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ガストリン放出ペプチド前駆体, Pro GRP (&u(){Pro-gastrin-releasing peptide}) 平成18年6月27日より外注(SRL) 臨床的意義  ガストリン放出ペプチド(gastrin-releasing peptide; GRP)は、豚の胃から分離された消化管ホルモンであり、本来の作用はガストリンの血中への分泌促進にあるが、肺小細胞癌で高率に産生されていること、そして同癌のオートクリン増殖因子として働いていることが知られている。GRPそのものは、血中において不安定であり臨床応用に適さずその前駆体であるPro-gastrin-releasing peptide; ProGRPがGRP同様、肺小細胞癌で高値を示す。いくつかの検討からNSE (neuron-specific enolase)より肺小細胞癌のマーカーであることが示されている。 (1)感度、特異度に優れ、特に肺良性疾患で陽性を示す例は、ほとんどない。 (2)肺小細胞癌症例でカットオフ値を越える場合、カットオフ値に比し著明に高値を示す事が多い。 (3)肺小細胞癌であれば比較的早期から陽性を示す。 (4)&u(){治療に対する反応とよく相関}し、特に再発の際は治療前に陽性を示した例の約90%が再び陽性となり、陽性となる時期が画像診断などより中央値で約1ヶ月早い。 (5)&u(){NSEとの相関が少なく}コンビネーションアッセイで感度を上げることができる。 しかし次の2点に注意する必要がある。ProGRPは、腎で代謝されるとされ&u(){腎不全での偽陽性例}がある。また、頻度は少ないが肺良性疾患でも偽陽性例がある。 高値疾患: 肺小細胞癌、腎不全、肺炎 測定方法: EIA法 測定機器: エルジアF-750(平成18年6月26日まで) 測定試薬: イムチェック・F-ProGRP(国際試薬) 基準範囲: 46 pg/ml 以下 採取容器:茶)生化学一般用分離剤入り試験管

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