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浮かび上がった上空で、悟空は視界の端に、森の小道を歩いてくる小さな人影をとらえた。
(チチだ。)
「おーい、チチー!こっち・・・」
叫んで手を振ろうとしたとき、悟空の頬を鋭い光がかすめ、森を抜けたばかりのチチに向かって
突き進んだ。
「お父さん!隙あり!!」
悟飯が悟空に向けて放ったかめはめ波。
「バカ野郎!!」
怒号も終わらぬ内に悟空の姿は一瞬で消えた。次の刹那、何も知らずに歩いてくるチチに
突き飛ばすように抱きついた。

ズザ―ン

かめはめ波は付近の岩山と木々をなぎ倒し、辺り一面、土煙がたちこめる。
「お父さん!」
悟飯はその場へ急降下した。
「どうした、悟飯?!」
共に修行をしていたピッコロもすぐさま悟飯の傍らに降り立つ。
「お父さんが・・・」
悟飯はもうもうとたちこめる土煙を指差した。薄れゆく土煙の中、クレーターのように削られた
穴の中心に、折り重なって倒れる二つの人影が現れてきた。うつ伏せの悟空と、その体の下に
抱きしめられたチチだった。
「お父さん!お母さん!」
悟飯は夢中で二人に駆け寄った。父親から一本取るという功に焦り、修行の場に弁当を届けに
来た母親に気付かなかった。
半泣きの悟飯は、覆いかぶさった悟空の肩を揺さぶった。
「お父さん!お母さん!大丈夫ですか?!」
まず、後頭部を手で押さえながら悟空が身を起こした。
「うう・・・悟空さ、いったい何があったんだべ?」
悟空に続いてチチも身を起こす。
 「いてて・・・悟飯、気ぃつけろよ。母ちゃんが近くにいたんだぞ。チチィ、怪我ぁねえか?」
 顔を見合わせる二人の間に沈黙が流れる。そして――
「なんでオラがいるんだあ?おめえもオラかァ?!」
「ぎええええええっ!!おらがもう一人いるだよ!!」
互いに相手を指差し悟空とチチは絶叫した。お互いの顔をまじまじと覗き込み、それぞれの
瞳に映った己の顔を確認した。それから自分の体中を手の平でパンパンと叩いた。
「ひえええええ!どうなってんだべー?おら、悟空さになっちまってるだよー!」
「あっらー、オラ、チチになっちまったぞ。まいったなあー」
「ああ!おらが悟空さになっちまっただ。もう、おしまいだべー・・・」
悟空はへなへなとその場にしゃがみこみ、両手で顔を覆い、肩を震わせながら泣き崩れた。
一方、その横でチチは頭をかきながら、泣き伏す悟空を慰めた。
「なあ、泣くなよ。なんとかなるって。」
顔を覆って泣く悟空と、情けない顔をしたチチ。この異様な光景に、悟飯とピッコロは
声もなく立ち尽くした。

「ど、どうしたんですか?お父さん?お母さん?」
悟飯は恐る恐る声をかけた。
「おう、悟飯。なーんか、よく分かんねえけど、オラとチチが入れ替わっちまったらしいや。」
チチが肩頬を指でポリポリとかきながら、間延びした調子で答える。
「え?じゃあ、今、話しているのはお母さんじゃなくてお父さんなんですか?そして、この
泣いてるのが、お父さんじゃなくてお母さんなの?」
悟飯は我が目と耳を疑った。実際、目の前にいるのは紛れもなく父母であり、その声も
父母のものと変わりがない。だが、その仕草と口調から察すると、本当に悟空とチチは
入れ替わってしまったらしい。
 腕を組み、瞑目していたピッコロがおもむろに口を開いた。
「どうやら、先程の衝撃で、二人の体が入れ替わってしまったらしいな。」
ふーっ、とピッコロは溜め息をつく。
「おら達、もとに戻れるだか?ピッコロさ?」
胸の前で祈るように手を組み、不安そうにピッコロを見上げる外見悟空内面チチ。
「貴様、その格好をやめろ・・・貴様らがもとに戻れるという保障はない。だから・・・・」
「だから・・・?」入れ替わった二人は次の言葉を待った。
「だから、これも運命とあきらめて、人造人間襲来に備えてお前が修行に励め!」
ピッコロは悟空の顔に人差し指を突きつけた。
「えーっ?!おらが悟空さの代わりに人造人間と戦うだか?!そっただこと出来るわけねえべ!」
首を左右に振って悟空の中のチチは強く拒絶する。
「いいか、貴様と孫が入れ替わっていようが、人造人間達はお前を『孫悟空』として殺しに来る。
殺されてもいいのか?」
「ぐ・・・」

