低残渣食


吸収不良症候群や潰瘍性大腸炎のような疾患には低残渣食が必要です。

低残渣食とは
食餌の繊維成分を抑え、消化管に負担をかけないように調整した食事のことです。

1日の 食事のなかで平均17g前後摂取している食物繊維を
3g以内に制限することが基本となります。

日常の食事で、消化管にもっとも負担をかける成分は食物繊維と考えられています。

食物繊維は、水分や有機成分を吸着、保持し,ゲル化して糞便を増やします.


その他、脂肪の多い食品、発酵しやすい食品、刺激の強い食品、極端に冷たい食物などは
消化管に負担をかけるので避けることが望ましいでしょう。


吐血後食

胃(食道を含みます)壁の血管や腺などの破綻があるため、
通常、重湯などの流動食→半流動食→粥と
液状のものから、消化状態に応じて、固形物を増加させていきます。

勿論、胃腸に出来るだけ負担の掛からない、
消化のよい食物が与えられることになります。
最終更新:2009年12月23日 08:00