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異性愛者へ12の質問でひとこと - はてなハイク

異性愛者へ12の質問

"異性愛者へ12の質問" でひとこと

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pekoinu

異性愛者へ12の質問

書いてみたよ♪
これ、同性愛者またはトランス・ジェンダーの方そして異性愛者、のみ〜んなに
何かしら考える題材のひとつとして使用してもらえたら良いなと思って書いてみました。
http://h.hatena.ne.jp/pekoinu/9234280127307392483
calibaby

異性愛者へ12の質問

 この質問、そしてその対話の存在意義は、皆にほんの少し、自分の立ち位置の変化というか、気づきを与えるものだと思う。
 
このハイクがはじまっていらい、わたくし自身かなり考えが変わりました。
皆さんの意見をきっかけにいろいろハイクのはじまった当時とは違う考えを持つようになりました。
例えば、ハイクはじまった当初は、話を分かりやすくするために、「『暫定的に』、『異性』愛強制主義の酷さに焦点当てて」他の差別構造やクイア論的なもの、異性愛者の中の「弱者」的な視点はまずはカットした方がよいと思っておりましたが、皆さんの意見を読んだ今では、はじめから複数視点に応用できることをほのめかしたうえでやったほうがいいと思っております。
こういう、自分自身の立ち位置について考え直す、というきっかけをこの質問、そしてそのハイクはくれていると思うのです。
ですが、id:Siestaさんは、どうなのでしょう?
>だからあえて、マイノリティが受けている偏見と痛みをこの身に引き受けようと思い、例の12の設問に答えました。
 
ご自分は、たまたま異性愛者だが、「異性愛者特権」を享受しているような「異性愛者一般」ではなく、マイノリティが受けている偏見を痛みをこの身に引き受けて、あえて12の設問に答えた、心やさしい「異性愛者の中の性的マイノリティ」のままなのですか?
  
そして、そのご自分の立ち位置からは一歩も動かないままなのですか?
 
「同性愛という語を異性愛という語に置き換えただけのヘイトスピーチを、マイノリティがマジョリティに対して反復」などと的外れなことを言い、あたかもこの質問を作り/世の中に投げかけ/ヘテロセクシズムの解体を目指している同性愛者やクイアたち(異性愛者)だけが悪かったのだ、というような言論で終わりなのでしょうか。
 
ご自分が
 
→すべての異性愛者が一様にそうだとは考えません。同性愛者にもそのようなひとびとはいます。
 
などとすまして回答していることから浮き出てくる、ご自分の圧倒的な無自覚さについては見直されないのでしょうか?iestaさんの設問への回答は、明らかに質問の意図に気づいていないことを表しています。
その原因は、前提である(この質問が、パロディであり、社会に、そして社会の構成メンバーの中にデフォルトでインストールされているかもしれない異性愛中心主義をあぶりだそうとしている)という認識が共有できていなかったせいもあります。ですが、その後これだけフォローアップがあってすら、上の回答をした状態から、動かないというのは、やはり何か違うなーと思ってしまうんですよ
 
「世の中に蔓延している異性愛中心主義に気づこう」というのは、個人個人の異性愛者を責めるための言説ではなく、同性愛者のみを助けるための言説でもなく、きっと皆が、少しずつ生きやすくなるための呼びかけだと思うのです。
  
「異性愛者一般」なんて別に存在せず、異性愛者がいろいろだっていうことは、理解しています。というか、Siestaさんを初めとするこのスレの初期から出てきた皆さんの回答や怒りの反応を見るうちに、改めて深く思い知らされました。私は個人個人を糾弾したり、責めたいわけではないのです。そういう意味を込めて、あえて異性愛者個人個人を責めないように「良心的な誠実な異性愛者」と書いたのです。
Siestaさんはidページで「 異性愛者の「同性愛者一般」に対する偏見のせいで個別の同性愛者がカミングアウトできなくなるように、あなたの「異性愛者一般」に対する偏見が私の口に沈黙を強いるのだということに早く気づいてくれ。」と書かれていますが、もしも、私があなたに偏見を持っているように見えたらそれは誤解です。また異性愛者一般という言葉であなたにスティグマを与えてしまっているような印象を受けたらそれもあやまります。
 