悟空となったチチもさすがに言葉を詰まらせた。人造人間襲来まであと2年しかない。微かな
望みを抱くより、チチが悟空の体を使いこなせるよう修行したほうが2年後の決戦に有利だろう。
この現実主義のナメック星人はそう判断した。
「殺されたくなかったら修行しろ。貴様とて武術の心得はあるのだろう?」
威圧的なピッコロの口調に、チチも「わかっただ・・・」と答えてしまった。
「ちょ、ちょっ、ちょっと、待ってくれよ!チチがオラの代わりに戦うんなら、オラはどうすんだ?」
チチとなった悟空が、勝手に結論付けてしまった二人の間に慌てて割り込んできた。
「貴様は怪我をせんように家にいろ。中身は孫でも、体と力は貴様の妻のものだ。」
「いい?!そんなのひでぇぞ!オラ、すげー強えヤツと戦えるって楽しみにしてたのに・・・」
「あー!!悟空さ!地球の未来がかかってるっちゅうから、おら、この三年間は仕事も勉強も
しねえで修行することを許しただぞ!そっただ了見なら、今すぐ働いてけろ!!」
「ま、待てよ、チチィ・・・だからさあ・・・」
外見上は、腰に両手をあてて怒る悟空と、冷や汗をかきながら言い訳をするチチ。
「そこまでだ!喧嘩をしている暇があったら修行をするぞ。」
犬も喰わぬナントカをさっさとおさめ、ピッコロは悟飯と悟空、否、チチを修行へと促した。

「くっそー!!戦えねえなんて!!」
ぷりぷりと怒りながら、チチならぬ悟空は家に帰ってきた。悟空にとってはチチと体が
入れ替わってしまったことより、人造人間と戦えないというショックの方が大きい。
「なんだってんだよ!」
常人と比べれば桁違いの運動能力を誇るチチの身体も、悟空にしてみれば瞬間移動は
おろか、舞空術も使えない不便な身体にすぎない。慣れない身体はまるで水に濡れた
服を着ているみたいだ。
「なーんか、この服、じゃまなんだよなあ。」
身体が重く感じるのは、結い上げた髪や、チャイナ服の長い袖と裾のせいだ。そう思い悟空は
乱暴に髪をほどいた。頭を振ると長い黒髪が背中に垂れた。首筋から鎖骨に沿って並ぶボタンを
外し、床に上着を脱ぎ捨てた。腰のサッシュを解き、左右の足をこすり合わせるようにしてズボンを
足から引き抜く。薄いキャミソールを頭から抜くと、鏡台の中のパンツ一枚のチチと目があった。
チチは決して人前で着替えなどしない。それが胸を隠さずこちらを向いているチチの姿は奇妙で
新鮮だった。鏡台に一歩近づくと、鏡の中のチチも一歩近づいてくる。均整のとれた上半身には、
赤い花がいくつか散らばっている。それは紛れもなく昨夜、悟空自身がチチにつけた口づけの痕
なのだが、今や「我が身」についていることが何とも不思議だ。
「お?チチのやつ、こんなおっぱいの形してたか?」
寝台に横たわった妻の乳房の形は見慣れているが、真正面に立っている妻の乳房を見るのは
随分と久しい。お椀を伏せたような形の真ん中に、大きすぎず、そして満月のような乳輪、薄桃色の
乳首。服を着ているときは気付かなかったが、裸になって、少し体を動かすと、胸がぷるんぷるん、と
上下するのがわかる。

