宇宙猿人ゴリ


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帰ってきたウルトラマン」より3ヶ月早い1971年1月2日から、翌年3月25日までフジテレビ系で放映されたピープロ制作の特撮ヒーロー番組。
21話より「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」に改題され、さらに40話からは「スペクトルマン」に改題された。
 惑星Eを追放された悪の天才科学者ゴリと、地球防衛のためにネビュラ71遊星から派遣されたサイボーグ戦士・スペクトルマンとの戦いの物語である。
 早くから企画が進められ、パイロットフィルムも制作されていたが、「帰ってきたウルトラマン」を意識したフジテレビの要請で急遽放映開始が決まったため、約1ヶ月という短い準備期間でスタートし、第2次怪獣ブームの先陣を切ることになった。
 巨大ヒーローと怪獣の戦いがメインであることはウルトラシリーズと似通っているが、タイトル通りに悪役であるゴリとその腹心の部下ラーにもウエイトを置いたドラマや、母星の許可がないと変身できないスペクトルマンのキャラクターなど、ウルトラシリーズと一線を引いた新機軸も盛り込まれていた。
 特に、地球が地球人自身によって荒らされていることに憤ったゴリが、公害を利用した怪獣を次々に作り出し、迎え撃つスペクトルマンも普段は公害調査局員・蒲生譲二として生活するなど、開始当初は「公害」が大きなテーマになり、これが大きな特色であった。この路線はスポンサー企業に配慮するテレビ局から難色を示され、公害怪獣は登場しなくなる。また、公害調査局の公害Gメンも、公害怪獣との戦いの中で怪獣専門の怪獣Gメンに再編成されるなど、内容はオーソドックスな怪獣ドラマにシフトしていった。終盤はゴリに呼び寄せられた宇宙人による等身大アクションも増えていた。
 しかし、ゴリやスペクトルマンたち登場人物の個性を生かしたドラマや、ウルトラシリーズとは別の魅力を持つ怪獣たち、低予算の中でも充実した特撮シーンなどの魅力は失われることなく、「帰ってきたウルトラマン」「仮面ライダー」の良きライバルとして第2次怪獣ブームを盛り上げ、1年3ヶ月の放映期間を完走した。

【余談】本作にはパイロットフィルムが存在する。原作者のうしおそうじは、パイロット版での蒲生譲二役は郷秀樹と同じく団次郎が演じている語っており、商業誌等にもその旨が記されていた。
 しかし、実際の映像で見る限り、長身で二枚目の青年という共通点はあるものの全くの別人であり、演者のプロフィールは記録が残っておらず不明のままである。