1.1 はじめに

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本書では多粒子系の、特に熱並行と呼ばれる状態における性質を議論する。その際、多粒子系の性質に対する統計力学的な見方、すなわち一つ一つの粒子から見る微視的な見方に重点を置く。 このような微視的な状態に対し、系全体が示す状態を巨視的な状態と呼ぶ。巨視的な状態を巨視的な量で記述するのが熱力学の立場である。物質の巨視的な状態を特徴付ける状態量を定義、これらの量の間の状態方程式と熱力学法則を記述する。
本書では多粒子系の、特に熱並行と呼ばれる状態における性質を議論する。その際、多粒子系の性質に対する統計力学的な見方、すなわち一つ一つの粒子から見る微視的な見方に重点を置く。 このような微視的な状態に対し、系全体が示す状態を巨視的な状態と呼ぶ。巨視的な状態を巨視的な量で記述するのが熱力学の立場である。物質の巨視的な状態を特徴付ける状態量を定義、これらの量の間の状態方程式と熱力学法則を記述する。 以下はもう少し読み進めてから改めて書こうと思う。

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