみ、セリフ:水田わさび) がある。
前者はテレビアニメ第2作1期、後者はテレビアニメ第2作2期の曲となっている。

よく小学生であるのび太が実銃を発砲したり、(例えゾンビ化しているとしても)人間を殺傷するのは不可能だ、と主張する人をみかけることがあるが、これは必ずしも正しいとは言えない。
こういった主張をする人々は、原作におけるのび太の能力や活躍を良く知らない場合が多いだろう。

原作漫画、とりわけ大長編においてのび太は天才的な射撃の才能を持っていると描写されている。
現に大長編「ドラえもん のび太の宇宙開拓史」においては、プロの殺し屋であるギラーミンと早撃ちで対決し、見事これに勝利をおさめている。
外典ではあるが、漫画「ザ・ドラえもんズ スペシャル」においては早撃ちの名手であるドラ・ザ・キッドからも一目置かれている描写もある。

原作「ガンファイターのび太」においては、西武開拓時代のアメリカにて村を荒らす無法者相手に実銃で立ち向かい、実際に2発命中させ無法者を殺傷している。
この際のび太は、相手を負傷させてしまった罪悪感や血を見た恐怖で失神しているものの、その活躍により保安官に任命され、その後再び無法者が襲ってきた際は、勇敢に立ち向かっている。
このケースをみれば、仲間を救うためなどいざとなれば実銃で人(それもゾンビではなく生身の)を撃つことも不可能でないことが分かる。
(ただしアニメ版では、「うわぁ、重い!本物ってこんなに重かったの?」と実銃の重さに驚くだけで、発砲する描写はカットされている。)

残念なことではあるが、現実世界においても海外ではのび太達とそう歳の変わらない少年少女が、銃乱射事件を起こしたり、少年兵として戦うケースもある。
拳銃に限らず、ライフルやロケットランチャー等も含めて物理的に子供が銃を撃つことが不可能だというわけではない。

そもそも、のび太達が生活している「ドラえもん」の世界は、雷に打たれたり爆発に巻き込まれたりしても、全身が煤まみれになって髪がボサボサになるだけで済むような世界である(=ギャグ漫画の世界)。
我々が住む世界の常識と彼らが住む世界の常識が一致するとは限らず、そういった議論をすること自体が不毛であろう。

よく、ドラえもんの主人公はのび太だろ、と主張する人もいるが、これについては原作者が生前のインタビューで「ドラえもんが主人公でのび太は副主人公」と発言している。

  • 本家のび太のBIOHAZARD
原作では副主人公であるが、本作では主人公として登場する。
作品のタイトルから分かる通り、本作品は劇場版ドラえもんシリーズに多用される、「ドラえもん のび太の○○」といったタイトル表記に、BIO HAZARDを当てはめたパロディー的作品である。
そのため、劇中でののび太の描写は原作やアニメ版のものよりも、大長編や映画版の様な、所謂「映画版補正」がかかった描かれ方をしている。

また作品の世界観やシナリオ展開が、ドラえもんよりもバイオハザード寄りとなっており、彼の台詞も原作バイオのキャラクターからそのまま借用されたものも多く、その結果原作ドラえもんの描写より冷静かつ大人びた印象を与えている。

尤も、これは本作だけに限らず、本作の製作者であるaaa氏の作品全般において見られる傾向でもある。
またaaa氏の作品に限らず、ドラえもんを題材にした二次創作作品においては、のび太が原作漫画、ひいては劇場版作品以上に「劇場版補正」がかかっているケースは少なくない。

  • kimeramode
何故かキャラクターの役割(というか存在そのもの)がそっくりそのままキメラに置き換えられているため、本作においては一切登場することはない。
「"のび太"のBIOHAZARD」派生作品において、この様なケースは非常に珍しい。

  • キルハウス編
本作は緑川 聖奈を主人公にしたミニゲーム作品であるため、のび太は登場しない。

  • 無理のないバイオⅤ、のびハザT
どちらものび太以外の視点から描かれた外伝作品であるため、のび太が全く登場しないわけではないものの端役としての役割に終始している。

  • 無理のないシリーズ
原作ドラえもんの世界観を入れたために、どちらかと言えばドラえもんよりになった。
だが、それもII以降では通じなくなっている。

野比 のび太(ダンテコスチューム)

出典:オリジナル(ドラえもん、デビルメイクライシリーズ)
登場作品:新訳版、最終闘、迷宮大消毒

  • 新訳版
主人公であるのび太が、アクションゲーム「デビルメイクライシリーズ」に登場するデビルハンター、ダンテの衣装を着たもの。
パスワードを入力することでのみ使用できる隠しキャラクターである。
対応するパスワードは「めいくらい」「ねばーくらい」「ますとだい」「だんておわた」の4つ。

  • 最終闘、迷宮大消毒
操作キャラクターの一人として参戦。
セワシ(バージルコスチューム)と対になるキャラクターである。

  • デマオンの逆襲
本作の主人公として登場。
他の作品と違い、全編通してこの姿で戦う。
過去作のアクションの他コマンドでさまざまな技を発動できる。







最終更新:2020年09月06日 00:26