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第95回薬剤師国家試験
基礎薬学生物系
§2-1生化学(+遺伝子工学、情報伝達)
GPIタンパク…アンカーの役割
通常糖が結合するアミノ酸は「セリン」「トレオニン」「アスパラギン」
リソソーム…異物とか自己のタンパクを分解する。(自己タンパクの分解をオートファジーという)
不要なタンパクはユビキチン化を受けた後プロテアソームによって分解される。
パルミトイル化は脂溶性をあげると同時にアンカーの役割を果たす。
ピルビン酸→乳酸は同じ酸だけど「還元」反応。
グルコース→グルコース-6-リン酸だけどグリコーゲン→グルコース-1-リン酸
グリコーゲンからグルコースは肝臓と腎臓(筋肉は出来ない)
解糖系で生じたNADHは直接細胞膜を通れないので、エネルギーを受け渡すシャトルが存在する。
脂質の運搬について
小腸でTGを多く含んだキロミクロンを合成→リンパ管→鎖骨下静脈→肝臓で分解
肝臓でTGの多いVLDL合成→血管においてLPLの作用でTGを放出→IDLになる→さらにTGを放出→LDLになる→LDLレセプターに認識されて取り込まれる
肝臓でHDL合成→末梢でLCATによってコレステロールを回収し肝臓へ戻る
プリン塩基はPRPP(核酸の元)にくっついて合成、ピリミジン塩基は先に塩基部分が完成。
チミジル酸のみ例外的にデオキシウリジル酸のメチル化によって生成。
がん細胞はテロメアーゼを持っているからテロメアをのばして無限に増殖可能。
ユークロマチン…分散してて転写中、ヘテロクロマチン…集まってて休止中
mRNAの合成はRNAポリメラーゼII
サイクリンとCDKが細胞周期によって変化する。
ミトコンドリア依存性アポトーシス…ミトコンドリアが細胞質へ→カスパーゼ活性↑→アポトーシス
ミトコンドリアが細胞質へ移行する段階でBcl-2ファミリータンパク質が関与。
p53は癌抑制遺伝子…アポトーシス誘導も行える
☆MAPキナーゼ(セリン/トレオニンキナーゼ)…細胞分裂やアポトーシスに関与
PCRの時に使うプライマーは「DNA」のプライマー。基本的に2種類のプライマーを用いる。
GFPなんてものも遺伝子発現の確認に用いる。
☆RNAiは2本鎖のRNA→mRNAの分解を促進
☆ES細胞→卵子から、iPS細胞→体細胞から
§2-2機能形態学
運動性言語中枢→前頭野、感覚性言語中枢→側頭葉
血圧低下→レニン分泌↑だけどβ遮断薬を使うとレニン分泌抑制。
§2-3微生物学
HIV、B型肝炎ウイルスは逆転写酵素を持ってる。
HIVはヘルパーT細胞で増える。
☆細胞質でばらばら→逆転写酵素でDNAを作る→「インテグラーゼ」で核内進入とDNA組み込み(プロウイルス化)→プロテアーゼの関与でウイルスRNAとタンパク質を合成→ヘルパーT細胞の膜をかぶって細胞を破壊する。
インフルエンザウイルスは細胞内に入るためのヘマグルチニン(HA)、細胞外に出るためのノイラミニダーゼ(NA)を持っている。タミフルが阻害するのはNA。
§2-4免疫学
マクロファージはペプチドグリカンとかリポ多糖をToll様レセプターで認識。
CD4はMHCII、CD8はMHCI
マクロファージのIL-1でTh0↑
Th1→キラーT細胞↑(IL-2やIFN-γ)→MHCIによる提示を確認してパーフォリンやグランザイムで攻撃
Th2→B細胞に抗体産生をさせる→IgE、A、M(それぞれIL4,5,6による)
抗原提示自体はマクロファージに加えてB細胞も行う。