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放映No.17
脚本 [[上原正三]]
監督 [[山際永三]]
特殊技術 [[高野宏一]]
始祖怪鳥[[テロチルス]]登場
放映年月日 1971年7月23日
内容
通常の犯罪ドラマの様相を呈していた前編と比べて、ドラマの主軸がテロチルスに移り、怪獣ドラマらしさを増した後編。
ウルトラマンを海へ叩き落としたテロチルスが、自衛隊機を一蹴し東京に飛来するまでの経過は、テロチルスが前後編にふさわしい強敵怪獣であることをアピールしている。
また、テロチルスの巣から発生する毒ガスが東京を席巻するシチュエーションに、「自動車の排気ガスと混合して生じる毒ガスが発生する」という設定によって文明批判的な要素が加味されているのも『帰マン』らしい。
一方、[[三郎>松本三郎]]と[[由起子>小野由起子]]の事件も演出に力がこもっており、三郎の主観で撮影した逃亡シーンや、オートバイによる警官隊との対決などは、怪獣事件に勝るとも劣らない迫力でドラマのバランスを取っている。立て籠もったマンション内で三郎と由起子が和解するまでの静かなドラマも、見る者を惹きつける。
ゲストキャラクター主体のドラマの中で、[[坂田>坂田健]]や[[加藤>加藤勝一郎]]隊長らレギュラーメンバーが、地味ながらもポイントを押さえているのも見逃せない。
『帰マン』においてアダルトチックなドラマを怪獣ものに盛り込む試みが正面から行われたのは本エピソードまでであるが、郷とアキの少し大人びたカップル描写は[[37話>ウルトラマン夕陽に死す]]まで続けられていく。