「ヤンデレの小説を書こう!Part12-Page3」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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<p>301 名前:ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] 投稿日:2007/12/22(土) 19:56:31
ID:Dpu7A0J3<br />
あと、タイトルについてですが。<br />
本当は文化祭編はタイトルを変えるつもりでした。<br />
けどこっちの都合で変えるのもどうかと思ったので、「傍観者」のままにしておきました。<br /><br />
……傍観者とは違うッスね、この兄貴は。<br />
いろんな方に誤解を招いて、申し訳ありませんでした。<br /><br />
302 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/22(土) 20:11:18 ID:K6QvQlqA<br />
GJ乙!<br />
しかしこの兄貴は理不尽な目に会いっぱなしでかわいそうです(´;ω;`)<br /><br />
長丁場の話になりそうだけど、完結までぜひ付き合わせて下さい<br /><br />
303 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/22(土) 20:16:23 ID:x//54Y38<br />
>>301<br />
GJ!<br />
てか過去になにがあったのさ……兄もただ者じゃなかったのか。<br />
ところで兄が殴られてるときいつ葉月さんがすっ飛んでくるかと<br />
wktkしてしまった俺ガイル<br /><br />
304 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/22(土) 20:23:59 ID:LIGs1s2j<br />
GJ!!<br />
この後、兄貴の顔を見た葉月さんがどんなリアクションをしたのかが気になるな。<br /><br />
……そして、兄貴は過去にいったい何をやらかしたんだろう。<br /><br />
305 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/22(土) 20:49:38 ID:YW44RO2Y<br />
じいちゃん殺したのが兄ちゃんだったりしてな<br /><br />
306 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/22(土) 21:07:31 ID:ZMI5rMEU<br />
グッジョブお疲れ<br />
相変わらず読ませるね<br /><br />
307 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/22(土) 21:57:54 ID:x//54Y38<br />
さっきから急に臨時保管庫のカウントが増えてる<br />
皆読み直してるのかな<br /><br />
308 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/22(土) 22:34:12 ID:+NaDaB1r<br />
グジョーブ<br /><br />
妹や幼なじみが弟を好きなのは勘違いが原因で、<br />
弟はそれを知りながら黙っているというふうでもあるな<br /><br />
309 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/22(土) 22:56:11 ID:K6QvQlqA<br />
>>305<br />
読み返したけど、じいちゃんが亡くなったのは兄貴の生まれる10ヶ月前だぞ<br /><br />
310 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/22(土) 23:05:51 ID:DjrNgRNS<br />
全ては弟の罠だ!!<br />
だって弟視点が出ていない!!<br /><br />
311 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/22(土) 23:17:25 ID:LazT1M9p<br />
もしかして兄貴はヤンデレ一家に引き取られた子なのか?<br />
両親殺して実の妹の花火を傷つけたとか・・・<br />
それなら色々辻褄が合うんだが・・・<br /><br />
312 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 00:39:47 ID:XLAKUQt6<br />
兄は自殺するな<br /><br />
313 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 01:10:15 ID:/FVbMOKg<br />
主人公が脈絡なく記憶喪失とかになるとその後の展開がどうとでもできるから萎えるってのはオレだけ?<br /><br />
でも読むよ。どんな結末でも良いんでキレイに終わってくれればと願います<br /><br />
314 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 01:18:14 ID:kIMejPI3<br />
>>311<br />
双子以外で同学年の兄妹なんてありえるのか?<br />
他にも祖父の死の事実を周りが隠してるっていうのもありえるんだよな<br /><br />
315 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 01:32:47 ID:GtOgP9wI<br />
続きが気になる気持ちはわかるが<br />
予想を書き込むのはやめておいたほうが……<br /><br />
316 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 01:41:51 ID:ZQq7s5/f<br />
>>314<br />
兄4月生誕→十月十日→妹2月生誕<br /><br />
317 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/12/23(日) 01:44:21 ID:hZQVBzY0<br />
>>314<br />
一応四月生まれと三月生まれの兄弟が同じ学年にいたので可能。<br /><br /><br />
318 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/12/23(日) 01:45:34 ID:hZQVBzY0<br />
↑悪い、俺の周りが抜けていた。<br /><br />
319 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 01:47:02 ID:CtAeyRRC<br />
他人の楽しみを壊してまでダラダラ予想するクズども邪魔。<br /><br />
320 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 02:07:02 ID:+8oX6QNr<br />
個人的に最後の弟の台詞の、<br />
>「僕のこと、嫌いにならないでいてくれるかな?」<br />
これが気になるな~<br />
本当は、花火や兄に隠している様な事があるんじゃないかと疑ってしまう<br />
それこそ、それをばらすと花火が兄と復縁して弟を嫌ってしまう事とか<br /><br />
321 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 02:40:56 ID:iU5ry4Pz<br />
チラシの裏にでも書いとき<br /><br />
322 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 03:17:57 ID:zXhek4/G<br />
予想屋ウザ<br /><br />
323 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 03:47:30 ID:5q/OG0xi<br />
もし当たってたら作者さんがやりづらくなるだろ…自重しろ<br /><br />
324 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 07:44:59 ID:0PN1cGHi<br />
なあ、花火ってヤン(キー)デレじゃないか?<br /><br />
325 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 07:53:30 ID:D0q4mXTO<br />
職人が投下しにくい空気はやめようじゃまいか<br />
予想しても、公言しないで自分の脳内にとどめておこう<br />
(´・ω・`)<br /><br />
326 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 09:36:52 ID:x5Y6DQrx<br />
>>301<br />
今まで定番みたいな展開にあんまりと思ってた<br />
だけど先が気になる面白い展開になってきたのでwktkしてます、GJ!<br /><br /><br />
327 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 18:27:51 ID:XLAKUQt6<br />
兄かわいそうです(´;ω;`)<br /><br />
みんな幸せになるわけにはいかないんだねぇ…<br /><br />
328 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 18:51:50 ID:YMxSeT3E<br />
お兄さん二人に殺される前に早く逃げるんだ!!<br /><br />
329 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 19:14:43 ID:aj0v452X<br />
葉月さんが守ってくれるさ<br /><br />
330 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 20:13:51 ID:pzeTe1RF<br />
>>301<br />
GJ! 続きが楽しみでしょうがないぜw<br /><br />
というか弟って妹、澄子、花火のヤンデレに取り囲まれてるんだな<br />
何か隠してるっぽいとはいえ羨ま……大変だなw<br /><br />
331 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 21:24:17 ID:YMxSeT3E<br />
ヤンデレは見方のうちは頼もしいが今回は敵だからな・・・。スリルありすぎる。<br />
映画化したら貞子が出てくる映画より怖くなりそうだぜ<br /><br />
332 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 23:39:13 ID:dHvw+ula<br />
ヤンデレは主人公が敵の手にわたると悪魔の手先になる<br />
つまりいいも悪いも主人公次第<br /><br />
333 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/23(日) 23:56:40 ID:c5kLd4cF<br />
>>332<br />
ヒロインは闇の軍の将軍でお姫様。主人公は光の軍の弱い一般兵。<br />
主人公は戦場で傷ついたヒロインを見つけて助ける。このときはお互いの立場を知らない。<br />
ヒロインはそこで主人公に惚れちゃう。その後、色々あって闇の軍を裏切り、主人公の下に向かう。<br />
でも主人公はヒロインをあの時助けた女だと気づかず、ただの敵将だと思い込んでヒロインから逃げまくる。<br />
その過程でヒロインがヤンデレ化しちゃって両軍入り乱れたハチャメチャ展開に・・・<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />
っていうファンタジーを思いついた。<br />
まあどうでもいいですね。<br /><br />
334 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 01:11:24 ID:8BLUmzFv<br />
>>333<br /><br />
お約束だが言い出しっぺの法則は守ってくれるのかい?<br /><br /><br /><br />
敢えて言うなら、主人公の幼馴染み(ヤンデレ)かキモウトをデフォで頼む<br /><br />
335 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 02:15:35 ID:v0gTao16<br />
>>333<br />
敵将を寝返らせた功で大出世する主人公<br />
将となった以上は主人公付きのメイドも必要になる<br />
しかし主人公の世話をしてきた同僚の幼さんは面白くない・・・<br /><br />
という続きを思いついた<br /><br />
336 名前:きゃの十三 ◆DT08VUwMk2 [sage] 投稿日:2007/12/24(月) 03:38:33 ID:hKyCT3xw<br />
投下します。<br /><br />
――近未来。<br />
宇宙から超ロボット生命体やらエイリアンやらが侵略を開始し、<br />
地上では核実験によって生み出されたゴジラなどの 有名怪獣が破壊の限りを尽くし、<br />
地下では爬虫類人間達や古代文明の生き残り達が地上の主導権を我が物にしようと攻めてきた。<br /><br />
そう地球は今、未曾有の危機に苛まれているのである<br /><br />
そして、日本政府は、<br />
この危機を回避すべく徴兵令制度を復活させ20歳の男子は3年間の兵役を課せられた。<br /><br />
迷惑な制度を作ったものだと思いながら今日、俺も訓練生として軍隊に入隊した。<br /><br />
「…っと言う訳で君達は、微兵と言えども軍人だ!規律を守り最後まで戦うように 以上、解散!!」<br />
自分の所属する部隊の教官の挨拶が終わり僕は、自分の部屋に戻ろうとした。<br />
やれやれ、兵役が終わるまでこの長ったらしい挨拶を聞かされると思うと吐き気がするぜ<br /><br />
「さて…、N-UC0079、あなたは残りなさい 他の者は、全員下がりなさい!!」<br />
俺は、軍服に付けたナンバープレートを見る。…あっ!『N-UC0079』!!<br />
…って長官が呼んでるのは俺の事か<br /><br />
しかし、なんで?っと思いながら教官のところに向かう。<br />
さっきの挨拶をマトモに聞いてなかったからだろうか<br />
まともに長官の顔見なかったからわかんなかったが<br />
どうやら俺の所属する部隊の長官は、自分と同い年ぐらいの女らしい<br /><br />
