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1000万年前・・・
この世界には200を越える神が居た、火・緑・色・天候・偽・真など多種多彩な神が居た似たような神が居ればまったく共通点の無い神も居た。
神はそれぞれ能力を持っていた、例えば火の神ならば火を操り、色の神ならばすべての物の色を変えることができた。
その神達は協力し、なにも無かった世界に緑を与え、火を作り、水をもたらした。
しかしその神達はいつか自分こそ一番の神と考え始め争いが起きた。
その争いで神は他の神を殺し、力を奪い、強くなっていった。
その争いは500年にも続いた。
残りの神は後二人だけとなり、二人共究極的な知からを持っていた。
その二人の神の戦いに決着が着き、一人の神が死んだ。
すると物凄い光が世界を包み――――――

バタン!

俺は本を閉じた
「ばかげてる」
俺は家の自分の部屋のベッドに寝転びながら本を読んでいた
「こんなの誰が信じるかばーか」
俺の名前は杉下、杉下大樹 中2
そして俺は占い、手相、超能力を絶対に信じないタイプだ、その超能力がたとえ・・・
「大樹にいちゃーん」
「ん?」
ドアが開いて妹が入ってきた。
「なんだ遥」
こいつの名前は遥、小学5年だ、俺と違って何でもできる万能型だ。
「おにいちゃん、料理の練習するからさ」
もういちど言おう俺は超能力を絶対に信じない、その能力をたとえ・・・
「火、出してよ」
自分が持っていたとしても。



プロローグ
この世界はほとんどの人が超能力者だ。
この能力がどこから来たのか、またどうやって人間に宿ったのか、一切の詳細が不明。
この物語はへなへなした生活を送っている一人の能力者の物語。

登場人物
杉下大樹(すぎしただいき)中学2年生
この物語の主人公、火の能力を持っている。

杉下遥(すぎしたはるか)小学5年生
杉下大樹の妹、小5のくせに大樹を「おにーちゃん」と呼ぶ、実は兄より物凄く才能があるのにいつも兄に助けを求めている。

杉下亮司(すぎしたりょうじ)
大樹・遥の父親、もちろん能力者であり煙の能力を持つ、遥が暇してるときに能力を使って遊んでいる。

杉下恵(すぎしためぐみ)
大樹・遥の母親、能力者で爆を持っている料理が物凄く上手いが大樹が宿題をやめて逃げ出そうとするのを見つけるのも上手い



第2話―能力者の家族

「はあ!?」
俺は持っていた本を床に落とした
「だーかーらー、火を出してよー」
「ガスだったら自分でつけられるだろが」
本を拾いながら言った
「つけられないもん」
「俺より才能あんだから自分でやれよ」
「おにいちゃん火出せるんだからいいじゃん、ガス代かからないし」
なんど言っても言い返してくる。
「おまえだって電気起こせるだろ」
そう、遥の能力は電気、電気を起こす。
「火は出せないのー!だから早く来て!」
そう言ってどたどたと階段を下りていった
「使いたくないっていってんだろ・・・」
俺はしかたなくベッドから転がるようにして床に滑り降り、階段を下りていった。

「はぁー、で?どこ?」
「あそこ」
俺は一階に降りて遥が指差す方向を見た
「・・・フライパン使うのか?」
「うん」
今思ったことを言おう`無理だ`
「お前フライパン使えねえだろが」
「使えるもん、上手いもん」
ちっ、ここで言うことを聞かないとお袋に言いつけられるな
「わーったよはいはい」
そう言って俺はフライパンに手を向けた
「めんどくせえなあ・・・」
ボッ!
フライパンの下の辺りに火が出てきた
「ありがとっ」
そう言って遥は具を取り出しに冷蔵庫に走っていった
きっと冷蔵庫に行って料理が出来上がるまでなにかやらかす、そう思った俺は上のベッドに行きたい気持ちを抑えて遥を監視することにした。

さてなにもせずにだらりとしてるのもなんだから学校の事を話そう。
俺らの学校ってゆうのは能力を学ぶだけじゃなくて漢字とか算数とかもちゃんと学ばなければならない、だけどやっぱり一番人気があるのは能力学だ。
だいたいこの学の時間になるとみんな教室から出て行ってそれぞれの教師の元に走っていくのがお約束だ。
そのせいで廊下は大混乱、これもお約束だ。
中学校では一学期に出した能力の持久力の強化を学ぶ、これで一回能力を出したときに効果が無くなることは無い、今俺がフライパンの下に火を出しただろ?あと3時間はあの火は消えないだろうな。
2学期には離れたところに能力を出すってゆうのと能力の形状を変えるってゆうのを学んでる、離れたところに能力を出すことは離れた場所から安全に能力が使えるとゆうメリットがあるらしい、俺の学年はもうこれは終わった
能力の形状を変えるってゆうのは火の形をねずみに変えたりして遊べるいまここを学んでる。
3学期はよくわからないけど多分能力の火力を強くするんだと思うな。
なぜって?中学にはコロシアムがあるからさ!
中学生になるとコロシアムってゆう施設が使えるようになる、予想は着くと思うが能力者同士が戦う施設だ、かなり楽しい。
あとは――――――――

