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その葉は枯れ、亡き人の目のような深い緑色は寸部も留めていない。四枚ある葉の
一枚一枚は自然の物とは思えぬほど整ったハート型をしている。
「あ。まーた、蹴っただ。」
チチは大きな腹に手を置いた。今度は女の子が欲しかったが、この元気な暴れっぷりは、
また男の子だろう。生まれてくる子もあの人と同じ深い緑色の瞳になるのだろうか?
チチはその葉 ― 四葉のクローバーを本の間に戻した。


Green


「ふーっ。食った食った。うまかったー」
両手を上げて背を伸ばした姿勢のまま、悟空は仰向けに寝転んだ。
「食べてすぐ横になるのは行儀が悪いだよ、悟空さ。」
空っぽの弁当箱を片づけながらチチは悟空を睨む。
「腹一杯になると眠くなるんだよな。」
ふああ、と大あくびをした悟空につられて、チチもあくびが出てしまい、慌てて手で
口を覆った。
「チチだって眠いんじゃねえか。おめえも寝ろよ。」
悟空は片腕を差し出した。ここがおめえの枕だぞと言わんばかりに。
そうだな。おらもちょっと横になるかな。チチは仰向けに寝た悟空の横に身を寄せると、
差し出された片腕に身を沈めるようにして静かに頭を乗せた。買ったばかりのブルゾンの
皮の匂いと、悟空の汗の匂いがチチの鼻をついた。
仰ぎ見れば所々に白い雲が浮かび、鳥のさえずりが聞こえてくる、どこまでも皐月の空だ。
セルに恐れ、世界中の人々が逃げ惑っているとは思えない。

「夕べ、あんま眠れなかっただろ?」
寝かしてくれなかったでねかと言おうとしてチチは耳まで赤くした。夕べの営みが
脳裏をかすめたからだ。
正直、悟空がサイヤ人と分かった日から枕を高くして寝た試しがない。フリーザを
倒してやっと帰ってきたと思ったら、今度はセルとの戦いが始まった。悟空が心臓病に
倒れると看病に明け暮れ、完治して安堵したのも束の間、あと数日で地球を賭けたゲームを
開催するという。その中で悟空は悟飯を神殿に置いてきてしまった。心配の種は尽きない。
横になっても眠れず、何度も寝返りをうつチチに悟空は言う。
― 眠れねえんなら、疲れてクタクタになって寝ちまえばいいんだ
その言葉通り、激しく求めあって疲れて寝てしまう。
疲れて水に沈むように眠りかけたチチに悟空が話しかけた。
「明日、どっか行かねえか?どこでも連れてってやるよ。」
「どこでもって、みんな、セルが来るからって逃げちまって、開いてる店なんてねえだよ。」
「どっか行きてえところとかねえんか?」
「じゃあ、この間、三人で行った湖に行こう。弁当さ持って。」
「そんなんでいいんか?」
「それがいいんだべ。」
それが今日の二人だけのピクニックになった。

「朝早くから弁当作って大変だったろ?」
「それは何ともねえだども、そろそろ食料がなくなってきただ。店はどこも閉まってるからな。」
「だったら、オラが熊でも狼でも獲ってきてやるよ。」
「セルゲームが終わったら店もまた始まるべ。悟空さがやっつけてくれるんだろ?」
「うーん・・・」
「べジータさにピッコロさ、クリリンさ達もいるから負けるはずがねえべ。あの
トランクスって子も強いんだべ?」
悟空の考える最強の戦士の名を出さずチチは勝手に勝敗を決める。おめえ、悟飯を
忘れてるぞ。と言いそうになって悟空は口をつぐんだ。また火に油を注いではいけない。
悟空の腕に頭を沈め、チチは真新しいブルゾンを見て目を細めた。
「悟空さ、その格好似合ってるだよ。」
「そっかあ?せっかく買ってもらったのに、こう言っちゃ悪いけどよ、オラ、
こういう格好はあんま好きじゃねえんだ。」
「どうしてだ?せっかく悟空さの誕生日プレゼントに買っただに。」
「窮屈でさあ。それにオラ、このズボンのチャックっつうのが嫌えなんだ。」
「どうしてだべ?」
「おめえには分かんねえだろうけどさあ、ションベンした後、こいつでキンタマの皮を
挟むと痛ぇんだ。」
「え?!」
「ほら、さっきも挟んじまってさ、まだ痛えんだ。」
悟空はチチに手を取ると股間に導き、ズボンの上から陰部に触れさせた。

