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放映No.38
脚本 [[上原正三]]
監督 [[富田義治]]
特殊技術 [[大木淳]]
用心棒怪獣 [[ブラックキング]]
暗殺宇宙人 [[ナックル星人]] 登場
放映年月日 1971年12月24日
内容
本シリーズ最大のクライマックスになった2部作の後編。
[[前編>ウルトラマン夕陽に死す]]でウルトラマンは仮死状態のままナックル星に拉致されたが、後編では特殊電磁波で基地機能を麻痺させられた[[MAT]]へナックル星人からの降伏勧告が告げられ、さらにそしてMAT隊員たちは次々に罠に落ちて洗脳と、さらなる絶望感がたたみ掛けるように演出される。
しかし、ここまでの絶望感があればこそ初代ウルトラマンとウルトラセブンの来援に始まる逆転劇は、当時の視聴者への衝撃的なクリスマスプレゼントとなった。
坂田兄妹を失った郷の絶望的状況を救ったのが、ウルトラ兄弟の友情であったというカタルシスは、それまで37話まで積み重ねられてきた坂田兄妹と郷との絆、そして本シリーズ以前に存在した2本のシリーズがあればこそのインパクトであり、本エピソードは一期一会の奇跡的なクライマックスであったと断言できる。
ここで登場したウルトラマンとセブンは、それぞれの主題歌をバックに登場し、ハヤタとモロボシの姿や必殺技も披露するなど、かつての作品世界も背負っている。その点においても、数多く作られた兄弟共演作のゲストヒーローとは一線を画している。
また、研究所所長の憎々しい悪役ぶり、事件解決後に短い台詞で郷をいたわるMATの面々や、ラストシーンで救いをもたらす次郎の笑顔など、ドラマ的な見所も少なくない。
MATがナックル星人に対して一矢も報いていないことや、村野ルミ子の登場の唐突さ、歴代ヒーローのスーツ及び飛行用人形の出来など欠点も多々あるが、ここに『帰ってきたウルトラマン』は一つのクライマックスを迎えている。