「こんなおっぱいがついていたら、歩きにくいだろうなあ。」
悟空は両手で揺れる乳房を押さえた。赤ん坊の頬のように柔らかく、指を跳ね返すような弾力。
「自分」の胸を触っただけで、身体の中心がジーンと熱くなる。
(そーいや、チチのやつ、おっぱい揉んだだけでイッちまうもんなあ・・・)
手に伝わる柔らかな感触と、脳に伝わる胸を愛撫される感触。膝がガクガクして立っていられない。
悟空、いや、見た目チチは鏡台の前のスツールに腰を下ろした。そのまま乳房を両の手の平で
包んで揉んでいると、股間が次第にむず痒くなってきた。悟空は右手を乳房から外し下に移動させると、
ショーツの中に指を差し入れた。
 柔らかな春草をかき分けて指を奥に進めると、谷間から顔を出した尖った芽に中指が触れた。 
 「うはっ・・・!」
体中で最も敏感な部分に触っただけで、ビクン、と体が跳ねた。
(こんなに気持ちいいんか・・)
悟空は恥骨を押すようにして、クリトリスを中指の腹でこねくり回した。自分が男の体だった時の、
男根をしごかれる感じに似ている。自分がチチに対して同じ行為をすると、チチは目をつむり、
首をのけぞらして切ない声を漏らす。そのまま昇天してしまうことも珍しくない。
(そっか、チチの奴、こんなに気持ちいいんか・・・でも、なんでアイツ、いやとかダメとか言うんだ?)
快感の最中にふと疑問が湧いた。チチは悟空の身体の下で、よく拒絶の言葉を吐く。
(気持ちいいなら、イイって言やいいのによ・・・)
でも、そんな小さな疑問も不満も、すぐに右手の動きに消されてしまった。悟空は手の動きを早めた。

「は、はっ、すげ・・・・いい・・・」
薄目を開けると、チチが足を左右に大きく広げ、谷間を指でなぞって喘いでいる姿が
飛び込んできた。何のことはない。鏡に「自分」の痴態が映っているだけなのに、自慰に
ふけっている妻を覗き見するような錯覚。声をあげているのは悟空自身なのに、耳に入る
のはチチの喘ぎ声だ。自慰にふける鏡の中のチチを見ていると興奮は高まり、指の動きは
更に早くなる。
「チ、チチッ・・・ハッ、ハア、ハァ・・・ああっ!」
悟空は身体をくの字に折り曲げて達してしまった。
男の快感は落雷の衝撃のようなものだが、女の快感はジワーッと余韻が残る。でも、まだ
何か物足りない。自然に、それは自然に、悟空はもう一度、指を股間へ這わせた。
股間はしとどに濡れており、座ったスツールに染みを作っていた。指頭が当たると、まだ身体が
震える陰核を通り過ぎ、その奥に指を進める。するり、と人差し指は滑った洞穴に吸い込まれた。
「くっ!」
微かな痛みに悟空は眉をしかめた。
(アソコの中に入れられると痛ぇんだな・・)
それでも、おそるおそる、そろりそろりと指を進める。チチの内部は悟空の細い指を締め付ける。
その感触は悟空が悟空の身体だった頃に慣れ親しんだものだ。このまま指を進めると、チチの
ヨガル場所がある。指の付け根いっぱいまで入れて、指を少し曲げるとたどり着く場所。
己の経験を頼りに、悟空は「自分の体」の内奥をたどる。悟空は肩で息をしながら顔を上げた。
正面の鏡の中のチチが潤んだ目でこちらを見ている。
「そんな顔でオラを見んなよ・・・」
悟空は夢中で内部を掻き回した。

チチもまた重い足をひきずって家にたどり着いた。
激しい修行に疲労困憊きった悟空、もとい、チチの顔を見て、ピッコロと悟飯が先に
帰るように促したのだ。
(夕飯の支度もしねえとなんねえだ・・・)
やれやれ。悟空の姿をしたチチは溜め息をついた。
「少し休んでからだ・・・」
仕事の前に、ほんの少しだけでいいから横になりたい。チチは寝室に向かった。
寝室の扉を開けると、素っ裸で鏡に向かい、大股開きで秘所をいじくる元の自分の
姿が飛び込んできた。
「だーっ!!何やってるだよ、悟空さぁ!!」
チチは疲れも忘れ鏡台に突進した。
「おわっ!チ、チチッ!!」
突然現れたチチに驚き、悟空はスツールから転げ落ちた。
「人の体に何してるだよ!この変態!!」
「今はオラの体だ!」
「屁理屈こくでねえ!!つあー!」
チチは右手を振り下ろした。チチが片手を振り下ろしたといっても体は悟空である。
片手が空を切っただけで、ビュンと一陣の風が吹く。チチの体をした悟空はかろうじて
身をかわした。
「お、落ち着けって、チチ。おめえは今、オラの体なんだぞ。その手がおめえのこの体に
当たってみろ。この細い首根っこが折れちまっぞ!」
悟空は首筋をトントンと叩く。
「問答無用だべ!」
チチが悟空に迫ろうと足を一歩出したとき、突然チチはその場にうずくまった。