「ただいまー」
「ん?」
玄関から親父が出てきた
「いやー大変だったあれ?」
親父がリビングから首を伸ばして台所の遥を見ている
「フライパンを使ってるのか?」
「あっ、お父さんおかえりー」
そういって遥は一瞬親父を見るために目をフライパンから外した。パチッ!
がしゃーーーーーん
ボァァァァ!!!
「きゃーー!!」
やらかした
「だから言ったろ、無理だって」
火を拭うようにすばやく手を振った、すると火は瞬時に消えた
「お前はまだ能力コントロールできてないんだし」
「うぅ・・・」
遥は失敗したことでいじけている
「ほらほら、大丈夫だよ」
親父が言った
親父はいつも遥に甘い。
「何度も言ってるけど親父は遥に甘すぎるんだよ、遥はちゃんと一人で何でもできるしもう小5なんだからさ」
「遥、立てるか?」
親父は聞いていない。
「わかったよ親父は親父のやり方でいいさ」
俺はそう言い放ち二階に走っていった
「何をするかなあ・・・」
俺は二階で小1時間火を出したり消したり形を変えたりして遊んでいた。
え?さっきのは誰だって?杉下亮司、俺の親父だ、さっきも見ただろうがいつも遥に甘い、煙の能力を持ってる。
「たっだいまー!!」
お袋が帰ってきたらしい。
「お帰りー」
俺は適当にそう言って下に降りていった、お袋が帰ってくるときは夕飯の準備の時間だ。
「さあー夕飯よー!大樹!降りてらっしゃい!!」
「もう降りてるよ!」
俺は遥と一緒に遊んでる親父が居るリビングのソファーに座りながら言った
「そう、じゃあ早速点けて」
お袋はそう言ってエプロンをつけながら冷蔵庫に向かっていった。
「あいよ」
ボッ!
遥の時と同じように火を点けた。
「ありがとう、じゃあ休んでていいわよ」
リモコンを探してテレビを点けた
「どうだー、今度は竜だぞー」
親父は煙を出してミニチュアサイズの竜を象っている。
「すごーい!」
遥は喜んでいる。
「・・・バカだろ」
そう言って俺は親父のと同じぐらいの火の竜を作った。
火の竜は煙の竜に噛み付いたり火を噴いたりして攻撃している。
「わっ、やめろよ!この!」
煙の竜も負けずに噛み付いたりしている
「わーい楽しいー(笑」
遥は手を叩きながら応援している
「おにいちゃんもおとうさんもがんばれー!わーい(笑」
「くそー、大樹!やめろよ!」
親父はそう言っているが知ったことか、煙の竜がちょっと押されている。
「遥も楽しそうじゃん、能力の練習もできるしさ」
俺は指で火の竜に命令を出しながら言った
「くっそー、ならこうしてやる!!」
そう言うと親父は煙の戦車を5体ほど召喚した。
「ならこっちも!」
俺は火の竜をもう5体作って全員の頭に角3本と背中にミサイル砲を1個ずつもたせた。
「うっ!いつの間にそんなに上手くなったんだ!!」
火の竜が煙戦車隊に火のミサイルを撃ちまくってる中で親父が言った
「コロシアムで練習してんだよ」
そう言って最後の戦車を倒して一体だけ居た煙の竜に攻撃を向けようとしたところで。
「ご飯できたよーー!!!」
「わーいい!!」
遥は瞬時に立ち上がって台所に走っていった。
俺と親父も竜を消して台所に行った。
お袋が料理をテーブルに置いて待っていた。
お袋も能力者だ、爆発の能力を持ってる、だからあんまり歯向かえない。
「いっぱい食べてね」
俺はイスを引いて座った
「うまい!」
親父が言った。
「まあ確かに上手いな」
俺はとても『まずい』とは言えないぐらい上手い、お袋は料理が物凄く得意だ。
「おいしいおいしいー!」
遥も食べていた
「ありがとう(笑」
「なあ大樹」
親父が食べながら話し掛けてきた
「コロシアムは危険だからやめろ、あそこじゃなくても勉強はできるはずだ」
「確かに他でも勉強できるけどコロシアムほど楽しく勉強できるとこはないだろ?大体なんでそんなにやめてもらいたいんだ?」
俺はがつがつ食いながら言った。
「知ってるだろう?お父さんはあのコロシアムで全治5ヶ月の重症を受けたんだ、あそこは危険だ絶対に行くべきではない」
「親父にそんなことがあったからって俺がそんなことになるなんてことは分からないだろう?」
俺はすでに白米を食い終えた。
「せっかく中学生になったんだ、コロシアムぐらい行ってもいいじゃないか、ごちそうさま」
「まて、大樹!」
俺はご飯茶碗を水道場に置いてすぐに二階に行って寝た。



