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それは風も爽やかな夏の午後の事だった。
昼飯を平らげた悟空が、再びいずこかへ修行に出てしまった後、
柔らかく鼻歌を歌いながら、チチは機嫌よく皿を洗っている。
台所の窓からちらりと覗けば、悟飯は木陰に背を丸めて蹲り、
どうやら蝶か蟻かに夢中になっているようだ。
「は~、毎日えれぇ量だなぁ」
一度傍らに積み上げた洗い上がりの大皿を、今度は片端から
清潔な布で拭いて元のように食器棚にしまって行く。
伸び盛りの悟飯と悟空の食事量はいつも半端ないが、チチにとって苦ではない。
程なく全てを仕舞い終えると、チチは肘まで捲り上げていた袖を戻して白い腕を隠し、
ちらともう一度悟飯の様子を確かめてから、廊下に出る。
突きあたりはトイレだ。
「ん~…んん~」
中洋折衷の生活をしている孫家だが、トイレは洋風にしつらえてあり、
チチの好みで、赤に金の刺繍を施された壁飾りなどがかけられている。
いつものようにドアを開け、そのままの流れで便器に背を向けると、
前垂れの中に手を入れて、裾を絞ったズボンの紐を解き、
下穿きと一緒に親指に引っ掛けると、するりと膝まで引き落とす。
むっちりとした腿が露になり、自然な動作で後ろ垂を腕にかけて
たくし上げれば、張りがあり…割と大きく、つんと上を向いた尻が覗く。
「はぁ…」
ここまですれば、と気を抜いて、チチが腰を下ろした、その時!

「ふんぎゃっ!」
U字便座蓋を開けっ放しにされて、チチは気づかず便器に落ちた。
「っ、…っ、…~~!!」
間の抜けた体制で、しかもちょっとチビってしまったチチの眉間に皺が寄る。
「っ…! あれほどきちんと閉めとけって言ったベー!!」

谷に渡る絶叫。悟飯は思わず片手に持った虫眼鏡を取り落とし。
帰ってきた悟空はたっぷり説教された。

経験値 「せいかつのちえ」 1UP。


(完)