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435 :未定:2010/03/18(木) 02:25:29 ID:RMem8h1u 私は朝が嫌いだ。 頭は良く働かないし、これから学校があると思うと憂鬱になる。 朝6時に起床。 7時30分に家を出て。 8時に学校に着く。 その後はくだらない授業を聞き流し。 昼休みになれば購買で買ったパンを食べる。 そしてまた授業。 放課後になれば自宅へ帰り。 コンビニで適当に見繕ったお弁当を食べる。 その後は風呂に入り。 出たら明日の諸用意。 課題なんか出ていたらこの時終わらせる。 そして遅くても12時には就寝する。 これが私「東条 美紀」の日常だ。 至って普通の高校生。 それが私だ。 436 :未定:2010/03/18(木) 02:26:04 ID:RMem8h1u 今は授業中。担当の教師が世界史について授業をしている。 岡部康仁 47歳。温和な教師で、学生にも人気がある。 人間観察は私の趣味だ。 「東条、何年か分かるか?」 「1939年です」 私はさっと答える。 「そうだ、さすがだな」 岡部は私に微笑を浮かべると、全員に視線を戻し授業を続ける。 世界史は好きだった。 世界史が終わり、今は休み時間。 クラスメイト達は幾人かのグループを作り、話に興じる。 ふと、この前読んだSF小説を思い出した。 星間戦争の話だ。星と星が争う壮大なスケールの物語。 とても面白かった。続編があるようだしな、今度買いにいくとするか。 「美紀ぃ」 ノイズが入った。 「用件」 「いきなりですかぁ、少しはゆとりを持ちましょうよぉ」 「用件」 機械的に繰り返す。 「冷たいなぁ、でもそこが良いんですよねぇ」 「3.2.1」 「分かりましたよぉ、言いますぅ。えーとぉ、今度家にぃ」 「却下」 「ひどいなぁ、最後まで言わせましょうよぉ。もしかしたらいい事かもなのにぃ」 溜息をつき、相手の方を向く 「どうせ、家に遊びに来たいとかそういった類のものだろう?」 「その通りぃ♪」 この女は「如月 沙織」 顔は文句の付け所のない美少女で、スタイルも抜群。 成績優秀で、運動もできる。 人当たりは良く、友人も大勢いる。 困った事に、何故かは知らないが私に好意を寄せているのだ。 愛の手紙を貰ったこと34回、告白を受けたこと62回と、異常だ。 「やだ」 「聞こえません」 「お前は小学生か」 「何を言われようが、決意は変わりませんよぉ」 駄目だ、もう我慢できない。 私は顔を伏せた

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