仙台市長 ハイヤー代の最高9万円 東京出張時
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/11/20081130t13013.htm
 仙台市の梅原克彦市長が行き先を記入せず多額のタクシーチケットを使うなどしていた問題で、
梅原市長は東京出張の際、2006年4月からの2年半で、借り上げハイヤーを58回利用してい
た。料金は計241万4390円で、1日の借り上げ料金は最高で約9万円だった。宮城県の場合、
知事は東京では基本的に移動の度にタクシー料金を精算したり、地下鉄を利用したりしているという。



 河北新報社が市情報公開条例に基づき入手した資料によると、梅原市長が2年半に東京で使った
タクシー・ハイヤー料金は*計316万7080円
で、借り上げハイヤー料金が4分の3以上を占めた。



 いずれも用事が済むまで黒塗りのハイヤーを待たせ、複数の目的地へ移動している。
1日の利用料金の最高は07年4月12日の*8万9860円
。午前7時15分から午後10時まで
ハイヤーを借り上げ、13カ所を移動した。



 市総務局は「東京に専用の公用車がなく、タクシー・ハイヤーが移動手段。利用の判
断は市長に委ねている」と説明する。ある市幹部は「藤井黎前市長に比べ、梅原市長が東京で使う
タクシー代は回数、金額ともに突出している」と話す。



 宮城県によると、村井嘉浩知事が東京で移動する際、ハイヤーを1日借り上げることもあるが、

極力避けている

。普段は1カ所ずつタクシー料金を精算して領収書を受け取り、「地下鉄など
の公共交通機関を使ってもらうことも多い」(秘書課)という。



 県は1995年に食糧費などの不正経理が相次いで表面化し、公金支出の抜本的見直しを
迫られた。95年に県議に初当選した村井知事も当時の混乱と再生の過程を知り、「私自身の
公務に対する支出基準はかなり厳しくされている」と語る。



 知事が仙台市内などでタクシーチケットを利用する際は、秘書課が知事の公務と判断できる場
合に限り、行き先を把握した上で1枚1枚手渡しするなど、厳格な支出のルールを定めている。



 梅原市長がタクシーチケットに行き先を記入せず、頻繁にタクシーを使っていたことに、
ある県幹部は「公金の慎重な利用は時代の流れ。当然、首長にも当てはまるはずだ」と指摘する。



 東京でのハイヤー借り上げについて、仙台市民オンブズマンの庫山恒輔元事務局長は「公用
車より安いといっても、ハイヤーを丸々1日借り上げる仕組みは明らかに不経済で、庶民感覚か
らは理解できない」と話している。 2008年11月30日日曜日

 ―1日最高9万円というハイヤーの使用は「高い」との声がある。



 「訪問先でのやりとりを担当部局に報告し指示を与える。電車でもタクシーでもできない。
『走る執務室』『動く市長室』と考えてほしい。

私は、移動中もすさまじい勢いで仕事をしている


^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

納得できる説明を 仙台市長に批判、不満…擁護も
記者会見でタクシー料金返納について説明する梅原市長(左奥)=仙台市役所
 行き先を無記入のタクシーチケットなどを使っていた問題で、仙台市の梅原克彦市長が2日、行き先不明分のタクシー料金を返納したことを明らかにした。総額約*221万
円。「市民から疑問を寄せられるのは本意ではない」と理由を説明する市長に、市役所職員や市民からは「説明責任を果たしてほしい」「私的使用の疑いが強まった」と批判的な声が上がる一方、理解を示す市幹部もいた。
 梅原市長が返納したのは1日。「返納しない」と明言してわずか3日後だった。仙台市のある幹部は「あっさり前言を撤回していいのか。市長や政治家の言葉は軽いものであってはならないはずだ」と言う。
 別の幹部は「ゼネコン汚職や食糧費問題以降、仙台市は情報公開によって市民との信頼関係を築いてきた。なぜ返還したのかを、市長は自分の言葉で市民を納得させる説明責任を果たしてほしい」と望んだ。
 一方、行き先を書かなかった梅原市長を擁護する幹部も。「市長は政治家。自分が訪ねる先を詳細に明らかにされたくないという思いも分かる」と話した。
 タクシーをどれだけ使うかは、市長の裁量に委ねられている。市民からの矛先は、この点にも及んだ。
 太白区の男性会社員(29)は「市長のタクシー使用に制限がないのは、いただけない」と市の制度の不備を指摘。青葉区のパート女性(50)は「市役所のお金の扱い方が甘すぎる」と批判した。
 青葉区の女性会社員(41)は「市長が返納したことで逆に、私的に使っていたのではないかと疑ってしまう。市役所の情報公開の透明性が薄れてきている」と嘆いた。
◎公務なら公用車で 解決にはならない
 前宮城県知事の浅野史郎慶大教授の話 「100パーセント公務で私的利用はない」としながら、一部を自主返納したのは矛盾に思える。本来、公務ならば可能な限り公用車を使うべきだろう。知事だった当時、公務でタクシーを使う機会はほとんどなかった。仕事が終われば公用車を返し、タクシーを使うのは政治活動などプライベートな部分。当然、私費でタクシーを拾って帰ったし、公務と政務は整理していた。タクシーチケットに行き先を記入しないのを「機密保持のため」と説明しているが、*体験に照らせば政務でそんな場面はあっても、公務で相手の厳重な秘匿が必要な場面はあまりなかった。まるで警察の捜査報償費みたいな話だ。
 仙台市民オンブズマンの庫山恒輔元事務局長の話 行き先不明分を返せば金銭的な問題がなくなり、返還請求訴訟は逃れられる。しかし、それで解決にはならない。返金すること自体、使い方に問題があったと認めているのと同じだ。市長が不適切な公金の使い方をしていたということは、職員もおかしな使い方をしている可能性がある。組織全体の使用実態を明らかにし、問題があれば自身を含めて処分して、初めて問題がないと言えるのではないか。市監査委員の指摘を無視しており、監査委員が甘くみられている。監査委員が公金のチェック役になっていないのも問題だ。
2008年12月03日水曜


