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サイバーナイフ ガンマナイフ 違い

サイバーナイフもガンマナイフも病巣部に集中的に照射をする定位放射線治療装置であります。サイバーナイフはX線、ガンマナイフはガンマ線を用いておりますが、生物学的な効果は変わりません。

 一番の違いは固定法です。ガンマナイフでは局所麻酔後、固定具をネジで頭蓋骨に固定します。サイバーナイフでは前述の通り、メッシュ状の顔の形にあわせた固定具で覆うのみです。これは上述のように高度な位置認識システムを用いているために可能となっています。

 ガンマナイフでは侵襲的な固定具を使用するため、何日かにおよぶ分割照射を通常は考慮していません。分割照射を行うと正常組織の障害を抑えながら治療効果をあげることが可能であると考えられております。例えば聴力の残存している聴神経鞘腫や、視交叉に接する下垂体腫瘍などの治療に有効と思われます。

サイバーナイフの利点

サイバーナイフは100か所以上のロボット停止位置から照射を行う。それぞれの照射位置において、サイバーナイフではIPS (Image Processing System)と呼ばれる患者の位置認識システムを用いて、正確な病変部への照射が行われる。この過程は以下の通りである。まずロボットが停止位置に止まるとX線透視が行われ、リアルタイムの画像が治療台の斜め下部2カ所に取り付けられた透視用カメラにより取り込まれる。このリアルタイムの画像とCTから再構成した透視用カメラに映るべき画像で照合を行い、患者のずれを定量的に認識する。巡航ミサイルのナビゲーション技術を利用したものである。患者の位置情報はロボットに転送され、患者を動かすことなくロボットがリニアックを移動させることにより、病変部に正確に照射を行う。このため患者は観血的なフレームで固定される必要がなくなった

サイバーナイフでは、ロボットアームを用いることにより、リニアック部分の動きの自由度を飛躍的に高めることが出来た。これにより従来の放射線治療装置では不可能であったアイソセンターを持たない照射が可能となる。アイソセンター以外への照射で不整形腫瘍に対しても出来るだけその腫瘍の形に合わせた照射が出来るようになった