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第4話
ヴィクトリアマイルに臨んだをっか。
1番人気に支持され、多くのファンが復活を望んでいた。
陣営も思い切って勝負をかけていた。
~レース前のインタビュー~
淑之「調子もいいですし、以前に戻ってきたような感じもしてます。追い込みます」
雹豪「今までと同じではだめ。調教もかなり厳しくやってきたし、調子も万全。これで負けたらもうお手上げです」
ポンコツ「追い切りもいい走りをしていました。勝ちます」
レースに挑んだをっかは
後方待機からの追い込み策。
淑之も道中は我慢し、直線で一気にムチをしならせる。
しかしその前には
エイジアンw-inds.の姿が。
をっかはまたもや負けてしまった。
勝ちきれないをっかに対し、不満を爆発させる競馬ファン。
陣営も苦しい状態となってしまった。
しかし陣営は、安田記念へ進むことを決意。
ステップレースは踏まず、直接の安田記念。
その安田記念には1番人気のウルトラホーネットがいる。
をっかは僅差の2番人気。
ジョッキーにはデビュー以来乗り続けている淑之。
下されそうになりながらもここまで一緒に歩んできた。
イケメン調教師の雹豪も完璧に仕上げてきた。
オーナーのおやっさんも娘のみさきと一緒に馬主観戦席で見守る。
観客席にはをっかファンのノブン、そしてお笑いコンビオードリーのkasugaがそれぞれ見守る。
端っこでは激突スポーツの記者、ゴッドもそっとレースを見守っている。
そして、関係者席で調教師の雹豪、調教助手のポンコツがモニターでレースをみる。
実況の青島「先頭はコンゴウりキシオー!早めにをっかが来た!ウルトラホーネットはまだか!」
ノブン「をっかちゃーん!」
kasuga「トゥース!!」
実況の青島「アルマダもいるがあああをっか来たぁぁぁぁぁぁ!!」
雹豪「いけぇぇぇぇ!!」
おやっさん「ぐああああああ」
みさき「うーー!!」
実況の青島「をっか突き放すーつよぉぉぉぉぉぉぉい」
実況の青島「をっか1着!をっかちゃん強い!」
ゴッド「やっぱり強いな。記事にしておくか」
雹豪「やったぞ!をっか復活したよ!」
おやっさん「いやー、長かった。本当に長かった」
みさき「をっか、をっか」
ポンコツ「やっぱり俺の女は強い」
ノブン「をっかちゃーん!!やったー!!」
kasuga「ヘッ!!」
そして競馬場内の野外勝利ジョッキーインタビュー。
アナウンサー「それではお越しいただきましょう、勝利ジョッキーの淑之ジョッキーです!!」
淑之「ありがとーう!!フォーーー」
アナウンサー「ここまで苦しい時間がありました、どうでしたか?淑之さん自身」
淑之「そうですね。自分の騎乗もミスがいっぱいあったり、悔しかったですけど勝ててよかったです」
アナウンサー「たくさんファンがいますよ!」
ファン「おおおおおお」
淑之「をっか最高!!」
ファン「おおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
アナウンサー「これからの進路はどうしましょう?」
淑之「調教師の先生とも話をしたんですけど」
ファン「おー」
淑之「たからづかには去年負けたので出ません!夏は休養して秋は天皇賞に出ます!!」
ファン「ああああおおおおおおああああおお」
ファンからはどちらとも取れる歓声がわきあがる。
アナウンサー「それでは、応援してくれたファンへ一言!」
淑之「はい!今日は応援してくれてうっ…うぉぇぇぇぇぇげろげろげろ」
アナウンサー「ゲボを吐いてしまいました」
関係者室
雹豪「ついに勝ちましたね」
おやっさん「長かった…をっかは終わってしまったんじゃないか、と思いそうでした」
みさき「をっかちゃん」
おやっさん「しかし…をっかはもう一度蘇ってくれる。そう信じて今日まで生きてきました」
ポンコツ「いい形で開いてくれてよかったですね」
雹豪「なんだお前。俺のセリフを横取りするんじゃねぇよ」
ポンコツ「しかし、をっかの復活劇の裏には調教助手の支えがあった」
おやっさん「誰ですか?この人は」
ポンコツ「そのをっかを毎日支え続けてきた調教助手。その人こそがこの私、ポンコツだった」
雹豪「知らない人だ。警察に通報しよ」
警察「どこですか!」
ポンコツ「まてやあああ俺は調教助手や!!」
ポンコツは連行された。
[[第5話]]