私は、ここで人の「偏見」というような主観を問題にしているわけではないです。同性愛者が生きづらいのは、個々人の「偏見」が原因ではない。また、私はここで個々人の「(同性愛者に対する)偏見」を問題にしたいわけでもない。「同性愛者に対する偏見なんて持っていない」ような人々の構成体である社会がヘテロセクシズムに満ちていることはよくあるからです。
 
これは例えば、日本社会の中で、在日韓国人がいちいちカムアウトを強いられ、カムアウトしたらしたで「なんで堂々と本名で生きないの?」「みんなもっとオープンになればいいのに」とか言われちゃう問題に似てます。ここで、在日韓国人が「みんなが当然のように日本人であることが前提とされている社会の構造(とそこでの生きづらさ)」を訴えた時、それで呼びかけの対象となる日本人一人一人が在日に差別意識や偏見を持ってるかは関係ない。また、呼びかけた在日韓国人が日本人に「偏見」を持っているわけでもない。←同じ構造だと思います。少しはイメージしやすいですか?
  
右利きと左利きなどでも似たようなことが言えるかもしれないです。右利きが左利きに偏見を持っているとか関係なく、この社会は右利き中心社会(改札口やレストラン、はさみ)左利きがそれを指摘することは、右利きに対して偏見を持っているからとか右利きを憎んでいるからとはではないです。
 
憎み合うためではなく、一緒に気づけたらと思うのです。
 
あと、わたくしの「本音」「素直な気持ち」は
http://h.hatena.ne.jp/calibaby/9236549507710106398
につきます。
あとこれも。
http://h.hatena.ne.jp/calibaby/9234262521266272829
上で書いてあることが理解して頂けているのか気になります。
もうあとはいくら書いても上の2つの反復とバリエーションになっちゃいそう。
少し黙ります。  皆さんの意見をもっと聞きたいです。
 
nodada

異性愛者へ12の質問

Reply to ?えっと、今の話と何か関係があるの?ノダダの魅力
nadja5

異性愛者へ12の質問

なんやかんや言って、単にもてない=魅力がないんじゃない、ノダダさん?
nodada

異性愛者へ12の質問

Reply to ヘテロセクシズムがヘテロにも抑圧となりうる、のは正しくその通りで、しかもそれは異性愛のメインストリームに入れる人であっても(抑圧どころか利益ではあるけど)“不当”な構造って点のみで言えば、非異性愛者と同じ。なので、ものっくそ特権階級であってもヘテロセクシズムにNOと言う事はしていいはず。ただし、特権を享受してるものにはそのものなりの語り方があるはずだし、特権を手放すことをも覚悟しなければならないかも。(実際出来るかどうかは、生活がある以上難しいけれど)
紹介した『異性愛特権』は確かに非モテとか非異性愛とは言い切れない人には得られない特権も多くあったはずだけど、じゃあ異性愛特権は何もなかったのかと言うと違うはず。しかも、個人は個々の立場から構造にからめとられる。
Aは獲得できるけどBは獲得できない人は、Bを獲得できる人に対して弱者でAを獲得できない人に対して強者。
calibabyさんが「~~モテる同性愛者は、モテない童貞の異性愛者より強者かもしれません。都会で金持ちでエリートの同性愛者は、地方のワーキングプアの同性愛者に対して抑圧的かもしれません」と例をいくつか挙げたように、場所と人と時間等によって自分の強弱は目まぐるしく変化する。
そしてこの12質に向き合った人は、異性愛特権が自分に少ない事・多い事に気づくべきだけど、気づいたのなら、この質問を批判的に用いていけたら有意義だと思う。確かに私は答えることを誘導したけれど、この質問をどう扱うのも本来自由だったはずから。
その誘導がちゃんと出来なかったのは残念だったし、自分がもっと頑張ったら変わったかもしれないと思ってる。
nodada

