田窪勇人

 田窪勇人(たくぼはやと)は、日本のエンジニア*1、ノストラダムス研究者。
 在野の実証的ノストラダムス研究の草分け的存在の一人であり、「なまじの大学研究者よりも学問的良心をもって研究している」(竹下節子*2)、「おそらくアマチュアのノストラダムス研究家としては日本で最高レベルの知識の持ち主」(山本弘*3)といった評価の声がある。

 公刊された論考には
  • 「日本におけるノストラダムス受容史」(『ユリイカ』 1999年2月号 所載)
  • 「ノストラダムスの世界にみるハーブ」(『アロマトピア』 第53号 、2002年所載)
  • ノストラダムスの学術研究の動向」(『ミクロコスモス』第1集、2010年所載)
がある。
 また、2003年にサロン=ド=プロヴァンスで開催された展覧会のガイドブック『危機の時代に向けた予言(未作成)』(ジャン=ポール・ラロッシュ(未作成)編)では、参考文献のひとつとして、
  • 田窪勇人「ノストラダムス関連の日本語文献書誌(1969年-1995年)」(Takubo,Hayato. Bibliographie des livres sur Nostradamus en japonais (1969-1995), Hiroshima)
が挙げられている。これはミシェル・ショマラの依頼に応じて作成した私家版だったらしいが、フランスの実証的研究者の文献に日本人が貢献した稀有な例である。

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人物 研究者
最終更新:2010年03月16日 20:55

*1 竹下節子『さよならノストラダムス』

*2 竹下、前掲書、p.160

*3 山本 『トンデモ大予言の後始末』 p.271