「ふふふ、会えないと思っていたぞ…やはり君と私は、『運命の赤い糸』で結ばれていたんだ」<br />
女教官の妖艶な笑みを浮かべた。俺は、その微笑に見覚えがある…忘れもしない<br /><br />
337 名前:【未曾有の危機】 ◆DT08VUwMk2 [sage] 投稿日:2007/12/24(月) 03:39:35 ID:hKyCT3xw<br />
中学の頃、僕をいつもストーキングしていた星川 双葉(ほしかわ ふたば)だ。<br />
あまりにしつこいので「付きまとうな」っと言って以来、<br />
学校を不登校になってたが、まさか軍に入隊して部隊指揮官になってただなんて…。<br /><br />
「ここでは、君はただの『訓練生』だ。つまり『教官』の私の命令は、絶対という事だ」<br />
双葉は、いきなり俺を抱きしめると無理やり口付けしてきた。<br />
そして、俺の舌を吸いつき舐め、しゃぶりつき、自分の唾液を俺の口内に流し込んだ。<br />
それに満足すると双葉は、唾液の糸を引きながら唇を離していく<br /><br />
「はぁ、はぁ、もう…もう君は、私から逃げられないよ<br />
あの時みたいに『付きまとうな』なんて言わせない、それどころか後悔するぐらい<br />
私の事を好きにさせてあげるね」<br /><br />
それを境に双葉は、俺にセクハラ…いや、公然とレイプするようになった。<br />
「○○くん、歯ブラシが無くなったので変わりに君の舌で私の歯を綺麗にしなさい」<br />
「○○くん、箸がどこかにいったので口移しして下さい。変わりに君の食事の時に私が口移ししてあげます。」<br />
「○○くん、君の事を思っていたら私の毛布がビショビショになったので罰として君がこの毛布の変わりに私を暖めなさい」<br />
「○○くん、マツタケがしゃぶりたくなったので君のチンチンをしゃぶらせなさい」<br /><br />
「○○くん、君の子供が欲しくなりました。」<br /><br /><br />
―――地獄だった。<br />
好きでもない…いや、どちらかといえば毛嫌いしていた女を抱くのはとてつもなく辛かった。<br />
俺は、一度、捨てた男のナニを丁寧にしゃぶり、「愛している」と捨てた男の精を自分の子宮に流し込む<br />
プライドのないあの女が嫌いだった。<br />
しかし、一番嫌だったのは、その毛嫌いにしていた女を抱いている時、その女に『好き』という感情を<br />
一瞬だけだが感じてしまった自分だ。<br />
プライドのないあのストーカー女に一瞬ながら屈服した自分が許せなかった。<br /><br />
338 名前:【未曾有の危機】 ◆DT08VUwMk2 [sage] 投稿日:2007/12/24(月) 03:40:09 ID:hKyCT3xw<br />
―――半年がたった。<br />
宇宙から来た超ロボット生命体やらエイリアンは、それぞれ勇敢なアメリカ人兵士が倒し、<br />
核実験によって生み出されたゴジラなどの 有名怪獣達は、ウルトラマンと名乗る正義の味方によって倒され、<br />
爬虫類人間達や古代文明の生き残り達は、赤いロボットと鉄の城によって全滅した。<br /><br />
思ったよりあっけなく人類は、未曾有の危機を回避できた。<br />
平和となったのだからもちろん徴兵令制度も廃止され、俺達若者は、晴れて自由となった。<br /><br />
しかし、俺には、自由なんて物などなかった。<br />
――なぜなら星川双葉が俺の子を宿していたからだ。<br /><br />
日本政府は、『徴兵令制度』の代わりに『母子保護法』なるものを発布した。<br />
それは、未曾有の危機によって無くなった人口を取り戻そうというもので<br />
内容は、「子供を設けた者、子供が成人するまで妻と子供を生活面、精神面で保護するべし…できない場合は、死刑」というもの。滅茶苦茶だ。<br />
つまり、俺は、後、20年間も双葉と共にしなければいけないのだ<br /><br />
―――双葉は、お腹を撫でながら微笑んでいる<br /><br />
339 名前:きゃの十三 ◆DT08VUwMk2 [sage] 投稿日:2007/12/24(月) 03:41:05 ID:hKyCT3xw<br />
投下終了。<br /><br />
340 名前:きゃの十三 ◆DT08VUwMk2 [sage] 投稿日:2007/12/24(月) 03:46:35 ID:hKyCT3xw<br />
訂正<br /><br />
主人公の一人称が一部『僕』になってますが正確のは『俺』です。<br /><br />
341 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 09:35:25 ID:/+llbecH<br />
>>339<br /><br />
GJっす<br />
こんな上官にセクハラされたい<br />
(;´Д`)ハァハァ<br /><br />
342 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/12/24(月) 09:57:19 ID:hYGTK0Tz<br />
GJ<br />
こういう話はツボだわー<br /><br />
343 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 12:07:01 ID:LTpcHg1k<br />
>>339<br />
いいよおおおお!!!!!!!!(*´Д`*)ハァハァ<br /><br />
344 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 12:30:01 ID:HvnDuML9<br />
マツタケがしゃぶりたくなったのでってなんだよwwwwwwwwwww<br /><br />
345 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 13:26:23 ID:F+RW9TBd<br />
ゴジラは日本人科学者が新型爆弾を使って<br />
無理心中したんです。<br /><br />
ウルトラマンに倒されたのは、寒がりで<br />
襟巻きしていた恐竜です。<br /><br /><br /><br /><br />
と言う話はおいといて、GJ !!<br /><br />
346 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 16:06:17 ID:ogRTpX8X<br />
先生!坂の上の雲は純文学に入りますか!?<br /><br />
どうみてもあれは軍オタの妄想文に見えるんですけど!<br /><br />
347 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 16:06:50 ID:ogRTpX8X<br />
誤爆した・・・・・・<br /><br />
ちょっとヤンデレ娘に挿されてくる<br /><br />
348 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 16:22:36 ID:uD9+acMa<br />
ヤンデレでもいやヤンデレの彼女欲しい<br /><br />
今日はさみしい…<br /><br />
349 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/12/24(月) 17:05:57 ID:ogRTpX8X<br />
なんか2chの方が凄いことになってるな<br />
全スレ落ちた<br /><br />
350 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 17:16:26 ID:8mXpU2tG<br />
うちは母さんがイギリスの人でよかったぜ。<br />
宗教のおかげで家族皆でクリスマス過ごす。<br /><br />
351 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 17:19:40 ID:dYO2/kI2<br />
ヤンデレって、視線を合わせた途端に勝手に向こうが妊娠してそうだな<br /><br /><br />
352 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 17:35:36 ID:fCOEnaJL<br />
想像妊娠か。<br /><br /><br />
そして、より強い力を持つヤンデレに腹を引き裂かれる、と。<br /><br />
353 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 21:57:24 ID:EAMLiiRN<br />
ヤンデレ萌え~(*´Д`)って言いながらこのスレ覗いてたら隣のアパートの奴が<br />
「私だけを見て」<br />
って妨害して来やがった。なんだよ(´・ω・`)<br /><br />
354 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 22:22:21 ID:Sa/8J2mS<br />
おまww<br /><br />
355 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 22:30:10 ID:eigr0ny2<br />
なんだよって……フラグだよ!<br /><br />
……ふと思ったんだが、ヤンデレとのフラグって恋愛フラグなのか死亡フラグなのか、どっちなんだ?<br /><br />
356 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 22:32:28 ID:MJhvX58T<br />
シュレディンガーの猫じゃね?<br /><br />
357 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 23:07:07 ID:YNOT8x0k<br />
じゃあ確認してくる<br /><br />
358 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 23:29:45 ID:AVFjfR6f<br />
>>357<br />
無茶しやがって<br />
彼のことはヤンデレスレの英雄として永く伝えられていくだろう、そう7レスぐらい<br /><br />
359 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/25(火) 00:17:19 ID:SMj5KyCl<br />
シュレディンガーの猫か…<br />
きっと何処かの世界の俺はイケメンで鈍感でヤンデレに追い回されるクリスマスを送っているに違いない<br /><br />
360 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/25(火) 01:44:58 ID:nmBFfSOS<br />
>>359<br />
中に猫なんていませんよ?<br /><br />
361 名前:独人達のクリスマス・イブ ◆Z.OmhTbrSo [sage] 投稿日:2007/12/25(火) 03:07:28
ID:DEL/dzKj<br />
投下します。<br />
午前三時。ぎりぎり夜と言える、かな?<br /><br />
362 名前:独人達のクリスマス・イブ ◆Z.OmhTbrSo [sage] 投稿日:2007/12/25(火) 03:08:21
ID:DEL/dzKj<br />
十二月、二十四日。クリスマス・イブ。<br />
日本語での「はい」を英訳した名前の聖人が生まれた日――を祝う日だ。<br />
かの人が生まれた日は、本当はわかっていないらしい。<br />
なんらかの事情があって師走の二十四日を聖誕祭としたのだろう。<br />
あえて二十四日を聖誕祭の日付に設定した理由なんか知らない。<br />
僕はカトリックとは無関係な人生を 送ってきた。これからも、きっとそうなるはずだ。<br />
だから知っているわけもない。知的好奇心を刺激されることもない。<br />
今日のこの日は、ただ周りの人間の浮かれた雰囲気に影響されて、ケーキやチキンを食べて過ごす程度のことしかやらない。過去に存在した崇高なる偉人に、誕生日おめでとう、なんて言わない。<br />
晩ご飯をいつも通り――ちょっと豪勢にケーキ付きだけど――に買って、家に帰ってダラダラして、眠るだけだ。<br /><br />
僕に彼女はいない。<br />
僕にとって第一に優先されることは、趣味で毎月行うバイクツーリングだ。<br />
まだこの歳で、趣味の時間を邪魔されたくない。<br />
そんなことを言っているうちに三十路を迎えて結婚できなくなっても知らないよ、とは妹の弁。<br />
僕は今年大学を卒業して新卒で今の会社に就職したから、二十三歳だ。<br />
あと七年、いや六年と数ヶ月でようやく三十歳になる。<br />
少しも危機感が沸いてこない、というのが正直な気持ちだ。<br />
父親も三十歳を過ぎてから結婚したと言っていた。<br />
三十路を過ぎて独身の人は、職場の先輩の中にも男女問わず数人いる。<br />
中にはバツイチの人だっている。<br />
今のうちから結婚できないことに焦っても、なんにもならない。<br />
それよりも、早く仕事に慣れたいというのが最近の僕の望みだ。<br /><br /><br />
363 名前:独人達のクリスマス・イブ ◆Z.OmhTbrSo [sage] 投稿日:2007/12/25(火) 03:09:17
ID:DEL/dzKj<br />
通勤用のスクーターを駐輪場に駐め、鞄を手にし、アパートの二階へ向かう。<br />
二階には三部屋分の戸が構えてある。僕の部屋は階段から見て一番奥だ。<br />
そうすると、部屋に着くまでに二つ分ドアを通りすぎることになる。<br />
冬の季節はこの距離がちょっとだけ恨めしい。<br /><br />
一番手前の部屋は空き部屋だ。僕が入居した時は髪が茶色で目のきつい、派手めの女性が住んでいた。<br />
その女性が引っ越したのは五六月ごろだった。<br />
正確には、引っ越したというより忽然と姿を消してしまった、という感じだ。<br />
引っ越す前日の夜、彼女はアパートの階段に座って寝ていた。飲み過ぎていたらしい。<br />
僕が彼女を発見できたのは、その日偶然にも会社で残業していたからだ。<br />
もし僕が発見していなかったら彼女は危険な目に遭っていたかもしれない。<br />
部屋に連れて行ってくれと頼まれたので、部屋に運び込み、ベッドに寝かせた。<br />
その後は、もちろん何もせずに部屋を後にした。<br />
あの女性と関わったのはその時だけ。<br />
彼女に関して思い出すことはあの一件だけしかない。<br />
だから、彼女がいなくなってから数日経ち、彼女の知人を名乗る人や警官に行方を尋ねられても、<br />
僕は助けになりそうなことを言えなかった。<br />
あれから半年以上が過ぎた。だけど、彼女についての話は何一つ耳にしていない。<br />
犯罪に巻き込まれてしまったのか、恋人の男性と逃避行しているのか。<br />