異性愛者へ12の質問

差別構造がある、というのはおそらく誰しもが認めるところでしょう。そして、その構造と無縁で暮らす事など、おそらく誰にも出来はしない・・・。「個人」と「構造」は本来、分かちがたい関係にあることはあまりに明白だ。
ということは、ただ差別構造によって作られた社会を享受し、「暮らす」だけで差別の加担となり得るのではなかったか?
私はこの意味で、誰もが「当事者」だと書きました。もちろん、(異性愛者とは違う関わり方になりますが、)差別構造におもねるという意味では、非異性愛者とて同じ問題を抱えています。おもねって生きていない人はそういないでしょう。私も半ば擬態して異性愛特権を享受してる非異性愛者です。
 
この事実はとても恐ろしい。そして、この事実を受け入れる事はとても難しい。
加害者の覚悟
これはアイヌと大和民族との差別構造を中心にしたエントリですが、悪意がなくても差別の加担・加害者となることの理由をひじょうに分かりやすく説いたものです。出来ればこちらを全文お読みいただいた上で、議論できましたら幸いです。
全文読んでほしいですが、念のため一部を以下に引用。
=====
一度形成された差別を解消する簡単な方法なんかない。弾圧や後ろ指さすのに積極的に荷担するのは論外。同化も、それこそが問題であったのに。アイヌがアイヌでいるということを許さず我々と同じであることを要請するということが。
〔・・・〕
問題に無関心でいれば、それは差別者を側面から支援することになる。ましてここまで同化が進められてしまった民族問題に関して言えば、無関心であることはこのままアイヌというものが無かったことになるのを支持することになるだろう。
で、どうすりゃいいの? ということになる。偶々抑圧側の民族に生まれたと言うだけの我々が、例えばみんなアイヌ差別の解消運動に時間を割いて積極的に政治活動しなければならないの? 我々にもやることがいっぱいあるのに?
■ 加害の認識
それでも、私は加害者には違いない。我が大和民族こそが中心となって国家を作り、列強の植民地化を免れるために、あるいは帝国主義的野心から、あるいはロシアの南進を警戒して、あるいは"遅れた土人を保護・指導してやる"ために、色々とやった結果なんだから。そして、私はその成果としての国家体制による治安なり、欧米に植民地化されていないことなり、北海道の美味しい食料なりを享受しているんだから。何より、こうした享受を手放す気なんか毛頭無いんだから。つまるところ、私もまた、アイヌを踏みつけにした上に生活していると言って差し支えない。
悪意はないのに加害者であること、これは苦しい。だから、心が弱って、「奴らが我々を不当に加害者呼ばわりする」と言いたくなる。だが、誰かを踏みつけにした上に実った果実を享受し、それを手放すつもりがないならば、それは立派な荷担である。だったら、せめて加害者として問題を心に留める。解決の足を引っ張らない。積極的に弾圧しようとする人々に対して批判的な立場でいる。せめてそれぐらいのことはしても良いのではないか。
〔・・・〕
差別は不幸だよ。差別者にとっても。
spectre_55

異性愛者へ12の質問

回答じゃないし文章まとまってませんが、
思うところをちょっと書いてみたッスよ。
http://h.hatena.ne.jp/spectre_55/9234262524626714703
calibaby

異性愛者へ12の質問

Reply to すみません。わたくしの理解力不足で、おっしゃる意味がよくわかりませんでした。文章の響きが美しいことはわかるのですが、議論の意味がわかりません。
http://h.hatena.ne.jp/calibaby/9236549508028910142
に対する回答だと思うのですが、もう少し分かりやすく説明していただけますでしょうか?お手数かけて申し訳ありません。
 
自分なりに理解しようとしたのですが…Siestaさんは、ご自分自身は「典型的な異性愛者男性」ではなく、「異性愛特権」も享受していない、だから社会の異性愛中心的構造についても、認識していないし、仮にそれが存在するとしても、それは自分の責任ではない(=ボクではなくて、ボク以外の、差別的な異性愛者を糾弾しなさい)みたいなことがおっしゃりたいのでしょうか?
 
