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    <title>私設役所広司研究室（移行作業中）</title>
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    <description>私設役所広司研究室（移行作業中）</description>

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    <title>草燃える（疑問あり）</title>
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    <description>
      役所氏のテレビデビューは、一般的には下の「なっちゃんの写真館」となっている。実際、ＮＨＫ「トップランナー」に役所氏が登場した際も、デビュー作として紹介されていたことがある。

ところが、PoziさんのＨＰの記録コーナーには「草燃える」についての記載が初期からあった。事実なら「なっちゃん」の前年の大河ドラマに役所氏の出演があることとなり、これこそ真のＴＶデビューといえる。

その後、Yahoo!オークションで入手した、同じＮＨＫ制作による「ＮＨＫドラマガイド　宮本武蔵」の中の記事に以下のような記載を確認することが出来た。

----

『草燃える』『なっちゃんの写真館』などに出演したが、大河ドラマ『徳川家康』で織田信長役を好演し脚光を浴びる。

----

実際のところ、これだけであり役柄等までは触れられておらず、詳細は長らく不明であった。『草燃える』についてはＮＨＫでも原版がしっかりとは保存されておらず総集編以外で視聴は困難というのが長年の通説であった。

しかしながら、ここ数年視聴者からの情報収集が進み、スカパー「時代劇専門ＣＨ」で平成22年２～３月に初めて全話放送された。その時点では残念ながら放送情報を入手できずにいたが、同年10月からの通し放送については事前に情報入手でき、このためにここ数年停止状態だったＣＳ契約を復活した次第である。

そして本日（平成22年12月28日）全話放送の最終回を迎えたのだが、結論としては
**「普通に視聴した中では、役所氏の出演を確認することができなかった」


詳しくは
「出演者クレジットに『役所広司』と出たことはない」
「『○○広司』『橋本○○』というクレジットもない」
「一部で前半欠損の回があるが、見た限りでは役所氏の姿はない」
「かなり役所氏を意識して毎日画面に注視したが、発見できなかった」
というのが結論である。

可能性として「エキストラ的に出演している」ことはあり得ようが、率直に言ってそこまで確認する根気はない。
そもそも「エキストラ出演」ごときで上述のような紹介文が出てくるとは考えづらい。

こうなると、ライターが「次年度の大河ドラマ『獅子の時代』の出演（こちらはまともにクレジットされている）と混同した」という可能性を疑うべきなのかもしれない。

#right(){(H22/12/28)}









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    <dc:date>2010-12-28T21:33:50+09:00</dc:date>
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    <title>メニュー</title>
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[[経歴]]

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&amp;treemenu2(title=▼その他テレビ,none,flag=ex){うまいが一番|ガイアの夜明け|封印された三蔵法師の謎}

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&amp;treemenu2(title=▼オマージュ作品,none,flag=ex){スクールランブル|マハラジャスーパースター}

[[役所広司氏関連ニュース]]

&amp;blanklink(本宅){http://www.geocities.co.jp/Hollywood/4754/}

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**更新履歴
#recent(10)    </description>
    <dc:date>2010-12-28T21:24:30+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www42.atwiki.jp/runemac/pages/91.html">
    <title>武田信玄</title>
    <link>http://www42.atwiki.jp/runemac/pages/91.html</link>
    <description>
      #image(shingendvd.jpg,center)

最近は時代劇がめっきり少なくなってしまったような気がする。色々話を聞くと、時代劇の制作にはかなりの予算が必要となると言う。確かに衣装やらセットやら馬の手配やらエキストラやら考えると大変なものだ。しかしながら正月の時代劇というものは（確かに一時期に比べたら減ってきているが）やはり欠かせないところである。テレビ東京のいわゆる「１２時間時代劇」に代表される「英雄一代記もの」が毎年何本か制作されている。この「武田信玄」もそんな中の一本である。ストーリーは「武田信玄の生涯」であり基本的なところ（父親追放・諏訪家滅亡・嫡子追放・川中島「啄木鳥の戦法」・謙信との一騎打ち・上洛戦）を押さえた作りとなっている。

さて時代劇の役所氏というとどうしても「野人的」という印象が強い。信長しかり、武蔵しかり、千石しかり。まぁそのあたりに「オールドファン」は惹かれるのであるが。これはこの作品の制作当時（平成２年）は役所氏ご本人もそう考えておられたことは、ビデオ版に収録されている「メイキング」でも「武田信玄の役が回ってくるとは思わなかった」という言葉からもうかがえる。確かに一般に信玄というと「どっかと腰を据えた老獪な大物」という印象である。しかしながら信玄にも若き日があるわけで、この作品中の信玄像は上記の「野人的＝役所的」な印象を裏切らない性格付け・脚色がされている。同時期の信玄を描き出した大河ドラマの中井貴一の信玄とはエライ違いである。（それが中井信玄の持ち味であるが）
それら野人的な信玄を描いたシーンの中でも佐藤浩市演ずる上杉謙信との一騎打ちは圧巻。普通「信玄・謙信一騎打ちシーン」（史実にこういう場面は無いのだが）というと、白馬に乗った謙信が単騎信玄本陣に突入し、床几に腰掛ける信玄に斬りかかるが、信玄は軍配で謙信の太刀を受け、横から槍で信玄の家臣が応戦したため謙信は逃げる、という流れが多い。しかしそこは役所氏の信玄。軍配で受けるまでは同じだが、その後床几を蹴り倒し、刀を抜いて謙信に斬りかかる。管理人は色々なドラマでこの場面を見てきたが、積極的に反撃を行った信玄というのを初めて見た。これがまた役所氏的で格好良いのである。

若干くどくどと書いてしまったが、脇をかためるキャストも正月らしく贅沢な使い方（千葉真一の信虎・松方弘樹の今川義元ナドナド）で、「おとそ気分で」見る時代劇としてはなかなかツボを押さえた出来といえる。上記の通りビデオ化されている（前後編）ので、一寸したレンタルビデオ店で探してみるとよいだろう。
#right(){(98/07/13)}

以上はもう７年も前に書いたコメントであるが、その後ＤＶＤが発売されている。ビデオ版もレンタル落ち等でオークションに出てくる頻度も高くなっているようである。
#right(){(05/11/02)}















()    </description>
    <dc:date>2010-10-24T17:32:21+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www42.atwiki.jp/runemac/pages/90.html">
    <title>続・三匹が斬る！</title>
    <link>http://www42.atwiki.jp/runemac/pages/90.html</link>
    <description>
      #openclose(show=本シリーズ開始時の設定【02/10/23】){
&amp;color(red){殿様（高橋英樹）}
矢坂平四郎。尾張浪人。本人は一介の素浪人と話すも、浮世離れした言動・行動・容姿から、高貴な出であると疑われている。

&amp;color(red){千石（役所広司）}
久慈慎之介。薩摩浪人。生まれついての浪人であり、大名家への仕官を求めている。得物は「胴太貫」。蛇嫌い。

&amp;color(red){たこ（春風亭小朝）}
燕陣内。自称甲賀忍者の末裔とのことだったが、「三匹が斬る！」最終回で京都所司代だったことが判明する。しかし「続・初回スペシャル」において殺しの下手人にされ再び旅をする羽目になった・・とのことだが、リアルタイムでは観たものの詳細まではよく覚えていない。得物が槍から投げ縄に変わっているのも何か背景がありそうなのだが。

&amp;color(red){お千（藤代美奈子）}
「続・初回スペシャル」で登場し三匹と旅をすることになるのだが、今回のＣＳ再放送では初回スペシャルはカットされている。たこと同じくリアルタイムでは観ているのだが、よく覚えていないのでコメントできない。}















()    </description>
    <dc:date>2010-10-13T21:24:46+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www42.atwiki.jp/runemac/pages/89.html">
    <title>三匹が斬る！（２／２）</title>
    <link>http://www42.atwiki.jp/runemac/pages/89.html</link>
    <description>
      #openclose(show=第11話「大逆転　絹街道の　美女と悪い奴」){はじめにタイトルについて少々。「絹街道」は「シルクロード」と読ませる。時代劇にあるまじきタイトルだが、もともと考証で行けば変なところが多い（殿様が「自由」という台詞を言ったり、たこの売る薬の名前が横文字っぽいものだったり）作品であり、後にはシリーズ名自体を「ニュー三匹が斬る！」とするところまで行きつくのだから「考証」ということはこの作品については気にしてはいけない。

殿様は浪人と渡世人の喧嘩の仲裁に入る。その時の堂々とした言動・態度から、見物人は殿様のことを身分の高いものであると早合点する。宿場にやってきた殿様は、この宿場を牛耳っている絹問屋信濃屋に丁重な歓待を受ける。殿様は巡察使と間違えられていたのだ。一方信濃屋に雇われていた千石は突然クビとなり、たこは商売を禁じられ、おけいは折角ありついた鯛の尾頭付きを取り上げられてしまう。そのいずれも殿様が原因なのだった。巡察使に間違えられたまま信濃屋に連れられて宿場をまわる殿様。一見平和そうな町であったが、裏には何かありそう。殿様が視線を感じた先には一人の男がいた。この男の名が佐助ということを知った殿様は、千石・たこ・おけいに佐助を探させる。三人が佐助に事情を聞いたところ、この宿場は数多くの絹問屋で栄えていたが、信濃屋の強引なやり口に他の店はつぶされ、最後に残った自分もイカサマ博打にはめられて財産を失うところか、妻のお袖までもが信濃屋のものにされてしまったのだといい泣き出す始末。あきれた千石はその場を立ち去ってしまう。その頃本物の巡察使が宿場にやってきた。このことを知った千石が殿様に知らせに走るも、一歩及ばず囚われの身となってしまい拷問を受ける。しかし殿様自らの機転とお袖の手引きにより何とか脱出に成功。今後の対処策を三匹・おけい・佐助が話し合っているところに信濃屋から「お袖を人質として預かっている」という連絡が届き、再び泣き出す佐助。三匹は信濃屋に乗りこむことを決めるが、事前に一案考えた殿様。巡察使を使い、お袖の救出に成功した上で乗りこみ信濃屋以下の悪党を斬る！　しかしここで終わると思いきや、佐助は三匹のことを事前に代官所に密告していた。自らが信濃屋になりかわることを狙い、はじめからお袖も犠牲にするつもりだったのだ。代官所の捕り手に取り囲まれた三匹。とりあえずこの場を脱しようと、たこは煙玉を投げるが火薬の分量を間違えていたため大爆発し代官以下全滅となってしまう。何とか助かった佐助も、殿様により一刀のもとに斬られる。「恨むなら俺を恨み、亭主は良い人だったと思え」とお袖に言う殿様であった。

&amp;bold(){今回の千石}
信濃屋の用心棒をクビになるシーン、煙管をふかしているのだが、いかにも似合わない感じが出ていて面白い。佐助が信濃屋のやり口を泣く泣く語る場面では、そのあまりの女々しさに飛び出してしまう。いかにも千石らしいところだ。お袖が拉致されたと知った場面では、またも女々しさに嫌になるが、「ここで名を挙げれば仕官の口も出てくるかも」という非常に打算的な一面も見られる。(02/08/27)}

