失行
apraxia

「概念」
行為の実行が障害されること。

① Gerstmann 症候群
四主徴(手指失認、左右失認、失算、失書)
優位半球の角回領域の病変によって出現する。

② 構成失行(constructional)
空間の把握ができない状態のこと。
図形を書いたり、積み木を積めない。

③ 観念運動失行(kinetic)
自動的運動は可能、意図的運動は不可。
たとえば、落ちているものを拾えるのに、
拾いなさいと言われてしまうと、拾えない。

④ 観念失行(ideational)
個々の行為は可能、連続の行為は不可。
たとえば、自動販売機で品物を買えても、
店が閉じていると、自動販売機を使わない。

⑤ 着衣失行(dressing)
服を着ることだけが出来ないもの。
劣位半球の障害によって、出現する。
最終更新:2009年11月12日 07:02