たぶん違うと思いますのでよろしければ、ご教授下さい。
 
あと、わたくしの「本音」「素直な気持ち」は
http://h.hatena.ne.jp/calibaby/9236549507710106398
につきます。
 
喋りすぎちゃいましたので、少し黙ります。
MANGAMEGAMONDO

異性愛者へ12の質問

Reply to よくわかりませんけど、水を置いておきますよ、乾いているようだから。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/cherrybell/pic/food/tonicwater_1.jpg
Siesta

異性愛者へ12の質問

Reply to すでにそれには答えている。あなたが人間一般について語るとき、かつその人間一般に私が含まれていないとき、あなたが人間ならば私は人間ではない。あなたがその社会で生きているのならば私はその社会では生きていない。
calibaby

異性愛者へ12の質問

「相手」にレッテルを貼るというよりも、この質問を見てくださった「相手」つまり「あなた」と「一緒」に、うちらが生きている社会が持っている傾向に気づけたらなあと思ったんです。そういう意味で、同性愛者も異性愛者も、それ以外の人も一緒に、「ああ、社会を同性愛と異性愛で無理矢理区切ってみるとすると、こういう不均衡があるなあ」みたいな気づきができればと思ったのです。
 
そういう意味で、この「異性愛者へ」の質問は、別に異性愛者に向けられたものではなく、誰にでも向けられている質問だと思うんですよ。
 
Siestaさん個人は異性愛とアイデンティティを持たれていないのかもしれませんし、異性愛特権みたいなものは特に享受されていないのかもしれません。が、個個人ではなくあくまで社会の構造に目を向けた場合、「この社会が異性愛者に特権的に出来ている」ことはまぎれもない事実であると思うのですが、どう思いますか?(個々人1人1人が、現実にそれ(特権)を享受できているか、とか、それ(特権)を望んでいるかは別問題です)
 
Siesta

異性愛者へ12の質問

Reply to  それでは私は二度と異性愛者であることを公にしないことにしよう。私はそのような偏見でいわれるところの「異性愛者“一般”」には含まれないし、含まれたくない。
 偏見とはまさしく一般論のことだ。ところであなたはここで個別の人間を相手にしているのだが、にも関わらず一般論で相手にレッテルを貼るとはどういう了見なのか。
calibaby

異性愛者へ12の質問

個別の人がどうこうというよりも、この質問をきっかけに気づいてほしいのは、あくまで「社会の構造」なんです。もちろん異性愛者の方の中にも、こういうことをもともと考えているかたもいらっしゃるでしょうし、中には「異性愛特権なんて俺は全く享受してません」という方もいるでしょうことはじゅうじゅう承知です。ですが、そういう個別の反応を越えたところで「ああ、これは同性愛者“一般”」がよく「異性愛者“一般”」から投げかけられる言葉なんだなと。そういう“一般的な”気づきは得られませんでしょうか?そういう一般性を指向しているというてんで、個別性は無視してます。
 
 分かりづらければ例をだしますが「白人は黒人と比較して歴史的に社会的特権を享受してきた」という言説に対して「私自身は」「俺は違う」と個別の例を出したところで、白人が享受してきた社会的特権の存在は否定されませんよね?それと似ています。
calibaby

異性愛者へ12の質問

Reply to 「異性愛者はすべからく異性愛特権を享受している」というよりも、「この社会が異性愛者に特権的に出来ている」ことはまぎれもない事実であると思うのですが、どう思いますか?
 
(個々人1人1人が、現実にそれ(特権)を享受できているか、とか、それ(特権)を望んでいるかは別問題です)
calibaby

異性愛者へ12の質問

続き:それに少し気づいてくれるだけで、生きやすくなる人がいっぱいいると思うんです。異性愛の人だって、生きやすくなると思います。私はこの質問によって、「異性愛者であることが悪いこと」なんて主張したいわけでもありませんし、異性愛者に対する憎悪をつのりたいでもありません。 同性愛者しか生きられない社会をつくりたいなんて思っていません。そんなことを思う同性愛者なんてほとんどいないと思います。 ただ、この世界がいかに「異性愛が当然だよね!」「ホモは異常=笑ってもいい」みたいな暗黙ルールで支配されており、(個々人の意識の有無ではなく、社会の構造として)、その社会において異性愛者であることは(本人が望む望まないに関わらず)特権なのである。ということに気づいてください。
 
