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腫瘍崩壊症候群(しゅようほうかいしょうこうぐん、英:tumor lysis syndrome)または腫瘍融解症候群(しゅようゆうかいしょうこうぐん)とは抗がん剤治療や放射線療法等でがん細胞が短時間に大量に死滅することで起こる症候群で、主にがん細胞が壊れる際に核酸からヒポキサンチンが発生、キサンチン酸化酵素により尿酸へ代謝されることで起こる。

症状は、高尿酸血症、高リン酸血症、低カルシウム血症、代謝性アシドーシス、高カリウム血症から起こる急性腎不全や呼吸不全を引き起こす。 特に血液中に大量に腫瘍細胞がある(白血病)場合や、臓器浸潤がある場合、最初から腎疾患がある、血清中尿酸やリン値が高いなどが見られるならばこの症候群に注意すべきである。


この症候群は治療開始後、12 - 24時間以内で高確率で起こるので治療開始直後から翌日までは、尿量、尿pH, 血清中LDH, 電解質(Na, K, Cl, P, Ca)濃度、腎機能検査(血清中クレアチニン、BUN、尿酸値)、心電図のチェックが必要である。

腫瘍崩壊症候群は腫瘍細胞の薬剤に対する感受性に依存するもので、治療内容が非常に強力な多併用化学療法ではない場合でも、発症する。急性リンパ性白血病にてステロイド剤単独の使用で発症した例もある。

予防には水分補給と尿のアルカリ化、それにアロプリノール(商品名ザイロリック、アロシトール)の投与が必要である。