「どした、チチ?」
「い、いてぇだ・・・」
「どこが痛ぇんだ?」
素っ裸のままの悟空はうずくまるチチを心配そうに覗き込んだ。チチは股間を押さえて
うつむいている。
「ははっ!!なあんだ、チチィ。おめぇ、チンチンおっ立ててんじゃねえか!」
チチが宿る悟空の股間は道着のズボンをテントのように膨らましている。チチの裸体と
部屋に充満する女の香り。中のチチの意思とは関係なく、悟空の体が反応したのだ。
「体は正直だなあ。おめえ、オラのこの体を見て、おっ立っちまったんじゃねえか?」
悟空は両手を腰にあて、ふんぞり返ってみせた。勿論、一糸まとわぬチチの体である。
「わっ!ま、前くれえ隠してけれ!なんで自分の裸さ見て、こっただ、はしたねえことに・・・」
膨張したモノが下着に当たり、外面悟空内面チチは額に汗を滲ませている。
「なあ、チチィ。ズボン脱いだ方が楽だぞ。」
親切心で悟空はチチの道着の帯に手を伸ばした。
「わ、ご、悟空さ、やんだ、やめてけれ!・・・きゃ!」
チチが後ずさりをしたとき、床に転がるスツールに足をとられ仰向けに倒れた。はずみで悟空も
前のめりになり、倒れたチチの上に覆いかぶさる。
「チチ、きついだろ?脱げば楽になっぞ。」
悟空はチチのズボンの帯を解くと、ズボンに手をかけ、下のトランクス共々、膝下まで一気に下げた。
下げると同時に抑えられていた男根はびょん、と飛び出し、天に向かって屹立する。
「キャー!!何するだ!」
チチは前を隠そうと股間に手を伸ばしたが、悟空はその両の手首をつかまえた。
「チチ。このまんまじゃ苦しいだろ?いっぺん、出しちまった方がスッキリすっぞ。」
「だ、出すって、何をだべ?キャッ、悟空さ、何する気だ?」
実際、悟空の体に入ったチチが少し力を出せば、悟空が宿るチチの細腕など、簡単に振り払えてしまう。
しかし、チチの頭の中には「力では悟空には敵わない」という考えが刷り込まれている。

「しんぺえすんなって。もともとはオラの体だ。まかせとけって。」
悟空はその白い手で、元の「自分自身」に伸ばすと、根元から亀頭まですっと擦り上げた。
「ああっ!」
チチは、と言っても体も声も悟空だが、背中をのけぞらせて大声を上げた。
傍から見れば、目を疑うような光景だ。
下半身丸出しの悟空は仰向けに倒れ、その腰の上に全裸のチチが馬乗りになっている。
そして、左手の親指と人差し指で根元をギュッと握り、右手で男性自身を掴んで、その手を
上下させた。
鈴を転がすように澄んで、それでいてどこか艶っぽい声。外見チチ内面悟空は、イタズラっぽく、
こう言った。
「なあ、こうやってチンチンしごくと、すげえ気持ちいいだろ?」
一方、外見悟空内面チチは、逞しい胸板を両手で抱くように隠し、男性自身をしごかれる度に
「やあっ、あ、そっただ・・」
と声を上げる。
自分の体は自分が一番良く知っている、とばかりに悟空は「弱いトコロ」を責め続けた。鈴口の
割れ目に白い指を這わせ、先端を爪の先で弾いた。
「あ、あ、ああっ!!」
チチの体の中心のモヤモヤしたものが一箇所に集まり、男根を破裂させんばかりに膨らます。
このまま、溜まったものを一気に噴出できれば、どれだけ楽になるだろうかとチチは思う。
「や、ご、悟空さ・・お、おねげえだから、も、もう堪忍してくんろ・・・」
「なんだ、チチ。も少し、こらえろよ。」
喘ぎ喘ぎの嘆願を、外見チチ内面悟空はあっさりと却下した。
そして根元を握った手にさらに力を込め、チチが簡単に果てないようにした。
「こうすっとさ、結構、もつんだぜ。」
イクことも叶わず、外見悟空内面チチは身悶える。
 「はあ、ああん!やんだ!お、おら・・」
― 悟空さに手で愛させる時に似てるだな・・・・
あまりの快感に濁った思考で、チチはぼんやりとそんなことを考えていた。
「気持ちいいだろ?もうイっていいぞ。」
悟空はその「白い手」の動きを早めた。
「い、いい!も、もう・・・ああっ!!」
チチは堰を切ったように白濁した液を吐き出した。先端から精液がこぼれるたびに、チチは
その悟空の体をビクンビクン、と跳ね上げた。