第3話―コロシアム

ピピピッピピピッピピピピピピピピピピピピピピ カチッ

「ふわぁぁぁぁぁ」
「もう朝か・・・」
「はぁ・・・」
朝はなんか気力が出ない、ふらふらしながら着替えて下に行く。
「おはよぉぉ」
「あっ、おにいちゃんおはよー」
遥はいつも先に起きている。
「今日は土曜日かあ・・・」
まだふらふらしながら洗面台に向かって顔を洗う。
「・・・・・ばあ!!あーーすっきりしたぁ」
「今日はコロシアムの日でしょ?がーんばってね!」
「そういえばそうだったな」
コロシアムは毎週土曜日に開催される、今日のコロシアムは記念すべきコロシアムだ。
「じゃあ庭に行って空気吸ってくるかなあ」
がらららら
窓を開けて家の外にでる、やっぱり庭は空気が良い
「あー、家よりこっちだなあ」
「おはよお」
「ん?」
「お父さんおはよーー」
「おお遥、起きてたのか、おっ?大樹がこんな早くに起きるなんて珍しいな」
「おはよう親父」
俺は家の中に戻って窓を閉めた。
「大樹、またコロシアムに行く気か?」
「うん、そうだけど?」
玄関で靴を履きながら言った
「まあ行ってもいいがどうなってもしらないぞ」
親父はいつも土曜になると顔をしかめる
「あっそ、じゃあ行ってきます」
ふう、やっと親父と離れられるよ。
コロシアムは歩いて行くと半日はかかる、だから専用バスに乗って行くんだ、しかも乗車料はない!良いだろ?
ぶるるるるるるる
「おっ、まだ誰もいない!ラッキー!」
何故ラッキーなのかって?見れば分かるさ。
どだどだどだ
「杉下大樹!」
バスの小さな階段を上ってバスガイド(?)にすれ違う時にそう言った
どさ!
「いやーやっぱりここが一番だな!!」
一番上のいすに座った、ここは空気が良い上に風景も良い。
「あれ?ビビンバかな」
一人の男の子が来た、かなり急いでるような感じだ、荷物も物凄く重そうなバッグを持っている。
「微々元武!」
こいつもそう言って俺の隣に座った
「はぁ、はぁ」
「どうしたビビンバ、かなり息荒いじゃないか」
こいつの名前はびびもとたけし、通称ビビンバだ、由来は何となくだ、速の能力を持っている
「これ見てみろ、ランキング表と対戦表だよ!!」
「知ってるよ、お前ってなんでそれ、捨てないの?」
「コロシアムの歴史だぞ!?!お前は歴史を捨てるのか?!?!?!?!」
「あーはいはい、じゃあ今日も頼むぞ」
「おう」
ビビンバはコロシアムのランキング表と対戦表を集めている、だからバッグがこんなにも重いのだ。ランキング表はコロシアムの終わり、対戦表は色々なところで配布されている、だけど俺は貰っていない、ビビンバが持ってきてくれるからだ。
「醤油はまだー?」
「そろそろ来るだろ、あ、来た」
ビビンバが指差す方を見るとこんどは女の子が来た。
「蛇柄魅月!」
女もそう言ってこっちに来た。
『よっ、醤油(笑』
ビビンバと一緒に言ってやった
「あんたらねえ、そのあだ名はやめてっていってんでしょ!」
「自分で言ったくせにー」
この女の名前はへびがらみづき、あだ名は醤油、俺たちが将来のユメってなにかある?って聞いたら偶然舌を噛んじゃって答えを『醤油』と言ったのが由来だ、闇の能力を持ってる。
「あんたらねぇえ」
かなり怒っている
「あーはいはい、まあ落ち着いて座れよ」
ビビンバが勧めた。
「では、みなさんが揃ったので移動致します、窓を完全に閉めてください」
ぴしゃり!
俺は窓を閉めた
では出発いたします。

