IABPの適応疾患

心臓性ショック(急性心筋梗塞の左室不全あるいは機械的な併発症)の治療
難治性の狭心症の治療
人工心肺の離脱が困難なとき
再狭窄のリスクが高い患者に、thrombolysisを行った際の付加的な治療
ハイリスクの、あるいは複雑な血管病変の患者にPTCAを行う場合
LMT病変の患者、あるいは重大な大動脈弁狭窄症を持った患者の手術待機時

IABPは最も有効な循環アシストデバイスとして、アメリカでは1年間で70,000以上のIABPが挿入されてる。

禁忌

以下の状況は、IABP挿入の禁忌である

重篤な大動脈弁逆流、あるいは重篤なAVシャント
腹部大動脈瘤あるいは解離性動脈瘤
コントロールのついていない敗血症
コントロールのついていない出血
重篤な末梢血管障害
最終更新:2009年08月22日 00:19