「なっ?チチ。気持ち良かったろ?オラ、先っちょからビュッて出るとき、どんなに
気持ちいいか、おめえにも教えてやろうと思ってさあ・・・」
初めての射精に放心状態の妻に、悟空は得意げに話した。その長い髪に白い飛沫が
少しかかっていたが、一向に気にする風はない。
 「ばか。自分の体にこっただことして。恥ずかしいと思わねえだか?」
 チチは身を起こしながら呟いた。体中を一瞬の内に駆け巡った快感も今は薄れ、
何より、腹の上に流れた出た精液が気持ち悪い。
 「なんだ。おめえ、良くなかったんか?」
 悟空は口を尖らせた。
 「そ、そりゃ、・・・良かっただども・・・」
 消え入りそうな声でチチは答える。
 「だったらいいじゃねえか。なんで怒るんだ?」
 「おら達の体は入れ替わってるだに、よく、こっただことが平気でできるだな。」
睨みつけても目の前にいるのは、何が悪いのかとばかりに、きょとんとした「自分の顔」
なので、チチも調子が狂う。 
「元の自分の体にこっだらことするなんて・・・あ。」
言いかけて、チチは体に変化を感じて口をつぐんだ。
「なんだよ。言いかけてやめんなよ。」
気になるじゃねーか。と言って悟空もチチの体の変化に気がついた。
「あー!なーんだ、チチィ!おめえ、まーた、おっ立ってんじゃねえか!!」
今しがた果てたばかりのソレは、天に向かって隆々とそそり立っている。

「元気だなあ。また、したくなったんか?」
「そ、そっただことねえだ!」
チチは興奮したシルシを手で隠そうとしたが、元々は悟空のモノである、手が触れる
と恥ずかしく、また離してしまった。
「隠すこたあ無えだろ?男はわかり易いよなあ。気持ちいいかどうか、すぐわかるけど
よう、チチはして欲しいのに、『やだ』って嘘つくもんな。」
「嘘ってなんだべ?」
「今も嘘、ついてんじゃねえか。」
「おら、嘘なんかついたことねえ。」
「じゃあ、これは何なんだよ?」
悟空は、筋を立てていきり立つ「動かぬ証拠」を指差した。
「こ、こ、これは、おらのせいじゃねえ!体が勝手に・・・」
「わかった。おめえが嘘つきじゃねえなら、オラの体が正直だってことだ。」
外見チチは外見悟空の肩を掴むと、また床に押し倒した。「チチ」の長い艶やかな髪が、
仰向けに倒れた「悟空」の顔にはらりとかかる。
「オラの体がおめえの体とヤりたがってるんだ。それと・・・」
悟空は元の自分の体の手をとると、今の自分の体― チチの股間の茂みの奥に導いた。
「おめえの体もヤりたがってるんだ。」
チチは目を見開いた。元の自分の体は、その薄い茂みも濡らすほど潤っている。
「そんなの嘘だべ!」
「嘘じゃねえさ。おめえも触って分かったろ?やっぱチチは嘘つきだ。」
悟空はチチに顔を近づけた。チチの眼前に自分の顔がある。大きな瞳はまっすぐにこちらの
目の奥を覗き込む。

「オラ、おめえの体になって、よーく分かったんだ。今だって、オラ、アソコがウズウズしてんだ。
おめえの体がオラに入れてもらいたがってんだ。」
白くしなやかな身体が肌を重ねてきた。厚い胸板に乳房を押し付けられ、その柔らかさと弾力に
チチは身体が熱くなる。
(な、なに、感じてるだ。これは、もとのおらの身体でねか。)
自分で自分を叱咤しても、チチは下半身がズンと大きくなるのが分かった。
「おっ?また、でっかくなったんじゃねえか?」
「可愛い声」で意地悪く聞きながら、悟空は更に勃起したシルシを手に取り、股間に導いた。
「や!悟空さ!何する気だ!!」
その問いには答えず、悟空は先端を股間の溝に押し付けた。
「あん!」
チチは声を出した。柔らかく暖かい、幾筋もの襞が先端を包み込む。
「はあっ、チチ。すげ、気持ちいいな。さっき手で触った時も気持ち良かったけどよう、オラのチンチンで
アソコ触られた方が、ずっと気持ちいいな。」
悟空は頬を紅潮させながら、もとの自分自身の先端で陰核をこね回した。
「あ、ああ、だ、駄目、悟空さ・・・こっただこと・・・」
「嘘つけ。気持ちいいんだろ?オラ、おめえのココにチンチン押し当てると気持ちいいこと知ってんだ。
だったら、おめえも今、気持ちいいはずだぞ。」
もとの自分の体を握り、悟空はそれが収まるべき処を探す。
「どこだあ?自分じゃ自分のアソコは見えねぇから、分かりにくいぞ。」
何度も何度もクレバスを行き来している内に、その瞬間は訪れた。十分すぎるほど潤った「チチ」の秘所に、
「悟空」の男根はズブリと奥まで突き刺さった。
「ああ!!」
悟空とチチ、二人同時に声を上げた。悟空は苦痛の。チチは快楽の。

