Sytrus エンベロープ・エディタの操作


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エンベロープ・エディタは、エンベロープ、LFO、マッピング・チャート全てを含むアーティキュレーションの設定を調整するのに使えます。Sytrusのエンベロープは高度にカスタマイズ可能で、各エンベロープ・セグメントは無制限のノードとセグメントからなり、それぞれがカスタマイズ可能なテンション(アクセラレーション)を持ちます。アーティキュレーションはマルチポイント・エンベロープの良いところと、ADSRオートメーションを可能にする特殊なセクション・マーカーを持つよりシンプルなADSRエンベロープのよいところを組み合わせています。またセクション・マーカーはエンベロープ内に定義できるアルペジオを作るためにも使えます。

共通の機能とスプラインの編集

Sytrusには様々な異なるタイプのエンベロープとマップがありますが、それらには下記に説明する共通の機能があります。

Enable/Disableスイッチ

エンベロープ/マッピングを使用するには、まず最初にエディタの左下にあるこのLEDをONにして有効にする必要があります(上のスクリーンショットを参照してください)。

Load/Restore & Copy/Paste

load/restoreボタンの場所は上のスクリーンショットを見てください。
  • Open state file/Save state file - エンベロープの状態を開くまたは保存します。規定のステート・ファイルがいくつか利用できます。
  • Undo - 最後に行ったエンベロープの編集をアンドゥします。
  • Undo history/Last reset - 最後のリセットからの編集履歴を表示します。
  • Copy state/Paste state - これは通常はオペレータ間でエンベロープをコピー、ペーストするために使います。
  • Flip vertically - 現在のエンベロープを反転させます。
  • Smooth up abrupt changes - よりスムーズな出力を生成します。
  • Create sequence - エンベロープ・シーケンサーを開きます。アルペジオについてはSytrus アルペジオの作成セクションを参照してください。
  • Analyze audio file - Sytrusは入力されたサウンドファイルのボリューム・エンベロープをエミュレートします。このオプションをクリックすると'ファイルを開く'ダイアログを開きます。
  • Background gradient - バックグラウンドのグラジェントのシェーディングを上下さかさまにします。

共通の設定

  • Freeze - このスイッチを有効にするとエンベロープを現在の設定に固定します。この機能はエンベロープのスプライン構成の変更を終えた後に意図せずに編集してしまうことから保護したいときに便利です(また、ハンドルが消して形状が良く見えるようにします)。
  • Step - このオプションを有効にするとエディタがステップ編集モードになります。エディタ内でドラッグするとタイムラインのステップ毎に定義される新しいコントロールポイントによって'フリーハンド'カーブが作成できます。SHIFTを押したままドラッグすると'パルス'ライン(縦横の直線のみ)を描きます。このモードで新たに作られる新しいセグメントは前のセグメントと同じ伝書んを使うので注意してください。
  • Snap - ドラッギング中にコントロールポイントをタイムラインの直近のステップにスナップさせたいときは、このオプションを有効にします。
  • Slide - ドラッグしているコントロールポイントとその後ろの全コントロールポイントの相対距離を保つにはこのオプションを有効にします。

カーブの編集

エンベロープ/マッピング形状の編集には基本的な操作がいくつかあります。
  • 新たなコントロール・ポイントの追加 - ポイント追加カーソル()が現れるところまでカーソルを動かします。右クリックすると新たなポイントが追加されます。
  • コントロール・ポイントの再配置 - マウスの左ボタンでコントロール・ポイントをドラッグします。SHIFTを押したままドラッグすると縦方向の位置が、CTRLを押しながらだと横方向の位置が固定されます。
  • コントロール・ポイントの削除 - コントロール・ポイントを右クリックしてDeleteを選択します。または、ALTを押したまま左クリックします。
  • セグメント・タイプの変更 - Sytrusにはコントロール・ポイントを接続するスプライン・セグメントに5つのタイプがあります。メニューを開くには、コントロール・ポイントを右クリックします(選択したタイプはそのポイントの前のセグメントに適用されます)。
 Single Curve - デフォルトのモードで、線形、イースイン・イースアウトのカーブを作ります(テンションによります)。
 Double Curve - スムースな"S"カーブです。
 Hold - ポイント間をただひとつのステップで、エンベロープに急激な値の変化を作るのに便利です。
 Stairs - コントロール・ポイント間を結ぶ複数のステップです。テンション・ハンドルを左クリックしてマウスを上下に動かしてステップの周波数を変えます。
 Smooth Stairs - コントロール・ポイント間を結ぶ複数のステップです。テンション・ハンドルを左クリックしてマウスを上下に動かしてステップの周波数を変えます。
  • セグメント・テンション(アクセラレーション)の変更 - テンションの量を変えるには、テンション・ハンドル(コントロール・ポイントの間にある円)を左クリックしてマウスを上下に動かします。右クリックすると直線へリセットします。細かく調整するにはCTRLを押したまま調整します。