じううぅぅぅぅぅぅぅ
ぎゃん!!ずだあん!!!
空間が捻じ曲がったような音がしたあとバスは着地した、きっと能力でワープみたいなことをしてるんだろな。
「到着いたしました、お忘れ物の無いようにご注意ください」
「よし、降りるぞ。」
三人は一緒にバスを降りた。
「じゃあ受け付け行くぞ」
コロシアムは最大3人タッグで戦うことができる。
「ビビンバ、今日の対戦相手は?」
「えーと、うん、そんなに強くないから大丈夫」
「そうかい」
受け付けに着いた
「杉下大樹・微々元武・蛇柄魅月、3タッグです」
「まだ3時間も時間がありますね、あちらから観戦席に行ってはどうでしょうか?」
「じゃあそうさせてもらいます、行こう」
ビビンバがずんずん観戦席に向かっていったので着いて行った。
「まーだーがーよー」
もうずっと他の人のバトルを見ていたがつまらない、こう言っては失礼だが能力をまともにコントロールできてるやつもほとんどいなかったしさっきのやつは味方に攻撃をしたりと低レベルだ、そろそろ俺らの番が来るはずなんだが・・・
後5分であなたたちの出番です、選手控え室で待機してください
「おっ!やっと俺らじゃん!さっさと行くぞビビンバ、おい、醤油も早くしろよ、後五分だぞ!」
「分かってるよー」
「先に行ってるからなー」
「分かったー」
「んじゃ行くか」
どたどたどた
がらららら
「ふう、いまので二分使ったな」
「そうだね」
がらら
「醤油来た」
「醤油って言うのやめて」
「そろそろ行ったほうがいいんじゃないのか?」
「そうだな、じゃあ行くか」
がらららら
コロシアムに出るドアに向かってる途中に声がした
「ア@+ガ:‰ウノ≠*々ットニ〆±バゝΛモノ?」
「あれ?」
「どうしたの大樹?」
「ビビンバ、さっきの声聞こえたか?」
「え?なんにも聞こえなかったけど?」
「あ・ああ、そうか」
「観戦席からの声がうるさすぎて耳がおかしくなったんじゃない?」
「AHAHA、そうかもな」
ぎーーーー
オォォオォッォォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!
「確かにうっさいな!!!!!!!!!!」
「なんか言った?大樹!!!!!!!!!!!!!!!!!」
観戦席の声がうるさすぎる、流石にこれじゃあまともに話せないな。
「静かに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
耳をつんざくような大声ですぐにコロシアムは静かになった、どうやら司会者らしい
「第3462回コロシアムトーナメント決勝戦レディ」
こちらが身構えると敵も身構えた。
「ファイト!!!!!!!!」
ドゥアァァァン
ダン!
いち早く動いたのはビビンバだった、ゴングが鳴った瞬間、緑の髪の毛をした女の子の目の前に現れてキツイ一撃をかました。
「いいぞビビンバ!」
さっきも言ったけどビビンバの能力は速、生物の移動速度を急激に上昇させる、こいつのにはかなりお世話になったもんだ。
開始から3秒も経たない内に一人やられたことで敵はちょっと同様したが、すぐに反撃をするために男の子が草の剣を手に持って俺に向かって走ってきた。
「やべっ」
俺もすぐに火の剣を造って迎え撃った
バチン!バチバチン!!
火の剣で受けたり切ったりするたびに火花が散る。
「くっ!」
接近戦では勝てないと判断したのか、すぐに俺から離れて草の弾丸を飛ばしてきたが、こちらも火の壁を作って弾丸が止まったところで両手に火の剣を持って切りかかった
「うらぁあ!!!」
剣はぎりぎりで後ろにかわされたがいい感じに後ろでビビンバが待ち構えていてこいつにも痛恨の一撃をかました
「やったぞビビンバ!」
「もう終わりだよ?」
「え?だってあと一人居ただろ?」
「あの子は醤油が倒したよ」
俺が振り向くとあの醤油がガッツポーズで笑っている
「そうだったのか、まあ良いやじゃあ出るか」
「うん」
醤油がこっちに来て
「ねえねえ、どうだった?かっこよかったでしょー」
「すまん見てなかった」
俺は正直に言った
「えー!!!!」
「やべっ!ちょ、早く行くぞ!!!」
俺は走って出口のドアの取っ手に手をかけた。
「!?!?!?!??」
いきなり意識が遠のいて俺はぶっ倒れた。
コロシアム、炎に囲まれている、向こうに誰かがキーホルダーのようなものを回している、誰かがキーホルダーをこっちに投げてきた、俺の胸に当たる、また意識が遠のく、声がする、「アナタガホノオノスピリットニエラバレシモノ?」
意識が戻ってきた、他の声がする。
「・・・ぶ?・・・いき・・き!大樹!!!!!」
「・・・・・・・え?」
目が開けた。
「ここは・・・どこ?」
「大樹?大丈夫?ここはコロシアムの治療室よ、あなたコロシアムから出ようとしたらいきなり倒れちゃって・・・」
そう言われたときに記憶が蘇った、コロシアムで戦って勝って出ようとしたら倒れて、それであの映像が・・・
「じゃああれは・・・ユメ?」
「どうしたの?何があったの?」
「すまん魅月、どいてくれ、行きたいところがある」
「え?動かない方がいいっていってたわよ?」
「いいからどいてくれ!」
俺は半ば強引に魅月をどかして歩いていった。
胸が痛い、胸の辺りを抑えてみると服の内側に何かがあった。
「なんだこれ?」
何かを剥がして見た、それはあのユメに出てきたキーホルダーだった。
「え?・・・じゃああれは・・・・・・・現実?」
俺は信じられなかった、あれがユメじゃなければあの炎はなんだったんだ?
予想していたことが当たった、そう確信した。
あれは現実だったんだ、そしてあそこにいた誰かがコロシアムを焼いた。
キーホルダーをポケットに入れてコロシアムの入り口へと走った。
ぎーーーー
ドアを開けた、変わっていないタダのコロシアムだ。
「なんでだ!?ここに現実だってゆう証拠が・・・」
「・・・・・・・・・・・いや、ここ以外のところに何かがあるかもしれない・・・・・」
「大樹ーーーーーー!!!」
魅月がビビンバと一緒に走ってきた
「大樹、なにがあったの?」
「・・・いやなんでもない、帰ろう」
「え?ちょ・・・もう、人が心配してやってんのに」
俺たちはコロシアムを出て最後のバスに乗って家に帰った。




