【連載】小説白樺記(全12回) (エスクァイア日本版)(UPU) |
号数 |
発行日 |
|
|
頁 |
単行本 |
1988年6月号 |
1988.06.01 |
(第一回)麗しき同志 |
(第一章)鉄塔男 |
P191 |
★ |
恋愛とは人道的犯罪なのか。理想の共同体をめざして開拓をすすめる日向の<新しき村>に、美しい逃亡者が…。 |
(第二章)未来農園 |
(第三章)晶子弁明 |
1988年7月号 |
1988.07.01 |
(第二回)親しみて、狎れず |
(第一章)共同浴場 |
P185 |
★ |
武者小路をはさんで、火花を散らす晶子と房子。そして理想の共同体をめざす新しい村に離村者が…。 |
(第二章)悪徳日乗 |
(第三章)労働ト工夫 |
1988年8月号 |
1988.08.01 |
(第三回)磯屋の嵐が夢もむすばず。 |
(第一章)ラケットをもつ文学者 |
P205 |
★ |
実篤の親友、志賀直哉が新しき村を訪れた。ピンポンに興じる直哉が突如としてみせた意外なグリップとは…。 |
(第二章)人道的犯罪とは何ぞ? |
(第三章)狂気と正義 |
1988年9月号 |
1988.09.01 |
(第四回)世に隠れて宝を造る |
(第一章)でろりの説 |
P195 |
★ |
実篤は妻房子と晶子の2人を同時に愛し、永久幸福の関係を築こうと企む。だが、房子に奇怪な行動が…。 |
(第二章)寒山拾得 |
(第三章)切断された指 |
1988年10月号 |
1988.10.01 |
(第五回)宿るは御霊か生命か |
(第一章)震える案山子 |
P223 |
★ |
永久幸福達成のため、離魂病に賭けようとする実篤。オカルティスト柳宗悦の催眠術で、実篤の第二人格が出現した。 |
(第二章)奇数を愛する人 |
(第三章)心霊実験 |
1988年11月号 |
1988.11.01 |
(第六回)互いに裁くこと勿れ |
(第一章)房子詰問す |
P189 |
★ |
奇行の目立ちはじめた妻、房子がついに空を翔んだ。実篤から助言を求められた有島武郎は…。 |
(第二章)八角塔の下で |
(第三章)対抗犯罪者の誕生 |
1988年12月号 |
1988.12.01 |
(第七回)平穏なる私生活 |
(第一章)昼の生活 |
P197 |
★ |
実篤の二重生活が始まった。粗野な第二人格は房子、そして第一人格は晶子と。 |
(第二章)夜の生活 |
(第三章)第二の夜の生活 |
1989年1月号 |
1989.01.01 |
(第八回)死して比翼、化しては変生男子 |
(第一章)幼児の戯れ |
P177 |
★ |
実篤に対抗する有島武郎は、ついに波多野秋子をパートナーに、永久幸福達成のための完全犯罪を実行した。 |
(第二章)経緯 |
(第三章)秋子から晶子へ |
1989年2月号 |
1989.02.01 |
(第九回)みごもれる嬬(つま)に |
(第一章)荒れ模様 |
P177 |
★ |
晶子が懐妊した。実篤はついに“重婚”を成立させる方法を考案したが…。 |
(第二章)喜びの使ひ |
(第三章)AとB(房子の歌) |
1989年3月号 |
1989.03.01 |
(第十回)白鳥卵を奪ふ者 |
(第一章)破壊された街 |
P169 |
★ |
ついに重婚が成立。実篤の永久幸福達成は目前に迫った。だが、白樺派の詩人、千家元麿はそれを阻止しようと決意した。 |
(第二章)夕刊売り |
(第三章)愛の位階 |
1989年4月号 |
1989.04.01 |
(第十一回)愛するから住み度くなる実感から生じた卜居 |
(第一章)卵盗みのファルス |
P223 |
★ |
実篤の永久幸福達成を阻むことを決意した千家元麿は、実篤留守中の日向を訪れ、房子に“姦通”をそそのかした。 |
(第二章)車中の二人 |
(第三章){弓享}の支援 |
1989年5月号 |
1989.05.01 |
(第十二回)蘇える悪徳 |
(第一章)前人未踏の快挙 |
P219 |
★ |
実篤と、その永久幸福を阻まんとする千家元麿の対決。物語は遂に大団円を迎える。 |
(第二章)瀕死の<悪徳> |
(第三章)新しき関係 |
(第四章)犯罪の結末 |