「何するだ!誰かに見られたら恥ずかしいべ!」
「だーれもきやしねえよ。セルが来るからって、みんな逃げちまった。」
チチの手を取ったまま、股間にグッと押し付ける。布越しでも悟空のモノの温かさ、そしてソレが次第に堅くなっていくさまが分かる。
「あ・・・」
何か言いかけたチチの口をさっと悟空は口で塞いでしまった。刹那に悟空の舌が
チチの唇を割って入りこむ。
 そのままチチの手を離さぬように器用にズボンのファスナーを下げると、開いた口から
チチの手を入れさせ、直に自分に触れさせた。ゴワゴワした陰毛の下に熱い肉の塊がある。
悟空はチチの手に自分の物を握らせた。
 「チチの手はひんやりしてんな。」
 チチの手を上から握ったまま上下させる。悟空が手を放しても、チチの手は動かすことを
やめなかった。
 優しく握り、手を上下するたびに堅さを増す悟空。男根の付け根から手を撫で下ろし、
先端の張り出た傘の部分の形を確かめながら、先端の鈴の割れた先に指を忍ばせると生温かい
液がチチの指先を濡らす。五月の若草とは違う、熟れた実のような匂いが鼻をつく頃には、
チチの股間も潤んできた。
 股間の割れ目がじゅくじゅくと濡れ、割れ目の中では肉の目が大きく膨らみ始めている。
その芽に早く早く触って欲しい。
 チチの心が叫ぶ声が聞こえたからなのか、悟空の手が、チチのスカートの裾から入ってきた。

 「ちょっ・・・」
 チチは異変に気づいて、悟空を慰める手を止めた。
 「やめんなよ。一緒にやろうぜ。」
 緑の眼はときどき怖ろしい光を放つ。その冷たい目に射すくめられるとチチは何も言えなくなる。
 長いスカートの裾をたくしあげながら、チチの足を撫でながら手は足の付け根に近づき、両脚の間を
指先で撫で上げた。
 「あっ」
 ズボンの上から触られただけでチチは身をピクンと弾ませ、声を上げてしまう。股間の溝に沿って
悟空の指は動くが、布越しというのがもどかしい。チチは悟空の手を感じるように自然と体を動かした。
 急に悟空の手が離れた。
 やめねえで。チチは潤んだ目で悟空を見上げる。
 悟空の手はチチの上着の帯を解きにかかった。
 「直接、いじくってもらいてえんだろ?・・・めんどうくせえ服だなあ。オラの服より、おめえの服を買えよ。」
 「だったら働いてけれ。」
 憎まれ口をたたきながらもチチは悟空が帯を解きやすいように体を浮かせた。悟空もまた聞き慣れたチチの文句を
聞き流し、帯を解くと、改めてスカートの中に手を入れ、薄い下着ごと、ズボンをチチの膝まで引き下ろした。

濡れた股間に草原の風を一瞬だけ感じた直後、熟れきって赤く膨らんだ実に悟空は中指を押しあてた。
 「はあ!」
 直接触れられた快感にチチは喉をそらせて大きく叫んだ。
 「やっぱ、この方が感じるだろ?」
 敏感な芽をこねくりまわしながら悟空が聞くと、チチは素直に頷いた。
 快感の波が大きくうねってチチに押し寄せると、悟空自身をさする手が止まる。
 「チチ、ちゃんと動かせよ。」
 低く、短い言葉に我に返り、チチは意識を保ちながら手を動かした。
 湖の畔の草原で、二人抱き合い、互いの腕を交差してお互いの陰部を愛し合う。
 肉の芽を弄んでいた悟空はその手を奥に伸ばし、すでに開いた口に人差し指と中指を入れた。
 「あ、悟空さ・・・」
 快感を懸命に堪えて手を動かしていたのに、膣内に指が侵入した衝撃にチチは手を止めた。
 「チチ、続けろよ。・・・すげえな、オラの指が全部入ってるぞ。」
 意地悪く笑い、悟空は指を抜き差しする。
 「あっ、あ・・・」
 体の内奥で悟空の節くれだった指が肉の襞を擦る度に、陰唇を弄ばれる時より激しい
快感の波が押し寄せる。チチは悟空自身を握る力もなく手を放した。

 「チチ・・・」
 耳元で熱い吐息混じりの声がして悟空が上に乗りかかってきた。カチャカチャと
ズボンのベルトを外す音がした。
 「悟空さ・・・」
 チチが潤んだ目で悟空を見上げる。何がしたいのか、何をして欲しいのか互いに
言葉にせずとも分かる。
 「誰もいねえ?」
 「いねえ。誰かいたってやめねえ。」
 チチのスカートを悟空が腹の上までたくし上げた。白い肌とは対照的に黒い陰毛が
日の光に照らされチリチリと光沢を放つ。わずかにゆるんだチチの太股の間に悟空は
膝頭をねじ込んでこじ開けた。
 ベルトと外し、チャックを下して猛りきった己自身を取り出すと真っ赤に潤んだチチの
体の奥に繋がる亀裂に差し込んだ。
 「んんっくう・・・」
 快感の喘ぎとも、苦痛の悲鳴ともつかない声を出して、チチは悟空の体の下で銃に撃たれた
獣のようにぴくぴくと跳ねた。
 悟空自身がチチの中に入ってくる。数え切れないほど繋がっているのに、飽きることなく感じ、
欲してしまう。
 「悟空さ・・・」
 チチは悟空の首に腕を回し、自ら体さらに密着させようと試みた。体の中に悟空が入っている。
悟空の熱い息が耳元で聞こえる。悟空の首にしがみつきながら目を開けると、悟空の金色の髪の
向こうに青い空が見えた。