#openclose(show=第12話「信濃路は　鯉や鯉やで　恋わずらい」){道に迷った千石は、偶々見つけた廃屋で一休み。ところがそこには謎の侍一団が潜んでおり、千石は襲撃されてしまう。短筒を向けられ絶体絶命。その時そこにいた若い女に命乞いされ、殴られただけで何とか命は助けられ、河原に気を失って倒れているところをおけいに見つかり助けてもらう。道すがらたこにも出会うが、そこに人探しの張り紙が。国家老別所頼母の娘ちはやを探しており、見つけ出したものには五十両を大黒屋が支払うという内容。この尋ね人が廃屋にいた若い女であることを確信した千石はにんまり。彼らがやってきた岩田宿は、鯉が名産として名高い地。鯉大人こと大黒屋は藩の財政を握り横暴の限りをつくしている。岩田藩では将軍家に錦鯉を献上することになっていた。この鯉を譲ってもらうよう別所に申し出た大黒屋であったが、献上品ということで断固拒絶されてしまう。とりあえず行方不明になっている家老の娘の名と同じ「ちはや」という名を付けて満足したふりをしていたが、どうしても欲しい大黒屋は城内の内通者の手引きにより盗みだすことに成功する。翌朝「ちはや」が無くなったことで別所は狼狽。そこに千石が現れ、娘のちはやの居所を知っていると申し出るも、ちはやより鯉の「ちはや」を探してくれと言われてしまう。これより先、殿様は鯉を釣ろうとする少年に出会っていた。少年に釣りの番を頼まれた殿様は、大黒屋の手下に言いがかりをつけられるが返り討ちに。更に追いかけてきた用心棒と斬り合いになるが、腕の立つことを察知した用心棒に連れられ、大黒屋の用心棒として雇われ別所の娘のちはや探しを依頼される。その頃ただ食いの代償としてたことおけいは料亭錦屋に下働きしていたが、その生簀に偶然錦屋に「ちはや」が泳いでいるのを発見していた。鯉探しがどうにも性に合わない千石と、大黒屋に千石で仕官することを約束された殿様は互いの依頼を交換することにする。殿様は再び大黒屋の手下に追いかけられていた少年を助ける。少年は別所の家に養われている子供であった。藩財政の悪化から、家老である別所の生活も困窮しており、病に苦しむ妻に薬を買うことも出来ない始末。それを見ている少年は鯉の生き血が病に効くという話を聞き何とか鯉を入手しようとしているのだった。いよいよ鯉を見つけることを断念した別所は、切腹の場に臨む。そこに冒頭で千石を襲った一人である男がやってくる。男の名は高倉と言い、岩田藩の藩士であった。悲壮な覚悟で介錯を引き受けるが、死に水を取る桶に何と「ちはや」が泳いでいた。これは殿様の働きであったが、こうして別所は一命を取り留める。一方千石は件の廃屋へ。ちはやを連れ出し、追ってきた一団は密かに千石の後をつけていた大黒屋の用心棒たちにより皆殺しとなる。千石はちはやを助け出したつもりでいたが、実際は大黒屋に結婚を迫られていたちはやを別所の指示のもと藩士達でかくまっていたのだと知り、後悔の念にかられる千石であった。ちはやと山中をさまよううちに、ちはやにほのかな恋心を抱く千石。何とか殿様・たことも合流し、大黒屋にのりこみ一味を斬る！　そこにちはやと高倉が現れる。何と二人は許婚であったのだ・・

&amp;bold(){今回の千石}
何と言っても惚れっぽさ。ちはやに「幼いときからずっと知り合いだったような気がする」と語り、ちはやも「私もそう思います」と返すなど、いい仲になったように思わせておいて最後のオチ。許婚であることを聞いたときの表情・ラストシーン河原で呆然と川の流れを見る姿が悲しい。聞くところによれば、千石が女性に惚れて、いい仲になるもうまくいかないというパターンはかなり多いとのこと。蛇嫌いの点といい、三匹の中で最も作り手が色々「いじりやすい」のが千石のキャラということなのだろうか。その他では高倉役に毎度お馴染みの益岡氏が出演されている点が着目される。(02/08/27)}

#openclose(show=第13話「冬椿　越すに越されぬ　女郎坂」){例によって空腹の千石。地蔵を見つけお供え物を期待。そこに若い女が現れるが、絵馬だけしか供えない。「食べ物は供えないのか？」とたずねる千石に、この地蔵は足抜けをしようとした女郎の霊を供養するための「足抜け地蔵」なんだと話す。
千石が宿場に入ったところ、火事が起きていた。天狗の面をかぶった一団（天狗正）が押し込み強盗を働いていたのだ。千石はその中の一人を斬り捨て、一人の面を斬り顔を見る。更にもう一人出てきたところを捕まえようとするが、その人物から足抜け地蔵で出会った女の持っていた鈴の音が聞こえ不審に思う。翌日千石は代官所に呼ばれた。昨夜の働きから仕官を打診されるも「千石でなければ」とあっさり拒否。その代わりに五十両で天狗正一味を捕まえることを依頼される。その金で千石はヤクザ甚平がしきる女郎屋でどんちゃん騒ぎ。この際足抜け地蔵にいた若い女がここで下働きをしているおみねであることを知る。おみねは千石を殺そうとするが相手にならず、逆に騒ぎを聞きつけてやってきた甚平の手下からおみねを守る千石であった。一方殿様は女郎の死体を運んでいた峰雲寺の住職良寛と出会う。良寛から代官のやり口を聞き、怒りを覚える殿様。そこに川に落ちたおけいを助けた村の青年清二郎がやってくる。清二郎は千石が顔を見た「天狗正」の一味であった。
おみねが押し込みの手引きをしていることを知った千石は、組織の背景を聞き出そうとするが拒否される。翌日千石は甚平の手下とともに村へ。新田開発をめぐって村の娘達が女郎にされ、代官が私服を肥やしている構造を知るも、何も出来ずイライラする千石。そこに天狗正の一人が現れる。連れ去られようとする娘達を解放することには成功するも、千石により囚われる。この天狗正は清二郎であった。娘達は足抜け地蔵のところまで逃げてきたところをたこ・殿様に助けられる。捕らえられた清二郎は翌日処刑されることとなった。娘達から代官側の用心棒に千石がいることを知り、慎重に構える殿様・たこ。「天狗正一味が助けに行くだろう」という殿様の考えに対し、「来はしまい」と答える良寛の態度から、殿様は良寛が天狗正の一味であることを察知する。その夜、一人寺を抜け出し代官陣屋に向った良寛。同じころおみねも一人清二郎を助けようとしていた。それを察知し代わりに清二郎を助け出す決心を固めた千石。こうして三匹が代官所に集結し、悪党一味を斬る！　千石は代官所にあった小判を女郎達に盛大にばらまく。女郎達は解放され、おみねも清二郎と結ばれ一件落着。

&amp;bold(){今回の千石}
途中から自分が悪党側についているということがわかりイライラ感が募っている様子。しかし最後の段階まで裏切らないのは、村人側が押し込みという反社会的行動をしていることに対する考えがあったのだろう。代官側は悪事をはたらいているとは言っても一応は法を守っている。一方押し込みは明らかな反社会的行動だ。キャラの雰囲気からすると意外だが、千石は殿様やたこと比較して「反社会的行動」に厳しいところがあるように見うけられる。(02/09/03)}

#openclose(show=第14話「まぼろしの　母を訪ねて　地獄旅」){かつて大盗賊として名を轟かせていた夜烏の藤兵衛は、盗賊稼業から足を洗い炭焼き小屋に息子の良吉と住んでいた。藤兵衛には数万両の隠し金があるとの噂がある。このためかつての部下であるムササビの喜平次の手下に拷問を受けるが、もみ合いの中で自ら首の血管を切り自殺。逃げる良吉を一味が追いかけていたところに殿様が通りがかり、良吉を逃がす。
おけいは川沿いに倒れていた良吉を助けた。山２つ越えた宿場にいる父親に会いに行く、父親は三万両の隠し金があるからお礼ははずむと言う良吉と一緒に山越えをすることとなる。一方たこから夜烏の藤兵衛の隠し金話を聞く千石。最初は無関心を装うも、10万両（話に尾ひれがついていることに注意）と聞いて目の色を変える。そのころムササビの喜平次は良吉が母親のおせいが下働きしている「竜神の湯」に向うと予想し、旅の隠居（姿格好・連れが２名・笑い方等の特徴から「水戸黄門」を意識していることは明白。スタッフの遊び心がみえる）に変装し先回りしていた。この竜神の湯に来ていたたこと千石は、おせいの仕草から只の下働きではなく藤兵衛の仲間ではないかと予想する。
一方のおけいと良吉。山中に潜んでいたムササビ一味に襲われるが、またも殿様により助けられる。とにかく先を急ごうとする良吉に対し、安全策をとるべきと説得するおけい。金をやるんだから言うとおりにしろと命令する良吉を殴るおけい。金よりも大事なものがあることを改めて知らされた良吉は、おけいに実は父親は殺され、母親に会いに行くのだという事実を話す。母親に会いに行くと話しても金にならないから協力してくれないと考えての嘘だった。
おけいと良吉は無事宿屋にたどり着き、おせいと感動の再会。しかしこれより前ムササビ一行はこの宿に現れていた。ここでもこの一行の怪しさを感じる千石。ムササビの手下は良吉の姿を見つける。一方殿様は道端でムササビの手下を捕まえ事情を問い詰めていた。おせいはムササビと通じ「つなぎ役」をしており、実は良吉の実母ではなく、隠し金のありかを聞き出して殺してしまう寸法だったのだ。殿様は事情を千石・たこ・おけいに語り、おけいはおせいに説得を試みるも聞き入れられない。千石・たこにまとわりつかれ、抜け出したところをムササビ一味に捕まり土蔵に隠れていたムササビの前に突き出される良吉。そこにおせいも連れてこられ、隠し金のありかを言わなければ殺すと脅されるが、「実の母親で無いんだから話すことはない」と良吉に言うおせい。事態を察知した三匹であるが土蔵の中にいるだけに手出しが出来ない。いよいよ絶体絶命となるも、たこの機転により中は混乱状態に。それに乗じた三匹は土蔵に乗り込みムササビ以下の悪党を斬る！　おせいが言ったことも自分を助けるための方便だったと考える良吉。こうしておせい・良吉は実の親子として竜神の湯で生活することとなる。別れ際隠し金のことを良吉にたずねるおけいだつたが、そもそも隠し金なとどいうものは最初から存在せず、結局は人間の欲が生み出した幻想であったこともわかり、一件落着。

&amp;bold(){今回の千石}
今回の千石はおせいやムササビの正体をいち早く察知するなど、非常に推理や直感が冴えている部分が目立つ。となるとシリアスタッチなのかと思いきやそうでもない。隠し金のありかを探ろうとたこと一緒に良吉にまとわりつく場面・ムササビ一味を斬り捨てた後に穴のあいた酒樽から勢いよく流れ出す酒をそのまま飲んでしまう場面など、「やっぱり千石らしいや」と思わせる部分も多い。(02/08/28)}

#openclose(show=第15話「信玄の　亡霊見たか　おしゃれ鳥」){おけいは街道の茶店のばあさんに「この先の赤目村は鬼が出るから近寄らないほうが良い」と忠告される。その頃殿様は一人街道を歩いていたが、３人の浪人にいきなり斬りつけられる。２人を撃退したところで相手側から待ったがかかり、案内された先には浪人の一団と千石がいた。実は代官所の手配りで赤目村で悪行をつくしている「鬼火一族」なる虚無僧集団を征伐すべく、浪人を集めているのだと言う。千石に誘われるも、様子を見てからにしたいと断る殿様。
赤目村に着いたおけいはたこと出会う。この村は甲斐武田家の子孫が住む隠れ里だというとだが、道には誰一人として歩いていないさびれよう。そこに場違いな九官鳥が飛んでくる。つかまえた２人が不思議に思っているところへ若い女性が現れる。この女性はおさと、九官鳥は彼女が飼っている官太郎で、逃げ出したところを探していたのだと言う。「カガミ、カガミ」が口癖で、おさとが持っている手鏡を見せると機嫌が良くなる。助けてくれたお礼に自宅に一番泊めてくれるとのことで、これ幸い話しに乗ったたことおけい。おさとの父は庄屋武田赤右衛門で、武田家の子孫としてお家再興を頑迷なまでに真剣に考えている人物であった。
その頃殿様も赤目村に到着。しかし村が何やら騒がしく、入った旅篭でも早々に戸締りを始めだした。様子を見ていると虚無僧の一団が現れた。この一団が「鬼火一族」であり、庄屋の赤右衛門がだけが知っている武田家財宝を狙い口を割らせようと村人を痛めつけている。この日も村人の家が焼き打ちされてしまった。それでも断固話そうとしない赤右衛門。娘を人質にすると脅された赤右衛門はたこを護衛に山荘に身を隠させる。しかし水を汲んでいたところを拉致されてしまう。
代官柿崎は、気弱な男であり、赤右衛門のところに行ってもただ弁解するばかりであるる。代官がおさとが拉致されたことを話し、護衛のため隠し金のありかをたずねても赤右衛門は教えない。この状況を見た殿様は、単身乗り込み赤右衛門を武田信玄の故事を交えながら説得するも答えない。
一方千石たち浪人はおさとが拉致されたことで征伐をあきらめた代官によりお払い箱となってしまう。文句をつけに行くも、残された道は切腹のみだと語る代官の決意を聞き改めて地獄谷突入を決意する。しかし千石たちは待ち伏せていた鬼火一族の襲撃を受ける。そこで仲間に加わることを持ちかけられ、是非も無くしたがうこととなる。実は鬼火一族とは頭領の鬼火玄斎が浪人たちを集めて作り上げた一団だった。早速村の襲撃に千石も加わることになる。千石は途中で抜け出しおさとを助け出そうとするも玄斎に見つかり一緒に牢に入れられてしまう。
一方村の襲撃をはかっていたグループは赤右衛門の屋敷の門前で脅していた。ひとり反撃を試みた赤右衛門は斬られ、「九・官・鳥」と言い残し絶命。代官も交えてその謎を解こうとするが全く手がかりが無い。翌日山中をさまよっていたたこと官太郎が村まで帰ってきた。相変わらず「カガミ、カガミ」と言う官太郎に鏡を見せようとしたが、鏡は帰ってくる途中でひび割れてしまっていた。しかしそのひび割れに注目した殿様は、財宝の古地図が隠されているのに気づく。この古地図と現在の地図とを照合しに代官所に行った殿様は、下役から代官が最近何かと留守がちであることを聞く。たこと共に地獄谷に乗りこむ殿様。官太郎を見て「その九官鳥は宝のありかを知っている」と言った玄斎が代官の柿崎であることを看破、混乱の中千石も脱出に成功し鬼火一族を斬る！　結局のところ財宝の地図は作成された数年後の地震により近隣の地形が変わったことで、役に立たないものとなっていたのだった。助け出されたおさとは平和な村にしていくと三匹に語り、一件落着。