第4話―スピリット

あれはユメか現実か?分からない、日曜日を全て潰してあのキーホルダーを本気で蹴り潰したりしてみたがまったく壊れる気配が無い、最後には火で燃やそうとしてみたがこれもダメだった。
そんなことをしている内に月曜日になった。
「おにーちゃーん!学校の時間だよーーーー!!!」
「分かってるから黙ってろ!!!」
俺はその日物凄く早く起きて学校に行くまでに謎を解明しようと奮闘していた。
「・・・・・・あーちっくしょーーーー、なんなんだよこれ!!!!!!」
ふと時計を見てみたらもう行かなければ確実に遅刻だ。
「あーもー」
キーホルダーをポケットに入れて準備しておいた荷物を持って玄関に飛んでいった。
「逝ってきます!!!!」
俺は家を出てからすぐはダッシュしていたが、まだ余裕があると判断してまたキーホルダーをいじりはじめた。
「・・・そういえばコロシアムも焼かれてなかったし家がぶっ壊れてた訳でもない、なのにこんなのをいじってる意味があるか?」
自分で自分に質問した
俺はキーホルダーを投げ捨てた
「さっさと学校いかねえと本当に遅刻しちゃうな。」

「じゃあね大樹」
「おう」
下校途中でビビンバと分かれた
「またな」
「うん」
そう言ってビビンバは俺と反対側の道に走っていった。
「はぁ、じゃあ俺も早く帰るか」
俺はなんとなくダッシュで家に走っていった
「ふう、着いた・・・ん?」
家の前で誰かが立っていた。
「あれえ?おっかしいなぁーここにいるはずなんだけど・・・」
どうやら女らしい、呼び鈴をおしまくっている。
ピンポンピンポンピンポン
「すいませーん!だれかいますかー!すいませーん!」
「あのー、誰ですか?」
声をかけてみた。
「はい?」
女がこっちに顔を向けた、どこかであったような顔だ。
「あ!大樹君?」
「え?そうですけど、なんで俺の名前しってるんですか?」
「へへー、まあいいからいいから、着いて来て」
そう言って女はいきなり俺の手首を掴んで引っ張っていった。
「え、ちょ・・・」
女は俺を引っ張って住宅街を走ってスーパーの裏路地に連れ込んだ
「えーっと、うん、ここならばれないでしょ」
「あんたなんなんすか?」
「そうゆうことはいいからいいから、あ、後これ持っといて」
女がポケットの中からあのキーホルダーを取り出して俺に突き出した。
「?なんであんたがこれを?」
「いいからいいから」
俺はキーホルダーを受け取った
「うんうん、じゃあ手に掴まってて」
女が右手を突き出したので俺はそれに掴まった
「じゃあ目は瞑ってて」
目を瞑った
「じゃあ行くよー」
ぎゃん!!!
なんか嫌な音がして足が地から離れ、物凄い耳鳴りが起こった。
ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ

