意味を特定しきれていない語。
百詩篇第3巻74番(未作成)に出て来る Nolle は、他の地名との対比から言っても、
ナポリ(未作成)近郊の都市
ノーラ(Nola)であることは確実視されている
(*1)
。
しかし、
百詩篇第8巻38番の Nolle については、以下に見るようにいくつかの説がある(以下の説のうち、ル・ペルチエとローズは第8巻38番に限定しているわけではない)。
- アナトール・ル・ペルチエは、ラテン語の nolle(欲しない)、ナポリ近郊の都市ノーラ(Nola)、ギリシャ語 naulon(船荷)の3通りの読み方を提示していた
(*2)
。
- ジャン=ポール・クレベールは、ナポリ近郊のノーラか、ノーヴ(Noves ; アヴィニョンからもローヌ川からも近い町)の韻を整えるための変形かの2通りの読みを提示していた
(*3)
。
- マリニー・ローズは、ナポリ近郊のノーラか、ノラ(Naula)という旧称を持つサヴォワ地方の町ノリ(Noli)の可能性を示していた
(*4)
。
- エドガー・レオニは、ウル(Oulle ; アヴィニョンの水際地域)のアナグラム、ノエル(Noël ; クリスマス)の変形とする2つの説を提示していた
(*5)
。ピーター・ラメジャラーもこの2つの読み方を挙げている
(*6)
。
登場箇所