&amp;bold(){今回の千石}
浪人たちとの会話から、千石の刀が「胴太貫」であることが判明する回。牢に入れられた時点で刀は取り上げられていたが、最後の斬り合いの中で自分の刀を使っている浪人を見つけて怒り出す様がコミカル。刀に対する執着という面で「盤嶽」との共通点が見出せる。(02/08/28)}

#openclose(show=第16話「二人妻　討つか討たぬか　蒸発侍」){殿様は街道脇で仕込杖の稽古をしているしのと出会う。しのは陸奥一関から人をたずねて旅をしていると言う。殿様・おけいと共に旅を続けることに。
宿場で商売をしていたたこは、この宿場を仕切る毘沙門一家の用心棒たちに痛めつけられる。たこはメンバーに千石の姿を見つけるが、背に腹は変えられんと答えるのみである。用心棒たちの横暴を見た侍が日頃の恨みとばかり斬りつけるが、リーダーの石塚伝蔵により斬り捨てられる。この光景を見ていたしのの姿を見とめた石塚は、「この宿場にいる三枝には会ったか？」と答える。しのの探していた三枝晋八郎は、父親の仇である石塚を倒すべく郷里を出発、一向に帰らないことから許婚のしのも旅に出ていたのだ。
しのは晋八郎と再会するが、飲み屋で働くおりんと暮らし、手習いの師匠となっていた。しのは晋八郎の姿勢を問い詰めるも、自分は仇討をする気が無いと答え、しのはショックのあまり自殺しようとするがたこに止められる。仇討をネタにかわら版で儲けようとしていたたこは仇討が無いとなると大損してしまうことから、殿様に仇討の助勢を依頼する。しかし仇討や武士道に対する疑問を語る晋八郎に対し、自らも「武士の習いやしきたりに縛られるのが嫌だからこの有様だ」と話す殿様は納得してしまう。それならと今度は敵方にいる千石に依頼。石塚のことが気に入らなかった千石は仇討が仕官のネタになることを考え助勢を快諾、「仇討をするのが武士の意地ではないか」と晋八郎説得するも結局断られてしまう。
これより先、千石に「仇討に助勢する」旨を宣言された石塚は、翌日晋八郎のところに現れ挑発するが、やはり本人にやる気は無い。晋八郎はしのに「おりんは自分の子を身ごもっており、その子のためにも死ぬわけにはいかない」と話す。またもやショックを受けるしの。この状況ではしのは自殺してしまうと考えた殿様は、何とか晋八郎に仇討させることを計画する。しかしそれを察知した石塚は、晋八郎を失いたくないおりんの弱みにつけこみしのを呼び出させ、乱暴をはたらく（おけいはそれを目撃し殿様・たこを呼びに行くも間に合わない）そのことを目撃し後悔し涙を流すおりん。おりんから事情を聞かされた晋八郎は怒りに任せて石塚のところに向かうが、待ち伏せされあっさり返り討ちとなる。石塚の悪辣な行為に激怒した三匹は、しのを名代として石塚を急襲、しのは見事仇討を遂げる。

&amp;bold(){今回の千石}
仇討を仕官のネタにしようとする打算的一面からの発言とはいえ、武士道に対する殿様との主義の相違がここでも見られる。達観した殿様と比べて非常に俗人的で、一寸イヤな奴にも見える。最後の場面では晋八郎の死により仇討を仕官の手づるにしようとしたことを反省しており、視聴者も納得の行く展開か。(02/08/27)}

#openclose(show=第17話){

&amp;bold(){今回の千石}
}

#openclose(show=第18話「父と娘の　生き血を絞る　にせ大名」){殿様は浪人と侍の立会いの場にやってくる。どうやら大名家への仕官の最終試験らしい。しかし浪人は返り討ちとなり、「剣の腕が無いものに仕官はかなわない」と言われる。「妻さえ犠牲にして仕官に賭けたのだ」とすがる浪人だったが、相手にされない。翌日この浪人夫婦が道端で自害しているのが見つかり、殿様は不審に思う。この大名家とは明石藩の落胤である松平直憲の一行で、お国入りに際し浪人を召抱えているのだと言う。この情報を知ったたこは、次の宿場に先回りし浪人相手にひと儲け企む。この話を聞いた千石は、たこに対し怒るも、仕官の口ということもあり協力することに。千石はこの仕官活動の過程で浪人牧野源五右衛門とその娘ちずると知り合いとなる。
千石は直憲の家老から支度金を要求される。この話を聞き不審に感じている殿様は手を引くよう忠告するが、千石は聞き入れない。同じ頃牧野の元にも支度金の要求が来ていた。千石は金を集めるべく丁半博打に誘われるが、逆に身ぐるみはがれてしまう。一方牧野は刀を売ろうとするがなかなか目標の額とならない。殿様は牧野に対しても忠告するが、「真実であると願いたい」と聞き入れない。
状況打破の為に殿様は明石藩の縁者の姿をして直憲一行の陣屋にやってくる。一通り問答し、偽者であることを看破しつつもとりあえずその場を立ち去る殿様。一方牧野は再び金を要求され激怒、使者を追い返すが、その状況を見たちずるは父親のためと信じ直憲に身をささげる。ちずるが帰らないことから直憲の陣屋に乗りこんだ牧野。立会いを求めるが「それなら真剣でやろう」と逆に申し出られ、刀を売ってしまって竹光を差していた牧野は斬られ、ちずると共に自宅で自害した格好となっているのが見つかる。一方殿様は明石藩に早飛脚を出して事情を確認していたが、一行が真っ赤な偽者であることが判明。激怒する三匹は、街道沿いに待ち伏せし偽大名一行を斬る！

&amp;bold(){今回の千石}
仕官の為に金を借りようとしたことに対し、話がおかしいと忠告する殿様に対し「もう浪人暮らしは沢山だ、裕福に暮らした貴様に何がわかる」と切実な訴えをする千石。熱のこもった場面である。話は外れるがこの千石に対し、「だからわかることもある」と返す殿様の台詞に「オヤ？」と思ったのは私だけではないだろう。そもそも殿様の出自についてはたこが想像しているに過ぎないのだが、殿様自ら自分が裕福な暮らしをしていたと認めている箇所なのだ。
次の場面、博打で身ぐるみはがれた（何故か最も金になりそうな胴太貫は無事である）千石とたこは、案山子の着物を着る羽目に。結局最後の斬り合いまでこの姿のままである。何とも情けない姿だが、こういう衣装でも流石に役所氏だと絵になるものだ。(02/09/2)}

#openclose(show=第19話「春一番！　旗本三悪人　ころし節」){千石は商家に押し込み強盗が子供を人質に立てこもっている状況に出くわした。礼金１０両ということで早速救出を試みようと木に登り様子をうかがっていたところ、ちょうど通りがかった旗本一行が短筒で強盗を射殺、手柄を横取りされてしまう。子供を助けてくれたお礼にと１０両を差しだした商家の主人に対し、逆に千両よこせと悪態をつく始末。この旗本はリーダーの加賀爪他２名とその一行で、江戸での乱行がたたり大坂勤番を命ぜられたが、赴任途上の道々で乱行を繰り返していた。
一行はかねてより因縁の有る唐木藩に意趣返しをしようと何やら企んでいる様子。加賀爪は現在唐木藩主の奥方となっているお静の方（この頃は遊女であった）を巡って争いとなったことがあり、そのことを根に持っていたのだった。その頃唐木藩では浪人たちの暴動が各地で発生、そのとばっちりで殿様も捕まってしまう。この浪人たちは加賀爪により金を渡され煽動をはたらいていたのだった。加賀爪一行への対策を練り、誤って捕らえていた殿様に始末を依頼したが「始末が済んだ後自分を殺すつもりだろう、藩というもののそういう体質が嫌いでな」と断る。その場で始末されかかるが、藩主に止められ解放される。一方加賀爪一行が宿泊する旅篭で下働きをしていたおけいは３人の姿を見て青ざめる。実はおけいの友人が３人に乱暴され、それを苦に自殺していたのだ。
その頃国家老が加賀爪のもとに単身談判にやってきた。「切腹すれば退去する」という言を信じ腹を切る家老だったが、もとよりそんな約束を守る気は無く、逆に「公金２万両・お静の方」を渡すよう要求、要求が聞き入れられないようなら一刻ごとに一人ずつ住民を殺していくと脅迫する。
おけいは闇にまぎれ３人を殺害しようと忍び込むが、逆に捕まってしまう。手に詰まった殿様と千石は無為に将棋を指している。しかし何かひらめいた殿様は城中へ。お静の方が単身城を抜け出そうとしている姿を見かけ、引きとめるとともに、女駕籠を用意させる。
刻限がきた。最初の犠牲者として道端に放り出され短筒の標的となるおけい。そこに千石が現れ、「仲間になりたい」と時間稼ぎをするが「それならその女を斬れ」と命ぜられ苦慮。そこにタイミングよく女駕籠がやってくる。駕籠の中に殿様がいることがわかった千石は、居合わせた浪人を脅迫し駕籠と共に旅篭の中へ。駕籠の中が殿様であることがわかり仰天、混乱の中浪人たちと旗本を斬る！　やってきた藩主には「酒席の諍いで突如旗本と浪人たちが斬り合いを始めた、自分たちは何もしていない」と答え、誰もお咎めを受ける立場に無いこととなり、一件落着。

&amp;bold(){今回の千石}
加賀爪一行に道端で遭遇した千石とたこは、自分たちを馬鹿にする旗本たちの態度に反発する。そんな２人を見て、小判を道に投げ捨て「拾ったら仲間にしてやる」と加賀爪がもちかける場面。「武士の面目というものがある」と断固拾わない千石に対し、「我々がいなくなったところで拾うに違いない」と吐き捨ててその場を立ち去る一行。このやりとりを見たたこは「拾わないの？　じゃあ俺が拾うよ」と言ってこの小判を拾う。そのたこが拾った小判を千石が横取り。「拾わないと言ったじゃないか」というたこに対し、「だからお前に拾わせたんだ」と答える千石。本音と建前を使い分けているコミカルな場面である。(02/09/3)}

#openclose(show=第20話「かごで行く　噂の名医は　吸血鬼」){殿様は旅の母娘が駕籠かきに不当に金を要求されているのを助ける。二人は以前世話になり現在和田倉藩の典医となっていね法源にお礼に行くため江戸から旅してきたと言う。殿様に痛めつけられた駕籠かきの親分寅蔵は、そんな自分を優しく介抱してくれたお絹に人目ぼれ、一緒についていくこととなる。一方千石は歯痛に苦しんでいた。法源が名医であると聞き、治療を受けようと屋敷に乱入。法源が万石の大名となる野望を持っていることと、剣の腕に感服し心酔する。これと前後してお絹母娘は法源に会いに行くが、多忙とのことで追い返されてしまう。
法源は典医として勤めていたが、その裏で側室と共謀して藩主を亡きものにしようと企んでいた。本当の法源は既に殺されており、今いる法源の本名は岩本源蔵、真っ赤な偽者だったのだ。偶然そのことに気付いたお絹は殿様の働きもあリ何とか捕らえようとする法源の手先から逃げ出すも、代わりに娘のおみつが捕まってしまう。
その頃再び歯痛がぶり返した千石はまたも法源のもとへ。薬を与えられるが今度のそれは「牛一頭殺す毒薬」であった。千石は実験台にされたのだ。瀕死の状態となり、簀巻きにされおみつと共に蔵に押し込められる千石。
一方お絹は殿様に法源の正体を語る。それを聞いていた寅蔵は、おみつを助け出そうと法源の屋敷に入り込むが失敗し斬殺される。翌日河原で死体が見つかった。家に運ばれた死体にお絹の着物をかけてやるたこ。
側室一行が法源の屋敷にやってきた。おけいに治療を訴えさせたドサクサに紛れて潜入した殿様。その頃まさに死にかけの千石は、おみつの助けも借りて何とか脱出に成功する。ここに三匹集結し、悪党共を斬る！　心配された千石であったが、１ヶ月の養生後奇跡的に回復し旅を続けるのであった。