なんにせよ、無事でいてくれたらいいのだけど。<br /><br />
僕が帰ってくると、必ずと言っていいほど発生するイベントがある。<br />
二階の真ん中の部屋、つまり僕の部屋の隣だけど、その部屋の前を通り過ぎようとした瞬間に、<br />
タイミングを計ったように部屋から住人が飛び出してくる。<br />
今日こそはと思い、音を立てないようゆっくり歩いていたというのに、やはりこの日も見つかってしまった。<br />
鍵を解く音がした。続けて勢いよくドアが開く。<br />
ドアに押し出された寒風が僕の全身めがけて襲来するから、ゆっくり開いてほしいと毎日思っている。<br />
「お帰りなさい。健太さん」<br />
「ただいま帰りました……です」<br />
「いつも通りの時間にお帰りですね。うふふ…………女性と会う予定は、なかったのですか?」<br />
「……まだ彼女はいませんので。それに誘われることもありませんでした」<br />
ドアを開いて現れたのは隣人の美濃口さんだ。<br />
僕が帰宅する時間にはいつもいて、こうやって出迎えをしてくれる。<br />
仕事は一体何をしているのだろう。時々疑問に思って問うけど、美濃口さんは聞いても教えてくれない。<br />
おしとやかな容貌をしているうえ、丁寧なしゃべり方をするからどこかのお嬢様じゃないかと密かに疑っている。<br /><br /><br />
364 名前:独人達のクリスマス・イブ ◆Z.OmhTbrSo [sage] 投稿日:2007/12/25(火) 03:10:19
ID:DEL/dzKj<br />
美濃口さんは柔和な顔に笑みの成分を加えた。癒しの声で僕に語りかける。<br />
「そうですね。会社に勤めていらっしゃる方はなかなか恋人を作る機会がない、と仰いますもの。<br />
健太さん、悲観されることはありませんよ」<br />
「悲観はしてませんよ。恋人はまだ欲しくありませんので」<br />
「あら、どうしてですか? 女性とそのような関係を結ぶのはお嫌いですか?」<br />
「いえ、そうじゃなくて。今はバイクの方が好きだし、こんなんじゃ構うこともできないだろうから」<br />
「心配ありませんよ」<br />
間髪入れず、躊躇いもなく、真顔で断言された。<br />
「女性というのは、本当に好きになった男性に対しては尽くすものです。<br />
健太さんが忙しくても、構ってあげられなくても、いつだって見ています。<br />
見ているだけで幸福感を覚える女性だって、世の中にはいるのですよ?」<br />
「そう、なんですか?」<br />
つい疑ってしまう。だって、会社の同僚は彼女がうるさくて仕方ない、とよくぼやいている。<br />
女の人と付き合ったことがない僕は、友人との会話でしか恋愛の知識を得ていない。<br />
だから、美濃口さんの言葉は実のない励ましにしか聞こえない。<br />
「はい。だって私は健太さんを見ているだけで幸せですもの」<br />
「え……ぇ?」<br />
「……あ。もちろん隣の世話焼きお姉さんとして、ですけどね」<br />
「で、ですよね。あは、ははは」<br />
びっくりした。告白されたかと思ったよ。<br />
だよね。美濃口さんみたいに綺麗な女の人に男がいないはず、ない。<br />
これから彼氏と出かけたりするのかもしれない。<br />
美濃口さんに彼氏がいることについて、まったく名残惜しくないか、と問われればノーだけど。<br /><br />
「ああ、そうそう。はい、これをどうぞ」<br />
「え、あ……どうも」<br />
美濃口さんに渡されたものは、皿に盛られた鳥の唐揚げだった。<br />
スーパーで買ったらだいたい四百円ぐらいはする量だ。つまり、パーティーセット並み。<br />
しかもこんがりきつね色に揚がっていて、美味しそうだ。<br />
「いいんですか? こんなにもらって」<br />
「はい。ご近所の方にも同じようにお裾分けをしていますので」<br />
「ですか。すいません。いつもいつももらってばかりで」<br />
「いえいえ。こちらこそ。……健太さんからは既に十分なほど、色々なものをいただいていますから」<br />
僕がお礼を言うと、美濃口さんはいつもこうやって切り返す。<br />
そう言われても、僕は美濃口さんの助けになりそうなことをしていないから、対応に困る。<br />
だから、いつも通りに応えるしかない。<br />
「それじゃあ、これから困ったことがあったら言ってくださいね」<br />
「はい。もちろんそうします」<br />
美濃口さんは嬉しそうに笑った。<br />
一度も頼みごとをされたことがない僕にとっては、ちょっと寂しい返事だった。<br /><br /><br />
365 名前:独人達のクリスマス・イブ ◆Z.OmhTbrSo [sage] 投稿日:2007/12/25(火) 03:11:56
ID:DEL/dzKj<br />
美濃口さんと別れ、自分の部屋の前に行く。<br />
鍵穴に鍵を差し込み、捻る。しかし手応えがない。<br />
もしかして施錠し忘れたかな、と考えたが、今朝はちゃんと鍵をかけてから出勤した。それは間違いない。<br />
では、誰かが開けたということになる。<br />
もしや泥棒か? あまり金は持っていないけど、それでもとられたらまずいものはある。<br />
ドアを開けるか開けないか逡巡していると、ふと閃いた。<br />
――部屋の合鍵を持っている人間はもう一人いる。<br />
僕が実家から離れてこの町に住み、しばらくしてやってきた肉親に渡していた。<br />
彼氏が近くに住んでいて、部屋に乗り込んだら女が居てそのことで喧嘩したから泊めさせろ、<br />
と言って僕の城に飛び込んできた。<br />
そこまで傍若無人な振る舞いをするのは、僕の家族の一員であるアイツしかいない。<br /><br />
ドアを開ける。玄関を見ると、僕の靴よりサイズは二回り小さい、けど質量は二倍はあるだろうブーツが一組、<br />
出船の形になって置かれていた。<br />
ため息を短く吐いて居間へと向かう。そこには、予想していた通りの相手がいた。<br />
「あ、健太。おかえり。邪魔してるよ」<br />
そいつは、可愛げを欠片も見せることなく、缶チューハイを飲みながらテレビを見ている。<br />
150cmほどの小柄な体に、僕への嗜虐心と不敬の念を抱く、妹の康美だ。<br />
肩を過ぎるまで伸びた長い髪とは対照的に、前髪は短めに切っている。<br />
額がよく見えるので性格は明るそうに見える。だが、実は違う。<br />
明るいというより陰険だ。恋人に対してはどうか知らないが、少なくとも僕に対しては優しいところを見せない。<br />
僕が自動車学校でバイクの講習を受けていたときのことだ。<br />
バイクにまったく触れたことのない僕は五時間も遅れたというのに、同じ日に入校してきた康美は<br />
原付を乗り回していた経験もあり、規定の実技講習を受けるだけであっさり試験をパスした。<br />
僕が欲しいバイクがあると言った時には、メーカーがよくリコールを起こす箇所の情報をこれでもかと<br />
言わんばかりに集めてきた。さらに、バイク盗難がいかに多いかを伝え、購入意志を萎えさせてきた。<br />
僕のためにわざわざ集めたのではなく、僕の邪魔をするために面白がって集めたのだろう。<br />
そうに違いない。断じてもいい。康美は天然の意地悪女なのだ。<br /><br /><br />
366 名前:独人達のクリスマス・イブ ◆Z.OmhTbrSo [sage] 投稿日:2007/12/25(火) 03:13:16
ID:DEL/dzKj<br />
鞄を壁のフックにかけ、コートを脱ぐ。次いでネクタイピンを外す。<br />
ネクタイを解いている最中に話しかけられた。<br />
「やっぱ、今日も一人なわけ? テレビじゃ恋人たちのクリスマス、とかやってるのにね」<br />
声を聞くだけでわかる。康美はにやにやしている。僕に恋人がいないことを心底楽しんでいるのだ。<br />
「それを言わせたらお前も同じだろ。彼氏はどうしたんだよ」<br />
「知らないの? 最近は女同士でクリスマスを過ごすことだってあるんだよ」<br />
「知らない。でも、それならなんでここにいるんだよ。友達はどうした?」<br />
「メールで、明日パーッとやろ、って言ってた。ホントは今日の予定だったんだけどね。パーティ。<br />
帰るのもめんどくさいから今夜は泊めてよ。どうせ誰も来ないんでしょ?」<br />
「……ああ」<br /><br />
こいつ、僕のことを兄だと思っているんだろうか?<br />
昔はお兄ちゃんとか呼んでいたのかもしれないけど、今となっては名前を呼び捨てだ。<br />
もう過去の康美の表情は、僕には思い出せない。<br />
成長した今の顔が純粋だったころの康美のそれを塗りつぶしている。侵食している。<br />
僕、ここまで康美を性悪にさせるほど駄目な兄貴だったのかな。<br />
そりゃ、大学だっていくつも受けて最後の最後でレベルの低い学校にようやく引っかかった。<br />
就職も、パソコンがちょっと使えるぐらいで他に技術も資格も持っていなかったから、<br />
給料の安い今の会社に勤めることになった。<br />
偏差値の高い国公立大学を易々と合格できる頭脳を持った康美からすれば、僕は大層しょぼく見えるんだろう。<br />
だけど、人格のいい人間ならそんなことは気にしないはずだ。<br />
康美は頭脳を堅実に構築できた代わりに、人格形成が土台の設計段階から狂っていたに違いない。<br />
それでも恋人ができる。僕が言うのもなんだけど、まったく男というのは馬鹿だ。<br />
顔が良ければいいのか。性格は悪くてもいいのか?<br />
僕は断固、そんな女性とは付き合いたくない。ノーだ!<br /><br />
「健太。一つだけ言っておく」<br />
「なんだよ」<br />
「私が寝てる部屋に入らないでよ。入ったら――クリスマスが来るたびにうなされるような目に遭わせてやるから」<br />
入らない、絶対に入るもんか、……とは心の弁。口にはしない。<br />
いたずらに康美の好感度を落とす必要はない。<br />
康美が結婚して僕の前から消えるまでは、今のままでいたいから。<br /><br /><br />
367 名前:独人達のクリスマス・イブ ◆Z.OmhTbrSo [sage] 投稿日:2007/12/25(火) 03:14:19
ID:DEL/dzKj<br />
風呂から上がって居間を覗いたら、康美の姿はなかった。<br />
康美がいるであろう、居間に隣接している部屋の明かりは消えている。<br />
昔から康美は早寝早起きの習慣を身につけていた。一時期は新聞配達までしていた。<br />
もしかしたらだけど、その習慣が康美を秀才と言えるまで成長させたのかもしれない。<br />
事実だったとしても、真似はしないからどうでもいいや。<br />
僕は夜更かしするのが好きなんだ。<br /><br />
テーブルの上にノートパソコンを置いて、スイッチオン。<br />
毎回聞かないと落ち着かなくなってきた駆動音を立てながら、OSが立ち上がる。<br />
デスクトップ画面が表示され、アプリケーションが自動実行される。<br />
室内に設置してあるルータとパソコンが無線接続された、と文字が語る。<br />
画面に表示されているのはチャットの画面。<br />
僕はいつも、パソコンの電源を入れる度に数分、場合によって一時間ほどチャットする。<br />
相手は毎回決まっている。会社の同僚――じゃなくて、会社で知り合った友人だ。<br />
アイコンをクリックして、相手をコールする。<br />
腕を組み、目を瞑って待つ。さて、今日もパソコンの前にいるだろうか。<br /><br />
軽快な音。チャット相手の返信音だ。<br />
やっぱり今日もいたのか。僕もアイツも似たもの同士だな。暇人ズだ。<br />
キーボードを指先で叩く。<br />
『メリークリスマス! 調子はどう?』<br />
打ち終わってから、中指でエンターキーを押し、反動で手が持ち上がる振り。<br />
もちろん意味は無い。ただの癖だ。<br />
テーブルに肘をついた途端、応答があった。<br />
『メリー。健と同じだ』<br />
要約すると、恋人と一緒ではない、の一つに集約させられる。<br />
嬉しい返事だ。やはりこいつと僕は似ている。付き合い下手でモテない。<br />
思わず、笑みがこぼれた。<br /><br />
僕の方から簡単な話題を振ってみる。<br />
『ご飯何食べた?』<br />
『とりあえず鳥。健は?』<br />
『僕も鳥。あとケーキがある(ホールじゃないぞ)』<br />
『ケーキ、買いに行ったけど無かったんだよ。どこを回ってもなかった。昼からだぞ?』<br />
『昼から行ってたのかよ!』<br />
仕事をする時間帯が全く違う。清掃会社の社員のこの男、凪峰と僕じゃ職種が違うんだから当然か。<br />
凪峰と僕が会うのは、始業前の数十分だけ。休憩室でコーヒーを飲みきるまで会話する。<br />
凪峰のシフトは八時より前の時間までらしい。その後で帰ってしまうからだ。<br />
僕としては、他の社員の人と変わってもらいたいけど、シフトを変更するのは無理らしい。<br />
凪峰も僕と同じで今年から今の会社で働き始めたというから、自由には振る舞えないのだろう。<br />
『健の買ったケーキはどんなのだ?』<br />
『コンビニで売ってるショートケーキだよ』<br />
『形が崩れてただろ?』<br />
『その通り』<br />
アルバイト店員の手つきが拙いおかげで、僕の買ったケーキは袋に入る前に何度か横倒しになった。<br />
文句を言おうと思った時にはすでに袋の中に収まっていたから、キャンセルするのが躊躇われたのだ。<br /><br /><br />
368 名前:独人達のクリスマス・イブ ◆Z.OmhTbrSo [sage] 投稿日:2007/12/25(火) 03:15:39
ID:DEL/dzKj<br />
『で、健は一人なわけ?』<br />
『ふふん、聞いて驚け! ……女がいる!』<br />
羨ましがるがいい、凪峰よ! それが僕にとってのクリスマスプレゼントになる!<br />
さてどんな返信がくるか、と心待ちにしていたのだが、一分待っても反応がない。<br />
まさか、これぐらいで怒ったのか? いや、凪峰は冗談の通じない人間じゃない。<br />
もしや、女の存在に腹を立てた、とか? <br />
実は僕の家にいる女は妹でした、ってネタばらしするつもりだったのに、これじゃ気まずい。<br />
うーん。こっちからバラそうかな。<br /><br />
ネタばらしの文章を推敲しつつ打っているとき、返信があった。<br />
『相手誰』<br />
そんな名前の人が凪峰の友人にいるのか、とか最初に思いついた。<br />
でも、違うだろう。その女は誰よ? という問いのはずだ。<br />
答えとして、序文のみを送信する。<br />
『昔から俺とずっと一緒にいて』<br />
『いつから』<br />
返事はしない。文章を続けて打つ。<br />
『一つ屋根の下に暮らして』<br />
『嘘だ嘘だ嘘だ』<br />
悔しがっている凪峰の表情が浮かぶ。さらに誤解を招く返事を送る。<br />
『時には同じ布団の中で眠ったことのある相手』<br />
『嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘』<br />
『そいつの名は――』<br />
「……康美だよ」<br />
呟いて、タイピングしようとした時だった。<br /><br />
まず、コール音が鳴った。続けて、眠りかけたときにだけ鳴らすと決めたはずのパニック音が鳴る。<br />
凪峰が間違って押したのかも、と最初のうちは思っていた。<br />
だが、いつまで経っても音が鳴りやまない。<br />
コール音、パニック音。呼ばれる、混乱する。音が重なる。耳に残響する。<br />
イライラし始めた。制止の呼びかけをする。<br />
『おい、やめろよ』<br />
『うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいさいううるさいうるさい』<br />
また、コール音。<br />
『そんなわけないぜったいにおまえにそんなあいてはいないうそをつくな怒るぞ』<br />
『おちつけ』<br />
『みとめんみとめないみとまみとめみとめるわけにいかない』<br />
『変換しろ』<br />
『どこのおんなだいつからだいつからでもかまわないかんけいない どこの女だ』<br />
一体どうしたんだ、こいつ。<br />
凪峰がここまで取り乱すなんてこと今まで一度もなかったのに。<br /><br /><br />
369 名前:独人達のクリスマス・イブ ◆Z.OmhTbrSo [sage] 投稿日:2007/12/25(火) 03:16:45
ID:DEL/dzKj<br />
『ひとがいないあいだにかってに』<br />
『だれのきょかをとったんだいったいどこのどろぼうねこだ』<br />
『お前に恋人なんかいないそうだろう』<br />
『嘘なんだろう?』<br />
『お前は女に言い寄らない』<br />
『どうせ向こうから近づいてきたんだろ』<br />
『ちくしょう め!』<br />
『おまえもおまえだすきをみせるからそんなことになるんだ』<br />
『はやくおしえろ 待たせるな。名前は?』<br />
『早く答えろ』<br />
連続の書き込みの後、返事の催促がやってきた。<br />
せっかちな相手のために、簡潔に返事する。<br />
『妹』<br />
『は』<br />
『妹。実家という一つ屋根の下でずっと暮らしてきた相手』<br />
『なんだそれ』<br /><br />
突然凪峰がチャットから抜けた。別れの挨拶も何もなしだった。<br />
いつもならこっちから落ちるまでずっと留まっているのに、今日はやけにあっさりしていた。<br />
あいつ、彼女がいないことを冷静さを失う程に気にしていたのか。<br />
悪戯でやったつもりだったけど、結果的に傷つけてしまったかもしれない。<br />
明日の朝、凪峰に会ったら謝らなくちゃいけないな。<br /><br />
今日何度目かのため息を吐いて、僕は台所へ向かった。<br />
冷気ですっかり冷めてしまった美濃口さん特製唐揚げをレンジで温める。<br />
温め終了後、衣をつまんで少し熱い唐揚げを口に運び、頬張る。<br />
美味しい。これならいくらでも食べられそうだ。<br />
それに加えてコンビニで買ってきたケーキもある。<br />
大量の美味しい唐揚げ、プラス、ダウン経験済みのケーキ。<br />
幸せだけど、体重増加をどうしても促してしまう組み合わせだ。<br /><br />
テレビの電源を入れる。<br />
チャンネルを変えていくと、民放の中にはカップルの姿を熱心に映している番組もあった。<br />
それを見た、僕の感想。<br />
「あー……バイク乗りたい。新しいバイク、買いたいなあ」<br />
ぼやいた後、テーブルに突っ伏す。<br />
クリスマスに恋人の姿を見ても危機感が沸いてこない。焦燥感にかられない。<br />
むしろ、外国産のバイクが思い浮かび、物欲が首をもたげてくる。<br />
頭の中に保存済みのバイクカタログを眺めながら、思う。<br /><br />
本当に僕って恋人が欲しくないんだなあ。……いいんだか、悪いんだか。<br /><br /><br />
370 名前:独人達のクリスマス・イブ ◆Z.OmhTbrSo [sage] 投稿日:2007/12/25(火) 03:17:53
ID:DEL/dzKj<br />
*****<br /><br />
机の上に乗っているアナログ時計に目を向ける。午後七時、十分前だ。<br />
そろそろ、健太の奴は家に帰り着いたころだな。<br />
「……よし」<br />
パソコンを置いている机の席に着く。この机は、会社の廃品を貰って使っているだけ。安物だ。<br />
けど、ここはただのパソコンデスクじゃない。<br />
私と健太を繋ぐための、神聖なる場所だ。<br /><br />
健太はなにやら勘違いしているようだが、私の性別は女だ。決して男ではない。<br />
だがしかし、勘違いするのも無理はない。<br />
私自身、狙って男っぽい格好をしているし、加えて女にしては背も高い。<br />
会社の健康診断で測ったときは、178cmだった。健太の背は私より下だ。<br />
残念だ。小学生のころみたいに同じ目線で向き合いたかった。<br />
時の流れとは残酷だ。そして、人の成長というものも。<br /><br />
本棚から箱入りのアルバムを取り出す。<br />
箱からアルバムを引き出し、付箋のついたページを開く。<br />
六年二組、男子十五名、女子二十一名。<br />
このページには、卒業した時点でのクラスメイトの顔写真が載っている。<br />
当然、私と健太も同じクラスだから、同じページに映っている。<br />
ただし、私の顔写真の下には、赤坂めぐみ、と書いてある。<br />
今の私の名字は凪峰だ。名字が変わったということは、つまり両親が離婚したということ。<br /><br />
実は、健太が私の存在を忘れているのには両親の離婚の時期に理由があった。<br />
小学校卒業時点では、両親は離婚していなかった。<br />
しかし、私が卒業した後で父と母は離婚した。<br />
不仲になった原因は何なのか、未だにわからない。<br />
その頃の私は健太を見つめることだけ考えていて、両親を見ていなかったのだ。<br />
だから、突然両親が離婚して父親が去っていったときは訳も分からず、呆然としてしまった。<br />
悲しくなかったかというと、嘘になる。だが、本格的に悲しみに襲われたのはその時ではなかった。<br /><br />
その後で、私を引き取った母が言った。――遠い場所に引っ越すことになった、と。<br />
すぐに理解した。この町から引っ越す。健太の居る町から。健太に会えなくなる。<br />
冗談じゃなかった。健太と別れるぐらいなら家出するとまで言った。<br />
けれども、当時の私は小学六年生、十二歳。<br />
一人では生きられないし、捜索する人たちから逃げる手段も持っていない。<br />
どうしようもなかった。なにもできなかった。母についていく以外、私に生きる道はなかった。<br /><br />
引っ越し当日は、同じクラスの友達、近所の子供たちとその親、あと、健太が見送りに来てくれた。<br />
泣いてはいなかったけど、瞳は悲しみの色に染まっていて、私を見ていなかった。<br />
健太も私と同じ気持ちだった。別れを惜しんでいた。<br />
だから私は、健太を慰めるため、自分自身に生きる目的を与えるため、健太に約束を持ちかけた。<br />
――もう一度会えたら、私をお嫁さんにして。<br />
健太の真っ赤な顔は、思い出すたびに私の心を温めてくれる。<br />
私たちは将来を誓い合い、別々の地で暮らしていくことになった。<br /><br /><br />
371 名前:独人達のクリスマス・イブ ◆Z.OmhTbrSo [sage] 投稿日:2007/12/25(火) 03:19:35
ID:DEL/dzKj<br />
高校を卒業してから、私は健太を探すことにした。<br />
しかし、小学生時代に住んでいた町に健太の家族は住んでいなかった。<br />
健太の父親は仕事柄転勤を繰り返していたのだ。それに合わせ、家族も引っ越していた。<br />
そうなるともはや探す手がなかった。健太の家族の行方を知っている人に心当たりなんかない。<br />
消沈し、私は一旦健太のことを諦めた。<br /><br />
だけど、私は運に見放されてはいなかった。<br />
清掃会社に勤め、仕事先である会社に行ったとき、成長した健太に再会したのだ。<br />
その時ほど、会社の制服に帽子が付属していたことに感謝したことはない。<br />
涙が流れた。嬉しくて、いろんな思い出があふれ出してきて、恋心が再燃した。<br />
それからの私は先輩から感心されるほど熱心に仕事をするよになった。<br />
健太と話す時間を作るため、より早く効率的に仕事をこなさねばならない。<br />
努力の甲斐あって、現在では毎日二十分話せるまでになった。<br />
まだ緊張して上手く喋れないし、昔の約束も話せていない。<br />
けれど、必ずや健太を手に入れてみせる。私の将来の夢はお嫁さんだ。<br />
うん、小学校時代の私の考えでは、二十三になった私は健太と結婚しているはずなんだけどね。<br />
でも、何歳までに結婚するという設定はしていない。<br />
健太と二人でゴールインできれば結果オーライだ。<br /><br />
健太とチャットするようになったのも、二人の距離を埋めるための一環だ。<br />
チャットするとき、こっちのタイピングのスピードが遅くては相手が飽きてしまう。<br />
毎日毎日練習して、今では健太と会話するときの速度までには達した。<br />
あとは、さりげなく私の正体を明かしていくだけ。<br />
そして、健太を私の手に……ふふふふふ。<br /><br />
パソコンからコール音。アルバムを急いでしまい、モニタと向き合う。<br />
私がチャットする相手は後にも先にも健太だけ。<br />
健太と共に人生を歩んでいくのも、未来永劫私だけしかいない。<br /><br />
マウスを使って健太へ向けて返信の呼びかけをする。<br />
続けて、何気なさを装って健太への挨拶文を打つ。<br />
『メリークリスマス、健太。さあ、今すぐ家に来て私を抱いてくれ』<br />
……何て文を作っているんだ、私は。これじゃ本心丸出しじゃないか。<br />
だいたい、健太は私のことを男だと思っている。<br />
健太は同性愛者じゃないだろう。抱いてくれ、と男に言われたら引くに決まっている。<br />
駄目だ駄目だ。落ち着け。健太を前にしたとき、私はどんな感じにしゃべっている?<br />
健太のことは健、と呼んでいる。しゃべり方はそっけない。<br />
そして、男――もとい、恋人がいないということを全面に押し出すべし。<br /><br />
よし。大人になってから初めて迎える、健太とのクリスマス。<br />
一発目はこれで行こう。<br /><br />
『メリー。健と同じだ』 <br /><br /><br />
372 名前:独人達のクリスマス・イブ ◆Z.OmhTbrSo [sage] 投稿日:2007/12/25(火) 03:20:39
ID:DEL/dzKj<br />
*****<br /><br />
「ああっ……健太、さん……。そんな風に微笑まれたら、私は、もう……っ」<br />
パソコンのモニタには、私の愛するあの人の顔があります。<br />
誰もが隠したがる鍵をかけた自室での行動。<br />
私にも知られたくないことがあります。今やっていることもそうです。<br />
でも、内緒にしていることだからこそ、知りたくなるのです。<br />
想い人に対しては特にその欲求が強い。<br />
ごめんなさい、健太さん。<br />
あなたが部屋にいる時間はいつも心の中に謝意が常駐しています。<br />
悪いとはわかっています。でも、やめられないんです。<br />
家事をしていても、仕事をしていても、ご飯を食べていても、自分を慰めても、治まらないんです。 <br /><br />
「健太さん……なんてかわいくて、無防備な笑顔……。<br />
今夜はケーキなんかより、あなたをひとつ丸ごと食べてみたいです……」<br />
全身をなめ回し、私のキスで体中にマーキングして、愛液でぐちゃぐちゃに濡らしたい。<br />
そして、滾るあなたの一物を私の恥ずかしくて、いやらしい部分に挿れてほしい。<br />
あなたが隣の部屋に引っ越してきたときから、ずっとずっと願っているのに、叶ったことはない。<br />
ひといです。健太さん。いけずです。<br />
どうして、私の想いに気づかないんですか? <br />
私はあなたを四六時中監視しなければ気が済まないほど愛しているのに。<br />
あなたのノートパソコンのディスプレイの角。そこから私の目はあなたを見つめているんです。<br />
それ以外に、各部屋の蛍光灯の傍、浴場の隅、洗面台の鏡を収める枠の中からも。<br />
さすがにトイレまでは仕掛けていませんけど。<br /><br />
健太さんが自分で慰めるときの顔は本当にいやらしいです。<br />
私の『目』では健太さんが何をネタにしているかまではわかりませんが、パソコンのログを見ればわかります。<br />
どうやら健太さんは、いかがわしい画像をよく収集していらっしゃるようですね。<br />
嗜好は巨乳、貧乳、制服、水着、獣化、近親相姦、レイプ、逆レイプ、寝取られ、と多岐にわたっています。<br />
好きなアングルの傾向は右斜め上からの視点。逆に嫌っているのは直上から。<br />
あと、共通事項として、女性が目を瞑っている方が好みのようです。<br />
目を瞑って従順になった私を、犯しても構わないんですよ?<br />
その代わり、といってはなんですが、あの笑顔を見せてください。<br />
じっと見つめていた画面から顔を逸らし、下を見つめている瞬間の、輝くような笑みを。<br />
――ああっ……思い出すだけで、イイ……。<br /><br />
一目惚れとは恐ろしいです。本当に原因もなく惚れてしまうのですから。<br />
私、健太さんのどこが一番好きかと聞かれたら、たぶん答えられません。<br />
全部含めて好きだとしか答えられないのです。<br />
健太さんのどこに惚れたのか、なんて陳腐な質問です。<br />
問われたら、こう返すしかありません――――健太さんの全てに惚れました。<br /><br /><br />
373 名前:独人達のクリスマス・イブ ◆Z.OmhTbrSo [sage] 投稿日:2007/12/25(火) 03:21:47
ID:DEL/dzKj<br />
健太さんの名前を呼ぶだけで胸が疼きます。<br />
健太さんの声を聞くだけで倒れてしまいそうです。<br />
健太さんに目の前で微笑まれたら、人目もはばからず抱きつき、唇を奪うでしょう。<br />
健太さん、健太さん健太さん、健太さん健太さん健太さん。なんて甘く美しい響き。<br />
「き、てください…………健太さん……二人、一緒にイって、気持ちよくなりましょう……。<br />
ああ、ああは、ぅうう……もう、我慢できま、せ、……ん! んんっ、んんん…………はぅぅ……」<br /><br />
絶頂に達し、テーブルの上に体を乗せて脱力してしまいました。<br />
