calibreで日本語ePubを作る方法
フォント準備
- まずはフォントを準備。
- IPAモナーフォントなどを準備する。使用するフォントの著作権、ライセンスには注意すること。今回はIPA モナー Pゴシックを例に挙げる。
- .ttfファイルを取り出す。gzが解凍できないとかはググること。Windowsにフォントをインストールする必要はない。
- PRS-505あるいはPRS-700とPCをUSBで接続する。
- 外部ストレージとして認識されるのでエクスプローラーで開く。
- ドライブ名の直下に「fonts」(大文字、小文字、ダブルバイト注意)フォルダを作る。
- fontsフォルダに「ipagp-mona.ttf」をコピーする。
calibre
- calibreをダウンロードしてインストールする。
- calibreを起動する。英語だがたいしたことは書いていないのでへこたれないこと。
- calibreの本を置くフォルダを決める。
- calibreの設定をする。[Convert Ebooks]ボタンの右の[▼]を押す。
- 「Set defaults for conversion」を選ぶ。
- 左のタブを「Look & Feel」に切り替える。
- 「Override CSS」に以下のように記述する。大事なのはfontsフォルダにコピーしたファイル名がres:以下で指定したファイル名と同じこと、font-family名が「@fontface」と「body」タグ内で同じこと。
@font-face {
font-family: "ipagpmona";
src: url(res:///Data/fonts/ipagp-mona.ttf);
}
body {
font-family: "ipagpmona";
}
calibreフィード設定
- フィード設定をする。今回は全文フィードされる「Engadget Japanese」を例にする。
- calibreの[Fetch News]ボタンの右の[▼]を押す。
- 「Add a custom news source」を選ぶ。
- 「Reciepe title:」に「Engadget Japanese」を入力する。
- 「Feed title:」に「Engadget Japanese」を入力する。
- 「Feed URL:」に「http://japanese.engadget.com/rss.xml」を入力する。
- 右下の[+ Add feed]ボタンを押す。
- 左下の[+ Add/Update Reciepe]ボタンを押す。
- 左側「Available user reciepe」で「Engadge Japanese」が選択されていることを確認して、右上の[Switch to Advanced mode]ボタンを押す。
- 「Reciepe source code(python)」に以下を追加して、左下の[+ Add/Update Reciepe]ボタンを押す。
no_stylesheets = True
language = 'ja'
encoding = 'utf-8'
extra_css = '@font-face {font-family: "ipagpmona";src: url(res:///Data/fonts/ipagp-mona.ttf);} body { font-family: "ipagpmona";}'
calibre Fetch news
- [Close]ボタンでcalibreのメイン画面に戻る。
- [Fetch news]ボタンを押す。
- 「Custom」の中の「Engadget Japanese」を選ぶ。
- 右下の[Download now]ボタンを押す。
- [OK]ボタンを押して、calibreのメイン画面に戻る。
- 右下のJobsの砂時計が止まるまで待つ。
- calibreを起動したまま、PRS-505やPRS-700をUSBでつなぐと自動的に本がコピーされるが、フォルダができてしまうので、嫌であれば自分でcalibreの本を置くフォルダの中から.epubファイルをコピーすればよい。
Tips
User reciepeで、以下のpythonコードをreciepeの最後に加えると、RSSフィード元記事全部を取得できる。
def get_article_url(self, article):
return article.get('link', None)
その際、広告などの部分は、remove_tags, remove_tags_before,remove_tags_afterで取り除けるが各サイトによってソースを見てコードを書く必要がある。
最終更新:2010年12月19日 18:58