コ「第12駐屯地、どうぞ。第12駐屯地、聞こえますか?」 ブ「我々の中にはこの世界の秩序を乱そうとするものが確かに存在します。   一部の人々の間で救世主としての名声を得ている者です。   それは人間の本能、無知、腐敗などの醜い部分そのものです。   ブラック・メサ事件での行き過ぎた行為の責任はすべて彼にあるのです。   しかし、事情を知らない人たちが彼の非現実的な力を吹聴し、自由な   る者、道を示す者といった危険な肩書を与えているのです。   皆さんに警告します。呪術思考は危険です。   我々はようやく進化の落とし穴から抜け出す努力を始めたところです。   再び忘却の落とし穴に逆戻りしてはなりません。今ようやく光が見え始め   たところなのです。」 AA「フリーマン... だな?」 BB「驚いた、この目で見なきゃ、信じないとこだ。 さすがフリーマン博士。」 AA「ぎりぎり間に合ったね、博士。   コンバインに見つかる前に、移動しなきゃいけない。   引き上げる準備をしてたところよ。」 BB「急ぎましょう。 このキャンプを引き払って、移動しないと。」 ボ「ごきげんよう、フリーマン。」 BB「入ってくれ。今どんな状況か説明しよう。   ほら、これを見てくれ。   これがダム。このすぐ先だ。   イーライの潜伏先はここ。エプロンの目と鼻の先だ。古い水力発電所の中だよ。   だが、戦闘ヘリをお供にそこまで行くのは... まず無理だね。   幸い、ボーティガンツがあんたのボートに魔法をかけてる。今までより早く   進めるようになるはずだ。   ちょうど終わる頃だと思う。   行くんだ。      ほら。 この銃は、敵の戦闘ヘリが落としていったんだ。   俺は、戦いに皮肉を持ち込むのが好きでね。   あのヘリを撃墜すれば、イーライのところまでたどり着けるだろう。」 ボ「この武器を持っていくんだ。じゃないと、この先でひどい目に会うぞ!   我々の間に隔たりはない。 時間や空間の偽りの覆いは、介在しないのだ。」 BB「じゃあ、フリーマン博士。   自由のために!」 ボ「自由のために使われなければ、我々の命に価値はない。」 AA「奴らに地獄を見せてやって。」 ブラック・メサ・イーストへ