その音をもう5分も聞いただろうか、また地に足が着いたような感じがした
「もう目、開けていいよ」
女の声がしたので目を開けた、そこには住宅街の影は無く鉄製の暗い廊下のようなところに立っていた。
「ここは?」
「後で説明するから早くこっちに来て」
俺は女についていくと奥に一つの扉が見えた
するとその扉から声が聞こえた
「何!?ボーバトンの街がやられた!?」
「ええ、でもあそこにはちゃんとした能力者がいなかったから仕方ないわ、早くスピリットに選ばれし者が見つかるといいんだけど・・・」
「くそっ!」
「たっだーいま!」
女がその扉を開いた
「連れて来たか?」
「あったりまえじゃん!さあさあ、入って入って」
そう言って女が俺を扉に押し込んだ
「はいはいはいはい、この人が!杉下大樹君でーす!!!」
部屋にはあのコロシアムで戦った3人が居た。
「あのー、あなた達は?」
「えーっとね、あそこに居るのが虎崎鉄平君」
女がコロシアムで俺と切りあった男を指差した
「よろしくな」
「でぇーあっちの子が矢付さんで」
指差した先にはあの緑の髪の毛をした女の子が居た
「えへへ」
「そっちが海薔薇さん」
「よろしく」
「三人とも兄弟だよ、でぇーこのあたしが雨後邪身恵子よ」
「どうだった?」
鉄平が言った
「スピリットだよ、触れたか?」
「へ?ああ、大樹君、さっき返した奴出して」
俺はきっとあのキーホルダーを言っているのだと思ってポケットから取り出した、それを出すと3人とも物凄く驚いたような顔をした
「・・・・・・ビンゴか?」
「この子が炎のスピリットに選ばれし者ですよーん」
「じゃあ早速――――」
「ちょっと待って!」
矢付って人が言った
「きっと疲れてるでしょう、いきなりこんな訳分からないとこに連れて来られて」
矢付が真剣な顔をした
「今日は休んだほうがいいわ」
「まあそうだな、じゃあ雨後邪身、寝室に連れてってやれ」
「イエッサー(笑)じゃあ大樹君、こっち来て」
「え?でも俺家に帰らないと・・・」
「大丈夫よ」
雨後邪身が部屋の奥の方の壁に行った
「あなたのお父さんお母さんもこのグループに入ってるから、えーと106号室!」
がたん!
床が揺れたかと思うとエレベーターのように下に下がりだした。
「つい一週間ほど前にお父さんお母さんをこのグループに引き入れたの、あなたもグループに入れるように説得したんだけど、それはそれは難しかったわ、お父さんもお母さんもあなたのことを傷つけるわけには行かないって、
なにを言っても聞かないのよ~、あ、着いたわよ」
ピンッ と音がしたかと思うとずっと壁だったところにが横に開いた。
「ここがあなたの部屋よ、好きに使ってくれていいわ」
そこはベッドやソファーなどはもちろん冷蔵庫などの電気製品も完備されていた
「さっきの部屋に行きたかったらこの丸い線が書かれてるところに立って」
雨後邪身が足元を指差した
「000号室って叫べばいいわ、あとこのカードをここに差し込めば」
雨後邪身がポケットから四角いカードを取り出しながら横にあった差込口を叩いた
「どこの室にだれが居るのか分かるわ、まあ留守ってゆう時もあるけどね、あっはっは(笑」
「じゃあ今日は休みなさい、オヤスミー」
そう言って雨後邪身はカードを俺に渡して上に戻っていった
「なんなんだここは・・・ふぁーーーーあーあ、もう眠いし寝るか」
俺はベッドに寝転んですぐに寝た。



