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延髄の症候群 - (2009/08/30 (日) 09:49:59) の編集履歴(バックアップ)


おなじみ延髄外側症候群は1895年、ポーランド出身、ダンチヒのワレンベルグ(Adolf Wallenberg, 1862-1948)が報告、それまでの症候学と脳の血管支配の研究から、後下小脳動脈閉塞による延髄外側梗塞と推定し(Arch Psychiatr Nervenkr)、1901年に同症例の剖検で同血管の起始部の閉塞が証明されます(同上誌)。
 彼も1938年に、ナチスドイツがダンチヒを占領したときにオックスフォードへ亡命、1943年アメリカのシカゴに行き、1948年そこで死にました。

 デジュリーヌの延髄内側症候群は1914年に彼が書いた「神経疾患の症候学」に記載されています。

 頸静脈口付近の病巣で、9,10,11,12番脳神経を組み合わせたいろんな症候群がたくさんありますが、こんなものは全部無視しましょう。


 いやあ、脳幹の症候学はややこしいですよね。
 でも我々が診療していて時々まちがえる重要な問題は、微妙な指鼻試験の異常を診たときに、それが小脳症状なのか、錐体路症状なのか、どっちだろ?という判断だったりします。
 それをまちがえると、そもそも病巣が左か右かを、間違えますから。
 (たとえば右手の症状があるとき、それが「麻痺」なら左脳だし、小脳性失調だったら右の小脳か脳幹ですよね。)