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第11話
翌日のニュース一面には
「をっかの主戦ジョッキー、オーナー宅で死亡」
の文字が。
雹豪「…はぁ」
kasuga「ジョッキーまで死ぬとは…ますますお笑いに力が入りませんよ…」
ノブン「をっかちゃん、どうなるのかな」
ゴッド「誰なんだこの事件を起こしている奴は…!」
淑之の死亡事件は
みさきが包丁で刺したものだが、みさきは凶器の包丁から指紋をふき取っており、さらに小学生であることから
淑之の自業自得の事故死と断定された。
淑之のお葬式。
雹豪「えー、皆様お忙しい中お集まりいただきましてありがとうございます。彼は未熟ながらをっかとともに成長し、これからという時期に自分の不注意で死んでしまいました。生まれ変わってもうちの厩舎の馬に乗ってほしいです」
kasuga「うわーーーーーん!!」
ノブン「うるせぇよ。誰だ泣いてるやつ」
雹豪「静かにしてください。まだ話の途中です」
ゴッド「全く…」
雹豪「彼はミスもたくさんありました。でも少しずつ騎乗もうまくなり、をっかと一緒に勝ち上がっていってくれました」
雹豪「今日は本当にありがとうございます」
kasuga「うわーーん!!」
ノブン「うるせぇなさっきから!!声を出して泣いてんじゃねぇぞ!!」
kasuga「なんですかあなた。私はお笑い芸人ですよ」
雹豪「うるさい人は全員出て行ってください」
そして翌日
雹豪「今日もナリタトッシロードはよう走っているわ」
パーン
雹豪「…」
何者かが、調教中の雹豪の頭を銃で撃った。
雹豪は即死だった。
打ったのは…みさきではなく
ゴッド「フッフッフ…全くこっちには気づいていなかったな」
そう、新聞記者のゴッドだった。
ゴッドも実は、をっかを愛している一人だったのだ。
ゴッド「これで邪魔ものが消えていく…後はあのガキオーナーだけか…フッ…」
ゴッドはみさき暗殺計画を立てるも、当然うまくいかず。
ゴッド「あのガキ…」
みさき「あのおじちゃん誰だろ…明らかに攻撃してきてる」
みさきはゴッドを誰だか認識していなかった。
ある日の競馬場。
ゴッド「あのガキを今日こそ銃で撃ち殺す!パーン!!」
みさき「うわっ!誰!?」
逃げ回るみさき、狙い撃つゴッド。
ゴッド「ちょこまかちょこまかすんじゃねぇぞぉぁぁぁぁ!!!!ウハハハハハ!!」
みさき「タタタタタタタタ」
ゴッド「もらったぁ!!パキューン」
ノブン「うわぁ!!」
ゴッド「違う奴に当たった」
みさき「危なかった」
警察「逮捕します」
ゴッドはをっかファンのノブンを間違って撃ち殺し逮捕された。
警察「で、なんで競馬場で銃を振り回してたの?」
ゴッド「あのガキが!あいつがポンコツや淑之を殺したに違いない…あいつさえ消えれば俺はをっかと…をっかと!!」
警察「落ち着きたまえ」
ゴッドは刑務所へ入れられた。
[[第12話]]