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週末。

その男は期末テストを終え一人学校のガラスを割り校舎の裏で煙草をふかしていた。
幾度の困難を乗り越えたことであろうか・・・あの焦燥感、戦慄。まだ緊張感だけ頭から離れない。


まだ真夜中の高校。駐輪場から現れたのは、男とグラファイトブラックの車体。
キーを捻る。カブ系エンジンの咆哮がぽぽぽぽんとこだまする。


昼間は邪魔な車の多い首都高速湾岸線。だがこの時間はまさに恐怖だ。
走り屋から逃げるかのように追い越し車線を駆け抜ける。

市川を駆け抜け一気に横浜に向かう。
ロー&ロングの流れるようなボディーラインとクラスを超えた存在感
野生とプライドを胸に秘め男は深夜の湾岸線を駆け抜けていく


大黒PAに辿り着く。朝日が男を祝福するかのように東京湾の向こうから昇り始める。
昇る朝日を見つめながら煙草に火をつける張っていた全身の緊張感が一気に抜けた。


生きている実感・・・そして気付く。私は生かされていたのだ、と。


赤色灯が付いた車から2人の男が降りて来て言ったわかってるよね?、と。

笑って答える。

親には言わないでください。

マグナ50。