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脈絡
膜から網膜に向かって、脈絡膜新生
血管が伸びることで起こる。新生血
管は破れやすいため、血管から血液
成分や老廃物が滲出して押し上げて
浮腫を生じ、視力が低下する。新生
血管の増殖の引き金となるのは血管
内皮増殖因子(VEGF)だ。

 2008 年10月に発売されたペガプタ
ニブ(商品名マクジェン)は、海外で
は04 年から使用されている薬剤で、
主に眼で働くVEGF165を抑制する。


VEGFには、同様の機能を持つ
がアミノ酸配列が異なる蛋白質分子
であるアイソフォームが主に5つ知ら
れているが、ペガプタニブが抑制す
るのはそのうちVEGF165 のみ。その
点が、視力向上の効果が表れにくい
理由ではないかと白神氏をはじめ多
くの専門家は考えている。
 薬の効果を発揮するメカニズムと
臨床試験の成績から、ペガプタニブ
以上の効果を期待されている薬剤
が、5つすべてのVEGFを抑制する
ラニビズマブ(ルセンティス)だ。
 欧米では既に発売されており、
海外の臨床試験では4 週間ごとに
0.3mg 投与すると、12カ月目のレス
ポンダーの割合は94.5%。ETDRS
視力表で15 文字以上改善したのは
24.8%だった。日本では承認申請中
で09 年の登場が見込まれる。
 実はラニビズマブと同じくVEGF
の5つすべてを抑制する薬には、大
腸癌治療薬のベバシズマブ(アバス
チン)がある。05 年に海外で加齢黄
斑変性に対する有効性が報告され
て以降、日本でも複数の医療機関が
臨床研究や患者の希望に応じた自
由診療で同薬を治療に使っている。