「ぐはっ・・!痛ぇな。オラのがココに入ると・・・」
内奥を指で慣らしておいたから大丈夫だろう、と軽く考えていた悟空の油断である。
「チチ」の白魚のような指と違い、堅強な悟空の自身に貫かれ、内奥はビリビリと痛む。
「あぁ、や、柔らけぇ・・・」
自分自身を包みこむ、柔らかく、暖かい、幾重にもなった肉襞の感触にチチは我を忘れた。
「な?チチん中は、すげえ気持ちいいだろ?」
悟空はチチの、つまりはもとの自分の体にまたがっているので、自重で体が沈み、男根は
ついに最奥まで達した。
「は、はあ、奥に当たるぅ・・・!」
「ああ、はあっ、ご、悟空さぁ・・・そっただ、締め付けねえでけれ・・はああ・・」
「オ、オラ、何もしてねえ。おめえのアソコが勝手に締め付けてんだ・・・!」
今以上の快感を得ようと、チチは無意識に腰を突き上げた。
「いて!チ、チチ!動くなって!痛ぇって。」
だがチチは答えない。腰を突き上げる度に、肉の花びらが肉棒にまとわりつき、最奥に達すると、
ざらついた突起が先端を舐める。悟空の体が求めているのか、それともチチ自身が望んでいるのか。
チチは遮二無二、腰を動かした。
「あ、はあ・・!チ、チチッ・・・!うは・・!」
悟空の体の奥でも変化が起こりつつあった。突き上げられる5回の内に1回は潮が引くように意識が
遠のく。やがてその歓喜の頻度は3回に1回になり、やがては内奥で動かれるたびに声をあげた。
「い、いいぞ、チチ!すっげ、いい・・・!!」
悟空は恥も外聞のなく嬌声を出す。もっと感じる場所を探そうと自ら腰を動かし続ける。
その姿をチチは下からずっと見ていた。自分の体にまたがって、本来の自分がその腰を上下させて、
猥らな声をだす。腰を動かすと乳房が波打つ。
それなのに「はしたない」という思いは湧かない。自分自身に突かれて痴態を繰り広げるチチは、
チチの姿をした愛する悟空なのだから。

チチの中でスイッチがカチリと切り替わった。
(悟空さ、もっと気持ちよくしてやるな。おらがいつも感じていることと同じくらい。)
チチはその細い腰を両手で押さえると、下から垂直に突き上げた。
「はあああああ!チチ、チチッ!!いい、いいぞ!」
悟空がその白い喉をのけぞらせた。チチは膝をたて、馬乗りになった悟空の体を己の方に
倒した。息がかかる程に顔が近づき、胸と胸が触れ合う。
「悟空さ・・・手、貸して・・」
互いの指の間に指を組み込み、手を繋ぎあう。チチは少し顎を上げ、自ら悟空の唇を求めた。
もとの自分の花のような唇を舌でこじ開け、その小さな舌を絡めとる。深く深く口づけを交わし
ながらも、チチは突き上げるのをやめなかった。
「ふ、んん。ふぐっ・・・ぐぐ!」
悟空の出すくぐもった声も唾液も、チチは全て飲み込んだ。
先程、手で愛された以上の快感にチチも達しそうになる。
「ご、悟空さ、おら、もうダメ・・・出してもいいけ?」
「あ、ああ。一緒にな・・・」
チチは一気に奥まで貫いた。
「はあっ!イイぞ!チチッ・・・!!!」
「は、はぁん、で、出る・・・!」
重ねた手を更に強く握り締め、チチは悟空の中に精を注いだ。