第5話―デボノス

「ふぁふぁふぁっふぁぁぁぁぁーーーー、あー・・・今何時だろ・・・」
時計を見てみる
「・・・・・げ!もう11時じゃん!!!!!!ヤバイ!!!」
すぐに起きて丸い線のところに乗った
「えーーーーーーーーと、000号室!!!!!!」
がたん!
エレベーターが上に上がり始めた
「そういえば親父とお袋はどこにいるんだろ、後で行って見よう」
チンッ!
壁が開いた、雨後邪身がココアを飲みながら物凄くゆったりしている
「雨後邪身さん、俺学校いかないと」
「あら、大丈夫よ、学校には事情は説明してあるから」
「あ、そうですか」
「それより大事な所に行くからちょっとそこどいて」
「あ、はい」
俺は丸い線の所から横に動いた
「もうちょい寄って、もうちょい、大広間!」
がたん!
エレベーターが動き出した
「そういえばこのグループの名前を教えて無かったわね」
「ディーヴァ撲滅能力者集団、略してDBNS」
チンッ!
ちょうどエレベーターが目的地に着いて壁が開いた
「ようこそ、デボノスへ」
そこはトラックが50台ほど入ってしまうのではないかと思うぐらいの広い部屋で物凄い数の人が忙しそうに動き回っている。
俺と雨後邪身はエレベーターから出て歩き出した
「ここはディーヴァとその存在証拠を消滅するグループよ」
「ディーヴァ・・・?」
「まあ知らないのも当たり前よ、ニュースだかそんなのじゃあ分からないわ、このグループに入った人だけに教えられるの、着いたわ」
雨後邪身は一つの扉の前で止まった
「何故だかしらないけどあたしは入る許可を貰えないのよねぇーだからあなた一人で入っていってねー、じゃ」
そう言って雨後邪身は人ごみの中に消えていった
俺はその扉の取っ手を掴んで押した、開かない、もしかしたら、取っ手を掴み直して引いてみた、開いた
「やっと来たか」
鉄平がイスに座って待っていた、その部屋はテーブル一つとイスが四つあるだけだった
「あのー」
「分かってる、ここがどこだかとか色々聞きたいんだろ?まあ今説明する座れ」
「ここはデボノスってゆうグループで世界中に本部を設置して能力者を集めてる、ここまでは良いか?」
俺は軽く頷いた
「で、このデボノスの目的はディーヴァってゆう破壊に尽くす化けモンをぶっ倒して存在を消滅すること、このディーヴァを誰が作ってるのかは全然の謎だ」
「これまでは小さい町にちまちま顔見せるぐらいだったから一つの町で2~3人で十分だった、だけど最近なぜか行動が活発化して来て7~8人いないと抑えきれなくなってきた、だからスピリットに選ばれし者を見つけるのが最優先になったっつー訳でお前が連れてこられたわけだ」
「ちょっと待ってくれよ、そのスピリットに選ばれし者ってなんなんだ?」
少し間が開いた
「スピリットってゆうのはなぁ」
「能力者の力を急上昇させる、まあ最終兵器みたいなもんだ、だけどこれをだれこれ皆が持てるものじゃない、スピリットが自分で選ぶんだ、お前のキーホルダー見たいのがそれだ」
「これが?」
俺はポケットからキーホルダーを出した
「そう、スピリットが認めない奴が触ると吹き飛ばされる」
「え?でも雨後邪身さんはこれに触れてたぜ?」
「ああ、実は吹き飛ばされずに触るための兵器はもう開発されてるんだ、だけど触れるだけでその力は使えない」
「ふーん、で?どうやったらその力って使えるようになるんだ?」
俺はポケットにスピリットを入れながら言った
「それが良く分からないんだ、だけど戦闘を何回も繰り返しているうちに急に使えるようになったってゆう例が一番多い」
「例?他にもスピリットがあるのか?」
「ああ、色々なスピリットがある」
「へ~」
「まあ戦闘って言ってもそんなに頻繁にある訳じゃない、週に1回程度さ、それまではゆっくり休んでればいい」
「分かった」
俺はまた扉の取ってを掴んで大広間に行った
「なんか大変そうな所だな・・・まあ部屋に帰るか」
人ごみの中を縫って歩きやっと丸い線が描かれている所に着いた
「そういえば親父のとこに行こうと思ってたんだっけ?えーと、あった」
ポケットからカードを取り出して差込口に入れた
ピピッピーピー
読み込み音がすると壁に部屋番号と名前が出てきた
「えーと杉下杉下・・・・・・・・・あった、335号室!」
がたん!
エレベーターが動き出した


第6話―戦闘指令

チンッ!
壁が開いて親父の部屋に入った
「はーい、どなたですかー」
親父がソファーに座りながら新聞を読んでいた
「あれ、大樹!」
「へ?」
奥のキッチンからお袋が出てきた
「あら、大樹じゃない、いつ来たの?」
「昨日の夜来た、なんかしらないけど俺が選ばれし者だってさ」
「本当か?」
「うん」
「アーそうか、うんうん」
「ん?どうしたんだ親父」
「いやなんでもない、昼飯食ってくか?」
「あ、うん食ってくよ、朝は何も食べてないし」
「分かった、おかーさん!あと卵焼き2つ!」
「分かってるわよー」
「すぐできるぞ」
「分かった」
――5分後――
「出来たわよー」
お袋が卵焼きを六つとフォークを三つ、皿に乗せて持ってきた
「うん、うまい!」
親父がさっそくかぶりついた
「お前も食え」
「分かってるよ」
俺もフォークを使って食った
「うまいうまい」
「そうでしょー(笑)」
3分ほどで卵焼きを完全に食い終わった
「あー食った食った、ん?」
天井から灰色のリスが宙を走りながら親父の肩に下りた
「うん、うん、うん分かった・・・え!?この子を?まだ訓練も受けてないのに?・・・・・・・うん、うん、でも・・・・・・分かった、連れて行く」
話しが終わるとリスはまた天井に消えていった
「また行ってくるよ、大樹、着いて来い」
「分かった」
俺は親父に着いていってエレベーターの前に来た
「000号室!」
親父が叫んだ
がたん!