エンベロープ・セクション(ADSR)

エンベロープ/マッピングはクラシックなADSR(アタック、ディケイ、サスティン、リリース)エンベロープの機能を提供するためにセクションに分割されます。Sytrusは特別なセクション・マーカー(上のスクリーンショット参照)を、セクションの終了と次のセクションの開始を示すために使います。マーカーはいくつかあります。
  • S(サスティン) - ディケイ・セクションの終了とリリース・セクションの開始を示します。
  • L(ループ) - サスティン・ループ・セクションの開始を示し、ボイスがサスティンしている間に繰り返されるエンベロープ・セクションを定義できます。
  • D(ディケイ) - ディケイ・セクションの開始を示します。
  • DL(ディケイ/ループ) - LとDマーカーの機能を合わせたものです。
用意されているマーカーはいずれかでも全部でも使用しなければならないわけではありません。マーカー無しのエンベロープは'スタティックな定義として、各ボイスに対して一度スタートからフィニッシュまで再生されます。必要に応じて特定の組み合わせを使うこともできます。

マーカーの追加の仕方

セクション・マーカーをセットしたいコントロール・ポイントを右クリックします。メニューから追加したマーカーを選択します。追加したいマーカーが無効になっているときは、そのマーカーが正しい場所にあるか確かめてください(例えばサスティン・ループ開始はサスティン・ループ終了の後には置けません)。
DLマーカーを作るには、単に、右クリックメニューでディケイとサスティン・ループ・スタートの両方をチェックします。

マーカーの取り除き方

マーカーが置かれているコントロール・ポイントを右クリックしてマーカー名の表示のチェックを外します。あるマーカーを削除すると他のマーカーが冗長になったり、自動的に削除されることがあるので注意してください(例えばサスティン・ループ・エンドのマーカーを取り除くとサスティン・ループ・スタートのマーカーは冗長になります)。

エンベロープ/マッピングのタイプ

特定のプロパティ:ENV、LFO、KEYM、VELM、などのアーティキュレーションを決定するエンベロープ/マッピングのいくつかタイプがあります。唯一の例外はフィルター・モジュール内のWS(WaveShaper)です。

ADSRエンベロープ(ENV)

これはクラシックなADSRエンベロープに制限無しにスプライン・セグメントを作成できるサスティン・ループ・セクションを定義できる能力と、必要に応じて様々なエンベロープ・セクションをリファインできる能力を組み合わせています。編集可能なエンベロープ・カーブに加え、通常のエンベロープ・レベルのコントロールも提供しており、カーブをロックしてもなおいくつかの基本的なエンベロープの特性を調整することができます。全ての値はこのエディタで定義されているカーブに対して相対的に適用されます。
  • アタック(ATT) - アタックの長さ/速さを決めます。
  • ディケイ(DEC) - サスティン・セクションの長さ/速さを決めます。
  • サスティン(SUS) - サスティン・セクションの傾き("ディケイ"量)を決めます。
  • リリース(REL) - リリースの長さ/速さを決めます。
  • テンポ - エンベロープの長さがプロジェクトのテンポに相対的である(テンポによって変化する)か、時間に絶対であるかを決めることができます。
  • グローバル - グローバル・エンベロープを使うときはこのオプションを有効にします。全ノートのエンベロープ(すでに再生中のものも含む)は新たなノートの再生開始の度に再スタートします(従って全てのノートで同じエンベロープを共有します)。完全に同期したゲート・プリセットやその他特殊効果を作るのに便利です。
Note:ADSRプロパティを調整したときそのノブの値の影響がエンベロープ形状にプレビューされます。しかし、一旦マウスが放されるとエンベロープはその以前の表示に戻されます。依然としてノブは効果を持っていますが、カーブの歪みを押さえ、編集を簡単にするために反映されないようになっています。
利用できるエンベロープ・セクション(アタック、ディケイ、サスティン、サスティン・ループ、リリース)のさらなる情報と、セクション・マーカーの定義/削除の仕方は上記のエンベロープ・セクション(ADSR)を参照してください。

Low Frequency Oscillator(LFO)