目前にはケーキがあります。もちろんクリスマスケーキです。私が作りました。<br />
指でクリームをすくい、舌に運びます……自画自賛したくなる出来です。<br />
健太さんと二人で食べられたらいいのですが、私は大きな健太さんで我慢します――今日のところは。<br />
「ね、健太さん。来年は一緒に向き合いながら、シャンパンを飲んで、お食事しましょうよ。<br />
私、腕によりをかけてお料理します。お店で食べる料理よりずっと美味しいです。保証します。<br />
来年は、スクリーンから飛び出してくださいね。飛び出せ、健太さん! …………なんちゃって」<br /><br />
頭を動かして、正面の壁を見つめます。広がっているのは白いスクリーン。<br />
そこに映るのは、リアルタイムで表情を七八変化させる健太さん。<br />
プロジェクターっていいですね。健太さんが五倍、十倍、いえ二十倍ぐらいになっています。<br />
でも、やっぱり本物がいいです。体で体を慰めてくれないんですもの。<br /><br />
ところで健太さんは誰を相手にチャットをしているのでしょう。<br />
嬉しそうに笑ったり、不機嫌に顔をしかめたり、混乱したり。<br />
――もしかして、女でしょうか。<br />
それはいけませんね。即刻、左側の部屋に住んでいた化粧の濃かった女みたいに消してやらないと。<br />
健太さんの手をわずらわせたあの女。最期はとってもイイ怯え顔でした。<br />
ああ、そういえば、今日健太さんのお宅に女が不法侵入していましたね。<br />
康美、と健太さんは呼んでいました。妹のようですが、油断はできません。<br />
健太さんの嗜好には近親相姦も含まれています。いけませんよ、健太さん。<br />
あなたの精液は私の子宮を満たすためにあるんですから。<br /><br />
だから、そんな小娘なんか放っておいて、私と一緒になりましょう?<br />
私と、意地悪な妹さん。<br />
どちらと一緒になれば幸せになれるかなんて、コンマ五秒考えるだけでわかるでしょう?<br />
ね、健太さん? 返事は、なんですか?<br />
「……康美だよ」<br /><br />
……………………。<br />
…………、………………え?<br /><br /><br />
374 名前:独人達のクリスマス・イブ ◆Z.OmhTbrSo [sage] 投稿日:2007/12/25(火) 03:22:52
ID:DEL/dzKj<br />
*****<br /><br />
「……ぅぁう、ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ…………あ、……ふぅ。けんた。けんたぁ……」<br />
――健太。今、私の名前を呼んだよね。<br />
不意打ちは、ずるいよ。指が止まんなくなって、潮、吹いちゃった。<br />
枕を噛んでいなかったらイった時の声を聞き取られていた。<br />
あ、でも。その方が良かったかも。<br />
さすがに下着姿で乱れた私を見たら、健太だって盛るはずだもん。<br />
だいたい健太はおかしいよ。妹が一人暮らしの兄の家に来たんだよ?<br />
しかも妹は生意気なことを言っているんだよ?<br />
なんで叱らないのよ。叱ったら――仕返しに、私が健太をいじめながら犯せたのに。<br /><br />
私に彼氏がいるなんて、嘘。<br />
健太がこの部屋に引っ越したとき、つい咄嗟に言ってしまっただけ。<br />
私は男と付き合ったことなんか一度もない。<br />
なんでかって? ――馬鹿ね、健太。あんたを好きだからに決まってるじゃん。<br />
一日中あんたのことを考えていても想いが覚めない。熱が引いていかない。<br />
乳首は硬くなる。あそこは大洪水。足が震えているから立つことも出来ない。<br />
私をこんな体にしたのは健太。あんたなんだから、倒れないように支えなさいよ。<br />
お礼として、この私があんたの欲望を全部受け止めてあげる。<br />
出なくなっても安心なさい。肉がつぶれるまでギチギチに搾り取ってあげる。<br />
そして一生、私無しでは生きていけない体にしてあげる。<br /><br />
ああ――――ん、もう、また。<br />
すぐに健太禁断症状がぶり返してきた。<br />
治すには健太が私を抱かなきゃいけないってのに。<br />
なに? チャット? クリスマスイブになに暗いことしてんのよ。<br />
ここに熟れている女がいるでしょうが。<br />
いつまで経っても恋人を作らない姿勢は褒めてやってもいいけど、私を抱こうとしないところはマイナスだわ。<br /><br />
私の言ったことを真に受けてんじゃないわよ。<br />
部屋に入るな? 入って来ていいよカモン、って解釈しなさい。<br />
入ってきたら、クリスマスが来る度に私の体を求めて勃起するように調教してやるわ。<br />
一度狂いそうなほどの快楽に染め上げてイかせて、その後はずっと出させない。<br />
我慢汁でベトベトになって、惨めな気分で夜を迎え、目の前で私に自慰してるところを見せつけられて。<br />
手、いや腰だけでも動けば楽になれるのに、縛られているからそれもできない。<br />
気づいたら、奴隷になってもいいです、だからセックスさせてください、って言うようになっているわ。<br />
健太、それが正しい姿なのよ。私が女王で、あんたが奴隷。<br />
あんたは私に絶対服従。嬉しいでしょ? 私は嬉しいわ。すぐに健太も同じ気持ちになる。 <br /><br />
もし今日、健太が女を連れてきていたら、持ってきたナイフで追い返すつもりだった。<br />
それか、こちらに圧倒的に有利な状況に追い込み、二度と近づかないよう脅す。<br />
私は中学校に上がったころから繰り返しているから、ま、甘ちゃんなら百パーセント黙らせることができる。<br />
それでも口を開くんだったら――そうだね。二度として口とまぶたが開かないようにしてやるよ。<br />
健太を奪おうとする奴は、万死に値する。健太の意志も体も全て私のもの。<br />
それが私の思っていることの全てだよ、健太。<br /><br /><br />
375 名前:独人達のクリスマス・イブ ◆Z.OmhTbrSo [sage] 投稿日:2007/12/25(火) 03:24:30
ID:DEL/dzKj<br />
「あ……ん、だめよ、ぉ…………健太、けんたぁ」<br />
好き。世界中に存在するどんな存在よりも健太が好き。<br />
欲しい。何を犠牲にしても手に入れたい。<br />
「いつまで、耐えろっての、……よ。この無礼者ぉ……、あんたは私の所有物なんだから。<br />
従い、なさい、よお…………ぅうん……くぅはっ、ああああぁ……ふぅっ、はあぁ……」<br />
愛液が腕を伝う。腰を上げているから、腕から肩へと流れていく。<br />
今この状態で健太に突かせてやったら、きっと狂ってしまう。<br />
ああ、でも。いつか必ずその日はやってくる。<br />
健太があんな奴で、私が健太に誰も近づかせないようにしたら。<br />
「もう……なんで、このわたしがぁ…………そんなことしなくちゃいけない、のよおぉ……。<br />
ひくっ、ぃひん…………健太……あんたのこと、好きになる女なんか、いやしない。<br />
だから、……っあ、ぁ、私のところに、来なさい。幸せってやつを、嫌になるほどに、体験させてあげる」<br />
今すぐ来なさい。<br />
人が幸せになれる道なんか、限られて居るんだから。<br />
「やんっ、やん、やあぁぁぁっ、……けん、た……もう、もお…………だ、めえぇぇぇ……」<br />
枕を噛みしめる。声を絞り、目を強く瞑る。<br /><br />
想いが爆発した。絶頂に達し、体のあちこちから熱が吐き出される。<br /><br />
あううううう……。健太の家に来るの久々だから、ついついしすぎてしまった。<br />
こんなことを繰り返していたら、いい加減にもたなくなる。体も心も。<br />
私の意志は折れないけど、どうしても重みってものがあるから。<br /><br />
今日はちょっとはしゃぎすぎた。寝よう。<br />
おやすみ、健太。<br />
ちゃんと布団を被って寝なさいよ。あんたは夜更かししては、布団も被らずに眠るんだから。<br />
風邪なんか引かれたら、私の方が困るんだから――ちゃんとしなさい。<br /><br />
私の奴隷は、私にふさわしい人間でなくちゃいけないんだからね。<br /><br /><br />
-----<br /><br />
投下終了です。<br /><br />
ちなみに、ヒロインたちの名前の読みは、<br />
美濃口(みのぐち)、康美(やすみ)、凪峰(なぎみね)です。 <br /><br /><br />
376 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/25(火) 03:46:39 ID:/C+mi5p2<br />
リアルタイムGJ!<br />
まさしくヤンデレ包囲網!<br />
こんな時間に投下があるとは…<br />
食い過ぎで眠れなかったのが幸いした<br /><br />
377 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/25(火) 04:35:12 ID:2G60kFWd<br />
いやーなんというか…GJというもおろかなり、という感じで。すばらしい。<br />
こんなに良質なものが読めるとは、クリスマスとは良いものだ。www<br /><br />
378 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/25(火) 07:39:01 ID:JMe+VNBr<br />
超GJっす!<br /><br />
何と言うヤンデレトライアングル!<br /><br />
そのデルタ地帯の中心に立ってみたいもんだ!<br /><br /><br />
>>375とヤンデレの神よ…朝からのクリスマスプレゼントをありがとう!<br /><br /><br />
379 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/25(火) 08:57:07 ID:2x+y27H1<br />
>>375<br />
GJGJ<br />
凪峰の錯乱っぷりに激しく萌えた<br /><br />
380 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/25(火) 14:16:45 ID:xEmmcFYW<br />
主人公死亡確定だな<br /><br />
381 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/25(火) 14:57:42 ID:RD/PwyQj<br />
GJ!<br /><br />
382 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/25(火) 15:39:58 ID:tyinm+zh<br />
GJ過ぎる<br />
どうみても助かるルートは残されていません<br /><br />
383 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/25(火) 16:28:20 ID:nYaYkfTn<br />
>>375<br />
GJ!<br />
美濃口さんのナイスなタイミングに萌えた<br /><br />
384 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/25(火) 17:37:13 ID:1aokc+fs<br />
>>375<br />
神様、続きが読みたいでございます(´・ω・`)<br /><br />
385 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/25(火) 18:43:03 ID:thNMXkqL<br />
一人さびしく店でケーキ食ったあと家でうんこしてたら隣のアパートのやつが<br />
「どこ行ってたの・・・他の女と会うなんて許さない」<br />
ってナイフ持ってトイレのドアをドンドン叩いてきやがった、なんだよ(´・ω・`)<br /><br />
↑こんなやつがいまごろ1人2人居るんだろうな~。<br /><br />
386 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/25(火) 23:48:23 ID:C22E1wki<br />
さあお前ら絶望の日が終わろうとしている<br />
今年も職人のクリスマスプレゼントのおかげで乗り切ることが出来そうだ<br /><br />
387 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 09:24:47 ID:adNJLq+Y<br />
職人に感謝<br /><br />
388 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 12:00:19 ID:yg9l8WxM<br />
えらい住人が少ないな・・・。<br />
まさかここの住人ども全員ヤンデレに殺されたか?<br /><br />
389 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 13:18:11 ID:y1JXk7Rj<br />
いるお<br /><br />
昨日バイト先に従姉妹が来て奢る羽目になったのは俺だけかもしれんが<br /><br />
フラグ?ねーよwwwwwww<br /><br />
390 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 13:21:19 ID:IX73kyAy<br />
>>388<br />
奴らはな・・・・、自分の脳内の存在にしか過ぎなかった彼女たちに取り込まれてしまったんだ・・・<br /><br />
391 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 13:55:23 ID:+Cp6Zdjt<br />
実家に3年ぶりに帰ってみたら妹が俺よりでかくなってた(身長も体重も)。<br />
完全にキモウトフラグが消えたぜ。妄想に集中しよう。<br /><br />
392 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/12/26(水) 14:27:27 ID:hqJkxkuE<br />
ほしゅ<br /><br />
393 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/12/26(水) 16:05:12 ID:eNrdxmvS<br />
hoshu<br /><br />
394 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/12/26(水) 17:18:15 ID:PlTVnskB<br />
保守<br /><br />
