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475 :5~斎藤加奈の5月1日~:2010/03/18(木) 23:49:32 ID:y5mr/T4y ストライク、の文字が画面に出てくる。 「二回連続だよ?すごーい!」 「すごいね~。練習してるの?」 「お、お前まさかこの日のために徹夜で……。」 「してねーわ!ボウリングは得意分野なんだぜ?」 「私、ボウリング強い人好きだよ。」 その風見さんの言葉で、男子の雰囲気が一変した。 なんと、全員が連続でストライクやスペアを出し始めたのだ。 いざ終わってみると、男子全員200超えという恐ろしい成績だった。 「次ゲーセン行かない?」 「いいねいいね、プリクラとろうよ!」 「エアホッケーでトーナメントやろうぜ。」 ボーリングの後はそれぞれ思い思いのゲームを楽しむことになった。 「おい、もうちょっと詰めろって!」 「いや無理。限界。」 「あっ、変なところ触らないでよ!」 「ちょっ、押すなって!」 「俺手しか写ってない……。」 「取り直し取り直し!」 9人でプリクラ撮影という偉業を果たす。 本当に狭かった。 エアホッケー大会は私と風見さんと双葉君の三人がシードであとは適当にトーナメント表を作成。 初戦は魅琴と吉川君と少年A……あの子誰だっけ?魅琴や風見さんのファンクラブの子かな?……が勝ちぬき、二回戦で私と魅琴が戦うことになった。 「ふふ、行くわよ。私の本気を見せてあげるわ。」 「目が怖いよ、目が……。」 魅琴の目が本当に怖かった。 どんより曇っているというか、濁っているというか……。 何かあったのだろうか? 「ふふふ……。罰ゲームに何をさせようかしら……。」 うわごとのようにつぶやくセリフから察するにおそらく、吉川君と何らかの密約を結んだらしい。 多分負けた方が罰ゲーム的な? だからと言ってわざと勝たせてあげるほど、私はやさしくないけど。 100円硬貨を投入して試合開始。 どうやら、先攻は魅琴の方らしい。 「かかってきなさ……」 言い終わる前に私の手の真横を突き抜けて、ゴールの方に何かが入る。 ゴールゴール!という機械音が鳴り響き、点を入れられたことを知る。 「……え?」 「どんどんいくわよ!」 魅琴の新たな一面を知った。 エアホッケーが以上にうまい。 結局、私の試合は魅琴のワンサイドゲームになり、11対0でコールド負けしてしまった。 そこまで燃えなくても。
475 :5~斎藤加奈の5月1日~:2010/03/18(木) 23:49:32 ID:y5mr/T4y ストライク、の文字が画面に出てくる。 「二回連続だよ?すごーい!」 「すごいね~。練習してるの?」 「お、お前まさかこの日のために徹夜で……。」 「してねーわ!ボウリングは得意分野なんだぜ?」 「私、ボウリング強い人好きだよ。」 その風見さんの言葉で、男子の雰囲気が一変した。 なんと、全員が連続でストライクやスペアを出し始めたのだ。 いざ終わってみると、男子全員200超えという恐ろしい成績だった。 「次ゲーセン行かない?」 「いいねいいね、プリクラとろうよ!」 「エアホッケーでトーナメントやろうぜ。」 ボーリングの後はそれぞれ思い思いのゲームを楽しむことになった。 「おい、もうちょっと詰めろって!」 「いや無理。限界。」 「あっ、変なところ触らないでよ!」 「ちょっ、押すなって!」 「俺手しか写ってない……。」 「取り直し取り直し!」 9人でプリクラ撮影という偉業を果たす。 本当に狭かった。 エアホッケー大会は私と風見さんと双葉君の三人がシードであとは適当にトーナメント表を作成。 初戦は魅琴と吉川君と少年A……あの子誰だっけ?魅琴や風見さんのファンクラブの子かな?……が勝ちぬき、二回戦で私と魅琴が戦うことになった。 「ふふ、行くわよ。私の本気を見せてあげるわ。」 「目が怖いよ、目が……。」 魅琴の目が本当に怖かった。 どんより曇っているというか、濁っているというか……。 何かあったのだろうか? 「ふふふ……。罰ゲームに何をさせようかしら……。」 うわごとのようにつぶやくセリフから察するにおそらく、吉川君と何らかの密約を結んだらしい。 多分負けた方が罰ゲーム的な? だからと言ってわざと勝たせてあげるほど、私はやさしくないけど。 100円硬貨を投入して試合開始。 どうやら、先攻は魅琴の方らしい。 「かかってきなさ……」 言い終わる前に私の手の真横を突き抜けて、ゴールの方に何かが入る。 ゴールゴール!という機械音が鳴り響き、点を入れられたことを知る。 「……え?」 「どんどんいくわよ!」 魅琴の新たな一面を知った。 エアホッケーが以上にうまい。 結局、私の試合は魅琴のワンサイドゲームになり、11対0でコールド負けしてしまった。 そこまで燃えなくても。 476 :5~斎藤加奈の5月1日~その2:2010/03/18(木) 23:50:46 ID:y5mr/T4y 次は吉川君と双葉君の試合だ。 開始の機械音が鳴ると同時に、吉川君のシュートが入る。 「俺はこの試合に勝って、来週一週間の昼飯をおごってもらうんだぁぁぁ!」 なるほど、一週間昼ご飯をおごると言って釣ったのか。 予想通りこの試合も吉川君のワンサイドゲームになり、双葉君がコールド負けしていた。 「そ、そんな……。俺のもっとも得意なゲームでコールド負けだと……?!」 「ふっ、かけているものが違うんだよ。」 かけているものが昼ご飯でなければものすごく格好いいセリフを吐いて、吉川君はその場を後にする。 三試合目は風見さんが勝った。 この後、三人でリーグ戦の予定だったが、風見さんが 「絶対勝てないです。」と言って棄権したため、吉川君と魅琴の決勝戦を残すだけになった。 「俺はこの試合に勝って、昼飯代を持って帰るんだ!」 「ふふふ、私に勝てると思ってるのかしら。」 二人が決め台詞を言った後、すぐに試合開始の機械音が鳴る。 「行くぜっ!うおおおぉぉぉぉぉぉ!」 「甘いわね。」 吉川君の渾身のストレートショットを魅琴は軽く受け止める。 「な、何だとっ!」 「次は私の番ね。」 魅琴が普通の人が打つのと殆ど変らない速さでショットを打つ。 「こんなの楽……えぇぇぇ?!」 なんと、ゴール直前で曲がったのだ。 ぐにゃっと。 「そ、そんな馬鹿な?!」 「ふふふ……かけているものが違うのよ。」 魅琴の決め台詞のあと、吉川君もがんばったものの敗北。 どうやら、罰ゲームは後日執行らしい。 可哀想に。

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