&amp;bold(){今回の千石}
10話に続きまたも歯痛。どうやら虫歯は千石の持病ともいうべきもののようだ。
毒を盛られた時の七転八倒の苦しみようが何ともリアル。続いて脱出を果たし法源の前に現れた瞬間の表情が凄まじい。とても娯楽時代劇とは思えない殺気が漂う表情である。役所氏がサラリーマン俳優だなんて言っている輩に見せてやりたいものだ。(02/10/23)}

#openclose(show=最終話){今回のレポートはＣＳ「時代劇チャンネル」での放送に拠ったものである。
ところで「三匹」の再放送でいつも問題になるのが「スペシャル版」の取扱だ。地上波において再放送されたことは殆ど無く、「敵役は誰だったか」が話題になっているぐらいである。確かに最終回や初回がスペシャル版になるということは、人気のバロメーターを示すものである。しかし一方で「一話完結」が基本の時代劇において「尺の長いスペシャル版」は再放送の際に「尺が違っており放送しづら」く「どうせ１話完結だし１話や２話カットしても困らないだろう」という安易な考え？から地上波においてはカットされ続けているようだ。
その点ＣＳは番組枠の自由度が高く、完全放送が期待されていたのだが現在のところスペシャル版の放送は残念ながら無さそうだ。こうなると何か別の事情があるのかとも思いたくなる。
問題はこの【三匹！最終回】と【続・初回】はたこの正体判明と、なぜ再び三匹が旅に出ることになったのかという部分に触れられているだけでなく、おけいの結末やお千の登場など、カットするとよくわからなくなる部分がかなり多いのだ。それをあっさりカットしてしまうのだから困りものである。
というわけでこの回のレポートが書けるのはいつになることやら。(02/10/23)}














()    </description>
    <dc:date>2010-10-13T21:19:51+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www42.atwiki.jp/runemac/pages/58.html">
    <title>三匹が斬る！（１／２）</title>
    <link>http://www42.atwiki.jp/runemac/pages/58.html</link>
    <description>
      #openclose(show=シリーズ総論【02/8/27】){今でこそ役所氏といえば「現代劇・映画」俳優という印象が一般に持たれているが、この評価と全く異なるベクトルの「時代劇・テレビ」俳優だった時期もあることは今更言うまでもない。その代表的作品が「三匹が斬る！」シリーズである。近年一部を除き絶滅状態にある「チャンバラ時代劇」の典型的作品だ。ただこのシリーズの他と一寸違うところは、三匹がそれぞれ絶対善として悪人を懲らしめるという単純なストーリーではないことだ。ある事件に対し最初は三匹がバラバラに遭遇する（殿様⇒善側・千石⇒悪側・たこ⇒真相を知るキーマン・というパターンが多いがそうでないこともある）が最後には悪側を斬り捨ててめでたしめでたしというのが基本線となっているが、善側・悪側双方に三匹の誰かを配置することで、善悪双方の人間関係を当事者として描き出すこととなりストーリーに深みをつけている。さらに、善側といってもこれまた「絶対善」としては描かれず、善側故に持つ「問題点」を鋭く指摘する場面（典型的な武士道を批判する箇所が多いことに着目すべきだろう）も多い。こうしたところを見ても、単純なチャンバラ時代劇ではないことがわかる。

加えて三匹それぞれのキャラが際立っていたことも特筆されるべきだ。高橋英樹氏・役所氏・春風亭小朝氏それぞれに個性が十分にあったからこそ、三人のうちの誰かに他の二人が引っ張られたり、一人が置いて行かれたりというようなこともなく、絶妙なバランスをとった作品として成立していた。後期には役所氏・高橋氏がそれぞれ他の仕事で抜け、ピンチヒッター的に近藤真彦氏が穴埋め的出演をするシリーズもあるが、どうにも違和感があり実のところ筆者は本放送・再放送ともにこれまでほとんど観ていない。所詮近藤氏は役所氏・高橋氏の代役をつとめ得るだけの器ではないし、そんな作品を放送するのならいっそのこと休んでしまったほうが良かったとさえ思える。

時代劇は数が少ない割に高齢者中心に再放送に対する需要は多いようで、「三匹」に限らず午前中や夕方に再放送されることが多い。ネットでの情報によれば、「三匹」は最近でも全国各地で断続的に再放送されているようだ（この「断続的に」というのが問題ではあるが）しかし私の住む北海道では何故かこの１０年近く「三匹」シリーズが再放送された記憶がない。ドラマの再放送枠はそこそこあるにもかかわらず、時代劇の再放送は極めて少ないのが北海道ＴＶ局の妙な特徴だ。確かに最近の時代劇の本放送視聴率は低迷気味ではあるが、そのことと再放送の視聴率とを一緒に考える（ゴールデンタイムの本放送と午前中や夕方の再放送とではＴＶを観ている層が全く違うことに着目しない？）浅薄な発想にとらわれているのではなかろうか？

こうした何とも合点が行かない状態でここ何年か鬱々とすごしてきたが、今般ＣＳ「時代劇専門チャンネル」で再放送開始となり歓喜の極みである。情報によれば第３シリーズまで放送されるようだ。ただ残念ながらスペシャル版は放送されないという情報もある。それはともかく、こうなるとストーリー紹介をしたくなるが、既にうえすとえんどさん主宰「殿様千石たこ道中」等の詳細サイトがありここで私がストーリー紹介する必要は無いのではなかろうか？　それなら千石中心に簡単に書こう、と考えていたのだが、ちょっと書いてみたらいつも通りやはり詳細にわたるストーリー紹介となってしまった。そこで各回の最後に一応「今回の千石」として寸評を加えることにした（この部分だけでいいような気もするのだが）}

#openclose(show=本シリーズ開始時の設定【02/8/27】){
&amp;color(red){殿様（高橋英樹）}
矢坂平四郎。尾張浪人。本人は一介の素浪人と話すも、浮世離れした言動・行動・容姿から、大名家の次男ではないか（たこの推測）ということになり、「殿様」と呼ばれる。

&amp;color(red){千石（役所広司）}
久慈慎之介。薩摩浪人。生まれついての浪人であり、大名家への仕官を求めている。自分の腕は千石取りの価値があると主張しており、「千石」と呼ばれる。

&amp;color(red){たこ（春風亭小朝）}
燕陣内。自称甲賀忍者の末裔。いつも妖しげな商売をしている。初回でたこの吸出しを売っていたことから、「たこ」と呼ばれる。

&amp;color(red){おけい（杉田かおる）}
初回に登場する風呂屋の孫娘。江戸に日本一の料理店を建てる夢を持ち、三匹と共に各地の名物を探求する旅をすることとなる。}

#openclose(show=第１話「十萬両！　ここが名代の　浮世風呂」){記念すべき初回放送。千石はヤクザ○○一家に雇われ銭湯××の「立ち退き」を執拗に行っている。その風呂屋の客として殿様・たこが登場し三匹の顔見世となる。嫌がらせによる立ち退きという行為や、トラックならぬ暴れ馬を突っ込ませるという手口が地上げ屋全盛の放送当時の世評を表している。しかし自分を飛び越えてあこぎな真似をした○○のやり口（女湯にうなぎを放った）に激怒し、あっさり××側に寝返ってしまう。このように、どんな依頼（たとえそれが悪事に荷担することとしても）も自分に任された仕事として懸命にやるというのが千石の性格であり、単純な勧善懲悪でないことが初回にして既に明白となっている。
さて立ち退きの目的であるが、地価の高騰を狙ってというわけではなく、××の建っている土地に埋められた財宝が目当てであり、その情報をいち早く知った○○と奉行所がグルになっていたのだ。しかし奉行所側は財宝を独り占めしようと画策し、結局○○の親分は仲間であるはずの与力に斬り殺される。続いて騒動の責任をとらされる形で○○一味は捕らえられ、××は壊されただけでなく店主も与力に謀殺（圧殺）させられてしまう。これらの事情を知った三匹は、怒りにまかせて与力と奉行を斬る！　これをきっかけに三匹は身寄りのなくなったおけいと共に旅を続けることとなる。

&amp;bold(){今回の千石}
何といっても冒頭の大暴れ。やりすぎの感すらあるが、千石というキャラがよく出ている場面とも思える。○○のやり口に激怒する場面では、たとえ浪人であっても武士としての本分にこだわるという性格が出ている。千石取りの夢は持っているものの、この性格が災いして巧くいかないんだろうなぁと初回にして視聴者に印象付ける（この点は「盤嶽」と共通する部分が多い）キャラクターである。(02/8/27)}

#openclose(show=第２話「花一輪　雨も上がるか　中仙道」){家康拝領の扇をめぐる小藩同士の争い。○○藩は隣の××藩と領地争いを続けていた。××藩に家康拝領の扇子があることに着目した○○藩は、この扇子を盗みだすとに成功。拝領品を紛失したかどで××藩は領地の一部を幕府に召し上げられ、その領地は○○藩に与えられる。××藩の重役の妻とその息子の△△は父親の仇を取るべく扇子を狙う。千石はここでも当初は扇を盗んだ○○藩側についている。この回は学問好きの△△に対し「名を取り命を捨てる」という「武士道精神」を否定し、ラストで揉め事の原因である扇子を一刀のもとに斬り捨ててしまう殿様の行動だろう。時代劇の「お約束」から外れたこうした部分に「三匹」の特質がある。

&amp;bold(){今回の千石}
２話目ということもあり何となく三匹の間にも緊張感がある。千石は○○藩側についているが、陰謀を早々に察知しつつも敵方に与し、重要な情報を××側についている殿様に密かに知らせるという行動をするなど、初回とは違い知的な面が見られる。(02/08/27)}

#openclose(show=第３話「仇討ちの　乙女も愛でよ　秋花火」){千石は××藩の採用試験に向っていたが、途中で他人と間違われ仇討に巻き込まれてしまう。一方千石の代わりに試験会場に行った殿様は、最終選考まで残ってしまう。もとから仕官する気のない殿様は、対戦相手の○○に勝ちを譲る。家老△△が浪人を採用した目的は、表向きは藩内を通過する長崎オランダ商官長（カピタン）警護であったが、実際はカピタン一行が江戸に運んでいる「硝石」を強奪し、その責任をなすりつけることであった。○○は警護役として浪人を集めることを指示され、殿様がその任を引き受ける。一方○○が自分が間違われた仇人であることを知った千石は、××藩に対し仇討を赦免するように主張するが○○が重要な藩命を受けていると拒否される。カピタン一行は結局襲撃され、積荷も持ち去られてしまう。予定通りこの事件を○○一人の責任にしようとする△△であったが、殿様に救われたカピタンが全ての調査を殿様に一任するという態度を見せたことからいったん頓挫した格好となる。しかしここで仇討を利用し、赦免を与えると共に、いざ仇討が始まると助太刀と称して○○を切り殺してしまう。ここに至り怒り心頭に達した三匹は、密かに城内に潜入し△△以下の悪党を斬る！

&amp;bold(){今回の千石}
どちらかというと殿様主体で千石の存在感は薄い作品である。(02/8/27)}

#openclose(show=第４話「赤トンボ　花嫁行列　通りゃんせ」){○○藩では跡目相続争いが生じていた。城代家老は正室の子であり嫡子である△△を葬り自分の孫を跡目に据えようと画策している。その頃、千石がたまたま入っていた店に数人の浪人風の男たちが現れ、店主親子・居合わせた客ともどものっとられて店の２階に押し込められてしまう。彼らこそ△△を葬るべく潜んでいた連中であった。店主の息子は日頃強いと自慢していた父親が何の抵抗もせずにいたことにショックを受ける。刀を取り上げられ抵抗のすべを失った千石は、この連中の仲間になり打開の機会をうかがうことにする。一方△△に迫る危険を知った殿様は、途中偶然△△一行と出会い、花嫁行列と見せかけて城下入りしようとすることを知ったたこと共に、危機を伝えようと走り回っていた。そのころ千石は竹とんぼの裏に殿様への伝言を書き、店主の息子に街道の茶店に持っていくよう指示、２階から飛ばして１階に拾いに行かせ、続けて庭にいた店主に目配せする。店主は一瞬ひるんだが、意を決し子供を脱出させる。この企てに激怒した浪人風たちに千石はボコボコにされてしまう。その頃事態を知った殿様・たこは千石がとらわれている店に△△一行がやってくる直前に乗りこみ、一味を斬る！　一方花嫁行列にふんした△△一行は予定の道をはずし件の店の近くまできていた。この道を選んだ理由を問いただす三匹。実は一行の中に内通者がいたのだった。これも斬る！　陰謀の根源にある城代は切腹し、一件落着。

