3.コントロールS端子アダプタ作成

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SONY製デジタルチューナをパラレルポートに接続するためのアダプタを製作します。 【無保証:このアダプタを使って起きたいかなる損害も筆者および管理人は責任を負うことはできません!!】 ---- *準備するもの **部品 今回の部品入手先⇒[[千石通商>http://www.sengoku.co.jp/]] **D-Sub 25ピン オスコネクタ x 1 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/DSUB-25M.JPG,title=DSUB-25M,width=320,height=200) デジタル信号で使うので一番安いタイプで問題ありません。 **D-Sub 25ピンコネクタカバー x 1 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/DSUB25-cover.JPG,title=DSUB-25COVER,width=320,height=200) 耐ノイズ性能を高めたシールドタイプもありますが、高速通信をするわけではないので、一番安いもので問題ありません。 なお、写真のような金属メッキタイプは今回の製作では注意が必要です。 (カバーのメッキに導通があるので、カバー内で「空中配線」するような場合、カバーと部品が接触して短絡する可能性があります。) **1kΩ抵抗 1/2W or 1/4W x 1 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/Register.JPG,width=320,height=200) 小信号用なのでカーボン抵抗でOKです。1kΩのカラーコードは茶・黒・赤・金です。⇒参考:FreeLabの[[カラー抵抗早見表!>http://part.freelab.jp/s_regi_list.html]] **トランジスタ 2N2222A x 1 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/TR_N2222A.JPG,width=320,height=200) 2N2222Aが入手できない場合は、2SC1815などの小信号用NPNトランジスタでも良いとは思います。 しかし、筆者は計算できてませんので、IEEE 1284の電気仕様や2N2222Aのデータシートを参照して抵抗値を各自算出してください。 **φ3.5 ピンプラグ または φ3.5 ピンジャック + φ3.5 ピンケーブル それぞれ 1 ~ 7 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/PinJack.JPG,width=320,height=200) #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/PinCable.JPG,width=320,height=200) 最大7台の機器を接続できるので、必要数をそろえてください。 パラレルポートから直接ピンプラグを引っ張ってもいいし、ピンジャックにして任意の長さのピンケーブルで接続するようにしてもかまいません。 今回はピンプラグ1個、ピンジャック1個の構成にしました。 **ケーブルとリード線 プラグ・ジャックに取り付ける1芯シールド付き、もしくは2芯のケーブルと配線用のリード線。必要に応じて。 ケーブルは今回は家にあった、古いコンポジットビデオケーブルを切って使いました。 リード線は抵抗器やトランジスタをニッパーで切った余りを使いました。 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/cable.JPG) **工具(必須) +ハンダゴテ 30W程度 +ニッパー +ヤニ入りハンダ +テスター **工具(あれば便利) +ハンダゴテ台 +ラジオペンチ +ワイヤストリッパー ---- *回路図 回路図はこちらになります。 #image(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/CTRL-S.gif,title=CTRL-S) ※回路図作成には[[水魚堂の回路図エディタ>http://www.suigyodo.com/online/schsoft.htm]]を使わせていただきました。CE3データは[[こちら>http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/CTRL-S.CE3]] 見てのとおり、一部トランジスタ+抵抗はあるものの、他は結線だけのシンプルなものです。 そのトランジスタ+抵抗もアダプタをPCに認識させるためだけに使っていて、省略可能かもしれません。 なお、安全回路を省略しているので、PCのハードウェアを破損する可能性が0ではないことに注意してください。 (とは言え、パラレルポートはラフな使い方を想定していて、だいぶ頑丈に設計されているので、そんなに心配することはないと思います。) 回路的には7台まで機器を接続できますが、今回は2台しかないので、25ピンの9番と8番にのみコネクタを取り付けることにし、残りは省略します。 ---- *実装図 2N2222A の実装図は以下のとおりです。日本で一般的な2SCシリーズのトランジスタと配置が異なりますので、要注意です。 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/2N2222A.gif,title=2N2222A実装図) *実体配線図 実体配線図を以下に示します。参考にしてください。 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/haisen.gif,title=実体配線図) ---- *工作手順 **トランジスタ・抵抗の配線 今回はトランジスタと抵抗は基板に実装せずに「空中配線」でハンダ付けします。 回路を全てD-SUB25ピンコネクタカバーの空きスペースに収めるためです。 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/air-gap.JPG,title=air-gap) 配線の際に、ショートや接続ピン間違えに気をつけます。 **ケーブル取り付け ケーブルを25ピンコネクタ側にハンダ付けします。 ピンプラグの先端が信号線、付け根がGNDになりますので、間違えないように。 **導通チェック テスタを使って導通チェックを行います。 25ピンコネクタのPC側のピンの先端にプローブをあてて導通があるか? またつながっていてはいけない箇所が導通してないか?を確認します。 下手にショートさせると機器が壊れる可能性が大きいので、十分チェックしてください。 **カバーに収める ケーブルを金具で止め、25pinコネクタをカバーで覆います。 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/before_cover.JPG,カバー取り付け前) 【注意!!】写真のカバーのメッキに導通があり、また2N2222Aの本体がコレクタ側に接地しているため、カバーと部品が接触すると、短絡します。 2N2222Aを含めて部品・配線周りをテープで覆ったりやホットボンドを被せて絶縁したほうがbetterです。 なお、今回の作成で上記のような短絡が起こると、ドライバからアダプタを認識できなくなります。 **完成 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/kansei.JPG,完成写真,width=640,height=400) 中はイモハンダでも、カバーつけるとそれなりに見えてしまいます。 ---- 累計:&counter(total) 今日:&counter(today) 昨日:&counter(yesterday) ----
