ここでは、QPSK変調信号を送信・受信する実験をします。
手始めに低レートなQPSK変調回路をFPGAを使って作ってみます。
次にQPSK復調回路を同じくFPGAを使って作ってみます。
復調回路は、パイロットシンボルを用いた絶対同期検波回路とします。
ぼちぼち作り上げてゆく予定です。
送信側、受信側共にルートナイキストフィルタを用いて無歪の定理を実現し、
受信側に於いてはアイ・アパーチャが最大となるポイントを識別点として
データを取り込みます。
誤り訂正符号化/複合化部分は、取り合えず後々の課題とします。
(次回の更新時期は未定です)
2007/11/28(水)
とりあえず、ナイキストフィルタと符号間干渉の話を少々追加します。(かなりいい加減且つ中途半端)
図1はデジタル通信について記述されているいろんな本によく出てくる波形です。
見覚えのある方も多数いらっしゃると思います。
ロールオフファクタを1.0と0.5に設定した場合の比較になります。
横軸は一応時間軸になっていますが、FPGAに組込みやすくする都合上、オーバーサンプリング数を16倍として、サンプル数を横軸に設定しています。
図2は隣のビット(符号)がどれくらい被って(干渉して)くるかを示したグラフです。
理論上、シンボル間隔毎に符号間干渉はゼロになっていることがわかります。
横軸は、図1と同じくサンプル数を横軸に設定しています。
図1.ロールオフファクタの比較
図2.符号間干渉
なかなか使い勝手の良いFPGAボードが見つかりません。
A/DコンバータとD/Aコンバータが実装されている安くて高性能なFPGAボードは無いでしょうか。(それは無理な話)