第1回 激突杯2歳ステークス
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展開
10頭とやや少頭数で行われた今年の激突杯2歳ステークス。
何がいくわけでもなくスッと先手を奪ったのがクロモノペース。その後ろにやや暴走気味でゲボユキが追いかけ2頭がレースを引っ張る展開に。
アッツインパクトとバブルオブロイヤル、ダッシュフリーダムが3頭続いた後に1番人気のポンコツフランスが単独の6番手で前を見る競馬。
後続はダイシュンボラン、バブルキングがいる中ポンコツカメルーンが9番手から一気に上がっていく。
最後方に1頭末脚にかけるミサキバラードという隊列でコーナーを迎え最後の直線に。
しかしここでまさかの展開。2番手から追い出しにかかったゲボユキがスタミナを切らしたため落馬。
ポンコツフランス、ポンコツカメルーンのポンコツ2頭が被害を受ける形に。
その間も先頭を守り続けるのは逃げているクロモノペース。200あたりで後続との差が縮まる。
アッツインパクトとバブルオブロイヤルがほぼ同時に先頭に立ちデッドヒートを演じる。
若干アッツインパクトが抜けたかと思ったところ残り100で一気に大外からダイシュンボランの末脚がさく裂。
ハゲのペリエも必死で追うが最後はダイシュンボランの1馬身差の完勝。
ゲボユキは悲しい落馬失格となった。
関係者コメント
ダイシュンボラン陣営「思い通りの展開。来年のクラシックでも十分勝負できる。」
田中勝「ギアチェンジしてからのスピードはすさまじかった。これからもいい勝負ができると思う」
アッツインパクト陣営「競馬に問題はなし。展開のアヤで前が競った分後ろが伸びてきた」
ペリエ「この馬なりに頑張っています」
バブルオブロイヤル陣営「武豊の仕掛けがワンテンポ遅れたように見えた。それでいて差し馬にも負けるんだから力負けですよ」
武豊「自分は完ぺきな競馬をしました。わからない」
クロモノペース陣営「特別逃げる指示ではなかったが、行き足がついていれば行かせるように指示した。思ったより健闘できた」
池添「残り200までは夢を見ました。手ごたえは落ちてなかったですよ。でも勝ったうまが強かったですね」
ポンコツフランス陣営「直線にかけていた。ああいう落馬をされては困る。なぜあそこで落馬したのか…端っこによってほしかった」
アンカツ「ど真ん中で落馬されたらよけれるわけがない」
ミサキバラード陣営「作戦通りだったが、やはりちょっと後ろすぎたかな。それでもいいところは見せてくれた」
ダッシュフリーダム陣営「ちょっと距離が短い感じがした」
バブルキング陣営「実力的にまだまだ足りていない」
ポンコツカメルーン陣営「道中かかっていたし、レースとしては最低」
ゲボユキ陣営「馬も弱いが、騎手の乗り方がおかしい。殺意がわいた」
淑之「スタミナが無くなってこけてしまった。自分は悪くない」
勝利ジョッキーインタビュー
アナ「勝利ジョッキーインタビューです。見事激突杯2歳ステークスを勝たれました、田中かつはる騎手です。おめでとうございます」
田中勝「ありがとうございます」
アナ「強かったですね」
田中勝「完璧な競馬ができましたね」
アナ「道中どのように考えていましたか」
田中勝「まあ馬を信じて、それほど人気もしていなかったし、前がかなりやり合ってペースが上がっていき、キレ味勝負になれば願ってもない展開だなと」
アナ「最後は1馬身差をつけての圧勝でした」
田中勝「並んでからは断ぜんでしたね。脚が違いました」
アナ「クラシックということも当然視野に入ってくるわけですが」
田中勝「まあ、今日の勝利だけではまだこの世代で一番だとは言い切れないので、チャンスがあれば当然狙っていきたいと思ってます」
アナ「田中かつはる騎手でした」
最終更新:2011年05月16日 21:09