CT

日本に1万2000台
CT値の基準は水を0とする。 頭部出血などの凝固血液は(60~80) 体の軟部組織は(28から60)
 X線透過率小⇒CT値高い 画像的には白レベルへシフトアップ。 石灰化、骨(80~1000)
 X線透過率大⇒CT値低い 画像的には黒レベルへシフトダウン。 脂肪、肺(-100~-1000)
/-1000空気 -100脂肪 0水 無気肺 1000骨

無気肺は空気が無く+になる→白い


悪性腫瘍の定期フォローのCTで、胸部、腹部すべてのオーダーに「単+造」のオーダーを出すのはほとんど無意味。単純があることでまったく情報が増えないとも断言できないが、付加する情報は毎回そのことにより受ける被曝の不利益を上回るとは思えない。

単純CTで十分な場合もある。

脳梗塞、脳出血の鑑別
肺野腫瘤の有無。間質性肺炎のフォローなど。
ただし肺門部腫瘍などはうっかりしていると単純で見逃す。

単純CTがないとわからないものもある。
石灰化など
一部腫瘍の肝転移など(乳癌がよく知られる)

褐色細胞腫の造影CT
褐色細胞腫に対する造影CTが原則禁忌であることをより厳密に適応するなら、例えばエコーで副腎腫瘍が見付かった場合、それが褐色細胞腫でないと分かるまで造影CTはできなことになりますね。incidentalomaはしょっちゅう見ますが、褐色細胞腫は大きいものが多いから内科的に(あるいはMIBGシンチで)除外しなくても造影CTしてOKと考えるんですかねえ…
結局どこで腺を引くかの問題と思いますが、分かっているあるいは可能性が高い場合には造影CTは避けるのが正解なのでしょう。

褐色細胞腫の造影CT
この場合どのへんで線を引くのかは医師の裁量の範囲でしょう。たとえば病歴から強く褐色細胞腫が疑われる場合には、他のデータが出るまでは安易に造影しないとかそういったことですね。
喘息に関しても、実際は小児喘息をどういうあつかいにするのかとか、風邪の時にぴゅーぴゅー言いますというのを喘息にincludeするのかとか、難しいですよね。
甲状腺機能亢進症に関しても、具体的にどの程度コントロールされていたらやっていいのかなんてどこにも具体的に書いてないですよね。
最終更新:2009年12月27日 22:01