&amp;bold(){今回の千石}
千石はあっさり敵側にとらえられてしまうが、その連中の仲間になりつつ隙をうかがうという行動に出ている。この点は徹底しており、店主の妻・居合わせた女性客が乱暴されかかっても「将棋を指すのに忙しい」といってとりあおうとしない場面があり、「オイオイそれでいいのかよ」と思ったのは私だけではあるまい。竹とんぼに関する部分では一寸疑問点もある（なぜ殿様が茶店にいるとわかるんだろうかという点）が、ともかく色々考えて行動していた印象だ。
役所氏絡みでは、店主の息子役として後に「男たちの運動会」で役所氏と親子役となるの福原学氏が出演している。(02/08/27)}

#openclose(show=第５話「空っ風　可愛い女の　恨み文字」){空腹に耐え兼ねていたところを村人○○に助けてもらった千石。○○から日光例幣使の公家が毎年行列の度に近隣の村から賄賂を搾り取り、それの出来ない村からは若い女を夜伽に差し出させていることを聞き、義憤にかられた千石は直接本陣に斬りこもうとするが、殿様に止められる。相手が例幣使ということで、騒ぎを起こすとかえって住民の迷惑となると主張する殿様に対し、所詮その程度の人物だったのかと激怒した千石との二人は斬り合い寸前となる。非常に緊迫した場面である。結局その場は収まるが、しばらく別行動をすることとなる。そんな折、夜伽に出た○○の許婚△△が自殺し、○○も例幣使の行列に斬りこみ惨殺されるという事件が発生。手段に窮した状態であったが、丁度うまいことに一行がお忍びで出かけるという情報が入ってくる。たこが船頭に成り代わり一行を葦野に誘い出し、誰にも迷惑のかからない状態になったところで公家共を斬る！

&amp;bold(){今回の千石}
何といっても公家を斬り捨てる場面。暗闇から姿を見せる千石の眼光が何とも凄まじい迫力である。これぞ時代劇俳優役所広司の面目躍如。殿様との対決場面も、どちらも真剣な表情をしており、これも凄い。その他では、冒頭お社のお供え物の紙についていたご飯粒を食べようとしている場面。千石といえば空腹キャラだが、この余りにも情けなく、かつ生死をさまようようなレベルの空腹は今回が初見。(02/08/27)}

#openclose(show=第６話「鬼と呼ぶ　男に惚れて　薄化粧」){今度は腹下りに遭い生死をさまよう千石。たまたま通りがかった蘭法医○○に助けてもらう。千石は○○から「剣を友とするものは人の友ならず」という教えを受け、あっさり剣を捨てることを決心する。
この町では代官が倹約令を悪用し「羽織組」と呼ばれる岡っ引を使って町人から金品を巻き上げ、他の町で売りさばくという悪事を続けていた。このことに怒りを感じている岡っ引△△（唯一「羽織」を着ていない岡っ引である）は、関八州巡察を機にかねてより日頃迷惑を蒙っている町人による告発を依頼していたが、なかなかうまくいかない。それどころか、協力者である三味線弾きの師匠と○○が相次いで斬り殺されてしまう。またも義憤にかられた千石はご禁制である「高札」を立てて代官所に斬りこむことを考える。これを知った殿様は一案もってこの策に乗り、△△にわざとつかまり八州に事情を訴えようとする。この「単刀直入の千石の考え、一案もってそれに乗っかる殿様、情報収集やかく乱を行うたこ」という割り当ても三匹の基本線と言える。さて代官のほうでは彼らを闇に葬るべく牢屋に火をかける。危ういところであったがたこの働きで間一髪脱出に成功し、返す刀で代官とその部下たちを斬る！　八州にも事情が伝わり悪事を重ねてきた羽織組も全員捕らえられ一件落着。

&amp;bold(){今回の千石}
今回は腹下りだ。つくづく千石の旅路には災難が降りかかるものだ。その他では、○○に諭されただけであっさり剣を捨てるという場面。直情型人間である千石の性格がよくあらわれているエピソードだ。(02/08/27)}

#openclose(show=第７話「勇み肌　男はご法度　女人里」){塗り薬に唐辛子を混ぜるという嫌疑で牢屋入りとなっていたたこが無事放免となった。この際一緒に放免となったおさよが数人の男たちに取り囲まれ連れ去られようとしている。たこと殿様は協力して男たちを撃退（この男たちの中にストロング金剛氏がいることが面白い）おさよは女の前科物たちが集まって紬を織っているという「おせんの里」を目指し、たこも一緒についていく事となる。一方千石は相変わらず空腹、木になっている渋柿をそのまま食べて女３人の一行に笑われる始末。彼女たちが握り飯を食べている姿を見て、用心棒になることを申し出るもあっさり断られてしまう。その後荒くれの駕籠かきから３人を助けるが、握り飯こそくれたものの用心棒については断られる。結局千石が大の苦手とする蛇（千石が蛇が苦手であることの初見）にかまれたことで、養生もかねてとりあえず一緒に帰ることとなる。この３人こそ「おせんの里」の住人であり、中の一人がおせんである。これと前後してたことおさよもおせんの里にやってくる。おせんの里は良質の紬を製作し安価で卸していたことから、かねてより販売独占を狙う紬問屋の尾島屋とその手先である目明し犬神の勝三、代官彦坂らから嫌がらせを受けていた。おさよはかつてこの町で紬を商っていた利根屋の娘で、尾島屋のたくらみにあい罪人にされてしまったのだ。おさよがおせんの里にかくまわれているという情報から、勝三一味が乗りこんでくるが千石に撃退される。しかし気丈なおせんはそれすら迷惑だと突っぱねる。ちょうどその頃江戸から紬を買付に来た商人連れが来ていた。その情報をキャッチした勝三一味は、彼らを急襲するがその情報を事前に察知した千石とおせんにより撃退される。しかし時を同じくして一味はおせんの里に乱入しおさよを拉致する。おさよを助けるべく勝三のもとに向うおせん。紬製作の鑑札と引き換えにおさよを解放するよう頼むも、予想通りそんな話にのらない一味。そこに三匹が現れ、勝三一味と騒ぎに気付いてやってきた代官を斬る！　さらに尾島屋に斬りこむと言うおせんを止め、千石は一人尾島屋へ乗りこみ、ピストルを持つ尾島屋を斬る！
千石の男っぷりに惚れ、自分から用心棒になってくれるよう頼むおせん。それに対し「俺なんかよりもおせんさんの方がずっと強い人だ」と言って立ち去る千石であった。

&amp;bold(){今回の千石}
千石の弱点が「蛇」であることがわかる初見。それにしてもこれほど豪胆な人間が蛇を見ると静止（まさに「静止」にふさわしい状態となる）してしまうキャラクターにしてしまったのだから面白い。その他では、尾島屋を斬る場面の映像が「必殺仕事人」的な撮り方（影の使い方とか）だなぁと感じた。(02/08/27)}

#openclose(show=第８話「父恋の　凧空に舞い　草枕」){殿様は河原で凧をあげている少年に出会う。少年の名は村上新太郎と言い、父の描いた凧をあげながら父を捜す旅を続けている、父は武士だったが、絵の道に進む夢を持っていたという。過労で倒れた新太郎の代わりに殿様が凧上げを引き受けることとなる。そのころ千石は謎の一団に襲撃されていた父娘を助ける。父親の名は高倉軍兵衛といい、浜崎藩の重役である。この藩では統制品である水晶の横流しが横行している。これを察知した公儀隠密が潜入しているという情報から、何とか自分たちの手で不正を糺そうとしているのだ。その事を聞き、千石は協力を引き受ける。一方たことおけいは旅の絵師である南州斎夢楽と知り合う。殿様は城の近くで凧上げをしていたが、隠密と間違われ召し取られそうになるところを千石と軍兵衛に助けられる。その光景を見ていた夢楽は殿様が持っていた凧を見て、その場を立ち去る。その夜、殿様のもとに現れた謎の男。実は夢楽こそ新太郎の父親である村上源一郎であり、公儀隠密であった。息子との再会を求める殿様に対し、お役目中と言いその場を立ち去る夢楽。夢楽はその後次席家老岡田主膳の屋敷に潜入し、横流しが油問屋大黒屋で行われることを知るが、察知され脱出を図っているところに千石と鉢合わせ。軍兵衛に協力している千石は、公儀隠密を消さねばならないところである。夢楽は千石に一刀のもとに斬り捨てられ、池に落ちた。公儀隠密が潜入していたことが明白となり、隠密狩りが始まった。軍兵衛はいよいよ藩の危機を感じ、岡田の屋敷に説得に行くが逆に狼藉者として斬り捨てられる。一方夢楽は一命を取りとめていた。藩からの脱出をはかろうとしているところに、殿様と出会う。お役目が大事と語る夢楽に対し、「公儀隠密は斬られ、絵師夢楽が残ったとは考えられないのか？」「お役目にとらわれている今の自由は糸に操られている凧にすぎない」（例によって「脱・武士道」的な志向である）と説得し、夢楽も納得する。夢楽から横流しの情報を知った三匹は、大黒屋にのりこみ家老以下の悪党どもを斬る！夢楽は川舟にのり国境まで来たところで新太郎と再会し一件落着。

&amp;bold(){今回の千石}
高倉軍兵衛に惚れこまれ、娘を嫁に差し出すとまで言われた千石。その申し出はその場では保留し、結果的には受けないのだが、事件解決後の状況からいって受けていれば千石取りの可能性が高い状態なのだ。結局武士としての精錬潔白さを重視するあまり損をするタイプなのである。(02/08/27)}

#openclose(show=第９話「十手旅　義賊が吹いた　シャボン玉」){千石は癪の発作で苦しんでいる男と出会う。男の名は弥吉と言い、盗人「はやての佐吉」を追って江戸からやってきた目明しである。佐吉は大名屋敷や大店から盗んだ金を貧しい民のもとに投げ入れる義賊として、近隣の村人にあがめられている。そのころ殿様は旅篭で豪遊、店主に代金を請求されるとあっさり「無い」と返し（このパターンも多い）しばらくこの店の手伝いをするこことなる。偶然その店にスリに財布をすられたたこも現れ、代金を請求された時に殿様の名を出したのが運のつき、たこも一緒に手伝いをすることになってしまう。千石は弥吉に蛇から助けてもらったことから弥吉の捕り物の手伝いをすることになる。実は弥吉が追っている「はやての佐吉」は、彼の実の子である朝吉なのだった。千石と弥吉は、高利貸し越後屋の用心棒たちが、佐吉に金を投げ入れられた村人から強引に貸金を回収している光景を見かける。その直後シャボン玉が辺りに舞い始めた。盗みに入る先を決めた時点で近くにいた子供にシャボン玉を吹かせるというのが佐吉の手口であり、越後屋に盗みに入ることを弥吉は確信する。一方殿様は出入りの油売り（実はこの人物こそが佐吉である）に越後屋が用心棒を集めていることを聞き、越後屋の用心棒となる。その話を聞いたたこも油売りのところに行くが、彼こそが佐吉であることを知り手助けをすることとなる。こうして三匹が全く利益の反する別々の陣営につくことになってしまう。越後屋の娘のいとは、父親の守銭奴ぶりに嫌気が差しており、佐吉に協力していた。弥吉から今晩佐吉が現れることを聞いた越後屋は、警戒を強める。そのことを知ったいとは、佐吉にそれを伝えるも、相手の目明しが弥吉であることを知り計画をそのまま実行する決心をつける。一方殿様は用心棒のリーダー重蔵から越後屋の財産を横取りする計画を持ちかけられていた。金蔵の財産は既にある場所に隠しており、今はもう空となっている、全てを佐吉のせいにすれば良い、というものだ。とりあえずその場はその話に乗ったふりをする殿様。いよいよ佐吉が現れた。混乱の中、悪事を働いていた重蔵以下の用心棒を斬りすてる三匹。しかし佐吉は弥吉によりお縄となってしまう。この局面をきりぬけるべく殿様は瀕死の重蔵を「はやての佐吉」に仕立て上げる策をとっさに打ち出し、それに対して千石・たこも口裏を合わせる。反論しようとした弥吉はいいタイミングで癪の発作が出て、千石にいいように話を進められてしまう。こうして弥吉はお勤めを無事果たしたこととなり、佐吉こと朝吉はいとと結ばれ越後屋の婿となり、越後屋もこの事件をきっかけに改心して、一件落着となる。