◆2005年11月1日~8日
◎旅費 530万円
 参加人員 5人(他に市長夫人が現地から同行)
【用務先 フィンランド】
○意見交換(ポラール社部長、テクノポリス社(社長、プログラム部長ほか)、オウル大学国際関係部長)、○産業振興に関する協定書の締結(オウル・イノベーション社(社長ほか)、オウル市副市長)○意見交換(駐フィンランド兼エストニア大使、○国立社会福祉保健研究開発センター(スタケス)(総裁、上級副総裁ほか)、社会保健大臣、前社会保健大臣、FWBC社社長、○フィンランド貿易局(フィンプロ)(総裁、副総裁ほか)、○ヘルシンキ市(都市計画不動産担当副市長ほか)
【用務先 スウェーデン】
○意見交換(ジェトロ・ストックホルム事務所所長、在スェーデン日本人会副会長、ヴォルダル財団理事長、産業雇用通信省上級顧問、ウメオ大学教授、スェーデン福祉研究所、外務省儀典局副局長、駐スェーデン日本大使)



◆2005年12月28日~31日
◎旅費200万円
  参加人員4人
【用務先 シンガポール】
○意見交換(シンガポール港湾局(上級課長ほか)、ジェトロ・シンガポール事務所(部長ほか)、シンガポール政府観光局(国際交流課長ほか)、Ascott社(会長ほか)、貿易産業省(貿易局長ほか)、シンガポール航空(副社長ほか)、外務省(北東アジア課長ほか)、外務大臣、保健大臣



◆2006年1月19日~25日
◎旅費 200万円
 参加人員 4人(他に市長夫人が現地から同行)
【用務先  台湾】
○交流協議・交流協定締結(台南市長)、○意見交換(台南市(市長夫妻、副市長、秘書長、民政局長、文化局長、建設局長、社会局長、教育局長、警察局長ほか)台南市議会(議長、副議長ほか)、市商工会理事長、市工業会理事長、台南市観光協会理事長、台南市国際文化交流促進会理事長、国民外交協会台南文化会長ほか)、○台南シティセールスイベント出席、○台北シティセールスイベント出席、○意見交換(台北市(交通部民航局副局長、同観光局副局長、精神医療センター院長、経済部国際貿易局長、外交部国際組織司長ほか)、エバー航空総裁、交流協会台北事務所代表)



◆2006年4月5日~9日
◎旅費 240万円(ガス局から支出)
 参加人員 4人
【用務先 マレーシア】
○意見交換(経済貿易産業省(事務次官、アセアン経済協力局長、アジア太平洋経済局長)、ジェトロ・クアラルンプール事務所所長、経済貿易産業大臣、駐マレーシア特命全県大使、前首相、ペトロナス会長)
【用務先 ブルネイ】
○意見交換(駐ブルネイ特命全権大使、エネルギー大臣、投資庁(副局長ほか)、内務省副大臣)、○覚書取り交わし(ブルネイ日本友好協会)



◆2006年4月26日~5月6日
◎旅費855万円 (市文化事業団分含む)
  参加人員 6人(他に市長夫人が現地から9日目まで同行)
【用務先 スイス(ジュネーブ)、イタリア(ローマ、ミラノ、パルマ)、ベルギー(ブラッセル)】
○4月26日:(移動、スイス到着)
○4月27日:(ジュネーブ市内)
        ・在ジュネーブ政府代表部 藤崎大使と面談
        ・国際音楽コンクール世界連盟総会出席
○4月28日:(ジュネーブ市内)
        ・国際音楽コンクール世界連盟の総会に出席  
         連盟会長、国際ピアノコンクール芸術監督などと
         意見交換
○4月29日:(イタリアへ移動)
○4月30日:(ローマ市内)
        ・市内の音楽公園オーディトリアム視察
○5月1日:(ローマ市内)
        ・JTBイタリア アウトバウンドマネジャーと会談
        ・アルファネットK&Coツアーズ
        ・斉藤和茂氏と会談
○5月2日:(ローマ市内)
        ・ICE本部およびイタリア生産活動省訪問
       (ローマ近郊、モンテルトント)
        ・国立研究評議会 
         細胞生物学研究所訪問、視察
       (ローマ市内)
        ・イタリアサッカー連盟(F.I.C.G)訪問
○5月3日:(ミラノ市内)
        ・ボッコーニ大学
         アジア社会経済研究所教授との意見交換
        ・ジェトロ・ミラノ訪問
       (ミラノ近郊)
        ・高級イタリアン・レストラン訪問、誘致活動
○5月4日:(パルマ市内)
       ・国際食品見本市CIBUS会場視察、開会式に参加

            (ベルギーへ移動)

○5月5日:(ブラッセル市内)
       ・EC日本政府代表部訪問
       ・ベルギー王国日本大使館表敬訪問
       ・欧州委員会研究総局訪問
○5月6日:(移動、日本到着)



 注目すべきは、これだけの出張をしながら、その成果がまったく見えないこと。
最終更新:2009年01月22日 01:31