Calibreで日本語ePubを作る

calibreで日本語ePubを作る方法


日本語化されていないPRS-505PRS-700で日本語ePubをPCで作って本体で読めるようにする方法。
※あくまでPRS-505PRS-700で読めるようにするだけで、ePubの本来の形式(どのマシンでも同じように読める)ではないので注意。
※またPRS-505PRS-700では1ファイル(HTML, XHTML)あたり300KBの制限があるので注意。

元ネタは、MobileReadの以下のスレッド。
ePub custom Fonts on 700 and 505

フォント準備

  1. まずはフォントを準備。
    1. IPAモナーフォントなどを準備する。使用するフォントの著作権、ライセンスには注意すること。今回はIPA モナー Pゴシックを例に挙げる。
    2. .ttfファイルを取り出す。gzが解凍できないとかはググること。Windowsにフォントをインストールする必要はない。
  2. PRS-505あるいはPRS-700とPCをUSBで接続する。
    1. 外部ストレージとして認識されるのでエクスプローラーで開く。
    2. ドライブ名の直下に「fonts」(大文字、小文字、ダブルバイト注意)フォルダを作る。
    3. fontsフォルダに「ipagp-mona.ttf」をコピーする。

calibre

  1. calibreをダウンロードしてインストールする。
  2. calibreを起動する。英語だがたいしたことは書いていないのでへこたれないこと。
    1. calibreの本を置くフォルダを決める。
    2. calibreの設定をする。[Convert Ebooks]ボタンの右の[▼]を押す。
    3. 「Set defaults for conversion」を選ぶ。
    4. 左のタブを「Look & Feel」に切り替える。
    5. 「Override CSS」に以下のように記述する。大事なのはfontsフォルダにコピーしたファイル名がres:以下で指定したファイル名と同じこと、font-family名が「@fontface」と「body」タグ内で同じこと。
@font-face {
  font-family: "ipagpmona";
  src: url(res:///Data/fonts/ipagp-mona.ttf);
}

body {
  font-family: "ipagpmona";
}

calibreフィード設定

  1. フィード設定をする。今回は全文フィードされる「Engadget Japanese」を例にする。
    1. calibreの[Fetch News]ボタンの右の[▼]を押す。
    2. 「Add a custom news source」を選ぶ。
    3. 「Reciepe title:」に「Engadget Japanese」を入力する。
    4. 「Feed title:」に「Engadget Japanese」を入力する。
    5. 「Feed URL:」に「http://japanese.engadget.com/rss.xml」を入力する。
    6. 右下の[+ Add feed]ボタンを押す。
    7. 左下の[+ Add/Update Reciepe]ボタンを押す。
    8. 左側「Available user reciepe」で「Engadge Japanese」が選択されていることを確認して、右上の[Switch to Advanced mode]ボタンを押す。
    9. 「Reciepe source code(python)」に以下を追加して、左下の[+ Add/Update Reciepe]ボタンを押す。
no_stylesheets = True
language = 'ja'
encoding = 'utf-8'
extra_css = '@font-face {font-family: "ipagpmona";src: url(res:///Data/fonts/ipagp-mona.ttf);} body { font-family: "ipagpmona";}'

calibre Fetch news

  1. [Close]ボタンでcalibreのメイン画面に戻る。
  2. [Fetch news]ボタンを押す。
  3. 「Custom」の中の「Engadget Japanese」を選ぶ。
  4. 右下の[Download now]ボタンを押す。
  5. [OK]ボタンを押して、calibreのメイン画面に戻る。
  6. 右下のJobsの砂時計が止まるまで待つ。

PRS-505/PRS-700へコピー

  1. calibreを起動したまま、PRS-505PRS-700をUSBでつなぐと自動的に本がコピーされるが、フォルダができてしまうので、嫌であれば自分でcalibreの本を置くフォルダの中から.epubファイルをコピーすればよい。

Tips

User reciepeで、以下のpythonコードをreciepeの最後に加えると、RSSフィード元記事全部を取得できる。
   def get_article_url(self, article):
       return article.get('link',  None)

その際、広告などの部分は、remove_tags, remove_tags_before,remove_tags_afterで取り除けるが各サイトによってソースを見てコードを書く必要がある。

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最終更新:2010年12月19日 18:58
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