395 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 19:56:04 ID:jmYI86k8<br />
>>391<br />
「れろ、ちゅぷ、ずっと、じゅぶ、ずっとこういう風にしたかったんだよ……」<br />
妹が兄の顔を嘗め回しながらささやいた。<br />
逃げようとしてもその両手首は妹の右手にしっかり握られていて動かせない。<br />
「寝てる間に、じゅる、キスするだけじゃたりなくってぇ……」<br />
驚いて妹をまじまじと見た途端、唇を吸われた。<br />
「じゅるるぅぅぅ……、っぷはぁ。うふふ、驚いたぁ?キスだけじゃなくって、お兄ちゃんのおちんちんの味だって知ってるんだよ」<br />
妹はでもぉ……とささやいて、左手で兄の股間をなでさする。<br />
「やっぱりおきてる時じゃないとお兄ちゃんの泣き顔は見られないモンね」<br />
兄は下腹部の鈍痛にうめき声を上げた。<br />
妹が兄の睾丸を握り締めたのだ。<br />
「んっふふぅ、いたい?くやしい?屈辱的でしょぉ?妹に押さえつけられて身動きも取れないなんて」<br />
淫蕩な微笑を浮かべて兄の怯えた顔をうかがう。<br />
「ずっとこうしてやるつもりで体を鍛えてたんだよ。いつかお兄ちゃんをレイプして泣かせてやろうって」<br />
ゆっくりと兄のズボンをおろしていく。<br />
「そしたらこんなにおっきくなっちゃったんだぁ。ぜぇーんぶ、お兄ちゃんのためなんだよ」<br />
今や兄よりも大きく重くなった妹が、兄の肉体と精神を侵しつつあった。<br />
「だからぁ・・・、いっぱい泣いて、いっぱい射精して、いっぱいいっぱい、私を褒めてね?」<br />
トランクスを引きちぎり、萎縮したままの性器を取り出して指先でもてあそぶ。<br />
「あはぁ、お兄ちゃんのおちんちん、こんなにちっちゃいんじゃ壊れちゃうかもね」<br /><br />
396 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/12/26(水) 20:32:56 ID:imijhGqI<br />
ショタ兄、大妹か<br />
最高じゃないか<br /><br />
397 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/12/26(水) 20:44:44 ID:qYpjCtXd<br />
>>396<br />
大妹ってあの一部の特殊性癖の方々にウケたエロ漫画?<br /><br />
398 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 20:59:28 ID:rHGQ5iK+<br />
それを知る者が3人集まれば、もはや特殊ではない。<br /><br />
399 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 21:12:37 ID:l91SyT2T<br />
>>395<br />
妹の指先は女のものとは思えないほどに固い。<br />
>>391より年下の少女ならば、爪にマニキュアなどをしていてもおかしくない年である。<br />
だが、>>391の上に乗り、彼の動きを支配している少女にその例は当てはまらない。<br />
砂を詰めた樽に向け、ひたすら指突を繰り返してきた。<br />
もはや妹は、三年前のかよわい少女とは違う。<br />
>>391や、彼の家族の生きる場所とは別の世界――人外たちが居る世界に住んでいるのだ。<br /><br />
鍛え抜かれた指先は>>391の鈴口を不器用に弄る。<br />
「ここから、お兄ちゃんの精子が出てくるんだよね? どびゅどびゅ、って。<br />
でもこんなに出口が狭かったら出てくる量も少ないんじゃないの? あ……そうだ」<br />
短く切られた爪先が、尿道に入り込もうとしている。<br />
妹は人差し指を小刻みに揺らす。>>391が苦痛のあまり悲鳴をあげる。<br />
「出口をおっきくしたら、体が適応しようとして、出てくる量も増えてくるはずだよ。<br />
私がお兄ちゃんのムスコさんを鍛えてあげる。一人前、ううん十人前ぐらいにしてあげる」<br />
妹が語っているのは、己が身をもって得た経験に基づき、閃いた論理であった。<br />
人は環境に慣れる。たとえば腹筋に蹴りを打たれ続ければ、筋繊維がより強固に結びつく。<br />
>>391の男性器も同じように修練を積めば、より固く、より太く、より強くなるはずだ。<br /><br />
妹の瞳に嗜虐心とは別の色が宿った。厳しく見守ろうとする、親獅子の瞳。<br />
彼女の師匠――高地に住まい、修練を呼吸のように行う老師の目と同じである。<br />
妹は、>>391の肉棒を鍛え抜こうと考えている。<br />
兄である>>391のために。そして何よりも、己の身を常に蝕む、肉欲からくる疼痛を安らげるために。<br /><br />
しかし、妹は気づいた。兄の肉棒を鍛えて強くしてやっても、あまり面白くない。<br />
兄は自分より弱くはなっても、強くなってはならない。<br />
常に自分が高い位置から見下ろしてこそ、妹の征服欲は満たされるのである。<br />
「やっぱり、こっちの方がいいよね。……お兄ちゃんも、そうでしょう?」<br /><br />
妹が>>391の股間に身を滑り込ませた。<br />
そして兄の一物を味わい尽くすため、大口を開けた。<br />
身を襲う恐怖により、妹が自分の肉棒を食いちぎろうとしたのかと、>>391には見えた。<br />
しかし、実際はそうではない。<br />
「ん、ちゅ……はぅ、んん……お兄ちゃぁん。美味しいよぅ……すっごい久しぶり。<br />
なんだか、これだけでイっちゃいそ…………んぷぁ、はぅん……」<br />
肉棒が、根本から先端へ向けて舐めあげられる。<br />
>>391は瞳を閉じて耐える。妹が自分の肉棒を舐めるところなど見たくない。<br />
それに、目を固く瞑って、歯を食いしばっていなければ快楽に負けてしまいそうだった。<br /><br />
肉棒を口に含みながら、妹は兄の顔を見やる。<br /><br />
――お兄ちゃん、可愛い。<br /><br />
胸の中に暖かな気持ちが湧き起こる。妹は舌の動きをさらに早める。<br />
三年前に自分より強かった兄は、今の自分に犯されている。<br />
血反吐を吐くまで取り組んだ修練が実を結んだのだと、妹は初めて実感した。<br /><br /><br /><br />
400 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 21:50:08 ID:lzNSqjja<br />
よろしければリレーは勘弁していただけるかしら<br /><br />
401 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 22:22:26 ID:l91SyT2T<br />
ごめんなさい。<br /><br />
402 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 22:43:41 ID:5/dkDKdA<br />
保守<br /><br />
403 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 23:31:12 ID:IX73kyAy<br />
この前のスレもそうだけど、流れ変えないでリレーやるには構わないけど<br />
人外がどうだのみたいな、自分が満足するような奴ばっか書かないでもらえるかな?<br /><br />
404 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/27(木) 01:00:26 ID:X1XOdNB3<br />
なんでもいいが自分が気に入らないなら黙ってろ<br /><br />
405 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/27(木) 08:03:25 ID:WcZfxW9w<br />
そういや、ファンタジー系は少ないよな。<br />
やっぱ現代じゃなきゃヤンデレは映えにくいキガス<br /><br /><br />
406 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/27(木) 08:55:42 ID:ME7vauW4<br />
>>400>>403<br />
気に入らないなら黙ってろ。嫉妬スレの基地害は帰れ。<br /><br />
407 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/27(木) 09:00:11 ID:i1P65CYE<br />
>>406<br />
自演と擁護を繰り返すがいるので>>406も怪しい<br /><br />
408 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/27(木) 09:36:04 ID:PCfs79zH<br />
保守<br /><br />
409 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/27(木) 09:40:47 ID:aegCjSpR<br />
ヤンデレに掻き回し過ぎでゲル状になった納豆くらいの濃度で愛されたい<br /><br />
410 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/27(木) 13:35:57 ID:Es6DF5UZ<br />
>>409<br />
その濃度は一生監禁される可能性があるから危険だ<br />
俺は練りまくった水飴くらいの濃度で愛されたい<br /><br />
411 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/27(木) 14:54:17 ID:ME7vauW4<br />
>>409<br />
体臭のひどいヤンデレだなw<br />
>>410<br />
甘いヤンデレか。<br /><br />
412 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/27(木) 14:59:21 ID:PHBnFRcd<br />
>>410<br />
五十歩百歩でどんぐりの背比べな気がする、があえて続けヨウ<br /><br />
俺は製造機に規定量無視の砂糖を入れて作る、一部とけ切らずに食べるとガチガチいうような甘さで、特大サイズの『わたがし』みたいなヤンデレが欲しい<br />
一口目は甘い人だなと思い、<br />
中頃は喰い辛い(引くor飽きる)と感じ、<br />
終盤は腹いっぱい(勘弁して欲しい)になって、<br />
最後は割り箸が喉に刺さって心中エンド。<br /><br /><br />
413 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/27(木) 16:10:12 ID:1sjqPpIe<br />
まあ待ちなよ。<br />
好みがあるから何とも言い難いんだが・・・<br /><br /><br /><br />
あっさり味ヤンデレって<br />
今まであったの?<br /><br />
414 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/27(木) 17:17:11 ID:aegCjSpR<br />
あっさり京風ヤンデレ?<br /><br />
415 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/27(木) 17:29:17 ID:WRLpj29U<br />
>>413<br />
シャッホ~の楓とか、わりと薄味だと思うけど<br />
先輩に稟のことを任せずに軟禁やら目の前でリスカするなりして何らかの形で繋ぎ止めるよう足掻いて欲しかったなぁ<br /><br />
416 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/27(木) 19:13:35 ID:Es6DF5UZ<br />
ヤンデレって大抵は味にクセがあるもんだよな<br />
しかし、途中まで激辛でもラストがサッパリアッサリしてるので挙げるならアニメ版スクデイかな?<br /><br />
誠の首から下がサッパリしてアッサリと二人死んだし<br />
んで後味もスッキリとnice boat<br />
あれ? 違う?<br /><br />
417 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/27(木) 20:10:55 ID:cDWcAWwF<br />
スッキリしすぎて胃が痛くなったがな<br /><br />
418 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/27(木) 21:10:13 ID:qZ0UEI1N<br />
人妻のヤンデレっていそういないなぁ<br /><br />
419 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/27(木) 21:14:28 ID:cPCksmwl<br />
夫に執着する妻はむしろ三次のが多そうだな<br /><br />
420 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/27(木) 23:24:17 ID:ME7vauW4<br />
ヤンデレが母親になると子供に嫉妬するから世間ではDQNになっちゃうよね。<br /><br />
421 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/27(木) 23:28:23 ID:VmOrBFBf<br />
>>420<br />
『ヤンデレ家族と傍観者の兄』のママとかがいい例だな<br /><br />
422 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/28(金) 00:05:44 ID:ZnAYKbPo<br />
>>418<br />
むしろ「どうしてよっ!あの女とは離婚するって言ったじゃないっ!」<br />
みたいな感じが萌える。<br /><br />
423 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/28(金) 00:13:40 ID:LjcEbJnM<br />
『ただ純粋に愛を求めた。それ故に幾多の悲劇を生んだ』<br />
某レンストの某ライダーのテキストより<br /><br />
424 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/28(金) 09:56:29 ID:IsejAOoZ<br />
未完だが前の保管庫の「夫が隣に住んでいます」が人妻ヤンデレじゃないか?<br /><br />
続き読みたいなあ<br /><br />
425 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/28(金) 17:30:12 ID:BGMYhAR7<br />