SONY製デジタルチューナをパラレルポートに接続するためのアダプタを製作します。 【無保証:このアダプタを使って起きたいかなる損害も筆者および管理人は責任を負うことはできません!!】 ---- *準備するもの **部品 今回の部品入手先⇒[[千石通商>http://www.sengoku.co.jp/]] **D-Sub 25ピン オスコネクタ x 1 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/DSUB-25M.JPG,title=DSUB-25M,width=320,height=200) デジタル信号で使うので一番安いタイプで問題ありません。 **D-Sub 25ピンコネクタカバー x 1 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/DSUB25-cover.JPG,title=DSUB-25COVER,width=320,height=200) 耐ノイズ性能を高めたシールドタイプもありますが、高速通信をするわけではないので、一番安いもので問題ありません。 なお、写真のような金属メッキタイプは今回の製作では注意が必要です。 (カバーのメッキに導通があるので、カバー内で「空中配線」するような場合、カバーと部品が接触して短絡する可能性があります。) **1kΩ抵抗 1/2W or 1/4W x 1 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/Register.JPG,width=320,height=200) 小信号用なのでカーボン抵抗でOKです。1kΩのカラーコードは茶・黒・赤・金です。⇒参考:FreeLabの[[カラー抵抗早見表!>http://part.freelab.jp/s_regi_list.html]] **トランジスタ 2N2222A x 1 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/TR_N2222A.JPG,width=320,height=200) 2N2222Aが入手できない場合は、2SC1815などの小信号用NPNトランジスタでも良いとは思います。 しかし、筆者は計算できてませんので、IEEE 1284の電気仕様や2N2222Aのデータシートを参照して抵抗値を各自算出してください。 **φ3.5 ピンプラグ または φ3.5 ピンジャック + φ3.5 ピンケーブル それぞれ 1 ~ 7 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/PinJack.JPG,width=320,height=200) #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/PinCable.JPG,width=320,height=200) 最大7台の機器を接続できるので、必要数をそろえてください。 パラレルポートから直接ピンプラグを引っ張ってもいいし、ピンジャックにして任意の長さのピンケーブルで接続するようにしてもかまいません。 今回はピンプラグ1個、ピンジャック1個の構成にしました。 **ケーブルとリード線 プラグ・ジャックに取り付ける1芯シールド付き、もしくは2芯のケーブルと配線用のリード線。必要に応じて。 ケーブルは今回は家にあった、古いコンポジットビデオケーブルを切って使いました。 リード線は抵抗器やトランジスタをニッパーで切った余りを使いました。 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/cable.JPG) **工具(必須) +ハンダゴテ 30W程度 +ニッパー +ヤニ入りハンダ +テスター **工具(あれば便利) +ハンダゴテ台 +ラジオペンチ +ワイヤストリッパー ---- *回路図 回路図はこちらになります。 #image(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/CTRL-S.gif,title=CTRL-S) ※回路図作成には[[水魚堂の回路図エディタ>http://www.suigyodo.com/online/schsoft.htm]]を使わせていただきました。CE3データは[[こちら>http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/CTRL-S.CE3]] 見てのとおり、一部トランジスタ+抵抗はあるものの、他は結線だけのシンプルなものです。 そのトランジスタ+抵抗もアダプタをPCに認識させるためだけに使っていて、省略可能かもしれません。 なお、安全回路を省略しているので、PCのハードウェアを破損する可能性が0ではないことに注意してください。 (とは言え、パラレルポートはラフな使い方を想定していて、だいぶ頑丈に設計されているので、そんなに心配することはないと思います。) 回路的には7台まで機器を接続できますが、今回は2台しかないので、25ピンの9番と8番にのみコネクタを取り付けることにし、残りは省略します。 ---- *実装図 2N2222A の実装図は以下のとおりです。日本で一般的な2SCシリーズのトランジスタと配置が異なりますので、要注意です。 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/2N2222A.gif,title=2N2222A実装図) *実体配線図 実体配線図を以下に示します。参考にしてください。 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/haisen.gif,title=実体配線図) ---- *工作手順 **トランジスタ・抵抗の配線 今回はトランジスタと抵抗は基板に実装せずに「空中配線」でハンダ付けします。 回路を全てD-SUB25ピンコネクタカバーの空きスペースに収めるためです。 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/air-gap.JPG,title=air-gap) 配線の際に、ショートや接続ピン間違えに気をつけます。 **ケーブル取り付け ケーブルを25ピンコネクタ側にハンダ付けします。 ピンプラグの先端が信号線、付け根がGNDになりますので、間違えないように。 **導通チェック テスタを使って導通チェックを行います。 25ピンコネクタのPC側のピンの先端にプローブをあてて導通があるか? またつながっていてはいけない箇所が導通してないか?を確認します。 下手にショートさせると機器が壊れる可能性が大きいので、十分チェックしてください。 **カバーに収める ケーブルを金具で止め、25pinコネクタをカバーで覆います。 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/before_cover.JPG,カバー取り付け前) 【注意!!】写真のカバーのメッキに導通があり、また2N2222Aの本体がコレクタ側に接地しているため、カバーと部品が接触すると、短絡します。 2N2222Aを含めて部品・配線周りをテープで覆ったりやホットボンドを被せて絶縁したほうがbetterです。 なお、今回の作成で上記のような短絡が起こると、ドライバからアダプタを認識できなくなります。 **完成 #ref(http://www42.atwiki.jp/foltia/pub/images/hardware/slink/kansei.JPG,完成写真,width=640,height=400) 中はイモハンダでも、カバーつけるとそれなりに見えてしまいます。 ---- 累計:&counter(total) 今日:&counter(today) 昨日:&counter(yesterday) ---- コメント #pcomment(,コメント)

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