&amp;bold(){今回の千石}
またも蛇に恐怖する千石。今回の怖がり方は尋常のものではなく、非常にコミカルな場面となっている。終盤、三匹が口裏合わせをする場面での「咄嗟ぶりのわざとらしさを表現する口調・表情」の演技も流石である。(02/08/27)}

#openclose(show=第10話「湯の里は　地鳴り剣鳴り　腹も鳴る」){浅間山ろく沿いの温泉町。この町の宿場は湯元である「えびす屋」を仕切っているヤクザの熊蔵一家に牛耳られているが、唯一反発しているのが、おたき母娘が営んでいる「おたき」である。「おたき」への嫌がらせは執拗で、それに怒り爆発した番頭の仁平が熊蔵の用心棒に斬り捨てられたことにより、いよいよ客足は遠のいていた。仁平が斬られて一ヶ月後、この温泉町にやってきた三匹。殿様は道端で包丁を振り回しているおたきを止める。おたきは熊蔵の手下に、あまり抵抗すると娘が酷い目に遭わされることをほのめかされ、激怒していたのだった。殿様はそのまま「おたき」の１ヶ月ぶりの客となる。母娘の暖かいもてなしと「えびす屋」の仕打ちに対する憤りから、殿様は客寄せに一役買うことにする。宿の名を「花の屋」に変更、えびす屋のビラを作りバラ撒いていたたこをつかまえてビラを作らせる、駕籠の代わりに宿においてあった大八車を使って送迎サービスを始める、等々。さらに宿に湯元が無いことが問題と感じた殿様は、たこに相談。一儲けたくらむたこもその話に乗り、温泉掘りを始める。おたきは宿場街まで大八車を走らせるが、熊蔵一家に見つかり囚われてしまう。助けに行った殿様の前に現れた千石は、熊蔵の用心棒となっていた。自分は協力できないが、凄腕の用心棒（仁平を斬った人物）がいるので注意しろと伝える。「えびす屋」に乗りこんだ殿様は、熊蔵以下の子分を痛めつけるが、そこに件の用心棒が現れる。殿様ともいい勝負をするなかなかの使い手であるが、いいタイミングで地震が起き、動揺したのをきっかけに何とかおたきを救出する。翌日異変が起きた。「えびす屋」の湯が枯れ、たこが掘っていたところから温泉が噴き出したのだ。それを聞いた熊蔵は、用心棒の策にのり「花の屋」をのっとることを画策する。「花の屋」に大名家の側室がやってくる。食事だけをして「えびす屋」に着いたところで腹痛を訴える。これを町全体の恥辱であるとし、おたきに立ち退きをせまる熊蔵。しかしこの話に裏を感じた殿様は、この側室が偽者であると確信し、化けの皮をはぐ（用心棒の愛人であった）ことに成功する。ついに一家総出で花の屋襲撃を開始した熊蔵たち。迎え撃つ殿様・たこに加え、熊蔵の用心棒となっていた千石も裏切り斬る！　最後に残った用心棒、今度は千石との勝負。これまたいい勝負であったが、タイミング良く温泉が噴き出し用心棒がひるんだ隙にバッサリ。こうして一件落着となる。

&amp;bold(){今回の千石}
冒頭歯痛に苦しむ千石。加えて例によって空腹で、ついには道沿いのお地蔵さんに備えられていた饅頭にまで手を出す始末である。しかしこの饅頭が古くて噛み切れず、更に歯が痛くなってもまだ諦めないという情けなさ。この他では熊蔵の用心棒になり先客の用心棒と斬り合いをする場面、おたき救出の場面、最後の斬り合いくらいしか登場しない。用心棒との決着の場面が魅せ所だが、この直後「あばよ」と言っていなくなり、そのままエンディングにも登場しない。他の仕事が入っていたので登場シーンが少なかったのだろうか。(02/08/27)}















()    </description>
    <dc:date>2010-10-13T21:18:49+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www42.atwiki.jp/runemac/pages/46.html">
    <title>親戚たち</title>
    <link>http://www42.atwiki.jp/runemac/pages/46.html</link>
    <description>
      ***概略
大学時代の友人にこのＨＰの話をしたら、「ねぇ、それじゃあ『親戚たち』っていうドラマ知ってる？」と尋ねられた。聞けば友達に話をしても誰も知っている人がいないとのこと。確かにそうであろう。この作品はそれまで時代劇俳優としての印象が強かった役所氏が、連続ドラマの現代劇に初主演したものである。舞台は役所氏の故郷でもある諫早。役所氏演ずる「楠木雲太郎」は何年かぶりに故郷である諫早に帰ってくる。そこには親戚たちがそれぞれの家庭を持って生活している。そこに雲太郎が父祖伝来の土地「楠木新開地」を新興スーパー（社長の矢上四郎・・根津甚八）に売却して一儲けたくらもうとするところから、親戚たちに色々な事件が起きて行く・・・という展開であるが、ストーリー自体はよく覚えていなかった。結局放送時間が夜の10時からで、当時中学生の私は見ているうちに寝てしまったからである。掲示板やメール等でも人気のある作品であり、ぜひ再放送してほしい作品ではあるが、かなり難しいところである。

という状態であったが、やはりこのＨＰが縁で先日何と全話のビデオを入手することが出来た。どなたからかを書くとご迷惑をかけるのでここでは書かないが、非常に感謝、感謝。そこで全13話について走り書きながらコメントを書いてみた。なお、漢字まで役名のわかる人については役名で記しているが、そうでない人は役者名を括弧書きにしている。少々読みにくいかもしれないが、ご了承願いたい。

#openclose(show=第１話){第１話はいわゆる「出演者顔見せ」のようなものである。諫早の楠木家と言えば名家として有名な家系で、親戚も数多い。その親戚たちが分家竜蔵の娘である伸子（手塚里美）の結婚式に集まった。ところが札幌で歯科医をしているという新郎やその親戚たちは一向に姿を見せない。結局この新郎というのが結婚詐欺師だったことが判明、信子はショックを受ける。
この信子の結婚式に亡くなった本家寅蔵の妾の子である雲太郎も呼ばれていたが、転居先不明で招待状は戻ってきていた。寅蔵の孫の美佐（高部知子）は、テレビで偶然に雲太郎を見る。（「あ！タケチャンマンだ」とかやっている）雲太郎は東京にいたが、借金取りに追われていた。いよいよ抜き差しならない状態になったとき、見知らぬトラックの運転手に助けられる。聞けば諫早を中心にディスカウントショップ「サントス」を経営している矢上（根津甚八）が雲太郎に会いたいと言っているとのこと。借金取りに追われる雲太郎は二つ返事で承知、そのまま諫早に向かう。雲太郎にとって十数年ぶりの諫早は、水害があったせいもあり多くの点で変わっていた。眼鏡橋、蛍、飛び石と・・・・

第１話の見所は、上にも書いた「あ！タケチャンマンだ！」である・・というのは冗談として、やはり「ふうけもん」雲太郎を故郷で演ずることになった役所氏だろう。雲太郎と同じようい高校卒業後故郷を離れた役所氏にとって、雲太郎が抱いた「変わっていく故郷に対する感傷」は真に迫るものであっただろう。そのあたりが演技に見え隠れしており、考えさせられるところだ。}

#openclose(show=第２話){雲太郎の帰郷は、親戚中の話題となる。雲太郎がトラック運転手に言われた日時に矢上に会いに行くと、そこに現れたのは当の運転手であった。驚く雲太郎をよそに、矢上は雲太郎を諫早に呼び寄せた真意を語る。雲太郎も持分相続している楠木家代々に伝わる「楠木新開地」１０万坪の全ての買い取りが目当てであった。この土地は市街化調整区域であり、現在は野鳥のすみかでしかないが、矢上はこの土地に一大レジャー施設の建設を計画していたのだ。「それなら自分で交渉したら」という雲太郎に対し、成り上がりものという引け目を持っている矢上は自分が前面に出でも話が進まないと考えての依頼であることを話す。
雲太郎はまず最初に最大の所有者である叔父竜蔵の持分５万坪を狙う。折しも竜蔵は信子の結婚が破談になったショックで病院に入院していた。そこに出かけていき、「新開地の葦を使って葦人形を作り、それを輸出してアメリカからキャベツ人形を輸入してもうける」というとんでもないホラ話をし、親戚のよしみで支援を仰ぐ。この話を聞いた竜蔵は、雲太郎のこれまでの苦労を想い、自分の持分を「飛び石」の復活と引き替えに無償で贈与することを約束、その心意気と自分のついた嘘に対する恥ずかしさで雲太郎は感銘するのであった。

第２話はいよいよストーリーが見えてくる所である。見所は「ふうけもん」雲太郎のお調子者ぶりが発揮されているところだ。ラストシーンで雲太郎は何故か「飛び石」工事現場の現場監督になっているが、全くもって（良い意味で）調子に乗っている。ここまで徹底して調子に乗っている役所氏というのも珍しいのではないだろうか。}

#openclose(show=第３話){雲太郎は矢上のもとに竜蔵持分の５万坪がまとまったことを報告。しかし矢上はそれが口約束であることを指摘し、早速譲渡契約を交わすよう雲太郎に指示する。そのころ竜蔵の具合は急変していた。雲太郎が病院に着いたときには、竜蔵は還らぬ人となっていた。
通夜にあたって、現在の妻であり後妻の富子と先妻の長男である幸一（佐藤Ｂ作）の喪主争いが発生する。結局竜蔵の保険金受取人が富子のみとなっていたことから、相続税との兼ね合いもあり幸一が譲る格好になる。この通夜には本家の面々も参列するが、妾の子である雲太郎に対する態度は冷たい。そういう状況にもかかわらず、雲太郎はここでも持ち前の「ふうけもん」ぶりを発揮して調子に乗る。葬儀の後、雲太郎は富子に土地譲渡の履行を交渉するが、口約束であることを理由に突っぱねる。結局竜蔵持分は妻の富子・先妻の長男幸一・富子の長女伸子に分散されてしまい、一からやり直しとなってしまう。
これより先、雲太郎は高校の同級生で市役所勤務の橋本（山口良一）や後輩のタクシー運転手玄太（桜金造）と共に、高校時代気に入っていた淳子（田中好子）のカラオケスナック「蛍」の常連となっていた。ここでも口のうまさを発揮し、結局淳子と良い仲に。矢上から諫早に来た意図についてきつく口止めされていた雲太郎であったが、淳子にせがまれて結局一緒に新開地まで行く。ところが悪いことにその姿を伸子に見られてしまう。

第３話の見所は何と言っても「想い出のグリーングラス」弾き語りである。この非常に貴重なシーンは、役所氏ファンなら一見の価値があるところだ。動画でも提供しているので、とにかく見て（聴いて）もらいたい。まさに「しびれる歌声」である。その他、この回は田中好子とのデュエット「いつでも夢を」も聴ける。}

#openclose(show=第４話){雲太郎のいとこに当たる美佐は諫早にある短大に通っている。ある日校内の教会でミサを行っているとそこに突然黒豚が現れ、大騒動。実はこの黒豚は雲太郎の母校でもあるこの学校の牧場に寄贈するために持ち込んだものであった。しかし現在は牧場は無くなっていた。雲太郎は牧場があった頃の話を美佐に語る。
楠木本家では、度重なる不幸の原因を探るべく、「お代人さん（＝降霊会）」を行う。その会で「楠木家の女性には好色な祖先の霊がとりついている。幸一の妻百合子（中田喜子）に目を離すな」というお告げと共に、「雲太郎は楠木一族の疫病神だ」というお告げまで下ってしまう。
その頃本家の娘婿（娘の京子は数年前から失踪していた）である学（篠田三郎）の病院に遊びに行っていた伸子は、野鳥の宝庫である楠木新開地に対する学の想いを聞き、新開地を手放さないことを決心する。一方百合子は「お代人さん」には行かず幸一が経営する店にいた。百合子にかねてから想いを抱いている玄太に迫られるが、間一髪のところで伸子を自宅まで送っていた学が現れ、何とか事なきを得る。しかし学は百合子に何かただならぬものを感じていた。
「お代人さん」にも同席し「疫病神」と名指しされた雲太郎は意気消沈。淳子の店で管を巻いていた。そんな雲太郎を励ます淳子であったが、実は彼女は矢上と裏でつながっており、雲太郎にやる気を起こさせる役目を負っていたのだった。