ふたり、情事の余韻に浸る。
ただし、見た目は、チチの細い腕枕に悟空が頭を預けるという奇妙な格好ではあるが。
「なあ・・・なあ、悟空さ。その・・・良かったけ?」
おそるおそるチチは尋ねた。なにしろ「初体験」である。相手のことを考えず、自分本位で
コトを終わらせてしまったのではないかと気にかかる。
「おお!すっげー、よかったぞ!!」
気落ちするくらい明るく悟空は答えた。
「おめえがさあ、イク時は頭ん中が白くなるっていうけど、どんなもんか、よく分かったぞ!」
「そ、そっただ、こっぱずかしいこと言わなくていいだ!・・・なあ、悟空さ。おら達、これから
どうなっちまうだ?」
「どうって・・・ま、いいんじゃねえか?このまま入れ替わったままでもさ・・・いや、ダメだ!
チチィ!おめえだけ人造人間と戦うなんてずりぃぞ!くっそー、オラも戦いてえ!」
「どうしてそういう発想しかできねえだ?!もうええだ!おら、これから夕飯の支度を
しなくちゃなんねえだ!今のおらには家事も地球の未来もかかってるだよ!!」
チチは道着とエプロンを掴むと、寝台を抜け出して台所に向かった。

次の日―
ピッコロ、悟飯、そしてチチの修行は始まった。
チチの姿をした悟空も一緒についてきた。下ろした髪を後ろで一つに結わえ、
藍色の道着に身を包んで、屈伸運動に励んでいる。
「貴様は修行せんでいい。今のお前の力は貴様の妻レベルなんだぞ。」
だが注意するピッコロに対しても、悟空は、
「チチの力でも、努力すれば、もとのオラの力を超えるかもよ。」
などと、どこかで聞いたような事を言う。例え体はチチでも悟空の闘志は不屈である。
バカは放っておこうとばかりに、ピッコロは背を向けた。

「悟飯ちゃん、もっと速く打ってもええだ!」
中空で、チチは悟飯の放つ気孔弾をヒラリヒラリとよけていた。
「え?大丈夫ですか?」
「大丈夫だ!おら、慣れてきたべ!」
(こいつは驚いた。この女、一日でここまでレベルを上げるとは。)
ピッコロは内心舌を巻いた。何せ精神的に「童貞」を捨てたのだから、今日のチチは
動きが違う。やる気が違う。
「おい、悟飯!少しスピードを上げてみろ!心配するな。今のそいつなら簡単にかわす。」
悟飯の両手から繰り出される気孔弾を、チチはいとも簡単に避け続けた。
(このままいったら、おら、人造人間達を簡単にやっつけちまうかもしんねえだな・・・)
そんな考えが頭をよぎった。
「お母さん!よけて!!」
チチは悟飯の声で我に返った。目の前に金色の光が迫っている。
「わ!!」
間一髪、チチは身をかわした。だが光は、少し離れた地上で、チチの姿で一人黙々と修行を
している悟空に向かった。
「お父さん!危ない!!」
悟飯の叫びに悟空は振り返る。目では気孔弾の動きを捉えているのに、体が動かない。
(間にあわない!)
悟飯もピッコロも、そして悟空自身も目を瞑った。
チチは額に人差し指と中指を置いた。

ズザーン

大音響と共に土煙が舞い上がる。立ち込める土煙の中、やがて二つの人影が現れてきた。
うつ伏せの悟空と、その体の下に抱きしめられたチチだった。
上に覆いかぶさった悟空の肩がピクリと動き、やがてゆっくりと起き上がる。
続いてチチも身を起こす。
不出来な操り人形のような動きを、ピッコロと悟飯は固唾を呑んで見守った。
「悟空さ、大丈夫け?」
「チチ。ああ。怪我は無ぇ。」
お互いの顔をじっと見つめあう。悟空はチチの。チチは悟空の。
「悟空さ!おらの前に悟空さがいる!と、いうことは、おら達、元に戻っただよ!」
「ああ!元に戻ったぞ、チチ!!」
二人、手を取り合って跳ね上がる。
「よかっただー!元に戻れて。」
「おお!これで人造人間と戦えっぞ!!」
「なんで、そんな考えしか浮かばねえだ!!」
「怒んなよ、チチィ・・・」
チチは両手を腰に当て仁王立ちになり、悟空は首をすくめる。
「どうやら、今の衝撃で元に戻ったらしいな。」
「戻ったみたいですね。」
なんだか拍子抜けのピッコロと悟飯であった。