チンッ!
「着いたぞ」
000号室には鉄平と雨後邪身が先に来て待っていた
「あら、来たわね、じゃあ早速行くわよ、掴まって」
雨後邪身が手を突き出したので俺達は手を触った
「うん、じゃあ目を瞑っといてね」
俺が目を瞑ると足が地を離れてまたあの耳鳴りが起こった。

ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ

また足が地に着いて目を開けると、そこは村の入り口のようなところで看板が立ってあった
[テイネ村]
「いくぞ」
鉄平が村の中に入っていった。
「気をつけろよ」
親父はそう言って鉄平に着いていった。
        • 村の中はあまりにも酷かった、ちゃんとした形を保っている物がひとつもない、家や店などはもちろん、木や柵なんかも壊されてた。
「ここで何が起こったんだ?」
俺は親父に聞いた
「全部、ディーヴァのやったことさ、この近くにいるから注意しろ
俺は考えた、こんなに村を壊すぐらいの怪物なんてどんなやつなんだろう?
アアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!!!!
「?!」
今、物凄く不気味な声が聞こえた
「大丈夫だ、いつものことさ」
親父はそう良いながらも周りを警戒している、よく見れば鉄平も立ち止まって周りをきょろきょろしている。
「へ~、ディーヴァってこんな声なんだ」
あれ?後ろを向いてみると雨後邪身が音も無く歩いていた
「雨後邪身さん居たんだ」
「うん、あたしってよく人に存在感無いって言われるのよねー」
「気をつけろ、来たぞ」
また前を向いてみると木の下の暗闇から黄色い目が光ったかと思ったら真っ黒で不気味な人型の体が何十体も出てきた
「なんなんだあれ?」
俺は無意識に身構えながら聞いた
「あれがディーヴァだよ」
親父が答えた、今気づいたのだが親父は煙の銃を持っているし、鉄平も草の槍を持っている、あきらかに戦闘モードだ
「大樹、やつらは強くなってる、もう一度言うが、気をつけろよ」
親父はそう言って暗闇に走っていった
「よし、じゃあ俺も・・・ん?」
火の剣を両手に持ってからちょっと周りを見渡してみると、物凄い数のディーヴァがそこら中の倒れた木の下から出てきている、俺はちょっと迷ったが、親父が入っていった木に背を向けて逆の方の木に入っていった。
「ちっきしょ~!何なんだよこいつら!!!」
俺は今、ディーヴァを木の下で斬りまくっている最中だった
「何回斬ってもどんどん出てくるなぁ・・・」
こいつら、一体一体は弱いくせにめちゃめちゃ出てくるから体力をどんどん消耗して行く
「やっべーなー、さっさとケリ着けねえと・・・あ、そうだ」
俺は剣をロープのような物に変えてディーヴァ達の群れに投げ込んだ
「おらよっと」
投げ込んだロープがウネウネ動き始めてディーヴァ達を皆一箇所にまとめた
「おら!」
俺が手をロープに向けるとロープはディーヴァ達を巻き込んだまま大きな火の丸い球体に変わってどっかに飛んでいった
「ふう、やっと終わった、じゃあ親父の所行くか」
木の下から出てくると親父と鉄平、あと、雨後邪身が待っていた
「あ、来たわね~じゃあ掴まって」
俺達は雨後蛇身の右腕に掴まった
ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
足が地に着いた



第7話―覚醒

最初にディーヴァと戦った日から一ヶ月――――――
あれから2~3回ディーヴァと戦ったぐらいで特にデカイ事件みたいのは無かった、遥も俺が入って三日ぐらいでこっちに入ってきた、スピリットはずっとポケットに入れているけど特に動きは無い、とゆう訳で暇してる俺は今、大広間で忙しそうに歩き回っている人達をベンチに座って眺めていた
「あー・・・何か無いかなぁ・・・・・・」
ビッ!
「あーあーマイクのテスト中テスト中・・・」
大広間の天井から雨後邪身の声が大音量で流れてきた
「えーっと、フローウォーレイス国のスレイス町に少量のディーヴァ反応をキャッチしました~、でぇ~、出動するのは囃子河翔さんとぉ~、杉下亮司さんで~っす、この二人は即刻000号室に来てくださいね~」
ビッ!
放送が止まった
「親父が行くのか・・・」
俺は大広間の壁にある時計を見た
「もう1時か・・・腹も減って来たし、部屋に戻って何か食うか」
そう言って俺はベンチから立ってエレベーターに向かっていった