くいずです<br /><br />
さいおんじさんの いちばん たいせつなもの なーんだ<br /><br />
ひんと すでになくなっています<br /><br />
426 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/28(金) 18:55:56 ID:S3xkcMDn<br />
そういえば、ま(ryみたいな主人公ってまだこのスレの長編SSにはでてきてないね。<br />
短編ならあったみたいだけど。<br /><br />
みんなは最低主人公が出てくるSSとか、好き?<br /><br />
427 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/28(金) 20:21:46 ID:FRvDcKtf<br />
嫉妬スレみたいなSSなら最高なんだが、ヤンデレのSSではタブーだな<br /><br />
428 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/28(金) 20:27:00 ID:HMJ6bKGq<br />
嫉妬する主人公はきもすぎて嘔吐しそう<br /><br />
429 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/28(金) 20:35:26 ID:AjtVvOK+<br />
ふと思った<br />
主人公が誰かに殺されそうになってる場面に<br />
ヤンデレヒロインが来たら<br />
主人公を殺そうとしてるやつを殺そうとするのか<br />
主人公を助けるのか<br />
どっちなんだろうな<br /><br />
430 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/28(金) 20:45:03 ID:CVHfK+vv<br />
>>429<br />
殺そうとしてる奴を殺して主人公を助けるだけじゃね?<br />
まあ助けたあと、フィーバーしちゃったヤンデレさんからイロイロ病んだ要求がありそうだが……。<br /><br /><br />
431 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 01:27:34 ID:DTQZUZ5z<br />
ヤンデレに凝った背中を踏んでもらいたい…。<br />
で、わざと他の女の名前を呟いてそのまま調教されたい<br /><br />
432 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 06:03:31 ID:SeV/pyue<br />
間違えて殺されたらどうするW<br /><br />
433 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 07:29:28 ID:byAMJ1pq<br />
間違えても殺したりはしないだろ。<br /><br />
調教された男が真の意味で生きていると言えるかは知らんが。<br /><br />
434 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 07:40:00 ID:AY+8ItfK<br />
目は死んでるよな<br /><br />
435 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 09:01:13 ID:tcwwq0LE<br />
傍観者の方が良いって奴はこの板には少ないのかね<br />
(´・ω・`)<br /><br />
436 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 10:37:20 ID:SeV/pyue<br />
傍観者がいいかはわからんが取り敢えずま(ryみたいにはなりたくない。<br /><br />
437 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 15:16:09 ID:LP5sDBXP<br />
>>435<br />
被害者(候補)にはなりたくないね、某SSの兄みたいに。<br /><br />
438 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 19:10:31 ID:AY+8ItfK<br />
>>435<br />
1スレから居るけれど結構多そう。<br />
ただ、主人公をそのポジションに持っていくのが好きってのは少ない。<br /><br />
439 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 19:39:50 ID:tcwwq0LE<br />
話題を見てると傍観者がいいって奴が少ないのかと思ったが<br />
結構多そうなのか<br /><br /><br /><br />
ID変わってるかもしれんが、気にしたら負けだからな<br /><br />
440 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 19:42:37 ID:DTQZUZ5z<br />
>>439<br />
お前のIDかっこいいな<br /><br />
441 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 20:05:09 ID:viWA376p<br />
俺は傍観者よりも当事者の方が好きだが<br /><br />
442 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 20:09:11 ID:zqdQrNC0<br />
ヤンデレに愛されたいから俺も当事者の方が好きだ<br /><br />
443 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 20:12:09 ID:tcwwq0LE<br />
あっ<br />
傍観者だったらヤンデレに愛されない事に今気付いたorz<br /><br />
444 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 20:14:32 ID:GO6W2deD<br />
当事者だったら喜んでやっちまうから話にならねえよ<br /><br />
445 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 20:15:38 ID:CrgYVPsI<br />
愛されもせず場合によっては利用されて不要になったら捨てられる<br />
それぐらいだったら殺されたとしても当事者になりたい<br /><br />
446 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 21:25:35 ID:W/cDpDam<br />
ヤンデレは告白→奉仕が王道だと思う、ていうか誰か書いてくれ<br /><br />
447 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 22:10:34 ID:SeV/pyue<br />
>>446<br />
告白→奉仕だとヤンデレ要素が無いぞ<br /><br />
448 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 22:13:04 ID:tcwwq0LE<br />
奉仕→告白→ヤンが個人的に(ry<br /><br />
449 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 22:16:26 ID:Pkyl/kmm<br />
友達→告白→病む<br /><br />
450 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/29(土) 23:36:01 ID:DTQZUZ5z<br />
私がヤンデレの告白を辞することで、この混乱に収集をつけると、いうことであります<br /><br />
と、前の総理大臣なら言うかもわからんね<br /><br />
451 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/30(日) 00:04:01 ID:H1AURB1p<br />
>>450<br />
死亡フラグの予感<br /><br />
452 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/31(月) 06:29:53 ID:CEpg3Sr6<br />
ヤンデレに足コキされたい<br /><br />
453 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/31(月) 10:27:55 ID:YUPUgmlD<br />
ヤンデレは好きな人の精子がムダになるようなことはしないと思います<br /><br />
454 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/31(月) 11:24:14 ID:U8x0PiLG<br />
同意<br /><br />
455 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/31(月) 14:21:01 ID:CEpg3Sr6<br />
いや、お仕置きとかさ…。<br /><br />
すまん俺が悪かった<br /><br />
456 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/31(月) 17:32:40 ID:otx3NY0A<br />
つか、最近ヤンデレが頭のおかしい女とごっちゃにされててなんかピンとこないな…<br /><br />
457 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/31(月) 17:48:57 ID:U8x0PiLG<br />
レナがとか朝倉がヤンデレとかね……<br />
デレドコー?<br /><br />
458 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/31(月) 17:54:13 ID:9qM/xYKk<br />
それくらいならまだしも、最近なんてメンヘラ女自称で自分のことがヤンデレだって言うんだぜ?<br />
殺意が沸くわ<br /><br />
459 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/31(月) 18:11:02 ID:CEpg3Sr6<br />
デレ分が報われずに、少しずつ歪んでいく愛?<br /><br />
460 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/31(月) 19:58:24 ID:9REkz5Y+<br />
とりあえずヤンデレは二次だから萌える<br />
個人的に芙蓉楓様こそが至高<br /><br />
461 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/31(月) 20:16:07 ID:U8x0PiLG<br />
三次元のヤンデレはどうなんだろうな<br />
貧弱な妄想力じゃ想像出来ないわw<br /><br />
462 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/31(月) 20:51:58 ID:V/eb/Cti<br />
この前門板の百合スレで「キ○ガイが恋したらヤンデレ」とか言ったやつが居て一悶着起きたな。<br /><br /><br />
463 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/31(月) 23:12:39 ID:otx3NY0A<br />
俺はヤンデレ=凶器みたいな認識さえどうかなと思ってるよ<br />
別に包丁とかなくてもヤンデレ足りうるし<br /><br />
464 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/12/31(月) 23:26:25 ID:U8x0PiLG<br />
確かに=ではないが<br /><br />
殺人という形が分かりやすいとは言えるだろ<br /><br />
465 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 01:13:41 ID:RoJpNKiy<br />
あけおめ<br />
今年初カキコ<br /><br />
今夜はヤンデレ娘があけおめメールの返事がこないことに狼狽し、<br />
勝手につくった合鍵で男の家に侵入する夢が見られますように。<br /><br />
466 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 05:48:38 ID:ttb0PVcU<br />
あけおめ<br /><br />
>>464<br />
通りすがりだが、殺人がヤンデレだと思ってる君は、勘違いしてる可能性が高い<br /><br />
467 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 09:25:23 ID:FLXYhdBh<br />
》466<br />
いや、分かりやすい形ではあると言いたいだけだよ<br /><br />
ヤンデレの「ヤン」の部分は<br />
自分的に異常、狂気みたいなもんだと思ってるんだが……勘違いか?<br /><br /><br />
468 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 09:45:34 ID:XY6+rRBq<br />
狂人デレとヤンデレは非なるもの<br />
ヤンデレは愛によって精神的に病んでるのであって、狂人が恋をするのとは別物<br /><br />
469 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 10:49:00 ID:M6ywAIdX<br />
あけおめ<br /><br />
>>452<br />
こんな感じ?<br /><br /><br /><br />
「○○くん、『私の事嫌い』とか『もう付きまとうな!』とか言ってたよね?さっき<br />
でも○○くん、あたしの足でこんなにオチンチン大きくしちゃって……ふふ、やっぱり私の事が……」<br /><br />
メールでヤン子に呼び出された俺は、学校の体育館倉庫に呼ばれた。<br />
体育館倉庫には、体操着を着用したヤン子が立っていた。<br />
ヤン子にいきなり俺の両手を握り、「ず~っと好きです付き合ってください」と<br />
今時、エロゲーでもそんなセリフ吐かねぇ~よっと思うようなとってもベタベタ告白をしてきた。<br />
