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反天皇制運動連絡会


「リアリティー・ツアー」不当逮捕に抗議する

 10月26日、大勢の人でごった返す昼間の渋谷のまちなかで、反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉2008のプレ企画としてあった麻生太郎邸拝見「リアリティ・ツアー」の参加者3人が逮捕された。警察権力は、まっとうな法的理由がなければどのような場にも介入などできない。そしてこの法的理由とは、デモや集会ではほとんどの場合該当しないし、このツアーでも皆無だ。
 「救援ブログ」によれば、渋谷警察署警備課は麻生邸の規制区域に近づいたら「5名ずつならば通す」と、主催者側にあらかじめ伝えてきたらしい。しかし、平穏に歩いていた参加者50人に突然警察が突入してきて3人を路上に組み伏せ連れ去ったという。参加者が撮ったその時の映像には、逮捕理由となった「公務執行妨害」行動はまったく見つけられない。ただ誰の邪魔にもならないプラカードを両手でかかげただけだ。そして、その逮捕されようとする参加者を助けようとした2人が逮捕されたという。
 3人についている罪状「公安条例違反」「公務執行妨害」にかかる行動がでっち上げであることを「救援ブログ」は訴えている。それによると警察は参加者の移動について「デモ行進」とは認識していなかったし――実際デモではなくツアーなのだ――、中止を求める「再三の警告」もなかったという?た、一部で報道されたという、参加者が「警察官を殴るなどした」「暴行を加えた」という事実は一切無い、と断言している。メディアはウソの警察情報だけで報道を行っているのだ。
 格差と貧困を解決すべき首相の「豪邸」見物という、皮肉まじりの、しかし、現実にある格差を自分たちもリアルに感じようという企画は、文字どおり社会見学ツアーであり、学習の場である。警察が出てこなければそれで終わったはずの行動なのだ。そのような企画を、警察権力は不当逮捕者を出してまでもつぶしにかかったのだ。権力の中心に向かうすべての言動は許さないといわんばかりだ。また、メディアが警察情報をそのまま流すことによって、でっち上げがあたかも現実であるかのように流布してしまった。
 シロをクロと言いくるめる権力を許し、その権力の意向どおりの報道がなされれば、私たちは権力の恣意のままに生かされ殺されるだけではないか。反戦ビラをポストに入れ、あるいはまちなかでプラカードを掲げれば、でっち上げの罪状で逮捕される。すでに悪夢の時代だ。逮捕された3人には勾留がついた。こんなことに勾留を請求する検察は悪質だが、それを認める裁判所の酷さはどうだ。本当にいい加減にしろ!だ。
 私たちは、彼らの一刻も早い釈放を求め、渋谷警察署による不当逮捕と、でっち上げを追認した検察、裁判所による不当な権力行使、警察権力に与したメディア報道に抗議する。
 抵抗者たちとともにある多くのみなさま、一緒に抗議の声をあげていきましょう。

2008年10月30日 
反天皇制運動連絡会




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