もちろん同性愛者が絶対的弱者ではないです。同性愛者はバイセクに対して抑圧的でありえますし、同性愛者は、トランスに対して抑圧的であるかもしれない。リアルで彼女がいる人が、二次元しか萌えられない人をバカにする構図があるかもしれない。モテる同性愛者は、モテない童貞の異性愛者より強者かもしれません。都会で金持ちでエリートの同性愛者は、地方のワーキングプアの同性愛者に対して抑圧的かもしれません。そういう意味で、いろんな「見えない権力構造」みたいのがこの世には一杯存在する。(nodadaさんはおそらくここらへんまでみなさんに気づいてほしいじゃないでしょうか)
 
私も同性愛以外の問題でいろいろ未熟ですし、これから学びを続けていきたいと思います。広いウェブの中でハイクですれ違ったのも何かの縁ですから、皆さんの意見をもとにもっと成長したいです。
Siesta

異性愛者へ12の質問

Reply to  なるほど。ならば私は「ごくごく普通の良心的で誠実な異性愛者」ではない。他方、あなたは「ごくごく普通の良心的で誠実な人間」ではないのか。
 
 私は、あなたに対してではなく、あなたの発言に対して、たいへん不愉快な思いを抱いた。それはあなたが、個別性を、一切無視しているからだ。
 
 「同性愛者はすべからく○○である」という類の言説を異性愛者が垂れ流すことに対し、おそらくあなたは不満を抱いているだろう。そしてその不満は私も抱いている。
 あなたは同様に「異性愛者はすべからく異性愛特権を享受している」という類の言説を垂れ流している。この言説に対して私は不満を抱いているが、あなたは抱かないというのか。
 
 私は、すべての存在が本来マイノリティであることを忘れさせてしまうシステムや制度や言説や問いかけを、心の底から憎む。
 ところであなたは憎まないというのか。
 
 そのときあなたが人間であるならば、私は断じて人間ではない。
calibaby

異性愛者へ12の質問

Reply to pekoinuさん、発言ありがとうございます。
idページの方で、ものすごく疲れさせてしまったと思うので、もう最後にしますと言われて以来戻ってこられないかと思いましたので感謝します。
私の本音は、1人でも多くの方が「異性愛中心主義/異性愛特権」などに気づいてほしいという気持ちです。
それは個人の差別意識の有無とは関わりなく、この世の中に今あるものです。
 
(それは、もしかしたら「在日ではない日本人である特権」「部落出身者ではない日本人である特権」「養子でないことの特権」「トランスではない特権」「セクシャリティが揺らいでいないガチホモ/ガチレズの特権」などなどと同じ構造かもしれません)
 
私は「異性愛者は悪者」とは思ってません。目の敵にもしていません。憎悪もしていません。本当です。私の両親は(多分)異性愛者ですし、私の妹も異性愛者ですし、親友も異性愛者です。私の周りの大事な人の多くが異性愛者です。もし、私が異性愛者を憎んでいるように感じられてしまったとしたら、わたくしの不徳につきます。文章で、無礼ともいえる書き方をしてしまったことも認めます。申し訳ありません。不愉快な思いをさせてしまったことを率直にあやまります。(pekoinuさんに限らず、同じように思われた方にもあやまります)
 
「あぶり出し」と書いたのは、正面から「異性愛者は異性愛特権を持っています」と書いても、多くの場合、多くの人は何を言っているかわからないと思うからです。異性愛特権とは、日本において日本人であることの特権ににて、とても見えづらいものですから。このような質問をなげかけられて、初めてその異性愛特権というものが見えて来る。そう思ったので「あぶりだし」と書きました。
  
