肺動静脈瘻

合併症

遺伝性出血性毛細血管拡張症 (hereditary hemorrhagic telangiectasia: HHT)の家系の30-40%に肺動静脈瘻
逆に
肺の動静脈瘻があれば、その90%が、HHT

症状

全身倦怠感、呼吸困難、チアノーゼなどの 症状を呈します.重症例では、血痰、脳梗塞、脳膿瘍
ばち指+

検査

超音波検査でシャントの存在を確認
CT検査で直接病変の検出 造影剤は不要
脳や脊髄の検査は、MR検査

単純型の方が多く、約 80%の患者さんがこの構造で、20%が複雑型

場所

下葉か中葉、または左下葉の舌部

治療適応

肺動脈の径が3mmを超える
呼吸不全のある人

治療

最近はコイルを使った塞栓術 プラチナ製のコイル
栄養血管の太さが10mm以上→コイルの逸脱→外科的治療



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上の図のAは、上部消化管の内視鏡所見で、毛細血管の拡張が認められます、Bは、舌の毛細血管拡張です、Cは、CTで認められた肺の動静脈瘻です.
下の図のAは、肺の動静脈瘻の選択的血管造影像で、Bは主病変に対するコイル塞栓術後で、そのすぐ横にさらに小さな動静脈瘻が認められます、Cは、小さな病変も閉塞した後の血管撮影です.
最終更新:2009年11月13日 04:17