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384 :名無しさん@ピンキー [sage] :2009/08/11(火) 01:52:13 ID:5yK1CkM4 今日は冬美が俺の家に遊びにきた。 リビングに入るなり座り込んで、床に敷いてあるカーペットをなでまわす冬美。 「うわー、ここで裕貴くんはテレビを観たり、音楽を聴いたり、ご飯を食べたりしてるんだね?なんか感動しちゃう!」 この前、来たときも同じ事を言ってたよな。まぁいいんだが。 冬美は立ち上がると薄型のテレビに近付き、テレビの角をつんつんと指でつつく。 「もー、毎日裕貴に見つめられてて羨ましいぞー!がおー!」 これもこの前言ってたよね。うん。がおー、て。 「ね、ね。裕貴くん裕貴くん!」 「ん?なんだよ?」 「うにゅにゅー」と妙な声を出しながら俺に抱きつく冬美。ついで鎖骨に舌を這わせてくる。 「こ…、これが伝説の裕貴エキス…」 「やっすい伝説だな、おい」 「なんという謙遜!そんな日本人的なところも好きだーーー!そしてベッドチェック!」 言い終わるより早く、冬美は隣の部屋に駆け出し、―――転んで床に鼻チューをかます。 「おっ、おい、大丈夫かよ?」 ガバッと身体を起こし、ニヤ~っと笑う冬美。やけに嬉しそうだ。 「んふふ。私が心配で心配で仕方ないみたいだね。んふふふふ」 ある意味な。 冬美はベッドのある隣の部屋に入ると、枕元を凝視する。虫眼鏡で。 「うむむむむ……」 枕の匂いを嗅いだり舐めたり話し掛けたり、マットの柔らかさを確認する為に飛び乗ったり、掛け布団を脚で挟んだり。 もう良いだろうと俺は冬美に言葉を投げる。 「で、採点結果は?」 「うん!さすが私だけの裕貴!満点だよ!お姉ちゃんへの愛が感じられました!」 そうです。これがうちの実姉です。

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