第４話はあまり雲太郎の出番はない感じ。そんな中で、管理人の友人が言っていた「中田喜子が妖しかった」のはおそらくこの回ではなかったかと思われる。}

#openclose(show=第５話){前回「疫病神」と名指しされ、新開地買収計画が完全に頓挫した格好となった雲太郎は、意気消沈して東京行きの電車に乗ろうとするが、そこに矢上が現れる。「東京に夢を持っている訳ではなく、東京に行けばしがらみもなく自分が単なる自分としていられる」と語る雲太郎ではあったが、矢上の壮大な野望と、買収への新たな策があることを聞き、結局雲太郎はそのまま残ることとなる。
雲太郎が矢上の車に乗ると、玄太が矢上の運転手におさまっていた。矢上の策は、玄太と百合子を駆け落ちさせ、百合子を雲太郎が連れ帰ってくることにより恩を売ろうというもの。この策に雲太郎は大乗り気、３人は温泉でドンチャン騒ぎを繰り広げる。
明くる日から、雲太郎は百合子が悩み事を持っているという噂を方々で流す。学にもこの噂を流すが、「あまりいい加減なことを言わない方がよい」とたしなめられる。しかし学は「お代人さん」の夜のことを思わずにいられなかった。
同じ頃、学はホタル観賞会を企画していた。この企画を聞きつけた雲太郎は、この機会を利用しようと謀り、玄太と百合子を誘う。そして・・・
雲太郎の策は狙い通りとなった。出先で玄太と百合子がただならぬ関係になったという噂を聞きつけた幸一は、まず矢上の元にそのことを糺すべく怒鳴り込むが、知らないという返事を聞き、急いで店に戻る。一方玄太は幸一が矢上の元に血相を変えてやってきたとオーバーに百合子に話し、一刻も早く逃げるようけしかけ、結局２人は駆け落ちする・・・

第５話では冒頭の駅のシーンが印象深い。ここで雲太郎が話すセリフは、おそらくそのまま高校を卒業して東京に飛び出していった橋本広司青年の心境だったのではないだろうか。このセリフを話す役所氏の表情を見ると感慨深い。その他、お猪口をマイクに「眼鏡橋～～」と歌うシーンは笑えるところであり、百合子を陥れる策を練っているシーン、灯りも点けずに「ほ、ほ、ほーたる来い」と歌うシーンでは策略家雲太郎の面目躍如である。それにしてもこのドラマは役所氏の唄が多く、ファンとしては大変満足なところである。}

#openclose(show=第６話){玄太と百合子は示し合わせていた矢上の経営する牧場へと向かう。矢上は２人にとりあえず東京に逃げることをすすめ、飛行機のチケットと現金を渡す。結局その日のうちに２人は東京へ。雲太郎と矢上は次の段階の策を練る。「あの幸一が自分に頭を下げることはないだろう」と話す雲太郎に対し、矢上はある殺し文句を雲太郎に教える。
百合子が玄太と駆け落ちしたことにより、今後の対処も含めて親戚会議が開かれる。その席で幸一は百合子との離婚を決意するが、百合子の逃げた先がわからず苦慮する親戚たち。そこに雲太郎が登場、逃亡先を知っている、自分だけが迎えに行くと話す。当然幸一は自分も一緒に行くと言い出すが、雲太郎が矢上から聞いていた殺し文句「矢上さんが市会議員に推薦すると言っている、あまりスキャンダルにかかわることをしない方が」を持ち出すと、幸一は雲太郎に全てを任せることにする。
早速雲太郎は飛行機で東京に向かい百合子を連れ戻そうとするが、百合子は帰らない決心をしており、玄太は百合子のつれない態度と金銭のがめつさから欲求不満・ホームシックになっていた。雲太郎の策はつくづく巧くいかない・・・

第６話では東京に向かう機中で雲太郎が見る夢の怪しさが面白い。自分がハードボイルド映画の主人公になり、女（百合子）を悪漢（玄太）から連れ戻すというもの。ＢＧＭが石原裕次郎「俺は待ってるぜ」であるあたりも笑える。}

#openclose(show=第７話){百合子と玄太は矢上の友人の工藤（長塚京三）が経営する「日本添削アカデミー」の事務所に落ち着いていた。添削内職セールスという仕事に興味を持ち、東京で暮らしていくことに自信を持ち始めた百合子を説得することは困難であった。再び挫折しそうになる雲太郎。気晴らしに工藤に連れられていったバーには矢上がいた。医療機器ブローカーとの取引だという。そこに現れた永井と名乗る男に、矢上は見覚えがあった。伸子の結婚詐欺相手の三田村である。伸子との過去に因縁のある矢上は、そのことについてはふれずに雲太郎から連絡させる。連絡を受けた伸子は東京へ向かう。}

#openclose(show=第８話){永井はやはり三田村であった。金を請求するも、借用証書がないことから居直る三田村。加えて伸子の過去の噂（高校時代に妊娠・堕胎した）を持ち出し、騙されたのは自分の方だとまでいう始末。伸子がホテルに帰ると雲太郎がいた。小学校の時担任の教師から聞いた伊東静雄の詩を懐かしそうに思い出す雲太郎であった。伸子は気晴らしに百合子とカフェバーに行くが、そこで百合子は矢上が東京に来ていることを伸子に話してしまう。諫早に帰る朝、伸子は矢上と対面した。一方工藤の商売は結局詐欺であった。工藤はそれを察知して対処していたが、たまたま事務所にいた百合子が警察に連行される。工藤の出頭により何とか百合子は釈放されるが、百合子連行の報せを受けた幸一は離婚を決意。結局川祭りの夜、百合子は諫早に帰ってくる。}

#openclose(show=第９話){親戚会議で幸一夫婦の離婚が決定。矢上は雲太郎に「百合子に慰謝料として幸一持分の新開地をとらせ、それを買い取る」という策を講ずる。ここまで来てようやく矢上の考えがわかった雲太郎は、その深謀遠慮に感服する。一方雲太郎は異母兄である正男（田辺靖雄）から新開地の売却話を持ちかけられる。正男の経営するスポーツショップはサントスの安売り攻勢で売り上げが激減し、資金繰りに困っていた。加えて仕入先に振り出していた６百万の手形の期日が迫っていた。そのため新開地売却で切り抜けようとしたのだが、母親光代の頑強な抵抗に遭い挫折。雲太郎は矢上に対して救援を求めるが、「スポーツショップを助けるために新開地を買うことはしない」という態度をとられる。立腹するが矢上の話に思い直す雲太郎。だが正男を助けられない自分の不甲斐なさに、雲太郎はすっかりやる気を失ってしまう。}

#openclose(show=第10話){店には取り立て屋も現れ、逼迫した状況となっている。富子に呼ばれた雲太郎は、正男を助けるために富子・伸子の持ち分を売却することを持ちかけられる。その一方で光代は学の所に行き、資金の融通を依頼する。結局６百万は学から借りることになるが、更に正男が知り合いの建設業者に頼まれて振り出していた５千万の融通手形が金融業者に回っていることも判明した。いよいよ抜き差しならぬ状況になり、ついに夜逃げを決意した正男一家。翌日光代は雲太郎を先祖代々の墓所に呼び出した。自宅の売渡証書を学に渡すことと、自分たちが守れなくなった新開地を雲太郎が受け継いでほしいという２つの依頼を雲太郎に託す。結局何の力にもなれなかった雲太郎は、短大に通う美佐と高校に通う太一郎の生活を支援することを申し出る。}

#openclose(show=第11話){雲太郎は光代から預かった売渡証書を学の所に持って行き、今後の対応について話し合う。加えて残るは学と伸子のみとなった新開地の買収話を持ちかけるが、実は雲太郎が東京で借金取りに追われていたということは判明しており、黒幕の存在を疑われる羽目に。金でも情でも動かない学に対しての対処策を矢上に相談に行く雲太郎。矢上は京子の家出の理由をネタに学をゆするという策を話す。その内容にまたも弱腰となる雲太郎であったが、意を決して学の元へ。山口という男の話を持ちかけたところで、学に警察から連絡が入る。友達と遊んでいて新開地に入り込んだ学の娘の理恵が、白骨死体を発見したのだ。身元を調べたところ、この死体は京子であった。死因は自殺とみられたが、警察では疑念を持ち、学に失踪の原因を聞くが学は「全く覚えがない」としか話さない。近所で学が京子を殺害したという噂まで立つ。雲太郎は伸子に京子自殺の真相について話す。京子は山口という男と不倫関係となり、理恵が実は山口との間の子供であり、そのことをゆすられて自殺したというのだ。そのネタ元が矢上であると判断した伸子は、矢上の事務所に行き事実をただす。事務所にあったレジャーランド構想の資料から、やはり雲太郎の黒幕が矢上であることを確信したのだった。}

#openclose(show=第12話){鐘楼流しの夜、伸子は雲太郎と矢上から聞いたことを学に話したが、学は既に知っていた。一方矢上は自ら伸子に新開地買収を交渉するということで雲太郎に自分と伸子を会わせるように依頼する。場所は雲太郎の母親の実家がえらばれた。盗み聞きしようとする雲太郎に対し、実は矢上を慕っており、伸子と矢上の関係を怪しんでいる淳子が自分から引き受ける。矢上が伸子に対して持ち出したのは「結婚」であった。８年前伸子を妊娠させた相手というのが矢上であった。以来２人は今でもお互いに愛情を持ち続けていた。この矢上の話に対し「新開地をとるか、私をとるか」と逆に問いかける伸子であった。一方自分が道具としてしか扱われていなかったとわかった淳子は自暴自棄。雲太郎に対して矢上との関係を告白し別れを持ちかける。確かに初めは雲太郎に対して愛情はなかったが、徐々に愛情を感じていたにもかかわらず。淳子と矢上との関係を知った雲太郎は、矢上の家に乗り込み、伸子に結婚を申し込むという話に驚く。}

#openclose(show=第13話){雲太郎は伸子から８年前の矢上との一件を告白される。この話を聞いた雲太郎は、自分がこれまでしてきた行いを悔いる。立腹した雲太郎は矢上の自宅に乗り込み、殴りかかるが逆にやられてしまう。矢上は雲太郎に親の代からの伸子との因縁を語る。伸子は矢上と結婚しなければならないと判断した雲太郎は、伸子に自分名義となっていた権利証を全て渡す。雲太郎からこのことを聞いた矢上は伸子を再度説得し結婚を申し込んだが、伸子はこの権利証を諫早市に寄贈してしまった後だった。お互いに愛情は深くなってはいるものの、矢上にとって自分の夢を打ち砕いた伸子と結婚することはできない事だった。一方淳子は雲太郎についていく決心を伝えるが、もう雲太郎にその気はない。盆踊りでのデュエットを最後に、この２人も結局別の人生を歩んで行くのだった。}
#right(){
(00/5/4)
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    <dc:date>2010-10-13T20:59:50+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="http://www42.atwiki.jp/runemac/pages/56.html">
    <title>闇の歯車</title>
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      1984年の作品。「テレビドラマデータベース」によると、ちょうど「徳川家康」と「宮本武蔵」の間に放送されたもののようである。雰囲気からすると83年暮れ頃のものだろうか。
この時期の役所氏出演作というと、「師匠主演、隆巴脚本、無名塾・俳優座オールキャスト」のようなパターンが多いが、この作品もまさにその中の一本である。管理人としては既に役所氏をかなり意識していた時期ではあるが、流石に単発ものまではチェックできなかった。こうやって観ることが出来たのも多チャンネル時代到来（スカパー）のおかげである。

筋立てとしては何となくこの作品の２年前の制作である「地獄の掟」に似たような感じのあるところ。表向きは絵師でありながら実は盗賊の伊兵衛（師匠）。成功率１００％の伊兵衛の手口は、その場限りの素人衆を仲間に誘うことで、捕り手のマークを撹乱するというもの。伊兵衛はそれぞれ金を必要としている遊び人佐之助（役所氏）・浪人の清十郎（益岡徹）・夜具商の若旦那仙太郎（鷲生功）・老人弥十（殿山泰司）らを誘い、札差に押し込むことを計画。首尾良く押し込みは成功し、いよいよ逃げ出すというその時、店の小間使いの女が帰ってくる。なんとその女は佐之助の別れた女房きえであった。顔を見られた伊兵衛は、佐之助に殺しを命ずるが、流石にそこまで踏み切れない。そのまま伊兵衛たちは後日に金を分配することを確認し、別れ別れとなる。
その後、弥十は病気が元で亡くなり、清十郎はかつて妻をめぐって争った相手に斬られ、仙太郎は稼いだ金で手切れするはずの女に殺されてしまう。一人残った佐之助であったが、伊兵衛がきえに手をかけるのではないかと疑い、密かに監視する。そして、ついに伊兵衛がきえの前に現れた・・・

