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抗血管新生薬
固形腫瘍は腫瘍自身の増殖を助けるために必要な新しい血管を形成する成長因子を産生する。この過程を阻害する数種類の薬物が利用可能である。サリドマイドは多くの作用の1つとして抗血管新生をもつ。血管内皮増殖因子(VEGF)に対するモノクローナル抗体であるアバスチンは,腎癌および結腸癌に対して有効である。
肝転移を伴う結腸癌では,肝臓の病変が4つ未満および適切な腫瘍切除縁が得られる場合,切除により5年生存率が30〜40%となる。