「ヤンデレの小説を書こう!Part6埋めネタ②」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
624 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/06/04(月) 20:20:07 ID:6DIa0wjA
実験
「見つけた! この人だっ!」
「えっ?」
通勤途中、電車の中で俺はいきなり女子高生に腕を掴まれた。
まさかこの俺に痴漢の冤罪がかかろうとは思わなかった……。
まてまてまて、俺は片手にかばん、片手はつり革だぞ!
周りの乗客が一斉に俺に視線をよこす。
女子高生はつり革を持った俺の右腕に絡みき、頭を摺り寄せてくる。
「にゅふふー。」 とか言いながら絡むのはやめていただきたい。
「そいつ、痴漢なのか?」
声のした方――後ろを振り向くと、ガタイのいい学生が俺を睨んでいる。
待てよ、どう見ても痴漢じゃねーだろ!
そいつはポキポキと拳を鳴らしながら、俺に近づいてくる。
ダメだこいつ、絶対に「電車男」を見てる!
逃げようにも、つり革を掴んだままの状態じゃ転倒することは必至だ。
八方塞がりとは、この事だな。 俺は諦めて目を閉じ、歯を食いしばった。
ふと、右手の荷重が無くなった。……何もこない。
625 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/06/04(月) 20:33:32 ID:6DIa0wjA
ドン!という大きな音が鳴る。
……俺は恐る恐る目を開けてみた。さっきの学生が
電車の隅に寝転がっている。そして、拳を天にかざした女子高生。
何、これ?
「もう大丈夫だよ、ダ→リンv」
何が?
626 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/06/04(月) 20:51:49 ID:6DIa0wjA
俺はこっそりと電車から降りたところを押し倒された。
「どこ行くの? v」
そりゃあ、きみの居ない所へ。 それに語尾にハートをつけるな。
「あ、もしかしてテレてるんだ v かわいいv v」
「いつまでも電車の扉の前で寝転がってたら踏み殺されそうなんだが。」
「あ、ごめんね――いたっ。 さっきので手首をひねっちゃったみたい……。」
よく見ると小柄な子だ。 150cmも無いような印象を受ける。
そんな子が大男をK・Oしたのだから怪我くらいはするだろうな。
仕方が無いので医務室に連れて行くことにした。