「ヤンデレの小説を書こう!Part5埋めネタ③」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ヤンデレの小説を書こう!Part5埋めネタ③」(2007/10/11 (木) 15:09:11) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

564 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/04/23(月) 23:49:35 ID:ZSuPWYcO それでも、好きなんだよ 夜の道でぽつんと呟く。昼間はそれなりに人通りのある道も今は私と月しかいない。 独り、2人、2人ぼっち。あなたと私。白い月に話しかけながら私は笑う。 悲しいような、寂しいような。それでいておかしくてたまらない。 不思議な気持ちで私は笑う。 好きなんだよ どうしても 足は自然にステップを踏む。ワン、ツー、スリー、アン、ドゥ、トロワ。 一緒に踊っていただけませんか?私の愛しい人が私にそう手を差し伸べることは無い。 私は独りで月の光と踊るから。あの人の相手は出来ないから。 でたらめなステップでワン、ツー、スリー、アン、ドゥ、トロワ。 好きなのに 月は私を見ているけど。私も月を見ているけど。私が見たいのは月じゃない。 目をつぶれば愛しい人の顔。目を開ければ柔らかな月の光。 手を伸ばせば届くところにあっても、決して触れることは無い。 涙がすっと一筋流れた。 「悪魔でもいいわ。あの人を私にくれるなら何でもするのに」 「本当ですか?」 振り返ると白いコートの背の高い男性が立っていた。黒いシルクハットを被っている。 奇異な存在であるのは確かだったけど今の私には普通に見えた。 きっと月が見せた幻だ。 「ええもちろん」 私はにっこり微笑んだ。
564 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/04/23(月) 23:49:35 ID:ZSuPWYcO それでも、好きなんだよ 夜の道でぽつんと呟く。昼間はそれなりに人通りのある道も今は私と月しかいない。 独り、2人、2人ぼっち。あなたと私。白い月に話しかけながら私は笑う。 悲しいような、寂しいような。それでいておかしくてたまらない。 不思議な気持ちで私は笑う。 好きなんだよ どうしても 足は自然にステップを踏む。ワン、ツー、スリー、アン、ドゥ、トロワ。 一緒に踊っていただけませんか?私の愛しい人が私にそう手を差し伸べることは無い。 私は独りで月の光と踊るから。あの人の相手は出来ないから。 でたらめなステップでワン、ツー、スリー、アン、ドゥ、トロワ。 好きなのに 月は私を見ているけど。私も月を見ているけど。私が見たいのは月じゃない。 目をつぶれば愛しい人の顔。目を開ければ柔らかな月の光。 手を伸ばせば届くところにあっても、決して触れることは無い。 涙がすっと一筋流れた。 「悪魔でもいいわ。あの人を私にくれるなら何でもするのに」 「本当ですか?」 振り返ると白いコートの背の高い男性が立っていた。黒いシルクハットを被っている。 奇異な存在であるのは確かだったけど今の私には普通に見えた。 きっと月が見せた幻だ。 「ええもちろん」 私はにっこり微笑んだ。 616 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/06/03(日) 13:02:26 ID:AWqSsNM3 誰も覚えて無いだろうけど埋めがわりに前スレにおいてった奴の続き。 前スレのを読んで無くても多分意味わかると思うけど、まあ埋めネタと思ってくれ。  目が覚めた。  部屋の白い天井はいつもと変わらず少し薄汚れている。  何か素敵な夢を見ていた気がするのだけれど、上手く思い出せない。  ため息をついて私は起き上がった。また今日も振り向かないあの人と、 あの人の可愛いあの子のいる学校に行かなくちゃいけない。私が休んでもあの人は 気にしないだろう。寂しい、淋しい、私の予測。けれどきっとあの子は心配して しまうだろう。悲しい、哀しい、優しい事実。2人で見舞いになど来られた日には、そんなのは堪らない。 そんなのは耐えられ無い。許したく無い。  重たい頭の霞を払うべく顔を洗って部屋に戻ってくると、急に今朝の夢を思い出した。  もしくは今朝の夢が私のベッドに腰かけていた。  白いタキシードの目の細い………きっとこういうのを優男って言うんだろう。 黒いシルクハットを組んだ足に載せている。 「もしかして悪魔さん?」 「覚えていていただけましたか」 「今思い出したのよ」 617 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/06/03(日) 13:04:21 ID:AWqSsNM3  私はこの異常な事態を全く異常だと受け止められていなかった。  昨日の月明かりの下で出会ったこの人。1人、ひとおり、独りの私の前ににあらわれた。 「本当にあの人を私のものにしてくれるの?」 「ええ。ただし条件がありますが」  悪魔さんは微笑みながら言った。 「あなたの声を一部いただきます」  私は笑って、嗤った。 「いいわ。声なんていくらでもあげる。けれどひとつ聞いてもいいかしら」 「なんですか」 「一部ってどういうこと?」 「それは学校へ行ってからのお楽しみです」  悪魔さんは立ち上がってこちらへ近付いてきた。 「契約成立ということで宜しいですか?」 「ええ。お願いするわ」  私は瞳を伏せた。悪魔さんがの細い指が顎を捉えて上を向かせ、唇をなぞって行く。  私の中の、なにかが溶け出して流れて行くのがわかった。 「契約完了です」  悪魔さんは微笑みながら言った。 うん、ここまでしか無いんだ。本当に済まない。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: