1.OSインストール

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*インストールメディアの準備 CentOS5のインストールメディアは [[http://mirror.centos.org/centos/5/isos/>http://mirror.centos.org/centos/5/isos/]]からdownloadできます。 ただ、CentOS5ではCD-ROMイメージが6枚にも及ぶことから、DVDイメージを使ったほうが楽でしょう。 DVD-ISOイメージは全てのミラーサイトにあるわけではないので、 [[Mirror Listページ>http://www.centos.org/modules/tinycontent/index.php?id=13]]から"Direct DVD Downloads" が yes になっているサイトから入手します。 (BitTorrentが使える人はそちらを使ってもいいでしょう。管理人が加入するのISPはBitTorrentも規制かかっているようで、うまくいきませんでした。) DVD-ISOイメージのファイル名は &bold(){CentOS-5.0-i386-bin-DVD.iso} のはずです。 これを適当なライティングソフトでDVDメディアに書き込みます。 管理人はWindows用の DVD Decrypterを使いましたが、各自お好みでどうぞ。 ---- *インストール CentOSの詳しいインストール手順についてはITMediaに[[インストール完全ガイド CentOS 5.0>http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070425/269496/]]があるのでそちらに譲ります。 ここではVNCを使ったインストール方法を補足します。(参考:[[@IT リモートでインストールを行うには(VNC編)>http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/a002remoteinstallvnc.html]] これはディスプレイを持たないサーバでのインストール作業に良く用いられる方法のようですが、 今回は画面キャプチャのために使いました。 DVD起動時の画面で [F2]キーを押すと、インストールオプションが選べます。 各種オプション表記例が表示されますが、そこには記載のないVNCを使ったインストール方法があります。 |boot: linux vnc vncpassword=kattenifoltia ip=192.168.0.73 netmask=255.255.255.0| vncpasswordはVNCで接続する際のパスワード(6文字以上) ipとnetmaskはインストール時に使用するIPアドレスとサブネットマスクです。 言語とキーボードの種類を選んであげると、VNCを使ったグラフィカルインストールモードになります。 画面のメッセージには Please connect to 192.168.0.73:1 という表記がありますが、 Windows版VNC Viewer から接続する場合、 192.168.0.73:5901 を指定します。 #image(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/VNC.JPG) パスワードにはDVDブート時に入力したパスワードを入れます。 うまくいけば、以下のようなインストーラ画面が現れます。 #image(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/VNC3.JPG) ---- *パーティション設定 仕様で決めたように、今回は LVM と XFSを採用しますが、 標準カーネルがXFSをサポートしないためインストール時にはXFSを選択できません。 録画用スライスは後で設定することにします。 LVMの説明は[[JF>http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/LVM-HOWTO.html]]や[[ITMedia>http://www.itmedia.co.jp/enterprise/0307/11/epn01.html]]辺りに記事があるのでそちらを参考にしていただくとして、 簡単に補足します。 LVMを従来のパーティションの考え方で捉えようとすると混乱しますが、一番の要は「Volumeグループ」です。 複数ディスクのパーティションを一度「Volumeグループ」という括りでいったんまとめてしまい、 そこから / , /usr , /var などのスライスとして切り出していくと言えば、分かりやすいでしょうか。 この考え方に立てば「Volumeグループ」はRAID0パーティションに近いイメージが持てると思います。 RAIDにおける個々のディスクのことをLVMでは「物理ボリューム(Physycal Volume」といいます。 そして「Volumeグループ」から切り出す各スライスを「論理ボリューム(Logical Volume)」と呼びます。 「物理ボリューム」を束ねた「Volumeグループ」を中心に「論理ボリューム」を管理することから、 OS上のこの機構のことを Logical Volume Manager = LVM と呼ぶのです。 閑話休題。 今回のfoltia構築におけるLVM設定を簡単に解説します。 ※以下の記述はSATAドライブの場合です。IDE(PATA)ドライブの場合は /dev/sda を /dev/hda に読み替えてください。 ※また、文章中はSATAドライブ前提で記述していますが、グラフィックはIDEドライブの場合です。紛らわしくてごめんなさい。 **物理ボリューム(Physcal volume)の作成 レイアウトには「カスタムレイアウトを使用します」を選択します。 /dev/sda のうち、従来の通常のプライマリパーティションとして /dev/sda1 を ext3 で に100MB程度 /boot に割り当てます。 (ここはLVMの管理下に入れません。GRUBから起動させるlinux kernelを入れるからです。 LVMはkernelに組み込まれた機能なので、kernel起動前の状態ではLVMパーティションは認識されません。) 残りを全て/dev/sda2としてファイルシステム「physycal volume(LVM)」で「最大許容量まで使用」にします。 /dev/sda2 を選択して[LVM(L)]を押します。 #image(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/INST03.JPG) **Volumeグループの作成 Volumeグループの設定です。「ボリュームグループ名」「物理エクステント」はデフォルト値(VolGroup00/32MB)のままで良いでしょう。 #image(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/INST04.JPG) **論理ボリューム(Logical Volume)の作成 前の画面で作ったボリュームグループ「VolGroup00」からスライスを切り出します。 最初に / を作ります。ext3,LogVol00で サイズは2048MB程度で良いでしょう。 サイズはひとまず初期インストールできれば良いので、結構適当です。 LVMなら後からファイルシステムのフォーマットなしで拡張できるので、必要最低限に絞ってしまって問題ないです。 (あまり少なすぎると、インストール自体ができなくなります) #image(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/INST05.JPG) ここでは / を 2048MB, swap を 1024MB, /usr を 4096MB, /var を 2048MB ,/home を1024MB 確保します。 #image(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/INST07.JPG) ---- *ネットワーク設定 サーバなのでIPアドレス、ホスト名取得にDHCPを使わない設定にします。 IPv6は。。。今回は使わないこととします。 ホスト名は任意ですが、今回は foltia にしてみました。 ---- *地域と時刻 地域は「アジア/東京」 「システムクロックでUTCを使用」にチェックを入れてみました。 (コンピュータ運用・保守の観点からは個人的にはあんまり歓迎できないですが) 日本でのサマータイム導入を見越した設定です。 ---- *インストールパッケージの選択 今回は Desktop Gnomeのチェックをはずし、 「今すぐカスタマイズする」を選びます。 CentOS Extras のリポジトリを有効にするとインストーラが異常終了するので、 ここでは有効にしません。 ---- *インストールパッケージのカスタマイズ 以下を選択します。 デスクトップ環境 - GNOMEデスクトップ環境 開発 - 全て選択 サーバー - PostgreSQLデータベース,Webサーバー,Windowsファイルサーバー,サーバー設定ツール ベースシステム - X window System,システムツール,ベース、レガシーなソフトウェアのサポート、管理ツール ---- *インストール直後のパッケージ 参考としてインストール直後の rpm -qa コマンドの[[結果>http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/data/packagelist01.txt]]をおいておきます。 (実に1010個....) ---- 累計:&counter(total) 今日:&counter(today) 昨日:&counter(yesterday) ---- コメント #pcomment(,コメント)
*インストールメディアの準備 CentOS5のインストールメディアは [[http://mirror.centos.org/centos/5/isos/>http://mirror.centos.org/centos/5/isos/]]からdownloadできます。 ただ、CentOS5ではCD-ROMイメージが6枚にも及ぶことから、DVDイメージを使ったほうが楽でしょう。 DVD-ISOイメージは全てのミラーサイトにあるわけではないので、 [[Mirror Listページ>http://www.centos.org/modules/tinycontent/index.php?id=13]]から"Direct DVD Downloads" が yes になっているサイトから入手します。 (BitTorrentが使える人はそちらを使ってもいいでしょう。管理人が加入するのISPはBitTorrentも規制かかっているようで、うまくいきませんでした。) DVD-ISOイメージのファイル名は &bold(){CentOS-5.0-i386-bin-DVD.iso} のはずです。 これを適当なライティングソフトでDVDメディアに書き込みます。 管理人はWindows用の DVD Decrypterを使いましたが、各自お好みでどうぞ。 ---- *インストール CentOSの詳しいインストール手順についてはITMediaに[[インストール完全ガイド CentOS 5.0>http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070425/269496/]]があるのでそちらに譲ります。 ここではVNCを使ったインストール方法を補足します。(参考:[[@IT リモートでインストールを行うには(VNC編)>http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/a002remoteinstallvnc.html]] これはディスプレイを持たないサーバでのインストール作業に良く用いられる方法のようですが、 今回は画面キャプチャのために使いました。 DVD起動時の画面で [F2]キーを押すと、インストールオプションが選べます。 各種オプション表記例が表示されますが、そこには記載のないVNCを使ったインストール方法があります。 |boot: linux vnc vncpassword=kattenifoltia ip=192.168.0.73 netmask=255.255.255.0| vncpasswordはVNCで接続する際のパスワード(6文字以上) ipとnetmaskはインストール時に使用するIPアドレスとサブネットマスクです。 言語とキーボードの種類を選んであげると、VNCを使ったグラフィカルインストールモードになります。 画面のメッセージには Please connect to 192.168.0.73:1 という表記がありますが、 Windows版VNC Viewer から接続する場合、 192.168.0.73:5901 を指定します。 #image(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/VNC.JPG) パスワードにはDVDブート時に入力したパスワードを入れます。 