このユニットではLFOによりコントロール・プロパティを変化させることができます。またLFO自身はエンベロープによってモジュレートできます。エンベロープの後ろに見えている青いカーブはエンベロープとシェイプスピード、セッティングが適用されたあとのLFO動作のプレビューです。
このユニットでは以下のノブが追加で利用できます。
  • スピード(SPD) - LFOのスピードを決めます。
  • テンション(TENS) - LFOカーブの'テンション'を決めます。このパラメータはバイポーラ(プラスとマイナスの値の両方が可能)でLFOを様々な形状に変形できます。
  • スキュー(SK) - LFOの奇/偶数スプライン間のバランスを決めます。形状の'ゆがみ'として現れます。
  • パルス幅(PW) - パルス幅、つまりLFO形状を二つに分けた前半と後半のバランスを決めます。
  • テンポ - エンベロープ/LFOのスピードがプロジェクトのテンポに相対的であるか、時間に絶対であるかを決めることができます。
  • グローバル - 通常、LFOエンベロープは各ボイスの始まりからスタート("ローカル"LFO)します。このオプションが有効になると、エンベロープは"グローバル"となって曲の続く間、再スタートすることなしに持続します。

マッピング - Key M, VelM, Mod X, Mod Y, Rand, Uni

マッピング・ユニットはコントロールされるプロパティの値を、別のプロパティ(キーボード・キー、ベロシティなど)に割り当てることができます。マッピングは横方向にマッピングに使われる源のプロパティの値を示す、ひとつの連続なカーブの定義から成ります。最小-最大が左-右に対応しています。縦方向がコントロールされるプロパティ(アーティキュレーション・ターゲット)の値を示し、最小-最大が下-上に対応しています。マッピング・カーブを定義することによって、横方向の位置を縦方向の位置へ関連づけられ、このして源のプロパティからコントロールされるプロパティへマッピングされます。
Sytrusのグラフでは、明るい縦の線がマッピングに使われている現在の源プロパティの値を示しています。
Sytrusのグラフはいくつかのマッピングオプションがあります。

キーボード・マッピング (KEY M)
キーボード・マッピングではコントロールされるプロパティが、ボイスを生成するために押されたキーボード・キー(ノート)によってどのようにオフセットされるか定義できます。グラフのしたには、キーボード範囲をみることができます(ハイライトされた範囲が、統合されているSytrusキーボードの範囲に合致しています)。

ベロシティ・マッピング (VEL M)
このグラフではボイスのベロシティがコントロールされるプロパティにどのように関連するか定義できます。

モジュレーション X/Y (MOD X & MOD Y)
このふたつのグラフではX/Yコントローラ(Sytrus メイン・モジュールにある)の値をコントロールされるプロパティにマップできます。

ランダム・マッピング (RAND)
ランダム・マッピングではコントロールされるプロパティへのランダム量を定義できます(ボイスにつきひとつのランダム値が生成されます)。これはライブ演奏や古いアナログシンセの若干の不正確性をシミュレートするのに便利です。
ランダムな浮動小数点の数値が各ボイスにつき0%から100%の範囲で選択されます。このカーブはランダム値がコントロールされるプロパティの変化にどう関連するかを定義できます。
特定の縦の位置により多くのカーブ"点"があると、その値が乱数ジェネレータによって選ばれる確率があがるので、乱数ジェネレータの振る舞いを細かく調整し、各ボイスに対してある値が選ばれる”チャンス”を効果的に決めることができます。

ユニゾン・マッピング(UNI)
このマッピングはSytrusのユニゾン機能(Sytrus メイン・モジュール参照)に使用され、現在のパッチがユニゾン・モードを有効にしているときのみ効果があります。
ユニゾン・モードはシーケンス中の実際の各ボイスに対して、プロパティが変更されたプサブボイスをユーザーが決めた数だけトリガーすることで動作します。ユニゾン・マッピングではユニゾン内の各サブボイスのプロパティの変更がどのようにコントロールされるかを決めることができます。
デフォルトではユニゾンはグローバル設定で決められたグローバルなバリエーションのレベルのみを使用します。このユニットでマッピング・カーブを定義することで、プロパティとモジュール両方の変化のタイプと量をさらにコントロールすることができます。

ウェーブシェイパー・マッピング(WS)
これは一種類のマッピングだけで定義されるプロパティで各Sytrus フィルター・モジュールでのみ利用できます。このカーブは信号がフィルター中のウェーブシェイパー機能によってどのように歪むか、つまりオリジナルの入力信号が処理後の出力レベルにどのように関連するかを定義します。
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