第7話

日本ダービー


1番人気に支持されたのは皐月賞馬ダイシュンブレイヴ。牝馬の参戦となったキムヨナは僅差の2番人気。離された3番人気には皐月賞3着のナリタトッシロード。続いてフィフスペトシ、トッシインザニートが続く。


実況「やはり注目はキムヨナが逃げるのかという点ですね」


解説「特に前に行きたい馬がいませんからね。おそらく押し出されるような形でキムヨナが逃げるのではないでしょうか」


実況「各馬返し馬を行なっております」


淑之「うぉぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえっぇえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇげろげろ」


実況「緊張のあまり淑之がターフの上でゲボ!」


解説「神聖なターフでゲボとは、ありえませんね。非常に腹立たしいです」


吉田孝一「早速ゲボを…」


雹豪「これはいかんな」


ファンファーレ


小林「いよいよか」


どんどん「淑之死ねええええええ!!!!!!」


実況「スタート!おーっとここでナリタトッシロードが出遅れ!最後方からの競馬!!どよめくスタンド!」


雹豪「終わった……」


吉田孝一「やはりあのゲボは不吉な予感しかしなかったんだ」


淑之「やっちまったなぁ!!男は黙って、ゲボ!!wwwwwwwwwwwww」


吉田孝一「帰ってきたらボコボコにする」


雹豪「暴力だけはやめろよ」


吉田孝一「無理。殴らないと気が済まない」


実況「やはり行きましたキムヨナがすっと先頭に立つ。これに競りかけようというのがフィフスペトシ」


ノブン「来るなよ」


三浦「アイドルと結婚した、イケメンの俺が本気を出したらどうなるか教えてやる」


実況「ダイシュンブレイヴは中団あたりか。どこで仕掛けるのかがみどころ。ナリタトッシロードはやはり後方のまま!トッシインザニートも末脚にかけます」


武豊「淑之くん、出遅れ残念やなあ」


淑之「黙れよ」


武豊「お前のゲボにはみんな迷惑してるんやで」


淑之「黙っとけよ話しかけてくんうぉぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」


武豊「死ね」


実況「ペースは平均ペース。キムヨナが依然先頭でレースを引っ張る。2番手はフィフスペトシ。トシンボリクリスエスやアーネストシーらも虎視たんたん」


三浦「行くぞおらああああああああ」


実況「ここでフィフスペトシが一気に加速!キムヨナに襲いかかる!」


ノブン「あのクソ、焦りやがって…」


実況「しかしここで突き放す!キムヨナが突き放す!まだ直線まで距離がある!」


三浦「くっそ」


ノブン「もういいやこのまま行ってしまおう」


実況「各馬最終コーナーを回って直線!先頭はキムヨナ!フィフスペトシはやや苦しい!アーネストシーも必死に食らいつく!!」


佐藤哲「ああああああああああ」


実況「そしてダイシュンブレイヴも内を突いて浮上してくる!」


NEWT「うまく内が空いたな」


ノブン「くるなああああああああ」


実況「しかし先頭はキムヨナ!!ダイシュンブレイヴが今フィフスペトシを抜いて2番手か!アーネストシーがしつこく粘っている!!!!!」


実況「二頭の差は縮まらない!このまま決まってしまうのか!」


淑之「うぉぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」


実況「なんと外からナリタトッシロード!!」


どんどん「うおおおおおおおお」


実況「スタンドから大歓声!淑之はゲボを吐いている!!!なんということだレース中にまさかのゲボ!!」


淑之「げろげろ」


実況「ダイシュンブレイヴを今交わす!」


NEWT「終わりだ」


ノブン「こんな奴に負けてたまるか…!」


実況「今度はキムヨナに襲いかかる!!」


淑之「貰った!夢にまで見たダービー制覇!」


ノブン「くそっ!!!」


実況「並ぶか、並ぶか、並ぶか!!」


淑之「俺は今までブログのコメントや2ちゃんねるでボロクソに書かれ、激突競馬ではアク禁され、踏んだり蹴ったりの人生だったが今になってようやく光が見えてきた!あと少しだ、この手でつかんでやるぜ!ダービーという栄光うぉぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」


実況「まさかの二度目のゲボ!ナリタトッシロードがやや失速!今度はキムヨナが前に出る!」


ノブン「なんだこいつ…」


実況「さらに突き放すキムヨナ今1着でゴールイン!牝馬のダービー制覇!2着はナリタトッシロード!3着はダイシュンブレイヴ!4着争いはフィフスペトシとアーネストシーか」


どんどん「淑之マジ死ねよ金返せ」


小林「ありえないな。いろんな意味で」


勝利ジョッキーインタビュー


アナウンサー「見事ダービーを勝利したノブン騎手です。おめでとうございます」


ノブン「ありがとうございます」


アナウンサー「牝馬のダービー制覇の快挙でした」


ノブン「もちろん桜花賞を勝った時点で牡馬相手でもやれる自信はあったのでそこまで驚きはありません」


アナウンサー「皐月賞馬やゲボ騎手を抑えての勝利。いかがですか」


ノブン「最後のゲボが微妙だった。ただかなり近い距離で吐かれたので気分はものすごく悪い」


アナウンサー「真横で吐かれましたね」


ノブン「レース中にゲボ吐くこと自体ありえないのに最後の直線で、しかもゴール前で真横で吐かれたのでイラッとしました」


アナウンサー「まずコーナーの手前でフィフスペトシが絡んできました」


ノブン「どうせあの馬は勝ち目がなかったし、あそこで先に行かせても勝手にばてるだけだしそれでもよかったけど強い勝ち方を見せたかったから無理にでも行った。最後の直線ではその分余力がなかったけど相手のゲボと馬の根性でしのげた」


アナウンサー「秋は」


ノブン「秋華賞からジャパンカップと有馬」


アナウンサー「おめでとぅーす」


ノブン「黙れ」


吉田孝一「……」


淑之「糞騎乗をしてどーもすみませんww」


吉田孝一「まあ2着だから許す。本当はぶん殴りたいけどな。あそこまで行けたら勝ててただろ」


NEWT「むかつくな。秋は逆転してやる。覚えとけよ」



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最終更新:2013年04月19日 22:07
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