 チチは急に我に返った。今、二人は太陽の下で抱き合っているのだ。急に恥ずかしくなり、
悟空の肩を手で押した。悟空の動きが止まり、冷たい緑の目がチチの黒い目を射抜く。
 「やめねえぞ。」
 今さら恥ずかしがったって駄目だ。ほんとはして欲しいくせに。それが証拠にオラが動くの
止めただけで泣きそうな顔してんじゃねえか。
 口に出さずとも相手の考えていることは読める。
 チチの片足を小脇に抱えて身を起こすと、チチの体の入り口にある自身を、その奥深くまで
一気に貫いた。
 「はあっ・・・!」
 焦らされた分、余計に衝撃がチチの全身を電流のように流れる。
 「ご、ごく・・・」
 「チチ・・・」
 声にならぬ声で名前を呼んでも、熱い吐息混じりの声で返してくれる。ずんずんと全身を
揺さぶられ、突き込まれ、チチは一気に昇りつめて行く。
 「や、いい、悟空さ・・・あああ。」
 「はあっ、チチ、オラもすげいいぞ。」
 最初は己の侵入を拒むように閉ざされた膣も、熱い愛液でヌルヌルとなり、肉の壁の一枚一枚が
悟空の出し入れにまとわりついてくるようになった。
 「チチ・・」
 その限界に近い悟空の声を耳にしてチチの下半身は更に熱を帯びる。腹の中には悟空しかいない
錯覚に陥る。
 「チチ、行くぞ。」
 悟空の腰の動きが激しさを増し、荒馬に振り落とされぬようチチは悟空の首にしがみついた。
 陽の光の下で下半身を剥き出しにすて抱き合っていることは忘れてしまった。
 チチの奥の奥まで入れようと悟空はチチの足を抱え直した。一層、奥に届くとチチの体がひと際、
大きく跳ねた。跳ねた拍子に体はレジャーシートから外に出た。クローバーの青い匂いと、甘い汗と
体液の香りが辺りに立ち込める。
 悟空の低い呻きが聞こえたとき、チチも頭が白くなった。一瞬、鳥のさえずりも聞こえなくなった。

 「服が汚れちまっただ。」
 悟空に背を向け、チチは汚れた下半身の汚れをティッシュで拭き取った。
 「んなもん、その辺の草で拭いときゃいいんだ。」
 「ばか!汚ねえだよ・・・ほら、悟空さも、これで綺麗にして。」
 「いいって。おら、別に気にしねえから。」
 悟空は差し出されたティッシュを使うこともなく、汚れたまま下着にしまってチャックを上げた。
 「いってえー!また、挟んじまった!」
 「もう!何やってるだよ!」
  宇宙一強い、子供のより手のかかる夫。あーあ、せっかく買ってやった服にこんなに草をつけちまって。
  チチは悟空の服についた草を手で払ってやった。ふと、チチの手が止まった。悟空の背中に一本、
小さな草がついている。
 「あ。」
 「どうした?」
 「見てけろ。悟空さ!」
 チチは悟空の目の前に小さな草を摘まんで差し出した。
 「ほら!四つ葉のクローバーだべ!縁起がええだ!」
 「なんだ、それ?珍しいんか?」
 とても、そんなに目をキラキラ輝かせるほどの代物には見えない。
 「悟空さは四つ葉のクローバーも知らねえだか?呆れただ。これを持ってるといいことがあるだ。
そうだ!セルゲームの時はお守りに持って行ったらええだ。」
 「それ、持ってるといいことがあるんか?」
 「幸せになれるだよ。」
 少しの間、悟空は何か考えるように口を閉じた。
 「チチ。それはおめえが持ってろ。」
 そう言うと有無を言わせぬ強さを持って、クローバーをチチの手の平に握らせ直した。普段は
見せない悟空の気迫に押され、チチはクローバーを受け取った。
 「・・・じゃ、じゃあ、悟空さが帰ってくるまでおらが預かってるべ。押し花にして大事に取っておくだ。」
 チチはハンカチを広げ、その中に優しく四つ葉のクローバーを包んだ。

「悟空さ。四つ葉のクローバーを見つけたから、おら達はきっと幸せになれるだよ。」