上にも書いたように「信長」と「武蔵」の間の作品、役所氏自身の知名度もかなり上がっていた頃で、準主役的扱いとなっている。この時期の役所氏はまさに「ギラギラしたもの」が全身から出ているところだ。金で雇われて金貸しを脅すというシーンの凄味は、まさに血気にはやった若さそのものである。その一方で優しげな表情も散見。ラスト近く、きえが放った意外な言葉に呆然とする表情もまた佳い。
その他では、例によって益岡氏も出演。やはり最後には殺されてしまう役だが、佐之助（役所氏）の「血気」と清十郎の「沈着」の対比が絶妙。「地獄の掟」ではこの逆の役回りだっただけに、どんな役柄でも対応できるところは流石である。
#right(){(00/10/2)}














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    <dc:date>2010-10-13T20:59:10+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="http://www42.atwiki.jp/runemac/pages/55.html">
    <title>樅の木は残った</title>
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      以前から管理人は知人の電器店にスカパーの導入を奨められていた。確かに多チャンネルであるし、面白そうな番組も多いので関心はあったものの、いざ導入となると資金面やら仕事の関係で転勤が多いことなどやらで二の足を踏んでいた。そういった状況であったところに、１０月に時代劇チャンネルで「役所広司祭り」と題する集中放送があるという情報を入手、その次の日に早速取り付けてしまった。全く管理人宅のハード購入にはつくづく役所氏が絡んでくる・・・・ＤＶＤ、WOWOW・・・今回はその第一段として「樅の木は残った」を紹介したい。

作品自体は山本周五郎原作の非常に有名な時代小説である。江戸時代前期の奥州伊達藩のお家騒動が題材。伊達家乗っ取りを謀る藩主綱宗の叔父である伊達兵部は、藩主綱宗の乱行を幕府に密告し、隠居させることに成功。その後継に自分の息子をつけることを画策する。一時は藩主の嫡子である亀千代に決定するが、それでも兵部は諦めず息子の舅である老中酒井雅楽頭と結託して謀略をめぐらす。酒井が実はこのお家騒動に乗じて伊達家を取りつぶそうとしていることを知らずに。いち早くそのことを察知した家老原田甲斐は、自らを捨てて兵部に取り入り、酒井の謀略に対抗し伊達家を守ろうと腐心する。

昭和４５年に平幹二郎主演のＮＨＫ大河ドラマにもなっているから、中高年の時代劇ファンには定番の作品であろう。主演の原田甲斐は師匠。役所氏は原田邸に居候する壮士伊東七十郎を演じている。本線の役というわけではないので途中でいなくなってしまう（伊達兵部暗殺未遂のかどで処刑される）が、時期的に「信長」直後の作品であり、キャストの二番目に登場する役だけあって登場シーンは少ないが印象に残るところである。原田甲斐が伊達兵部に迎合していると思いこみ、その態度に激怒して原田邸から出ていく場面や、処刑される場面「俺の首を斬ったら上を向いて倒れる」と言い放つ迫力はまさに鬼気迫るものがある。

その他では師匠主演・隆巴脚本ということで、無名塾関連の出演が予想されるところ。役所氏無名塾時代の作品に必ず登場する益岡徹氏がここでも出演しているが、これまたほんのチョイ役（兵部の間者として原田甲斐を襲撃するが、撃退されて逃亡する）でいつのまにかいなくなってしまう。子役で仙道敦子が出ているあたりも十六年前の作品であることを感じさせられる。加藤武演ずる伊達兵部の知恵の無さも面白い（管理人は「よし、わかった！」を連想した）是非地上波でも放送して欲しいところだ。
#right(){(99/11/4)}














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    <dc:date>2010-10-13T20:58:28+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="http://www42.atwiki.jp/runemac/pages/54.html">
    <title>徳川家康</title>
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      #openclose(show=概要【初稿02/10/23・一部改訂07/10/24】){近年ドラマが面白くなくなったという話をよく聞く。以前のようにテレビは一家に一台、ビデオも無いという時代であればある程度ドラマの視聴率が高いであろうことは容易に想像がつく。しかしテレビは一人１台、ビデオも普及している現在では、視聴率そのものの低下・分散傾向は時代の流れである。にもかかわらず制作者は過去との単純比較による視聴率獲得に躍起となっている。結果として「人気俳優のスケジュールを押さえてから脚本を考える」ということとなる。最終週に「いいとも」に宣伝で登場した俳優が「明日最後の撮りなんですがまだ脚本ができてないんです」なんてことを平然と言ってのけ、聞く方も当然ととらえているのは全く異常なことだ。人気俳優というのも固定化されているのみならず、「アンタもう出てこなくていいよ」と思えるような人物が某局看板枠の主役に起用されてしまう現実だ。結果同じようなメンツが同じようなドラマを展開する状態となっているように感じるのは私だけではないはずだ。

大河ドラマは流石に上記のような「撮影直後に放送」なんてことは無いが、「視聴率のとれる俳優を優先的にキャスティングする」という志向は近年顕著である。思い出してみてほしい。近年の大河ドラマの主要キャストで「おや、この俳優は知らないぞ」と思ったことはあるだろうか？　筆者は唯一「北条時宗」の北村一輝氏を思い出すが、周りが地盤沈下した結果キャラが立ってきたということであり、初めからアナウンスされていた「主要キャスト」ではない。このように、大河ドラマもあまりに視聴率を意識した結果、民放と同様の安直なキャスティングをし始めている。

本題に入る。織田信長という人物は時代劇として最も人気の高い人物であることは明白だ。それだけに本作のように織豊時代を描くようなドラマで信長を演ずる役者を検討するというのは、制作側にとってみれば悩みの種であろう。故に普通は所謂「主役級」の俳優（時には本来の主役よりも格上の役者）を据えることが多い。

このパターン唯一の例外が当時無名の俳優にすぎない役所氏を信長に起用した本作だ。このページの左側、ドラマ出演リストをご覧いただきたい。率直に言って本作以前は端役ばかり、それも全て単発的な出演ばかりで、続き物のドラマにキャスティングされたのは強いてあげれば「なっちゃんの写真館」くらいである。言い方は悪いが限りなく「その他大勢俳優」に近い。
その俳優をＮＨＫが最も力を入れる大河ドラマ、しかも【徳川家康】の生涯を描いたドラマの【織田信長】として起用したのだからまさに大英断である。と言うよりどう考えても無謀・唐突な人選である。当初は沢田研二氏にオファーしていた（これは至極当然の選択である）が都合がつかなくなり急遽役所氏に白羽の矢がたったというのがその真相という。また、本作の２年前「おんな太閤記」における織田信孝役の熱い演技が制作側の記憶に残っていたことがきっかけとなったという話もある。

確かに役所氏はこの時点では無名塾で徐々に頭角を示してきた若手有望株（ではあるが隆大介氏の方が先を行っていた）であり、この抜擢にも十分好演をもって応えられると制作側は予測はしていたと考える。しかし一方で仮にこの起用が失敗に終わったとすると、制作者の責任は当然ながら役所氏のその後の俳優生命も危機に陥るような状況と考えられる。よく役所氏（と仲代師）がこの難役を引き受けたものだと感心する。よほど肝がすわっていたのか、それとも若さゆえ後のことは何も考えずに突っ走ったのか。

こういう最近になってわかってきた背景はともかく、何も知らない当時中１の筆者にとって、全くの無名役者がまさに【織田信長】としてブラウン管に登場した瞬間の衝撃は大きかった。これはリアルタイムで体験した者でないとわからないだろう。世間でも「あの信長俳優は誰だ」と一躍着目され、気がつけば主役を食うような存在となっていく。役所氏の人気が高まったことから、信長出演は当初予定より大幅に延長された。圧巻は「このドラマは『織田信長』なのでは？」と思わせるような力の入った作りの【本能寺の変】である。本作で一躍注目される俳優となった役所氏はこの年のエランドール新人賞を受賞、翌年の「宮本武蔵」での主役抜擢と続いていく。

→上で「主役を食う」としたが、注意すべきは本作の場合前述した北村氏のケースのように主役を含めた周囲が地盤沈下していたわけではないということだ。実際滝田栄氏の家康・武田鉄矢氏の秀吉はそれぞれ流石の存在感であり、脇を固める俳優陣もそうそうたるメンバーである。これら実績をあげている俳優陣の中で、無名俳優役所広司のインパクトがあまりにも強かったことを「主役を食う」と表現したことを付け加えておく。

結果として制作者と役所氏が打った一世一代の大博打（但し先にも記したが少なくとも制作者側には成功の確信があったに相違ない）は大当たりとなった。今後このようなケースがあり得るかどうか。冒頭にあげた現在の視聴率至上主義に陥ったドラマ制作の状況から考えて、こんなハイリスクの選択をする制作者がいるとは到底考えられない。俳優側でも仮にオファーがあっても一歩誤れば奈落の底という事態が待っており、自分の演技に自信を持って役を引き受けられるだけの度胸を持つ人物がどれほどいるものだろうか。あわせて考えると今後はまずあり得ないことになるだろう。こうして「役所信長」は大河ドラマ唯一にして最大の無名俳優の主要キャスト大抜擢として、その衝撃度と共に長く記憶にとどめられることとなる。

その結果がＮＨＫが今年行った「もう一度観たい番組」アンケートの大河ドラマ・戦国時代部門上位獲得（主役以外ではトップ）に寄与していることは明白だ。これだけ人気があるにもかかわらず、ＮＨＫの大河ドラマ冷遇（→海外ドラマ偏重）から長らく再放送もなかったが、数年前にＣＳで放送されたことから、これを機に観たという人も多かろう。
以前はＮＨＫから発売されている完全版ビデオ上下セット２６本１６万円（筆者はちょうど本能寺の変までが収録されている上セット１３本を購入）くらいだったが、最近はより廉価なＤＶＤも販売されている。最近映画を観てファンになったという方や、その頃はまだ生まれていなかったという若いファンの方には機会を見つけて是非観ていただきたいものである。}

#openclose(show=『ＮＨＫ大河ドラマストーリー』コメント【00/11/5】){
最近Yahoo!オークションを利用し始めた。「役所広司」で検索するとテレカやらポスターやら色々なアイテムが出品されていて面白い。その中からまず落札したのがこれ。「役所氏が無名俳優としてコメントしているだろう」最後の資料であり、案の定出演者コメントがあった。今読んでみるとなかなか感慨深いものがある。
***プロフィール
本名・橋本広司。昭和３１年長崎県生まれ。東京都庁に勤務後、５３年無名塾に入塾。公務員出身のため、芸名を”役所”にした、というエピソードを持つ。&amp;bold(){&amp;color(red){舞台・映画・テレビとも、まだ経験は浅いが、その個性的でシャープな演技は、大役・織田信長を演じるにピッタリの期待の新人である。}}
***役者からひとこと
信長は、その強烈な個性で四十九年間の生涯を休むことなく突っ走った感じがします。彼の喜怒哀楽の振幅の激しさは計りしれません。その変わり目のシャープさとテンポの早さを心掛けたいと思います。一般的には、狂気ともいうべき天才性とか冷酷さなどが知られていますが、原作を読んで彼の優しさというか愛情深さを強く感じました。だから信長の人間的な部分、つまり愛嬌みたいなものが出せるといいと思います。家康とは、男の友情を（成人として初めて再会し和議成立するところなど感動的に演じたい）、秀吉とは、腹の探り合いをユーモラスに、濃姫とは、男と女の愛情を越えた・・・・・今でいう、”とんだカップル”を演じたいと思います。信長はイメージとして動的な人ですが、それを際立てるために静的な部分を大切にしたいと思います。
信長には、面白いエピソードが沢山ありますが、その中でも一番印象に残ったのは、南蛮人に貰った地球儀を見ることが大好きだったこと。地球儀を子供のように見ている信長の後姿はなんともかわいらしい・・・。}















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    <dc:date>2010-10-13T20:57:51+09:00</dc:date>
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