うまくいけば、以下のようなインストーラ画面が現れます。 #image(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/VNC3.JPG) ---- *パーティション設定 仕様で決めたように、今回は LVM と XFSを採用しますが、 インストーラがまだXFSをサポートしていないのでインストール時にはXFSを選択できません。 録画用スライスは後で設定することにします。 LVMの説明は[[JF>http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/LVM-HOWTO.html]]や[[ITMedia>http://www.itmedia.co.jp/enterprise/0307/11/epn01.html]]辺りに記事があるのでそちらを参考にしていただくとして、 簡単に補足します。 LVMを従来のパーティションの考え方で捉えようとすると混乱しますが、一番の要は「Volumeグループ」です。 複数ディスクのパーティションを一度「Volumeグループ」という括りでいったんまとめてしまい、 そこから / , /usr , /var などのスライスとして切り出していくと言えば、分かりやすいでしょうか。 この考え方に立てば「Volumeグループ」はRAID0パーティションに近いイメージが持てると思います。 RAIDにおける個々のディスクのことをLVMでは「物理ボリューム(Physycal Volume」といいます。 そして「Volumeグループ」から切り出す各スライスを「論理ボリューム(Logical Volume)」と呼びます。 「物理ボリューム」を束ねた「Volumeグループ」を中心に「論理ボリューム」を管理することから、 OS上のこの機構のことを Logical Volume Manager = LVM と呼ぶのです。 閑話休題。 今回のfoltia構築におけるLVM設定を簡単に解説します。 ※以下の記述はSATAドライブの場合です。IDE(PATA)ドライブの場合は /dev/sda を /dev/hda に読み替えてください。 ※また、文章中はSATAドライブ前提で記述していますが、グラフィックはIDEドライブの場合です。紛らわしくてごめんなさい。 **物理ボリューム(Physcal volume)の作成 レイアウトには「カスタムレイアウトを使用します」を選択します。 /dev/sda のうち、従来の通常のプライマリパーティションとして /dev/sda1 を ext3 で に100MB程度 /boot に割り当てます。 (ここはLVMの管理下に入れません。GRUBから起動させるlinux kernelを入れるからです。 LVMはkernelに組み込まれた機能なので、kernel起動前の状態ではLVMパーティションは認識されません。) 残りを全て/dev/sda2としてファイルシステム「physycal volume(LVM)」で「最大許容量まで使用」にします。 /dev/sda2 を選択して[LVM(L)]を押します。 #image(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/INST03.JPG) **Volumeグループの作成 Volumeグループの設定です。「ボリュームグループ名」「物理エクステント」はデフォルト値(VolGroup00/32MB)のままで良いでしょう。 #image(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/INST04.JPG) **論理ボリューム(Logical Volume)の作成 前の画面で作ったボリュームグループ「VolGroup00」からスライスを切り出します。 最初に / を作ります。ext3,LogVol00で サイズは2048MB程度で良いでしょう。 サイズはひとまず初期インストールできれば良いので、結構適当です。 LVMなら後からファイルシステムのフォーマットなしで拡張できるので、必要最低限に絞ってしまって問題ないです。 (あまり少なすぎると、インストール自体ができなくなります) #image(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/INST05.JPG) ここでは / を 2048MB, swap を 1024MB, /usr を 4096MB, /var を 2048MB ,/home を1024MB 確保します。 #image(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/INST07.JPG) ---- *ネットワーク設定 サーバなのでIPアドレス、ホスト名取得にDHCPを使わない設定にします。 IPv6は。。。今回は使わないこととします。 ホスト名は任意ですが、今回は foltia にしてみました。 ---- *地域と時刻 地域は「アジア/東京」 「システムクロックでUTCを使用」にチェックを入れてみました。 (コンピュータ運用・保守の観点からは個人的にはあんまり歓迎できないですが) 日本でのサマータイム導入を見越した設定です。 ---- *インストールパッケージの選択 今回は Desktop Gnomeのチェックをはずし、 「今すぐカスタマイズする」を選びます。 CentOS Extras のリポジトリを有効にするとインストーラが異常終了するので、 ここでは有効にしません。 ---- *インストールパッケージのカスタマイズ 以下を選択します。 デスクトップ環境 - GNOMEデスクトップ環境 開発 - 全て選択 サーバー - PostgreSQLデータベース,Webサーバー,Windowsファイルサーバー,サーバー設定ツール ベースシステム - X window System,システムツール,ベース、レガシーなソフトウェアのサポート、管理ツール ---- *インストール直後のパッケージ 参考としてインストール直後の rpm -qa コマンドの[[結果>http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/data/packagelist01.txt]]をおいておきます。 (実に1010個....) ---- 累計:&counter(total) 今日:&counter(today) 昨日:&counter(yesterday) ---- コメント #pcomment(,コメント)

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