洗脳のための(自立心を奪う心の操作の)概略
「分析・恐怖の洗脳テクニック」酒井和夫より引用
( )内は当サイトによる追記
(概ね「凍結」の段階で用いられる技術と考えられます)
1.行動の操作
- 行動は「誉められる」か「けなされる」かで評価される(行動を監視して,行動に対していちいち何らかの反応を示すことも含まれると考えます,何処に行っても何時でも監視されることで,洗脳効果を増強させる意味があると考えます)
2.思考の操作
- 「アダムとエバ」とか「サタン」といったシンボルやレッテルをよく使う。このようにカルトの集団では,複雑な状況を単純化して示す独特な言葉を使うことにより,ある状況のもとでメンバーがどう考えるかを支配する。
- メンバーはいかなる批判も信じないように訓練されている
- 教義もリーダーも彼らにとっては「完全」なのだから,問題が持ち上がってくれば,それはそのメンバーの落ち度ということになってしまう。
3.感情の操作
- 人々をコントロールするのに関係のある感情とは「罪悪感」と「恐怖感」である
- 罪悪感1 ―本人の過去の行動に対する罪悪感― → 「スーパーで万引きをしたことがある」など
- 罪悪感2 ―社会的罪悪感― → 「内戦地帯で現に人々が餓死しようとしている」など
- 恐怖感 → ミスや規律違反を見つかり懲罰される、彼らを地獄に導く悪魔・敵対者・がいる
- ある瞬間にほめられたかと思うと,次の瞬間には頭ごなしにののしられて心のバランスを失った状態に置かれる → 「アメとムチ」のなかで,メンバーはますます無力感を持ち,依存心が大きくなる
- 過去の罪や過去の誤った態度を告白させる → グループを抜け出そうとしても,そのときの過去の罪が引き合いに出されて,再び集団に従わされることになる
- (無能力感も含まれると考えます。たとえば,生理的な反応をするような状態を設定し,被洗脳者にその反応をさせ,被洗脳者に自分の行動をコントロールできないという一種の無能力感をあたえるような場合です。騒音などに対する反応など)
アクセス者数
合計: -
今日: -
昨日: -
トップページの合計: -
最終更新:2008年12月05日 01:10