放映No.16
放映年月日 1971年7月16日
内容
怪獣事件に、本来怪獣とは無関係な大人同士の愛憎劇を加えた本作ならではの力作前後編。
都会の生活に挫折した青年が、富豪と婚約した元恋人を恨んで起こした爆弾事件が、偶然飛来したテロチルスによって複雑化した。
ドラマ前半は、東映映画や『特別機動捜査隊』などで刑事役を多く演じた南川直を刑事役に迎え、通常の犯罪ドラマに近いテイストで演出されている。
また、他人(特に女性)の心情に疎いという
郷の設定が前面に出て、郷、
アキ、
浩、
由起子の関係を揺さぶることによりドラマを進めている。
その一方で、様々な手がかりからテロチルスの謎に迫っていく郷と
MATの捜査や、超生物として描かれるテロチルスの生態など、怪獣ドラマとしての基本もしっかりとおさえられている。
火山島における
ウルトラマンとテロチルスの緊迫した戦いのまま、物語は
後編へ続いていく。
最終更新:2011年02月06日 23:03