introduction
Quantum GISを開き,open mapset から mie_central_planeを開き,
前回の授業までに作成した,rasterデータのbasin_10K, vecterデータの streamを開く.
ちなみに前回の課題として出されていた,出雲川水系のバンドナンバーは16,18,・・・36であった.
ここからはgrass toolのshell-GRASS shellを使用する.
I rasterデータの対象領域を雲出川水系のみに限定するための操作
コマンドreclassを使い,再分類範囲指定を行う.
その過程で,
rasterデータbasin_10Kから,雲出川水系範囲のrasterデータbasin_kumozuを作成する.
手順
shell-GRASS shellを開き,以下のコマンドを入力する.
r.reclass in=basin_10K out=basin_kumozu |
16 thru 36 = 1 |
* = NULL |
end |
一行を入力した後,Enterキーを押してから次の行を入力してください.
"basin_10K"のKは作成時の通り大文字で入力してください.
以上の操作でrasterデータのbasin_kumozuが作成される.
また作成されたかどうか確認のため以下のコマンドを入力し,
g.list rast |
basin_kumozuが表示されるか確認する.
II basin_kumozuの計算領域を雲出川水系のみに設定
rasterデータbasin_kumozuにMASKをかける.
手順
以下のコマンドを入力する.
g.copy rast=basin_kumozu,MASK |
この操作により,rasterデータの範囲がbasin_kumozuの範囲となった.
III 簡単な統計量の計算を行う.(流域面積,雲出川水系に占める各領域の割合など)
rasterデータbasin_kumozuを用い,
雲出川水系の流域面積,地域に占める流域面積の割合などを求める.
手順
以下のコマンドを入力することで統計量計算の詳細を確認できる.
r.report help |
様々なFlagを確認できる.
最初に,
r.report basin_kumozu un=k,p |
と入力すると,
location,region,MASK,MAP,雲出川の流域面積と土地面積との割合が表示される.
さらに
r.report basin_kumozu un=k,p -h |
と入力するとlocation,region,MASK,MAPが省略され,
雲出川の流域面積とその割合のみが表示される.
各バンドに対して流域面積,割合を知りるにはrasterデータbasin_10Kを用い,
r.report basin_10K un=k,p -h |
と入力すると各バンド(雲出川)の流域面積とその割合が表示される.
また,
r.report basin_10K un=k,p -hn |
Flagは-h -nではなく,上記のように-hnと続けて入力してOKです.
と入力すると雲出川水系に対してある各バンドの占める割合が表示される.
IV 出力された統計量をテキストデータとして保存する.
上記の流域面積などのデータをテキストデータとしてファイルに保存する.
手順
まず,
pwd |
上記コマンドで現在のディレクトリを確認できる.
今回のデータを保存したい場所は
c:/grass/data/
なので
cd c:/grass/data/ |
と入力し,ディレクトリを移動させる.
dataフォルダがない場合,c:/grass/に移動した後
mkdir data |
で作成できる.
c:/grass/data/に移動した後,
r.report basin_10k un=k,p -hn out=basin_kumozu_report |
と入力すると,テキストデータbasin_kumozu_reportが作成できる.
このデータはテキストデータなので,メモ帳やExcelなどで開くことが可能である.
また,このファイルを読み込む際には以下を入力することでshell上で表示できる.
less basin_kumozu_report |
まだ制作途中です・・・