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「ごきげんよう。いい夜ね。
「痴女だ。
「誰が痴女かぁぁぁぁっ!?
「だって痴女じゃないですか。
「わたくしは偉大なる魔神なのよ!
 この国くらい呪文一発で焼き払える力があるのにっ!
 それを……それを痴女だなんて!?
「でも痴女ですよね?
「だから違うぅぅぅぅっ!
 貴方、見た目はいいから
 下僕にしてやろうと思ったのに……っ!
「痴女の下僕はちょっと……
「もぉぉぉぉっ!?
 一体どうしたら魔神だって信じてくれるのよぉっ!?
「う~ん。
 じゃあ、このペットボトルに入ってください。
 さっきまでカルピスが入ってたけど。
 魔神ならできますよね?
「ふんっ!
 それくらい簡単なことよ!
(ひゅるるるるる~
「おお。本当に入った(きゅっ
「へ?こら、なんでふたを閉めるわけ!?
 出られないじゃな~い!?
「下僕にされちゃたまらないので。
 ねえ。痴女の魔神さん?
「だから痴女じゃないってばぁ!
 いやっ、なんかこの白いのネバネバするっ!?
 入ったんだから認めなさいよ!?
「会話を最初から思い返しましょうよ。
 ボク、あなたの事を魔神じゃないとは
 一言も言ってませんよね?
「へ?
「宙に浮いてるし魔神って言ってるしそうなのかな~?
 って思いましたよ。
 で、あなたと交わした約束は、
 魔神と認めるかどうかであって、
 痴女かどうかではないですよ?
「……本当だぁぁぁぁっ!?
「痴女ではないと認めて欲しいですか?
「うんっ、うんっ!!
「じゃ、条件。
 あなたが、未来永劫ボクの忠実な下僕になること。
「こらぁぁぁぁっ!?
「嫌ならずっと痴女のままですね。
「痴女はやだぁぁぁぁっ!
「ペットボトルの中で永遠に
 白いネバネバにまみれて痴女と呼ばれるのと、
 ボクの忠実な下僕とどっちがいいですかね?
 きっとご家族も悲しみますよ?
「ああっ……こんな事になってるってバレたら、
 お姉さまたちにどんな折檻されるかっ……!?
 ……うっうっ……わかったわよ……
 あんたの下僕になってあげるわよ……ううっ……
「本当ですね?
「魔神は契約するとき嘘をつけないのよぉ……
「分かりました。
 ではもうあなたは痴女ではない魔神さんと認めます。
 じゃあ、次は、ここから出す条件ですが……
「まだあるの!?
「出してあげますから、
 『お姉さまたち』もボクの下僕にしちゃってください。
「……ぇぇぇぇっ!?
「お姉さまたちをハメる方法はボクが考えます。
 あなたはお手伝いしてください。できますよね?
 それとも人間にやられて情けない事になったのを、
 お姉さまたちに知られて折檻される方がいいですか?
「……わかったわよ!なんでもやってあげるわよ!!
 ……なんで、なんでこんな事にぃぃぃっ!?
「じゃ、出しますけど普通の恰好してくださいね?
 痴女と間違われたら困るんで。
「痴女言うなぁぁぁっ!?約束とちがぁぁう!
「やだなあ。ボクは、他人があなたを見て痴女だと言う
 可能性を指摘しただけで、約束には反してませんよ?
「うがあああああああああ!?
 ムカつくぅぅぅぅっ!
 
 こうして、107人のお姉さまたちを手中に収める
 ボクの旅は始まったのだった……