あの質問状は異性愛者を揶揄しているようにしか思えません。ということですが、あの質問状は、異性愛者個人個人を揶揄するものではないことを理解してください。あの、偏見に満ちた質問を、同性愛者は日常的にあびせかけられているのです。でも異性愛者の方はああゆう質問をされる機会が少ないのではないでしょうか?(皆無ではないにしても)その質問をされる回数の違いをもってしても、「ああ、異性愛者であるって、結構得なんだな」と気づくことはできないでしょうか?
「同性愛者に対して当然のように投げかけられる言論の数々は、同性愛者に投げかけられているときは、当たり前のように見えたが、いざ自分に投げかけれてみると、実は変な言論だな(=偏見に満ちている)」ということに気づいてほしい。それが私の本音です。
pekoinu

異性愛者へ12の質問

Reply to 回答者(もしくは読み手と言ってもいいかもしれませんが)その方々が一番聴きたいのは「あなたの本音」です。
あなたが「あぶり出し」などという言葉を使ってらっしゃることで、既にあなたの中に「異性愛者は悪者」という考えが確率されていて、あなたは異性愛者を目の敵にしている、憎悪している、嫌悪している、否定していると読み手は感じてしまうのです。嫌悪や否定からは何も生まれないことは、あなたご自身が体験してきてわかってらっしゃるはずです。それなのに、なぜそのような方法を敢えておとりになるのか?そこがわからないのです。
あの質問状は異性愛者を揶揄しているようにしか思えません。あの質問状の「異性愛者」というところを「同性愛者」と変えて読んでご覧になられれば、あなたもおわかりでしょう。そのような事実でない偏見に満ちた質問を「ジョーク」と言われてご覧なさい。わざわざ答えた者たちが頭にくるのは当然でしょう?
繰り返します。読み手が一番知りたいのは素直なあなたの気持ちです。あなたは本当はどういうものを望んでいるのか?どういうものを目指しているのか?それにはどうしたらいいと考えているのか?語りかける者がオープンでないのに読み手にオープンな気持ちを望むのはおかしい・・・と私は思うし、たぶん他の方々もそう思ってらっしゃるのではないかと思います。
nodada

異性愛者へ12の質問

http://macska.org/article/251
「原型となる物は Martin Rochlin という人が1972年に作ったとされていて、この人は既に故人です。 」
と紹介した記事でmacskaさんが仰ってますね。質問自体は一部日本の現状とは異なる部分もありますが、基本的にこの問いはここにいらっしゃる皆様の話として有効だと思って使っています。
calibaby

異性愛者へ12の質問

そして、私の理解では、この質問の目的はまさしく
A【良心的な誠実な異性愛者の悪意のない言動の中に潜んでいる、見えない異性愛主義をあぶりだそうとする】 ところにあるのであり、B【回答を集めるところにあるのではない】のです。むしろ、Bをやってしまうことによる弊害が大きい。ネット上のプライバシーの問題もそうでしょう。権力性の問題もそうでしょう。
 
今回nodadaさんはBをやった上でAをやろうとしたのですが、確かに、私はBにまつわる副作用が大きいのでそれについて批判してます。(その点については、同意してくださる方も多い)
 
ですが、そういう方が、Bへの批判を声高に叫ぶあまり、本来の目的であるAについて忘れているのでは? と思います。 普通の良心的で誠実な異性愛者(もしくは非へテロ)の方がBをやってしまったことに対しての不快感などは充分に理解できるのですが、その不快感を叫ぶあまり、A【良心的な誠実な異性愛者の悪意のない言動の中に潜んでいる、見えない異性愛主義】についての気づきや反省などがなおざりになってるのではないでしょうか? 
 
それが私の危惧です。質問内容が不愉快だったり、まじめにこたえたのに、パロディといわれて腹が立ったり、calibabyはムカつくという思いもあるかもしれません。
 
でも、そういうことによって、この質問がそのことによって良心的な誠実な異性愛者の悪意のない言動の中に潜んでいる、見えない異性愛主義をあぶりだすものであることに変わりはない。その意味を考えずに「問い方」や「質問自体」への批判のみするのはまさしく異性愛主義の特権を温存し、そこあぐらをかく行為だと感じます。
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