もちろん俺の答えはNO。なぜならこんな根暗と付き合ったらクラスの笑いものだ。<br />
それに俺には、高島さんという(まだ片思いだけど)愛する人がいるからだ。<br />
ヤン子は、告白を断られるといきなり俺にスタンガンを突きつけた。俺は、ショックで気を失った。<br />
気が付くと俺は、手足を縛られ、ヤン子の足にチンポをシゴかれていた。<br /><br />
470 名前:きゃの十三 ◆DT08VUwMk2 [sage] 投稿日:2008/01/01(火) 10:51:16 ID:M6ywAIdX<br />
「おい!これはずせよ!!聞いてるのか?この狂女!キチガイ!被爆星人!!」<br />
「えへっへへへ、駄目だよぉ~○○くん それ全部、放送禁止用語だよぉ~」<br />
「あっ!ゴメン……じゃねぇ~よ!!その汚い足どけろよ!」<br />
「へへへ、素直じゃないなぁ~ いいのかなぁ~?どけちゃって」<br />
確かに今、止めてもらうととっても物寂しい<br />
…が、コイツにいいようにされるのは、もっと嫌だ<br />
「もぉ~、素直じゃない○○くんは、こうなんだから」<br />
いきなりヤン子の足の上下運動が激しくなる<br />
ヤバイ…このままだと俺は、ヤン子の足でイってしまう<br />
イキそうになった瞬間、ヤン子は、俺のチンポから足を離した。<br />
「え?……なんで?」<br />
「ふふ……ほぉ~ら、やっぱり○○くん、わたしで感じたんだ<br />
もう嫌がるふりをしても無駄だよ?ほらほらこんなにオチンチン、濡らしちゃって♪」<br />
ヤン子は、妖しく微笑みながら俺のチンポを擦った。<br />
「ふふっ、目が血走ってきたね、○○くんの本心…私の事、本当は好きなんでしょ?<br />
つづきしたいんでしょ?だったら『付き合って』って言ってよ!好きだって言って!<br />
ずっと待ってたんだよ?ほら、この長髪だって君が「高島さんの髪って綺麗だよな」って言ってたから<br />
伸ばしたんだよ?この胸だって「牛島先輩みたいな巨乳っていいよな」って言ったから<br />
嫌いな牛乳飲んで大きくしたんだよ?それなのに君は、私の事、振り向いてくれなくって……<br />
ねぇ?もうこれ以上、我慢させないでよ ほらぁ……早く早くぅ♪」<br /><br />
……意識が朦朧とし、中途半端なもどかしさで俺は…俺は……<br /><br />
471 名前:きゃの十三 ◆DT08VUwMk2 [sage] 投稿日:2008/01/01(火) 10:52:05 ID:M6ywAIdX<br />
※ ※ ※ ※ ※<br /><br />
ずぷっ、ずぷぷぷっ……<br /><br />
「ふふ、○○くんのオチンチンおいしぃ~♪」<br /><br /><br />
――俺は、あの日、我慢できずヤン子とつづきをする代わりに交際をした。<br />
思った通り、クラスのみんなは、俺を笑いものにした。でもまぁ約束したんだから仕方がない<br />
あれから毎日、俺は、ヤン子の家に招かれてこのようにヤン子の奉仕を受けている<br /><br />
「あぁ、もう2008年か……」<br />
「○○くん、明けましておめでとうございます」<br />
ヤン子は、俺のチンポを頬ずりながら新年の挨拶をした。<br />
俺は、おもむろにヤン子の顔が隠れるぐらい長い前髪をたくし上げた。<br />
「どうしたの?」<br />
「いや……今、気付いたけど、お前意外とかわいかったんだな」<br /><br />
「えへっえへへへへへ」<br />
――ヤン子は、頬を赤く染めた。<br /><br />
472 名前:きゃの十三 ◆DT08VUwMk2 [sage] 投稿日:2008/01/01(火) 10:56:02 ID:M6ywAIdX<br />
投下終了。<br />
途中、トリップ付け忘れた。<br /><br />
>>453<br />
>>454<br />
の意見を聞いて射精させず焦らしプレイにしてみた。<br /><br />
では、良いお年を<br /><br />
473 名前: 【大吉】 【1241円】 [sage] 投稿日:2008/01/01(火) 13:04:02 ID:WGF5s1p1<br />
ところでこれってどうなんだろう?<br />
個人的にはすごい興味あるのだが・・・<br />
ttp://www.edge-records.jp/title/nemurenai/02yandere.php<br /><br />
474 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 13:07:26 ID:WGF5s1p1<br />
>>472<br />
乙です。<br />
今年もよいヤンデレを<br /><br />
475 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 15:15:23 ID:CxA4CMZ9<br />
>>473<br />
柏木園子が鋸持って惨劇を演じてくれるなら即買う<br /><br />
476 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 15:27:53 ID:KE7nXhbH<br />
おまいらあけおめことよろ。<br /><br />
>>472<br />
乙です<br />
これはいいヘタレ主人公w<br /><br />
477 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 15:29:33 ID:pIXVwpbG<br />
あけおめ<br /><br />
ヤンデレと狂人デレの区別がつかなくなってきた俺の今年の目標は、<br />
ヤンデレの見直しで決定だな。<br />
朝倉涼子、ふつーにヤンデレだと思ってた。<br /><br />
478 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 17:16:45 ID:BnMGt2eB<br />
朝倉にデレがあったっけ<br /><br />
479 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 17:37:17 ID:Sw2gIWXO<br />
無い<br />
ハルヒ厨の妄想<br /><br />
480 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 18:48:06 ID:CuF1tous<br />
愛で俺を殺してほしいんだよ<br /><br />
481 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 19:34:30 ID:sHGfno/i<br />
>>479<br />
つまりデレを脳内で構成していると?<br /><br />
482 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 19:37:10 ID:h1Iw7pYn<br />
ヤンでもいない<br /><br />
483 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 19:41:13 ID:4VJT8VcV<br />
( ^ω^)この話題定期的に上がるNE!>ヤンデレの定義とその対象キャラ<br /><br />
484 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 20:32:18 ID:QBChip56<br />
ヤンデレ大好きな俺だがスクールデイズとかまったく興味沸かない<br /><br />
485 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 21:00:47 ID:lkzUPDw4<br />
主人公が最低の男ってのはちょっと…<br />
それに惚れるヒロインも…<br /><br />
486 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 21:06:48 ID:ACZlPGDO<br />
あれはヤンデレ以前にキャラのモラルや性格が酷いからな<br />
誠と周辺の言動に寄ってたかって病まされた被害者ヤンデレと思った<br /><br />
アニメしか知らんけど<br /><br />
487 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 21:22:43 ID:UuoB0N0A<br />
最低男でもようつべぐらいは見ても損はないよ<br />
鋸とI can flyが有名だけど、果物ナイフ片手に電波力説する場面も十分見る価値あるよ<br /><br />
488 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 21:34:58 ID:02M2Rsy7<br />
芋ENDを見て少し誠が好きになったw<br /><br />
489 名前: 【だん吉】 【975円】 [sage] 投稿日:2008/01/01(火) 22:14:36 ID:KDrDfgx9<br />
>>484<br />
以前別スレにも書いたが吸血姫美夕の「鱗翅の蠱惑」はどうか<br /><br />
490 名前: 【小吉】 【291円】 [sage] 投稿日:2008/01/01(火) 22:21:32 ID:wPMYvahQ<br />
オススメのヤンデレラノベとかある??<br /><br />
491 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 22:32:42 ID:UuoB0N0A<br />
ラノベだから軽いけど、”文学少女“と慟哭の巡礼者の朝倉 美羽とか……<br /><br />
492 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 22:46:15 ID:CuF1tous<br />
DADDYFACE、まだなりかけだが<br /><br />
493 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 23:45:59 ID:EQbvZ16m<br />
明けましておめでとうございます。<br />
今年もよろしくお願いします。<br />
みんなに良いヤンデレが手に入りますように。<br /><br />
494 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/01(火) 23:51:55 ID:9MavT7Ic<br />
アキカン!のなじみんは病むかと思ったら違う方向にキャラがすっ飛んだな…<br /><br />
495 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/02(水) 03:42:43 ID:NH50qYrP<br />
成田良悟の本はヤンデレ出現率高めの気がする<br />
ヤンデレメインじゃないけど<br /><br />
496 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/02(水) 06:41:12 ID:tgYXM4PM<br />
最近ヤンデレに二つのタイプがあるんじゃないかと思い始めた<br /><br />
一つは芙蓉楓様のような恋愛至上主義<br />
もう一つは桂言葉様やマナマナや我妻由乃様みたいな環境的要素が絡むとき<br /><br />
前者は意中の人以外にも頼れる人がありながら、それでも病んでいくもの<br />
後者は男以外に依存するものが殆どない若しくは全くない環境、境遇に置かれたもの<br /><br />
しかし楓様は過去の出来事が関係しているし一概に恋愛至上主義とは言えんかもしれん<br />
でもヤンデレって周囲の環境の影響が大きいみたいだな<br /><br />
497 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2008/01/02(水) 07:18:09 ID:wszZa0lv<br /><br /><br />
498 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/02(水) 07:37:26 ID:cZau1IJy<br />
亀レスで悪いんだが、<br />
>>467<br />
俺が思うに、<br />
主人公に言い寄る自分以外の女に嫉妬して、やがて病んでいってしまうのがヤンデレで、いきなり殺人はおかしいと思ってる。<br />
つまり嫉妬しすぎて、主人公を殺すっていうのは、ひとつの方法ではあるんだけど、<br />
いきなり「あなたのこと好き。だから死んで☆」ってなったら、お前が死ね、ってならないか?ってこと。<br />
主人公に近づく女が憎い→邪魔→でも、思うようにいかない、主人公が振り向いてくれない→主人公にストーカー、メール1000通ほど送信、近づく女を威嚇。 っていう方法もあるだろうし。そっちの方が、殺人なんかで表現するより、十分ヤンデレじゃないか?<br /><br />
可愛い女が殺人=ヤンデレは違うと思う。<br /><br />
まぁ、俺が勝手に思ってるだけかもしれんが。<br /><br /><br />
長文、お目汚しスマソ。ウザって思ったらスルー頼む<br /><br />
499 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/02(水) 09:45:53 ID:huVwzGsP<br />
》498<br />
わざわざthks<br /><br /><br />
今思うとかなり言葉が足りなかったorz<br />
勿論殺人だからこれヤンデレね、<br />
なんて微塵にも思ってない<br /><br />
強すぎる嫉妬が起こすのか<br />
はたまた心が病む故の行動なのかはこの際置いて<br /><br /><br />
ヤンデレは何かしらの異常ともとれる行動を取るのが常だろう?<br /><br />
例えば、主人公の家に監視カメラを設置したり<br />
メールを1000件送信したり<br />
空鍋したり<br />
主人公の前で自殺してみたり<br />
泥棒猫を殺したりするその行動の一環として殺人って分かりやすいよね<br />
と言いたかっただけなんだ<br />
泥棒猫を殺したという例を出したが<br />
殺人からくる動機はどうであれ、やってる事を形だけ言うと殺人だろ?<br />
SS全部読んで多い行動でもあったから<br />
分かりやすい形と言ったわけだ<br /><br />
長文すまん<br />
次から自重する<br /><br />
500 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/02(水) 10:25:43 ID:cZau1IJy<br />
>>499<br />
なるほど。スマソ、俺が先走った解釈をしてたみたいだな…orz<br /><br />
最近、レナや朝倉がヤンデレって言ってる奴よくみるから過敏になってんのかね、俺</p>
<p> </p>