第1話
目覚まし時計が鳴っているような気がして
目を覚ますとそこには青い空と白い砂浜、
そしてすぐ足元まで海が広がっていた。
ぼんやりとしている頭で目覚まし時計を探して回りを見回したが、
どこにもみつからない。
?
ここはどこだろう?南の島みたいだけど。
なんでここにいるのかな?
思い出せない、今まで何をしていたのか、自分の名前すら分からない。
体中から汗が噴出すのが分った。
目を覚ますとそこには青い空と白い砂浜、
そしてすぐ足元まで海が広がっていた。
ぼんやりとしている頭で目覚まし時計を探して回りを見回したが、
どこにもみつからない。
?
ここはどこだろう?南の島みたいだけど。
なんでここにいるのかな?
思い出せない、今まで何をしていたのか、自分の名前すら分からない。
体中から汗が噴出すのが分った。
どうしよ・・・
落ち着いて考えれば何か思い出すかもしれないよね。
砂浜を見渡すと大きなパラソルがいくつも立ててあるのが見えた。
その下には椅子がおいてある。
椅子に座り大きく深呼吸。
目を閉じると波の音と何か動物の鳴き声だけが聞こえ、
だんだんと心が落ち着いていくのが分かる。
でもやっぱり思い出せない・・・
青い空にため息をもらした。
砂浜を見渡すと大きなパラソルがいくつも立ててあるのが見えた。
その下には椅子がおいてある。
椅子に座り大きく深呼吸。
目を閉じると波の音と何か動物の鳴き声だけが聞こえ、
だんだんと心が落ち着いていくのが分かる。
でもやっぱり思い出せない・・・
青い空にため息をもらした。
そのとき何かが砂浜を歩く足音が聞こえてきた。
振り向くと青いぺんぎんがちょこちょことこちらへ歩いてくるのが見えた。
普通のぺんぎんより丸くてその姿はとてもかわいい。
その青いぺんぎんの手には銀のトレー、
その上には大きなコップに入ったジュースがのっていた。
歩くたびにコップがゆれて今にも倒れそう。
振り向くと青いぺんぎんがちょこちょことこちらへ歩いてくるのが見えた。
普通のぺんぎんより丸くてその姿はとてもかわいい。
その青いぺんぎんの手には銀のトレー、
その上には大きなコップに入ったジュースがのっていた。
歩くたびにコップがゆれて今にも倒れそう。
なにあれ・・・もしかしてこれ夢かも。
青いぺんぎんは私のそばまでくると、私にトレーを差し出した。
青いぺんぎんは私のそばまでくると、私にトレーを差し出した。
「くれるの?」
話が通じないのは分かっていたけど口に出して言ってしまった。
青いぺんぎんはそれに答えるように「ぴぃ!」と元気よく鳴いた。
もしかして通じてる?
青いぺんぎんはそれに答えるように「ぴぃ!」と元気よく鳴いた。
もしかして通じてる?
「ありがとう」
そう言ってから頭をなでなでしてあげると、気持ちよさそうに丸い目を細めた。
こんな暖かいところにいて大丈夫なのかな。
そう思いながら受け取ったジュースを飲んでみると
オレンジにいろんなフルーツを混ざったような味でとてもおいしかった。
こんな暖かいところにいて大丈夫なのかな。
そう思いながら受け取ったジュースを飲んでみると
オレンジにいろんなフルーツを混ざったような味でとてもおいしかった。
「ふむ、青ぺんぎんとは人間にここまでなつくものなのか。」
「うわっ」
「うわっ」
突然にすぐ近くで人の声がしたことに驚いた私はコップを落しそうになった。
声のしたほうを振り向くとキラキラ光る白い服に趣味の悪い眼鏡をつけた男の人が立っていた。それにしても変な格好・・・気持ち悪い・・・
声のしたほうを振り向くとキラキラ光る白い服に趣味の悪い眼鏡をつけた男の人が立っていた。それにしても変な格好・・・気持ち悪い・・・
「あなたは誰?」
「私はトン・ショパンニ!メガカンパニー副会長さっ!!」
「私はトン・ショパンニ!メガカンパニー副会長さっ!!」
メガカンパニーってなんだろう・・・
「このあたりに倒れている人がいると聞いてやってきたのだが、君の事かな?」
「はい・・・たぶん」
「君の名前は?何があったんだい?」
「それが自分の名前も何があったのかも思い出せなくて。」
「つまり記憶喪失ということだね!なるほど」
「はい・・・たぶん」
「君の名前は?何があったんだい?」
「それが自分の名前も何があったのかも思い出せなくて。」
「つまり記憶喪失ということだね!なるほど」
ショパンニは、一人薄気味悪い笑みを浮かべながらうなずくと、
「なるほどいろいろと調べなくてはならないことがありそうだ。
私はこれで失礼させてもらうよ」
私はこれで失礼させてもらうよ」
そう言ってポケットから携帯電話を取り出し、どこかに電話をかけたかと思うと、すーっとその姿は消えていった。
あの人なんだったんだろう。
あの人なんだったんだろう。
ぼんやりと消えた場所をみていると、
突然肩をたたかれた。
驚いた私は悲鳴をあげてコップを落としてしまった。
コップは割れなかったけどせっかくのジュースが・・・
振り返るとそこには先ほどのショパンニが立っていた。
突然肩をたたかれた。
驚いた私は悲鳴をあげてコップを落としてしまった。
コップは割れなかったけどせっかくのジュースが・・・
振り返るとそこには先ほどのショパンニが立っていた。
「記憶のない君をこのまま放っておくわけにもいかなかったな!
これを君にあげよう」
これを君にあげよう」
そういって差し出されたのはと一冊の本、猫の耳としっぽ、剣と盾と帽子。
そしてふわふわと宙をただよう小さな天使だった。
そしてふわふわと宙をただよう小さな天使だった。
「この白衣の天使は特別製だ。分からないことは何でも聞くといい。
あと、この青ぺんぎんは少し調べさせてもらうよ。ではまた会おう」
あと、この青ぺんぎんは少し調べさせてもらうよ。ではまた会おう」
そういうと片手で青ぺんぎんを抱えあげ、
もう片方の手で携帯を取り出しさっきと同じように消えていった。
もう片方の手で携帯を取り出しさっきと同じように消えていった。