「やっぱ、こっちの方がいいな。」
夜、布団の中で、悟空はチチを腕の中に閉じ込めた。
「おらだって、こっちの悟空さの方がいいだよ。」
ほんの数時間前まで、「自分の体」だった夫の逞しい胸にチチは顔を埋めた。
「あ、そうだ。オラ、試してみてえことがあるんだ。」
やおら悟空は身を起こすと、チチの夜着の裾をたくしあげた。
「きゃ!なにするだよ?!」
悟空は制止しようとするチチの手を掴み、下着を下ろすと、膝で固く閉じた両足を
こじあけて、その中心に身を据えた。
下着からゴソゴソと自身を取り出すと、まだ乾いたままのチチの谷間に押し付けた。
「あ・・・」
熱い肉棒が当たっただけでジュワッと谷間が潤う。その潤いを利用して悟空は一気に
内奥に滑り込んだ。
「よし、この辺だったかな・・・」
チチの両脚を脇に抱えると、狙いを定めて腰を突き上げた。
「はあっ!!」
今までに体感したことのない快楽にチチは声を張り上げた。
「はあ、はあっ・・・な、チチ・・ココ、すげー、気持ちいいだろ?は、はあ、オラ、おめえの
体になって分かったんだ・・・ココんとこが一番感じるってさあ。」
「は、はふ・・・ん、んんぐっ・・!」
体の隅々まで夫に開発されたものと思っていたのに、チチ自身も気付かぬ場所を悟空は
見つけたらしい。このまま白痴になってしまうのではないかと思う程、チチは口の端から
よだれを流して声を上げた。そんなチチの乱れようを面白そうに眺めながら、悟空は
攻撃の手を緩めなかった。

チチが目を覚ますと夜は白々と明けていた。夕べは意識を飛ばし、そのまま眠って
しまったらしい。
「よう、起きたか?」
熟睡したらしく、スッキリとした顔の悟空が声をかけた。
「おめえ、夕べはすごかったぞ。」
「そ、そっだらこと・・・!」
微かに残る夕べの記憶にチチは頬を赤らめた。
「サンキューな。」
突然、礼を言う悟空の意味が分からず、チチは首をかしげた。
「おめえが瞬間移動で助けてくれなかったら、オラ、今ごろ死んでるな。」
「それを言うなら、おらも悟空さに礼さしねえと。そもそも、おら達が入れ替わっちまった
のは、悟空さがおらを助けてくれようとしたんだべな。」
「しっかし、チチ。たった1日でよく瞬間移動をマスターできたよなあ。」
「それが不思議だべ。おら、瞬間移動のやり方なんて知らねえのに。なして瞬間移動が
できたんだべか?」
「ま、そりゃ、オラの体が覚えてたんだろうな。」
怪訝そうな顔をするチチに悟空は言う。
「おめえの体に怪我させちゃいけねえって、オラの体が自然に動いたんじゃねえか・・・
おわっ、チチ!いきなり、なにすんだよ!!」
悟空の言葉が終わらぬ内に、チチが悟空の首に抱きついてきた。
「ヤードラットから帰ってきた日に、おらに怪我させたくせに・・・」
「わりかったよ。あんなに力がついているとは思わなかったんだ。だからさ、オラ、今は
すげえ気をつけて・・・・なんだ?おめえ、泣いてんのか?」
悟空の耳の横で、チチがグスグスと鼻をすすりあげている。泣き顔を見られたくないのか、
チチは悟空の首筋に顔を埋めている。

「なんで泣いてんだ?」
「だって、悟空さ。珍しく、優しいことさ、言ってくれるから・・・」
「なんだよ、『珍しく』って。」
「だども、おら、嬉しくて・・・」
チチは悟空の首にまわした腕に力をこめた。
「おい、くっつくなよ。苦しいじゃねえか。」
悟空の首筋にチチの息がかかる。胸板に柔らかな乳房が押し付けられる。昨夜、散々放出した
にも関わらず、男性自身がまた充血してきた。
「やべ、朝だってのに、またしたくなってきた。」
「・・・いいだよ。」
チチが顔を上げ、悟空の目を見つめて答えた。頬を真っ赤に染めながら。
「い?でも、今朝も修行があるんだ。ピッコロの奴、遅れるとうるさくて・・・」
チチはまた悟空の首筋に抱きつくと、耳元で何事か囁いた。
「・・・ほんとだな?」
悟空が念を押すと、顔の横でチチの頭が頷くのがわかった。それを合図に悟空はチチを抱いて
布団に倒れこんだ。

囁かれた言葉は―

「おらも一緒に怒られるから。」

(終)